JPH0738577U - 収納箱付きドアー枠又は袖板及び窓枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 入口のドアー枠又はドアーの袖板の上部又は
窓枠の側面に収納箱を作り付けに設けることにより、室
内の美観を計ると共に地震時の対策を講ずるものであ
り、ひいては建設の経費の節減を計ることにある。 【構成】 玄関のドアー枠の上面に前面に引戸３を設け
た収納箱２を作り付けに設けるか又は、ドアーの袖板の
上面に前面に観音開戸を設けた収納箱を作り付けに設け
るか又は、窓枠の側面に覆蓋を設けた収納箱を作り付け
に設けてなる収納箱付きドアー枠又はドアーの袖板又は
窓枠。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は神社の祠及び御守り札等を収納する収納箱を、ドアー枠又はドアーの 袖板又は窓枠の側面に設けることを特徴とする、収納箱付きドアー枠又は袖板及 び窓枠に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、神棚とか神社の御守り札等は室内の壁の上方に棚を作り、この棚に祠を 載置し、この祠に御神体並びに御守り札等を収納して各家庭に於て夫々、敬神崇 祖の思想の高揚を計ると共に一家の家内安全を祈願する対象としたものであるが 、時代の変遷に伴い家屋の建築様式も大きく変化し、現代に於ては従来の様に室 内の壁に無造作に神棚を作ることは室内の美観を損うばかりでなく、室内の壁の 上部に突出させて神棚に祠を設けるときは地震等の場合に落下する危険を伴うも のである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記の様に現代の建築様式に於ては無造作に室内の壁に神棚を設ける ことは、室内の美観を損うばかりでなく地震時等には反って危険を伴うものであ るという見地から、神棚を設ける位置を変える必要があるものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は従来の神棚に上記の様な欠点があるのに鑑み、神棚の収納箱をドアー の枠の上部に作り付けに設けるか又は、ドアーの袖板の上部に作り付けに設ける か或いは又、窓枠の側面に作り付けに設けることにより、室内の美観を損うこと なく然も地震に対する対策にもなり得るものであり又、作り付けてあるから経費 の節減にもなるものであるから、今後の神棚のあり方として注目される効果を有 するものである。

【０００５】

【作用】

本考案は神棚（神社の祠）とか神社の御札等を収納する収納箱を入口のドアー 枠の上部に設けるか又は、ドアーの袖板の上部に設けるか又は窓枠の側面に設け ることにより、神棚とか祠とか神社の御守り札等を作り付けの収容箱内に収容す ることも取出すことも収納箱の前面に設けた引戸を開けるか又は、収納箱の前面 に設けた観音開戸を開くか或いは又、窓枠の側面に付設した収納箱の蓋を開放す ることにより容易に行うことが出来るものであり、然も収納箱は作り付けに設け てあるから室内の美観を損うことなく反って室内の美観を助長する効果を有する ものである。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施の一例を示せば下記の通りである。

【０００７】 図中、１は入口のドアー枠であり、２は収納箱でドアー枠１の上部に埋設して あり、収納箱の前面には左右に開く引戸３・３が設けてあり、内部には神社の祠 とか神社の御札等が収容されるものである。４はドアーの袖板で、その上部に設 けた収納箱２の前面には観音開戸５・５が設けてある。６は窓枠で、この窓枠の 側面に収納箱２を付設し、之に蓋７が設けてある。

【０００８】 尚、上記収納箱は原則として作り付けのものであるから、室内の美観を損う虞 もなく、然も地震に対する対策としても有効な効果を発揮するばかりでなく室内 に神棚を特設する経費の節減をも計り得るものである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は上記の様に入口のドアー枠の上部とかドアー枠の袖板又は窓枠の側面 に収納箱を設け、之に神社の祠とか御守り札等を収納するもので、取出しも収納 も容易であり然も之等収納箱は原則として作り付けであるから、室内を広く使用 することが出来ると共に美観を損うことなく、然も地震に対する対策も容易に行 われると共に収納箱は作り付けであるから経費の節減をも計ることが出来る大き な効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】入口ドアーの枠の上部に収納箱を設けた状態を
示す正面図である。

【図２】図１に示すＡ−Ａ線の断面図である。

【図３】図１に示すＢ−Ｂ線の断面図である。

【図４】ドアーの袖板の上部に収納箱を設けた状態を示
す正面図である。

【図５】図４に示すＣ−Ｃ線の断面図である。

【図６】図４に示すＤ−Ｄ線の断面図である。

【図７】窓枠の側面に収納箱を設けた状態を示す正面図
である。

【図８】図７に示すＥ−Ｅ線の断面図である。

【図９】図７に示すＦ−Ｆ線の断面図である。

【符号の説明】

１ 入口のドアー枠 ２ 収納箱 ３ 引戸 ４ ドアーの袖板 ５ 観音開戸 ６ 窓枠 ７ 蓋

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 玄関のドアー枠の上面に前面に引戸を設
   けた収納箱を埋設するか又は、ドアーに於ける袖板の上
   部に前面に観音開戸を設けた収納箱を埋設するか又は、
   窓枠の側面に開戸付収納箱を設けてなる収納箱付きドア
   ー枠又は袖板及び窓枠。