JPH073860Y2 - 粉粒体繰出し装置 - Google Patents

粉粒体繰出し装置

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JPH073860Y2
JPH073860Y2 JP8194089U JP8194089U JPH073860Y2 JP H073860 Y2 JPH073860 Y2 JP H073860Y2 JP 8194089 U JP8194089 U JP 8194089U JP 8194089 U JP8194089 U JP 8194089U JP H073860 Y2 JPH073860 Y2 JP H073860Y2
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裕 高尾
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外周部に粉粒体繰出し用凹部を形成した繰出
しロールを、上方の粉粒体貯留空間に臨む位置と下方の
粉粒体排出空間に臨む位置とに切換回動自在に設け、前
記繰出しロールの外周部に摺接する粉粒体摺切り用ブラ
シ支持部材を介して、繰出しケースに取付けてある粉粒
体繰出し装置に関する。
〔従来の技術〕
上記粉粒体繰出し装置において、従来では、例えば実開
昭60−111624号公報に示されるように、摺切り用ブラシ
は、繰出しケースにスライド自在に挿入装着し、かつ、
締付ボルトで位置調節可能に締付固定するよう構成する
とともに、施肥作業終了時に残留している肥料を排出さ
せる場合は、繰出しロールを回動軸芯方向にスライドさ
せて肥料を排出するよう構成してあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構造は、ブラシの摺接摩耗に伴う位置調節を可
能にしながら、確実な摺接作用を維持できるよう考慮す
るとともに、駆動構造を利用して肥料を確実に排出する
よう考慮したものである。
ところが、前記繰出しロールをスライド移動させる際
に、肥料落下口と繰出しロールの凹部とを精度よく位置
合わせするために設けられた係合部材の係合解除操作を
した後、繰出しロールを横方向にスライドさせる必要が
あるために煩しさがあり、異物の挾み込みによる移動阻
害等の欠点もあった。
本考案は、合理的構造改良によって、上記不具合点を解
消することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、冒頭に記載した粉粒体繰出し装置にお
いて、前記支持部材を、前記ブラシが前記繰出しロール
の外周部に摺接作用する位置と、前記ブラシが前記繰出
しロールから離間する位置とに亘り切換回動自在に、前
記繰出しケースに支持するとともに、前記支持部材を回
動操作するための操作レバーを弾性変形自在に構成し、
前記支持部材を前記作用位置に操作した状態において、
該支持部材を前記繰出しケースに押付ける方向に前記操
作レバーを弾性変形させて固定部に解除自在に係合固定
するよう構成してある点にあり、その作用・効果は次の
通りである。
〔作用〕
つまり、作業終了後に貯留空間に残留している粉粒体を
排出させる場合には、操作レバーを回動操作して、ブラ
シを前記離間位置に切換えることで、前記貯留空間と前
記排出空間とを連通させて粉粒体を排出することができ
る。そして、再度、作業状態に設定する際には、操作レ
バーを回動操作してブラシを摺接作用位置に切換えた後
前記固定部に係合固定することによって、ブラシが操作
レバーの弾性反力によりガタつきなく確実にロール外周
部に摺接作用することになる。
〔考案の効果〕
従って、本考案によれば、ブラシの確実な摺接作用を維
持できるものでありながら操作レバーを回動操作するだ
けの簡単な作業で、作業状態と粉粒体排出状態とに切換
えることが可能となって、繰出しロールを横移動させる
もに較べて作業性が向上するとともに、異物の挾み込み
等のおそれも少なく長期に亘り円滑な操作が可能になっ
た。
又、繰出しロールのスライド移動のためのスペースも不
要で装置の小形化を図れる効果もある。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に本考案に係る粉粒体繰出し装置の一例である施
肥装置(1)を備えた田植機の後部を示している。この
田植機は、走行機体(図外)の後部にリンク機構を介し
て苗植付装置(2)を昇降自在に連結するとともに、苗
植付装置(2)の後方に施肥装置(1)を装備してあ
る。
前記施肥装置(1)は、上部に肥料貯留用ホッパ(3)
を備え、そのホッパ(3)の下方に所定量づつ肥料を繰
出す繰出し部(4)を連設するとともに、その下方に傾
斜案内部(5)(第3図参照)を介して、流下パイプ
(6)の下端部には泥面上に施肥用溝を形成する作溝器
(7)を付設してある。
次に、前記繰出し部(4)について説明する。第1図な
いし第3図に示すように、外周部に肥料繰出し用凹部
(8)を複数形成した繰出しロール(9)を、間欠的に
回動させて、前記凹部(8)が上方の肥料貯留空間に臨
む位置から下方の肥料排出空間に臨む位置に向けて回動
する際に、凹部(8)内に溜められた肥料だけが下方に
繰出されるよう構成してある。
前記繰出しロール(9)は駆動軸(10)に一体回転自在
に外嵌するとともに、苗植付装置(2)における回転式
植付機構(11)の回転ケース(12)の回転中心から偏芯
した位置と、一方向クラッチ(13)を介して駆動軸(1
0)から延出した揺動アーム(14)とを押引ロッド(1
5)を介して枢支連結して、回転ケース(12)の回転駆
動に連動して駆動軸(10)を一定方向に間欠回動させる
よう構成してある。
又、前記繰出しロール(9)の外周部に摺接して凹部
(8)内に溜まった肥料の摺切り作用をするブラシ(1
6)をロール外周部に対して接近離間方向に位置調節自
在に繰出しケース(17)に取付けてある。前記傾斜案内
部(5)の傾斜面には濾過網(18)を張設するととも
に、濾過網(18)の下方には粉状の肥料を貯留する貯留
ケース(19)を設けてあり、流下パイプ(6)内面に粉
状肥料が付着して繰出し機能が低下するのを防止してあ
る。
第5図にも示すように、繰出しロール(9)下方の肥料
排出空間には、落下した肥料を前記濾過網(18)に向け
て流下案内するガイド板(20)を設けてある。このガイ
ド板(20)は、繰出しケース(17)の開放された横一側
面を閉塞する着脱自在な蓋体(21)と繰出しケース(1
7)との間に挾み込んで位置保持するよう構成してあ
る。つまり、前記ガイド板(20)の外方側支持部(20
a)から左右両側に挾持片(22),(22)を延設し、繰
出しケース(17)の開放側端縁に前記挾持片(22),
(22)が嵌まり込む凹部(23),(23)を形成してあ
り、挾持片(22),(22)が凹部(23),(23)に嵌ま
り込んだ状態で蓋体(21)を装着するとガイド板(20)
を挾持固定できるよう構成してある。
前記繰出しロール(9)の外周部には、帯板を屈曲成形
した耐摩耗材から成るシャッタ部材(24)を相対回動自
在に巻回してある。つまり、シャッタ部材(24)は、繰
出しロール(9)と繰出しケース(17)の両側壁(17
a),(17a)との間に相対回動自在に介装した回動部材
(25),(25)にビス止めしてあり、かつ、一方の回動
部材(25)のケース外方側に操作具(26)を取付けてあ
る。
そして操作具(26)を回動操作して、前記凹部(8)上
方を覆う閉塞状態とシャッタ部材(24)に形成した切欠
き(27)によって凹部(8)上方を開放する繰出し作用
状態とに切換えられるように構成してある。
次に、前記ブラシ(16)の取付構造について説明する。
第1図、第2図、第6図に示すように、繰出しケース
(17)に横軸芯(P)周りで回動自在に支持部材(28)
を取付けるとともに、この支持部材(28)に、前記ブラ
シ(16)を植設したブラシ形成部材(29)を進退自在に
支持してある。そして、前記ブラシ形成部材(29)から
一対の弾性変形操作自在な片持ち状舌片(30),(30)
を延設し、各舌片(30),(30)と前記支持部材(28)
との間に、各舌片(30),(30)の弾性変形に伴って係
脱自在な位置調節固定機構(31)を設けてある。詳述す
ると、繰出しケース(17)の左右側壁に亘って回動自在
に並びに挿脱可能に架設した回動支軸(32)に前記支持
部材(28)を一体回動すべく外嵌させるとともに、回動
支軸(32)の一端部をケース外方側に突出させ、支軸回
動操作用操作レバー(33)を取付けてある。そして、こ
の操作レバー(33)を操作して、ブラシ(16)が繰出し
ロール(9)外周部に摺接作用する状態(第1図参照)
と繰出しロール(9)から離間する肥料排出状態(第2
図参照)とに切換自在となるよう構成してある。
前記操作レバー(33)はバネ線材により弾性変形自在に
構成してあり、ブラシ(16)を摺接作用位置に操作した
状態において、前記支持部材(28)を繰出しケース(1
7)に押付ける方向に前記操作レバー(33)を弾性変形
させて繰出しケース(17)に形成した固定部(34)に解
除自在に係合固定できるよう構成してある。
前記支持部材(28)には、小判形の断面形状の回動支軸
(32)が一体回動自在に挿通する小判形の嵌合孔(35)
を形成してあり、回動操作に伴う繰出しケース(17)と
の間の上部側対設部分(36)は、回動に伴う同心円状に
形成してあり、回動操作に伴う肥料の噛み込みによる不
具合を防止するよう考慮してある。
前記位置調節固定機構(31)は、前記各舌片(30),
(30)の外方側上部に形成した細かなピッチの波形成形
部(37),(37)に対向する箇所に形成した波形成形部
(38),(38)とで構成してある。夫々の波形成形部
(37),(38)は同一ピッチでかつ同一形状に構成し、
舌片(30),(30)が自由状態では夫々の波形成形部
(37),(38)が咬合係合してブラシ形成部材(29)の
進退移動を規制するよう構成するとともに、各舌片(3
0),(30)の外方側下部(30a),(30a)を支持部材
(28)から外方に出張る状態にして、人為操作により内
方側につまみ変形可能にしてある。又、各舌片(30),
(30)の内方側には、上記つまみ変形量を前記位置調節
固定機構(31)の係合を解除するだけの必要最少限に規
制するための接当規制部(30b),(30b)を形成してあ
る。
前記支持部材(28)の肥料貯留空間に臨む面(28a)
は、前記摺接作用状態において、繰出しケース(17)の
肥料貯留空間と肥料排出空間とを仕切る漏斗状仕切壁
(39)に形成した切欠き(40)を閉塞して、有効な摺切
り作用を行えるよう構成してあり、又、前記肥料排出状
態においては、前記切欠き(40)を開放して肥料を迅速
に排出できるよう構成してある。そして、前記ブラシ形
成部材(29)をスライド支持する両側壁部(41),(4
1)は、上記空間臨設面(28a)よりも横側に出張る状態
に設けられ、この両側壁部(41),(41)の上部端面
が、前記仕切壁(39)に接当して位置規制し、上記した
ような操作レバー(33)の弾性反力に抗して摺接作用状
態を維持するよう構成してある。
上記したように、肥料繰出し作用状態と残留肥料排出状
態との切換を回動操作のみによって行え、操作性が向上
するとともに、位置固定も回動操作に連なる操作で簡単
に行えるのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る粉粒体繰出し装置の実施例を示し、
第1図は摺接作用状態の要部の縦断側面図、第2図は肥
料排出状態の要部の縦断側面図、第3図は要部の縦断背
面図、第4図は田植機後部の側面図、第5図(イ)はガ
イド板の斜視図、第5図(ロ)はガイド板の背面図、第
6図はブラシ形成部材と支持部材との装着状態を示す図
である。 (8)……凹部、(9)……繰出しロール、(16)……
ブラシ、(17)……繰出しケース、(28)……支持部
材、(33)操作レバー、(34)……固定部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部に粉粒体繰出し用凹部(8)を形成
    した繰出しロール(9)を、上方の粉粒体貯溜空間に臨
    む位置と下方の粉粒体排出空間に臨む位置との切換回動
    自在に設け、前記繰出しロール(9)の外周部に摺接す
    る粉粒体摺切り用ブラシ(16)を、支持部材(28)を介
    して、繰出しケース(17)に取付けてある粉粒体繰出し
    装置であって、 前記支持部材(28)を、前記ブラシ(16)が前記繰出し
    ロール(9)の外周部に摺接作用する位置と、前記ブラ
    シ(16)が前記繰出しロール(9)から離間する位置と
    に亘り切換回動自在に、前記繰出しケース(17)に支持
    するとともに、前記支持部材(28)を回動操作するため
    の操作レバー(33)を弾性変形自在に構成し、前記支持
    部材(28)を前記作用位置に操作した状態において、該
    支持部材(28)を前記繰出しケース(17)に押し付ける
    方向に前記操作レバー(33)を弾性変形させて固定部
    (34)に解除自在に係合固定するよう構成してある粉粒
    体繰出し装置。
JP8194089U 1989-07-11 1989-07-11 粉粒体繰出し装置 Expired - Lifetime JPH073860Y2 (ja)

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JP8194089U JPH073860Y2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11 粉粒体繰出し装置

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JPH0322616U JPH0322616U (ja) 1991-03-08
JPH073860Y2 true JPH073860Y2 (ja) 1995-02-01

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015202101A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 株式会社シマノ 両軸受リールのクラッチ操作部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015202101A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 株式会社シマノ 両軸受リールのクラッチ操作部材

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JPH0322616U (ja) 1991-03-08

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