JPH0738423Y2 - 天板昇降式キャビネット - Google Patents

天板昇降式キャビネット

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Publication number
JPH0738423Y2
JPH0738423Y2 JP1989067292U JP6729289U JPH0738423Y2 JP H0738423 Y2 JPH0738423 Y2 JP H0738423Y2 JP 1989067292 U JP1989067292 U JP 1989067292U JP 6729289 U JP6729289 U JP 6729289U JP H0738423 Y2 JPH0738423 Y2 JP H0738423Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
cabinet
plate portion
sink
overlapping
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989067292U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0312972U (ja
Inventor
良治 篠原
毅 岩野
Original Assignee
ナスステンレス株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ナスステンレス株式会社 filed Critical ナスステンレス株式会社
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、健康な人は勿論、車椅子にたよっている障害
者でも利用することができる流し台および洗面台等の天
板昇降式キャビネットに関するものである。
(従来の技術) 障害者や老人等が車椅子に坐ったまま使用できるように
した従来の流し台および洗面台等のキャビネットとして
は、例えば第7図に示すようなものがある。
すなわち図中aは厨房の床面、bは壁面、cは壁面bに
沿って立設した昇降案内部材、dはこの昇降案内部材c
に沿って昇降自在に設けた流し台等の天板部、eはこの
天板部dの下方のスペース(空所)である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら第7図に示した従来装置では、車椅子に坐
った人の膝部分が車椅子と共に、天板部dの下方のスペ
ースe内に入らなければならないため、天板部dの下方
がキャビネットの収納部として有効に利用できないとい
う問題点があった。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解決するため本考案においては、流し台お
よび洗面台等のキャビネット本体と天板部とを分離し、
この分離したキャビネット本体と天板部の両側壁部に適
当な幅の重合部を設けると共に、この重合部をキャビネ
ットの前面側へ向かって斜降するように形成し、重合部
の一方の内側にスライドレールを斜めに固着すると共
に、このスライドレールに沿って摺動する摺動部材を他
方の重合部に設けて天板昇降式キャビネットを構成す
る。
(作用) 上述のように本考案においては、流し台および洗面台等
のキャビネット本体と天板部とを分離し、この分離した
天板部をキャビネットの前面側へ向かって斜降して引き
出せるようにしたから、天板部の引き出し量を加減する
ことによって、天板部の高さを引き出し前の高さより低
く、しかもその時々の使用者に適した任意の高さに容易
に調節することができる。
しかも本考案によれば、車椅子を使用する人がこのキャ
ビネットを使用する場合は天板部を前方へ引き出すか
ら、天板部の下方に空所を設ける必要がない。したがっ
て天板部の下方のキャビネットを従来通り収納部として
有効に利用することができる。
また天板部の作動は、上下方向の昇降作動ではなく、傾
斜のゆるやかな斜め方向の作動であるから駆動力も小さ
くて済むという利点もある。
(実施例) 以下、第1図〜第6図について本考案を流し台用のキャ
ビネットに適用した場合の実施例を説明する。
図中1は厨房の床面、2は壁面、3は車椅子、4は障害
者、5は流し台のキャビネット本体、6は天板部、7は
流し台の水槽、8は水栓、9は水栓8と接続した給水
管、10は水槽7と接続した排水管である。
本実施例においては、流し台のキャビネット本体5と、
天板部6とを分離してそぞれ別体に形成し、第3図およ
び第4図に示すように、キャビネット本体5と、天板部
6との両側壁部において適当な幅の重合部を設けると共
に、この重合部をキャビネットの前面側へ向かって斜降
するように形成する。
すなわち5aがキャビネット本体5の重合部であり、6aが
天板部6の重合部である。そしてこの重合部5aと6a間に
は第3図に示すように適当な間隔の空所Sを設け、重合
部6aの内側にスライドレール11をビス12によって斜めに
固着すると共に、このスライドレール11内に嵌合して摺
動する摺動部材13をビス12によって重合部5aの重合部6a
との対向面に設け、これらのスライドレール11と摺動部
材13との嵌合によって、天板部6をキャビネット本体5
に対して、キャビネットの前面側に向かって斜降した
り、キャビネットの後面側に向かって斜めに上昇できる
ようにする。
またこの天板部6を駆動するために、第1図および第6
図に示すように、前記スライドレール11と平行に2本の
ラック14を天板部6の内側に固定して設けると共に、こ
れら2本のラック14とそれぞれ噛合する歯車15を軸16お
よび軸受17(第1,5図参照)を介してキャビネット本体
5上に設け、さらにこの軸16の中間部に歯車18を設け、
この歯車18と噛合するウォーム19を駆動するモータ20を
キャビネット本体5上に設ける。
またキャビネット本体5の前面で、天板部6との境界部
にあたる位置に、帯板状の前板21をキャビネット本体5
に対して開閉自在に設ける。すなわち22は前板21を枢支
するヒンジ、23は前板21の前方への開放作動は許容する
が、天板部6が引き込まれた場合には、前板21を直立状
態に復帰させるためのばねである。
なお、給水管9および排水管10は、本実施例ではそれぞ
れ長めのゴム管のようなフレキシブル性のあるものを使
用し、天板部6の移動によっても給排水が支障なく行わ
れるようにする。
つぎに上述のように構成したキャビネットの使用方法を
説明する。
通常の人がこのキャビネットを使用する時は、第1図お
よび第2図の実線図で示すように、天板部6がキャビネ
ット本体5の直上に位置している状態で使用する。車椅
子3に坐った障害者4が使用する場合は、モータ20を駆
動することにより、ウォーム19を介して歯車18,15を第
6図において矢印Aの方向に回転させ、歯車15と噛合し
ているラック14と共に天板部6を矢印Bの方向へ移動さ
せる。この場合のガイドは、第3,4図に示すスライドレ
ール11と摺動部材13との摺動によって行われる。
そして天板部6が前方へ引き出されると、第6図に示す
ように、水槽7の底面が前板21と接触するため、前板21
はヒンジ22を支点としてばね23に抗して前方へ倒れる。
そして天板部6が引き戻されて元の位置に戻ったなら
ば、前板21はばね23の作用によって、第6図の実線図で
示す位置に復帰する。
上述のように天板部6が前方に引き出されたならば、第
2図の二点鎖線図で示すように、天板部6の下方に空所
ができるから、車椅子3に坐ったままで障害者4はその
膝を天板部6の下方に挿入して流し台等を楽な姿勢で使
用することができる。
そしてこの場合、天板部6の高さは、天板部6の前方へ
の引き出し量によって調節することができる。
また天板部6を引き戻すには、前記したモータ20を逆転
させればよい。
なお、天板部6の前方引き出し限界、および後方引き戻
し限界点には、リミットスイッチ(図示せず)を設けて
おき、モータ20が自動的に停止するようにするのがよ
い。
(考案の効果) 上述のように本考案においては、流し台および洗面台等
のキャビネット本体5と天板部6とを分離し、この分離
した天板部6をキャビネットの前面側へ向かって斜降し
て引き出せるようにしたから、天板部6の引き出し量を
加減することによって、天板部6の高さを引き出し前の
高さより低く、しかもその時々の使用者に適した任意の
高さに容易に調節することができる。
しかも本考案によれば、車椅子を使用する人がこのキャ
ビネットを使用する場合は天板部6を前方へ引き出すか
ら、天板部6の下方に空所を設ける必要がない。したが
って天板部6の下方のキャビネットを従来通り収納部と
して有効に利用することができる。
また天板部6の作動は、上下方向の昇降作動ではなく、
傾斜のゆるやかな斜め方向の作動であるから駆動力も小
さくて済むという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の天板昇降式キャビネットの正面図、 第2図はその側面図、 第3図はキャビネット本体と天板部との重合部の断面
図、 第4図はその重合部の側面図、 第5図は天板部の駆動装置の平面図、 第6図はその駆動装置の要部を示す側面図、 第7図は従来装置を示す側面図である。 1……床面、2……壁面 3……車椅子、4……障害者 5……キャビネット本体、6……天板部 7……水槽、8……水栓 9……給水管、10……排水管 11……スライドレール、13……摺動部材 14……ラック、15……歯車 16……軸、17……軸受 18……歯車、19……ウォーム 20……モータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流し台および洗面台等のキャビネット本体
    と天板部とを分離し、この分離したキャビネット本体と
    天板部の両側壁部に適当な幅の重合部を設けると共に、
    この重合部をキャビネットの前面側へ向かって斜降する
    ように形成し、重合部の一方の内側にスライドレールを
    斜めに固着すると共に、このスライドレールに沿って摺
    動する摺動部材を他方の重合部に設けたことを特徴とす
    る天板昇降式キャビネット。
JP1989067292U 1989-06-12 1989-06-12 天板昇降式キャビネット Expired - Lifetime JPH0738423Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989067292U JPH0738423Y2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 天板昇降式キャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989067292U JPH0738423Y2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 天板昇降式キャビネット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0312972U JPH0312972U (ja) 1991-02-08
JPH0738423Y2 true JPH0738423Y2 (ja) 1995-09-06

Family

ID=31600740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989067292U Expired - Lifetime JPH0738423Y2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 天板昇降式キャビネット

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JP (1) JPH0738423Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55111491U (ja) * 1979-01-31 1980-08-05
JPS60152394U (ja) * 1984-03-16 1985-10-09 東陶機器株式会社 身体障害者用衛生設備ユニツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0312972U (ja) 1991-02-08

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