JPH0738542A - 送受信回路 - Google Patents

送受信回路

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JPH0738542A
JPH0738542A JP5179127A JP17912793A JPH0738542A JP H0738542 A JPH0738542 A JP H0738542A JP 5179127 A JP5179127 A JP 5179127A JP 17912793 A JP17912793 A JP 17912793A JP H0738542 A JPH0738542 A JP H0738542A
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex

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  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信信号の論理判定を正確に行うことがで
き、全2重同時双方向通信において高い信頼性を確保す
ること。 【構成】 1本の伝送路の各端部に接続された送信回路
と受信回路とから成り、伝送路を介して対向する他端部
の送信回路および受信回路との間で信号を送受する送受
信回路において、伝送路の両端に電源供給線を敷設し、
受信回路で受信する信号の論理判定用のスレッシホール
ド電圧を伝送路他端部の送信回路および受信回路が使用
する電源部から供給するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1本の伝送路の各端部
に接続された送信回路と受信回路とから成る送受信回
路、あるいはバス構造の共通伝送路に接続される送受信
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、1本の伝送路の両端に接続された
2つの装置間でデジタル信号を送受信する送受信回路と
して、特開平56−98052号公報、特開平3−18
6033号公報、特開平2−50537号公報、特開昭
51−64811号公報、USP4899332号に開
示されたものが知られている。
【0003】特開平56−98052号公報に開示され
た送受信回路(発明の名称;ベースバンド双方向同時伝
送回路)は、通信装置内の送信回路の出力を抵抗および
伝送路を介して対向する通信装置に接続し、さらに送信
回路の出力を分圧抵抗を介して基準電圧と合成してコン
パレータの基準入力として入力し、かつコンパレータの
比較入力には相手からの受信信号を入力し、このコンパ
レータから自己の送信信号に関係なく相手からの受信信
号の高低レベルの変化を検出するように構成することに
より、1本の伝送路で全二重通信を可能にしたものであ
る。
【0004】また、特開平3−186033号公報に開
示された送受信回路(発明の名称;信号伝送方式)は、
対向する1組の送信部からの送信信号を信号合成部で合
成した後、その合成信号により自己の送信信号と相手側
の送信信号とを分離し、この分離された送信信号によっ
て自己の送信信号のみを除去し、相手側の送信信号を抽
出することにより、1本の伝送路で全二重通信を可能に
したものである。
【0005】また、特開平2−50537号公報に開示
された送受信回路(発明の名称;双方向同時通信方式)
は、1本の通信線の両側に接続される装置の双方を同一
基準で構成したドライバ回路とレシーバ回路を備え、供
給電圧および抵抗の設定により高レベルなたは低レベル
の入力信号に対応した各しきい値と所望の各出力電圧を
作成し、レシーバ回路のコンパレータでこの電圧値と自
らの出力信号に対応したしきい値とを比較して相手方の
信号レベルを識別することにより、1本の伝送路で全二
重通信を可能にしたものである。
【0006】また、特開昭51−64811号公報にに
開示された送受信回路(発明の名称;単一信号線による
全二重デジタル伝送方法および装置)は、送信信号と受
信信号とを比較して複合信号を作成し、その複合信号か
ら受信信号を再生することにより、1本の伝送路で全二
重通信を可能にしたものである。
【0007】図13は、この特開昭51−64811号
の発明を用いて構成した伝送系のブロック図であり、1
本の伝送路Lに複数の送受信回路TR1,TR2,TR
nが接続され、かつ伝送路Lの両端は終端抵抗RTで接
地されている。そして、送受信回路TRはドライバD
1,D2,DnとレシーバR1,R2,Rnとで構成さ
れ、送信信号SD1,SD2,SDnをそれぞれ送信
し、また受信信号RD1,RD2,RDnを取り出すよ
うになっている。なお、図中のZ0 は線路インピーダン
スである。
【0008】また、USP4899332号の送受信回
路は、2つの送信機から送信された信号を加算する加算
回路を設け、この加算回路の出力と自送信機の送信レベ
ルに応じてシフトするしきい値電圧とを比較し、相手送
信機から送信されてきた信号のみを取り出すように構成
し、1本の伝送路で全二重通信を可能にしたものであ
る。
【0009】図14は、このUSP4899332号の
送受信回路の構成を示す回路図であり、線路インピーダ
ンスZ0 の伝送路Lの両端に接続される1組の送受信回
路は、1対の送信回路DAおよび受信回路RA、送信回
路DBおよび受信回路DBとから構成されている。
【0010】送信信号SDAを送信する送信回路DAの
出力は、終端抵抗RTAを介して伝送路Lに接続され、
また分圧抵抗ra1,ra2を通じてスレッシホールド
電圧VTHAに接続され、この分圧抵抗ra1,ra2
により送信回路DAの出力電圧とスレッシホールド電圧
VTHAとを分圧し、差動増幅器で構成される受信回路
RAの基準電圧として入力されている。この受信回路R
Aの他方の入力端子には、終端抵抗RTAと伝送路Lの
接続点の信号が抵抗ra3を介して入力されている。
【0011】伝送路Lの他端側の送受信回路も同様に構
成されている。図中、この他端側の構成要素には、全て
Bまたはbの添字符号を付して示している。
【0012】ここで各抵抗の値は、RTA=RTB,r
a1=ra2,ra3=ra1//ra2,rb1=rb
2,rb3=rb1//rb2の関係に設定されている。
【0013】従って、受信回路RAの基準電圧入力端子
(−)は、送信回路DAが信号を送出していない時は、
スレッシホールド電圧VTHAの1/2となっている。
しかし、送信回路DAが送信信号を送出すると、その送
信信号振幅だけ電圧レベルが高い方にシフトする。従っ
て、受信回路RAは自己に対応する送信回路DAが送信
信号を送出しても、入力端子(+)の電圧レベルが基準
電圧入力端子(−)の電圧レベルを越えないので、受信
信号RDAはロウレベルのままである。
【0014】しかし、送信回路DAが送信信号を送出し
ている状態で、他端の送信回路DBが送信信号を送出す
ると、受信回路RAの入力端子(+)の電圧レベルが基
準電圧入力端子(−)の電圧レベルを越えるので、受信
信号RDAはハイレベルに変化する。また、送信回路D
Aが信号を送出していない状態で、他端の送信回路DB
が送信信号を送出している場合も、受信回路RAの入力
端子(+)の電圧レベルが基準電圧入力端子(−)の電
圧レベルを越えるので、受信信号RDAはハイレベルに
変化する。
【0015】このような構成によって全二重通信が可能
になる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の大形
計算機システムに使用される各種装置のユニット間通信
に際して、スループットを重視する部分では、送信デー
タ線と受信データ線とを独立して設けることが多い。こ
のようにした場合、ユニット間のインタフェースの本数
が増加するので、それを収容するユニットの大型化を招
き、その結果として、送信端と受信端との間の距離が長
くなる。
【0017】一方、マイクロプロセッサにおいては、デ
ータ幅が32ビットから64ビットへと増加する傾向に
あり、配線本数の増加は避けられない。配線本数が増加
すると、これを収容するLSIの面積が増大し、結局の
ところ上記と同様に送信端と受信端との間の距離が長く
なる。
【0018】上記従来技術によれば、1本の信号線で双
方向の伝送が可能であるので、信号線数は減少させるこ
とができる。しかし、受信回路における論理判定用のス
レッシホールド電圧は、それぞれの送受信回路を収納し
た装置の接地電位を基準に作成されるので、送受信端の
距離が長くなると、その間の電位差が大きくなり、受信
回路における受信レベルが変動し、受信側での論理判定
が不正確になり、信頼性が低下するという問題がある。
【0019】また、バス構造の伝送路の場合、同時に3
つの送信回路が信号を送出することは許されない。しか
し、上記従来技術においては、このことについて考慮さ
れていないため、同時に3つの送信回路が信号を送出し
た場合に送信信号が受信側に誤って伝達されてしまうと
いう問題がある。
【0020】本発明の目的は、送受信端の距離が長くな
っても受信信号の論理判定を正確に行うことができる高
信頼性の送受信回路を提供することである。
【0021】第2の目的は、バス型構造の伝送路におい
て同時に3つの送信回路が信号を送出された場合の誤伝
送を防止することができる送受信回路を提供することで
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、1本の伝送路の各端部に接続された送信
回路と受信回路とから成り、伝送路を介して対向する他
端部の送信回路および受信回路との間で信号を送受する
送受信回路において、伝送路の両端に電源供給線を敷設
し、受信回路で受信する信号の論理判定用のスレッシホ
ールド電圧を伝送路他端部の送信回路および受信回路が
使用する電源部から供給するようにしたものである。
【0023】また、第2の目的を達成するために、バス
構造の共通伝送路に接続された送信回路と受信回路とか
ら成り、共通伝送路を介して他の送信回路および受信回
路との間で信号を送受する送受信回路において、受信回
路に、それぞれの電圧レベルが共通伝送路に送出される
信号の振幅幅だけ異なる論理判定用の第1、第2のスレ
ッシホールド電圧と、共通伝送路に送出される信号とを
比較し、自己に対応する送信回路から送信された信号を
除去して共通伝送路を介した他からの送信信号として受
信する第1の比較手段と、前記第1および第2のスレッ
シホールド電圧の和に対し共通伝送路に送出される信号
の振幅幅だけさらに高レベルの第3のスレッシホールド
電圧と共通伝送路に送出される信号とを比較し、第3の
スレッシホールド電圧を越える信号が共通伝送路に現れ
た時に共通伝送路の信号を無効とする警告信号を出力す
る第2の比較手段とを設けたものである。
【0024】
【作用】上記手段によれば、伝送路の両端部の受信回路
で受信する信号の論理判定用のスレッシホールド電圧
は、伝送路他端部の送信回路および受信回路が使用する
電源部から供給される。したがって、送受信端の距離が
長くなって送信信号のレベルが変動したとしても、スレ
ッシホールド電圧も同様に変動するので、信号レベルの
変動分は相殺される。この結果、受信信号の論理判定を
正確に行うことができ、高い信頼性を確保することがで
きる。
【0025】また、バス構造の共通伝送路に接続する送
信回路と受信回路においては、第1および第2のスレッ
シホールド電圧の和に対し共通伝送路に送出される信号
の振幅幅だけさらに高レベルの第3のスレッシホールド
電圧と共通伝送路に送出された信号とを比較し、第3の
スレッシホールド電圧を越える信号が共通伝送路に現れ
た時に共通伝送路の信号を無効とする警告信号を出力す
るので、この警告信号によって受信信号を無効として取
り扱うことにより、バス型構造の伝送路において同時に
3つの送信回路が信号を送出された場合の誤伝送を防止
することができる。
【0026】
【実施例】以下、図示する実施例に基づいて本発明を詳
細に説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図であり、nビットの信号を伝送路Lを介して対向する
送受信装置TRAとTRB間で送受信するものである。
【0028】図1において、伝送路Lはn本の伝送線L
1〜Lnから構成され、各伝送線L1〜Lnにの両端に
は、ドライバ(送信回路)Dとレシーバ(受信回路)R
とから成る送受信回路TRA1〜TRAnおよびTRB
1〜TRBnが対向して接続されている。
【0029】レシーバRは差動増幅器から構成されてい
るが、受信信号の論理レベルを判定するためのスレッシ
ホールド電圧VTHA,VTHBは、電源供給線Lpを
介して他端の送受信装置TRA,TRBで使用している
電源部PSA,PSBから供給されるようになってい
る。
【0030】ここで、電源部PSA,PSBとの間に
は、Vgで示す電位差が存在する。
【0031】また、図中のSDA1〜SDAnおよびS
DB1〜SDBnは送信信号、RDA1〜RDAnおよ
びRDB1〜RDBnは受信信号を表す。
【0032】図2は、ドライバ(送信回路)Dとレシー
バ(受信回路)Rの一実施例を示す詳細回路図であり、
ドライバDはエミッタが共通接続されて電流源Ics1
に接続されたトランジスタQ1,Q2と、コレクタ抵抗
Rc1,Rc2とから構成された平衡型の差動増幅器
と、エミッタがバイアス用の電流源Ittに接続され、
トランジスタQ2の出力を増幅して終端抵抗RTA(R
TB)を介して伝送路Lに送出するエミッタフォロア型
のトランジスタQ3とから構成され、送信信号SDはト
ランジスタQ1のベースに入力されている。そして、ト
ランジスタQ2のベースには自装置内の電源部で作成さ
れたスレッシホールド電圧VBB1が供給されている。
【0033】一方、レシーバRは、エミッタが共通接続
されて電流源Ics2に接続されたトランジスタQ4,
Q5と、コレクタ抵抗Rc3,Rc4とから構成された
平衡型の差動増幅器と、トランジスタQ4のベースには
伝送路Lへの接続点の信号が供給され、他方のトランジ
スタQ5のベースには、トランジスタタQ3の出力電圧
とスレッシホールド電圧VTHBとを抵抗RBB1,R
BB2で分圧した信号が入力されている。
【0034】ここで、抵抗RBB1,RBB2の抵抗値
は同じ値に設定されている。
【0035】る。また、両端の終端抵抗RTA,RT
B,抵抗RBB1,RBB2は次のような関係に保持さ
れている。
【0036】
【数1】 RTA/RTB=RBB1/RBB2 RTB/RTA=RBB2/RBB1 次に、以上のように構成された送受信回路の動作を図3
のタイムチャートを参照して説明する。この場合、送受
信回路TRA1とTRB1との間で送受信する場合を代
表して説明する。
【0037】まず、送受信回路TRA1のドライバDの
入力に図3(a)に示すようなハイレベルの送信信号S
DA1が入力されると、トランジスタQ1がオン、トラ
ンジスタQ2がオフ、トランジスタQ3がオンとなり、
終端抵抗RTAを介し図3(c)に示すようにハイレベ
ルの送信信号SRA1が伝送線L1に送出される。
【0038】この送信信号SRA1は、図3(d)に示
すように伝送線L1の遅延時間tdだけ遅れて他端の送
受信回路TRB1のレシーバRの入力に伝達される。
【0039】送受信回路TRB1のレシーバRでは、自
己に対応するドライバDが信号を送出していないため、
トランジスタQ5のベースには送信信号SRA1のレベ
ルとスレッシホールド電圧VTHAとを抵抗RBB1と
RBB2で分圧したVTHA1が印加される。
【0040】レシーバRは、差動増幅器で構成されてい
るので、図3(h)に示すように、他端からの受信信号
SRB1がスレッシホールド電圧VTHA1よりも低け
ればロウレベル、高ければハイレベルの信号RDB1を
出力する。
【0041】この後、送受信回路TRB1のドライバD
の入力に図3(b)に示すようなハイレベルの送信信号
SDB1が入力されると、トランジスタQ1がオン、ト
ランジスタQ2がオフ、トランジスタQ3がオンとな
り、終端抵抗RTBを介し図3(d)に示すようにハイ
レベルの送信信号SRB1が伝送線L1に送出される。
【0042】この送信信号SRB1は、図3(e)に示
すように伝送線L1の遅延時間tdだけ遅れて他端の送
受信回路TRA1のレシーバRの入力に伝達される。
【0043】送受信回路TRA1のレシーバRでは、自
己に対応するドライバDが既にハイレベルの信号を送出
しているため、図3(e)に示すようにトランジスタQ
5のベースには送信信号SRA1のレベルとスレッシホ
ールド電圧VTHBとを抵抗RBB1とRBB2で分圧
したVTHB1が印加されている。
【0044】すなわち、送信信号SRA1を送出し始め
た時点からトランジスタQ5のベースに印加されるスレ
ッシホールド電圧VTHB1は、送信信号SRA1の振
幅相当だけハイレベル側にシフトしている。この状態
で、他端のドライバDからハイレベルの信号SRA1が
受信されると、レシーバRは、図3(f)に示すよう
に、受信信号SRA1がスレッシホールド電圧VTHB
1よりも低ければロウレベル、高ければハイレベルの信
号RDA1を出力する。
【0045】これに対し、送受信回路TRB1のレシー
バRでは、自己に対応するドライバDがハイレベルの信
号を送出し始めた時点からトランジスタQ5のベースに
印加されるスレッシホールド電圧VTHA1は、図3
(g)に示すように自己の送信信号SRB1の振幅相当
だけハイレベル側にシフトしている。この状態で相手か
らの送信信号SRA1がロウレベルに変化すると、スレ
ッシホールド電圧VTHA1よりも受信信号レベルが低
くなるので、図3(h)に示すように信号RDA1をロ
ウレベルに変化させる。
【0046】このように、伝送路他端の送受信回路で使
用している電源部で作成されたスレッシホールド電圧V
THB,VTHAを、受信信号の論理判定用のスレッシ
ホールド電圧として使用することにより、送受信装置間
に存在する電位差Vgによって受信信号のレベルが変動
したとしても、その変動分は相殺され、確実に受信信号
の論理を判定することができ、信頼性を向上させること
ができる。
【0047】この効果の様子を図4に示す。この図4に
おいては、横軸に自装置から見た相手装置の電位変動量
を示し、縦軸に受信信号と送信信号で変調を受けたスレ
ッシホールドレベルを示す。
【0048】また、Hは送信データおよび受信データの
両方がハイレベルの時の受信レベル、Mは送信信号がハ
イレベル、受信信号がロウレベル、もしくは送信信号が
ロウレベル、受信信号がハイレベルの時の受信レベル、
Lは送信信号および受信信号ともにロウレベルの時の受
信レベルである。
【0049】又、VTHHは送信信号がハイレベルの時の
レシーバの比較レベル、VTHLは送信信号がロウレベル
の時のレシーバの比較レベルである。VTHH’及びVTHL
は相手側からスレッシホールド電圧の供給を受けた時の
レシーバの比較レベルの変化を表したものであり、VTH
H及びVTHLは、スレッシホールド電圧を自装置内から受
けた時の受信レベルを表す。
【0050】この図4で表すように、自装置のスレッシ
ホールド電圧によりレシーバの比較レベルを作った場
合、相手装置の電位変動にかかわりなく一定のスレッシ
ホールド電圧を保持するので、受信レベルの変動に追従
しなくなる。このため、受信レベルが比較レベルと交差
してしまい、正常なデータ受信範囲を越えてしまうこと
がわかる。
【0051】一方、相手方装置からスレッシホールド電
圧を供給してもらった場合、相手装置の電位変動につれ
てレシーバの比較レベルVTHH’及びVTHL’が変動して
おり、広い範囲にわたって受信レベルと比較レベルとの
関係が正常に保持される。
【0052】この関係は、前記数式1で示した回路定数
にすることにより保持することができる。
【0053】図5は、ドライバDの第2の実施例を示す
回路図であり、出力段をコンプリメンタリ形の回路構成
にしたことに特徴がある。
【0054】すなわち、図2の実施例で示したドライバ
Dでは、電流源ITTにより、常にバイアス電流を流して
いるため、電力を常時消費している。
【0055】そこで、この実施例においては、トランジ
スタQ3にトランジスタQ6がコンプリメンタリ接続さ
れた出力段構成とし、ハイレベル出力時には、トランジ
スタQ3をオン、ロウレベル出力時には、トランジスタ
Q6をオンさせて出力に応じた電流だけを伝送路Lに流
すようにしたものである。
【0056】なお、トランジスタQ6のベースは、トラ
ンジスタQ2のコレクタに順方向接続されたダイオード
D1、D2と電流源Ics3との接続点出力によってバ
イアス電位が与えられるようになっている。
【0057】このような構成によれば、トランジスタQ
6をオンさせて出力に応じた電流だけを伝送路Lに流す
ので、電力消費を抑えることができるといった特別の効
果がある。
【0058】図6は、ドライバDの第3の実施例を示す
回路図であり、出力段を2個のnpnトランジスタから
成るコンプリメンタリ形の回路構成にしたことに特徴が
ある。この図6においては、トランジスタQ1のコレク
タとトランジスタQ7のコレクタとの間にダイオードD
3を接続し、このダイオードD3のアノードと電流源I
cs4との接続点をトランジスタQ7のベースに入力
し、ハイレベル出力時には、トランジスタQ3をオン、
ロウレベル出力時には、トランジスタQ7をオンさせて
出力に応じた電流だけを伝送路Lに流すようにしてい
る。
【0059】この実施例においても、図5の実施例と同
様に電力消費を抑えることができる。
【0060】ところで、図5および図6の構成の送受信
回路を用いる場合、互いに対向している送受信回路がハ
イレベル(H)とロウレベル(L)、またはロウレベル
(L)とハイレベル(H)の組み合わせのように、互い
に異なるレベルの信号を送出している時は電流が伝送路
Lに流れて電力が消費される。この電力消費が非通信時
に起こると問題である。
【0061】そこで、非通信時は、互いに対向している
送受信回路はハイレベル(H)またはロウレベル(L)
のいずれかに双方のレベルが同一になるように設定され
る。このようにすれば、非通信時は確実に電力消費がな
くなるので、電力消費をさらに抑えることができる。
【0062】次に、バス構造の伝送路に用いる電流駆動
型の送受信回路について説明する。
【0063】図7は、電流駆動型の送受信回路の第1の
実施例を示す回路図であり、ドライバDn(n=1,
2,…,n)およびレシーバRnから構成されている。
【0064】ドライバDnは従来と同様の構成である
が、レシーバRnに他の送受信回路との間の送信信号の
衝突検出機能を設けたことに特徴がある。すなわち、バ
ス構造の伝送路においては、同時に2つの送受信回路が
信号を送出することは許されない。そこで、バス構造の
伝送路における2つの送信信号の衝突検出機能を設けた
ものである。
【0065】この実施例のレシーバR1は、図8(d)
に示すように、それぞれの電圧レベルが伝送路Lに送出
される信号の振幅幅だけ異なる第1、第2のスレッシホ
ールド電圧VTH1,VTH2と、伝送路Lに送出され
る信号SR1とを比較する第1、第2のレシーバR1
1,R21と、前記第1および第2のスレッシホールド
電圧VTH1,VTH2の和に対し伝送路Lに送出され
る信号の振幅幅だけさらに高レベルの第3のスレッシホ
ールド電圧VTH3と伝送路Lに送出される信号SR1
とを比較し、第3のスレッシホールド電圧VTH3を越
える信号SR1が伝送路Lに現れた時に伝送路Lの信号
を無効とする警告信号AL1を出力する第3のレシーバ
R31とを備え、さらに、第1、第2のレシーバR1
1,R21の出力信号に基づき、自己に対応するドライ
バD1から送信された信号を除去して伝送路Lを介した
他からの受信信号RD1として出力する排他的論理和回
路XOR1およびXOR2とを備えている。
【0066】ここで、排他的論理和回路XOR1には、
レシーバR11の出力信号と自己の送信信号SD1が入
力され、また排他的論理和回路XOR2には、XOR2
の出力信号とレシーバR21の出力信号が入力されてい
る。
【0067】この構成において、ドライバD1および他
の送受信回路のドライバD2から何等信号が送出されて
いない時は、伝送路Lはロウレベルとなっているので、
レシーバR11、R21の出力信号は図8(e)に示す
ように“0”(ロウレベル)となる。
【0068】この状態でドライバD1に図8(a)に示
すようなハイレベルの送信信号SD1が入力されると、
ドライバD1は該信号を増幅し、伝送路Lに送出する。
これにより、伝送路Lには図8(d)に示すような信号
SR1が現れる。
【0069】そこで、この信号SR1がスレッシホール
ド電圧VTH2を越えると、レシーバR21の出力信号
がハイレベルとなる。この信号は排他的論理和回路XO
R2に入力されるが、この回路XOR2の他方の入力は
ハイレベルとなっているので、その出力はロウレベルの
まま変化しない。
【0070】この状態で、他の送受信回路のドライバD
2が図8(b)に示すように送信信号SD2を送信し始
めると、2つの信号が加算されるので、伝送路Lの電圧
レベルは図8(d)に示すように約2倍になる。する
と、伝送路Lの電圧レベルがスレッシホールド電圧VT
H1を越えるので、レシーバR11の出力信号がハイレ
ベルに変化する。
【0071】この信号は排他的論理和回路XOR1に入
力される。すると、回路XOR1の入力は両方とも
“1”となるので、その出力信号は“0”となる。回路
XOR1の出力信号が“0”になると、次段の回路XO
R2の出力信号は“1”となる。
【0072】すなわち、他の送受信回路のドライバD2
から送信された信号が受信信号RD1として抽出され
る。
【0073】なお、他の送受信回路のドライバD2から
送信された信号は図8に示すように伝送路Lの遅延特性
により遅延時間tdだけ遅れて受信される。
【0074】次に、この状態で第3の送受信回路が図8
(c)に示すように送信信号SDnを送信し始めたとす
ると、伝送路Lの電圧レベルがスレッシホールド電圧V
TH3を越えるので、レシーバR31の出力信号AL1
が図8(g)に示すようにハイレベルとなる。
【0075】この信号AL1は、伝送路Lの信号を無効
とする警告信号AL1として、受信信号を取り込む回路
に供給される。
【0076】しかし、送信信号SDnの送出が停止され
ると、伝送路Lの電圧レベルはスレッシホールド電圧V
TH3未満に低下するので、警告信号AL1の出力も停
止される。
【0077】このように、伝送路L上での送信信号の衝
突を検出する機能を付加したことにより、誤った情報が
伝達されるのを防止することができる。
【0078】図9は、電流駆動型の送受信回路の第2の
実施例を示す回路図であり、図7と異なるのは、受信信
号を単一のスレッシホールド電圧VTH2によるアナロ
グ的なレベル比較によって再生するようにしたことであ
る。
【0079】すなわち、送信信号SD1を伝送路Lに送
出する振幅の2倍に電圧増幅する電圧増幅器D11を設
け、その出力を抵抗ra1を介してコンパレータから成
るレシーバR41に入力し、さらにスレッシホールド電
圧VTH2(図8と同様の電圧レベル)を抵抗ra2を
介して抵抗ra1の出力側に入力し、スレッシホールド
電圧VTH2と電圧増幅器D11の出力電圧とを分圧し
た電圧をレシーバR41の比較基準電圧として用いるよ
うに構成する。
【0080】すると、自己のドライバD1が信号SR1
を送出していない状態では、レシーバR41の比較基準
電圧はスレッシホールド電圧VTH2のみとなるので、
このスレッシホールド電圧VTH2を越えた信号が到達
したか否かによって相手からの受信信号を再生する。
【0081】しかし、自己のドライバD1が信号SR1
を送出している状態では、レシーバR41の比較基準電
圧はスレッシホールド電圧VTH2が電圧増幅器D12
の出力電圧によって高レベル側にシフトされ、図8のス
レッシホールド電圧VTH1と同様な電圧レベルにな
る。これによって、自己が送出した信号と相手から受信
した信号を区別し、相手からの送信信号のみを再生する
ことができる。
【0082】この場合、2つ以上の送信信号の衝突は図
7と全く同様にして検出される。
【0083】図10は、電流駆動型の送受信回路の第3
の実施例を示す回路図であり、図7と異なるのは、既に
他の送受信回路が送信状態となり、伝送路Lの電圧レベ
ルがスレッシホールド電圧VTH1を越えている状態で
は、自己のドライバD1が信号を送出していない場合で
も、警告信号AL1を出力するようにしたことである。
【0084】そのために、送信信号SD1を反転するイ
ンバータN1と、このインバータN1の出力信号、レシ
ーバR11,R21の出力信号の論理積を求めるアンド
ゲートAG1,このアンドゲートAG1の出力信号とレ
シーバR31の出力信号の論理和信号を警告信号AL1
として出力するオアゲートOG1を設けたものである。
【0085】この構成においては、既に他の送受信回路
が送信状態となり、伝送路Lの電圧レベルがスレッシホ
ールド電圧VTH1を越えている状態では、レシーバR
11,R21の出力信号は共に“1”となっている。こ
の時、自己のドライバD1が信号を送出していない場
合、インバータN1の出力信号は“1”となっているの
で、アンドゲートAG1の論理積が成立する。論理積が
成立すると、アンドゲートAG1から“1”の出力信号
が送出される。この信号はオアゲートOG1を介して警
告信号AL1として出力される。
【0086】この実施例によれば、3つの送信信号が重
なるのを未然に防止できるので、伝送路上における情報
の混信を確実に防止できるという特有の効果がある。
【0087】図11は、電流駆動型の送受信回路の第4
の実施例を示す回路図であり、図10と異なるのは、受
信信号の再生と信号の衝突をアナログ的なレベル比較に
よって行うようにしたことである。
【0088】すなわち、送信信号SD1のバッファアン
プBF1,BF2を設け、これらのバッファ暗譜BF
1,BF2の出力信号を抵抗r1,r3を介してレシー
バR11,R31の比較基準入力端子(−)に入力し、
さらに図12に示す関係に設定されたバイアス電圧VB
1,VB2を抵抗r2,r4を介してレシーバR11,
R31の比較基準入力端子(−)に入力する。
【0089】ここで、抵抗r1,r2,r3,r4は全
て同一抵抗値となっている。
【0090】また、バイアス電圧VB1は、図12に
“HL”で示すように、1つの送信信号の振幅レベルと
同じに設定され、バイアス電圧VB2は図12に“HH
H”で示すように、3つの送信信号を加算したのと同じ
振幅レベルに設定されている。
【0091】従って、レシーバR11の比較基準入力端
子(−)に入力されるスレッシホールド電圧VTH1
は、図12に示すように、バッファアンプBF1の出力
レベルに応じて、1つの送信信号の振幅レベルの1/2
と1.5倍の範囲で移動する。
【0092】同様に、レシーバR31の比較基準入力端
子(−)に入力されるスレッシホールド電圧VTH2
は、図12に示すように、バッファアンプBF2の出力
レベルに応じて、1つの送信信号の振幅レベルの2倍と
3倍の範囲で移動する。
【0093】この構成においては、自己のドライバD1
のみが信号を送出した場合、バッファアンプBF2のハ
イレベル出力が抵抗r1を通じてレシーバR11の比較
基準入力端子(−)に加算されるので、スレッシホール
ド電圧VTH1が1つの送信信号の振幅レベルの1.5
倍の値に上昇する。
【0094】このため、自己のドライバD1のみが信号
を送出した場合は、レシーバR11の出力信号RD1は
ロウレベルを維持する。しかし、他のドライバDnから
の送信信号が加わった場合、伝送路Lの電圧レベルは2
倍に上昇するので、スレッシホールド電圧VTH1を越
える。このため、レシーバR11の出力振動RD1はハ
イレベルに変化する。すなわち、自分の送信信号と相手
からの送信信号とが合成された信号の中から自分の送信
信号を除去した送信信号を抽出することができる。
【0095】一方、レシーバR31の比較基準入力端子
(−)に入力されるスレッシホールド電圧VTH2は、
自己のドライバD1が送信信号を送出している状態で
は、1つの送信信号の振幅レベルの2.5倍に上昇す
る。
【0096】従って、レシーバR31の出力信号はロウ
レベルを維持する。
【0097】しかし、伝送路L上に2つの信号が送出さ
れている状態で、3つ目の送信信号が送出された場合、
伝送路Lの電圧レベルは3倍に上昇するので、スレッシ
ホールド電圧VTH2を越える。このため、レシーバR
31の出力信号AL1はハイレベルに変化する。すなわ
ち、警告信号AL1が出力される。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、1本の伝
送路の各端部に接続された送信回路と受信回路とから成
り、伝送路を介して対向する他端部の送信回路および受
信回路との間で信号を送受する送受信回路において、伝
送路の両端に電源供給線を敷設し、受信回路で受信する
信号の論理判定用のスレッシホールド電圧を伝送路他端
部の送信回路および受信回路が使用する電源部から供給
するようにしたものである。
【0099】このため、送受信端の距離が長くなって送
信信号のレベルが変動したとしても、スレッシホールド
電圧も同様に変動するので、信号レベルの変動分は相殺
される。この結果、受信信号の論理判定を正確に行うこ
とができ、全2重同時双方向通信において高い信頼性を
確保することができる。
【0100】従って、配線本数が多くなっているLSI
相互間の通信に適用すれば、LSI間の配線本数の削減
を図り、かつ信頼性の高い通信を行うことができる。
【0101】また、バス構造の共通伝送路に接続された
送信回路と受信回路とから成り、共通伝送路を介して他
の送信回路および受信回路との間で信号を送受する送受
信回路において、受信回路に、それぞれの電圧レベルが
共通伝送路に送出される信号の振幅幅だけ異なる論理判
定用の第1、第2のスレッシホールド電圧と、共通伝送
路に送出される信号とを比較し、自己に対応する送信回
路から送信された信号を除去して共通伝送路を介した他
からの送信信号として受信する第1の比較手段と、前記
第1および第2のスレッシホールド電圧の和に対し共通
伝送路に送出される信号の振幅幅だけさらに高レベルの
第3のスレッシホールド電圧と共通伝送路に送出される
信号とを比較し、第3のスレッシホールド電圧を越える
信号が共通伝送路に現れた時に共通伝送路の信号を無効
とする警告信号を出力する第2の比較手段とを設けたも
のである。
【0102】このため、第3のスレッシホールド電圧を
越える信号が共通伝送路に現れた時に共通伝送路の信号
を無効とする警告信号を出力するので、この警告信号に
よって受信信号を無効として取り扱うことにより、バス
型構造の伝送路において同時に3つの送信回路が信号を
送出された場合の誤伝送を防止することができる。
【0103】また、送信回路の出力段をコンプリメンタ
リ接続された1対のスイッチング素子で構成した場合
は、信号伝送に係わる電力消費を抑えることができ、極
めて経済的である。特に、LSIに適用した場合は、発
熱を抑えるという点で極めて有効である。
【0104】この場合に、非通信時の送出レベルを複数
の送信回路で一致させることにより、電力消費を確実に
抑えることができる。
【0105】さらに、特別な回路素子を用いる必要がな
いので、コストも低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】図1の送受信回路の第1の実施例を示す詳細構
成図である。
【図3】図1の実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図4】図1の実施例におけるスレッシホールド電圧の
効用を説明するための説明図である。
【図5】図1の送受信回路の第2の実施例を示す詳細構
成図である。
【図6】図1の送受信回路の第2の実施例を示す詳細構
成図である。
【図7】バス構造の伝送路に使用する送受信回路の第1
の実施例を示す回路図である。
【図8】図7の実施例の動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図9】バス構造の伝送路に使用する送受信回路の第2
の実施例を示す回路図である。
【図10】バス構造の伝送路に使用する送受信回路の第
3の実施例を示す回路図である。
【図11】バス構造の伝送路に使用する送受信回路の第
4の実施例を示す回路図である。
【図12】図11の実施例の動作を説明するための電圧
レベル関係図である。
【図13】バス構造の伝送路を用いる従来の送受信回路
の構成を示す概略構成図である。
【図14】対向伝送路を用いる従来の送受信回路の構成
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
TRA、TRB…送受信装置、TRA1〜TRAn,T
RA1〜TRAn…送受信回路、D,D1…ドライバ、
R,R1,R11,R21,R31,R41…レシー
バ、L…伝送路、PSA,PSB…電源部、Lp…電源
供給線、Q1〜Q7…トランジスタ、VTHA,VTH
B…スレッシホールド電圧、XOR1,XOR2…排他
的論理和回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の伝送路の各端部に接続された送信
    回路と受信回路とから成り、伝送路を介して対向する他
    端部の送信回路および受信回路との間で信号を送受する
    送受信回路において、 伝送路の両端に電源供給線を敷設し、受信回路で受信す
    る信号の論理判定用のスレッシホールド電圧を伝送路他
    端部の送信回路および受信回路が使用する電源部から供
    給することを特徴とする送受信回路。
  2. 【請求項2】 送信回路の出力段をコンプリメンタリ接
    続された1対のスイッチング素子で構成したことを特徴
    とする請求項1記載の送受信回路。
  3. 【請求項3】 非通信時の伝送路への送出論理レベルを
    一致させたことを特徴とする請求項1記載の送受信回
    路。
  4. 【請求項4】 バス構造の共通伝送路に接続された送信
    回路と受信回路とから成り、共通伝送路を介して他の送
    信回路および受信回路との間で信号を送受する送受信回
    路において、 受信回路に、それぞれの電圧レベルが共通伝送路に送出
    される信号の振幅幅だけ異なる論理判定用の第1、第2
    のスレッシホールド電圧と、共通伝送路に送出される信
    号とを比較し、自己に対応する送信回路から送信された
    信号を除去して共通伝送路を介した他からの送信信号と
    して受信する第1の比較手段と、前記第1および第2の
    スレッシホールド電圧の和に対し共通伝送路に送出され
    る信号の振幅幅だけさらに高レベルの第3のスレッシホ
    ールド電圧と共通伝送路に送出される信号とを比較し、
    第3のスレッシホールド電圧を越える信号が共通伝送路
    に現れた時に共通伝送路の信号を無効とする警告信号を
    出力する第2の比較手段とを設けたことを特徴とする送
    受信回路。
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