JPH0737875U - 自転車の盗難防止装置 - Google Patents

自転車の盗難防止装置

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JPH0737875U
JPH0737875U JP6971993U JP6971993U JPH0737875U JP H0737875 U JPH0737875 U JP H0737875U JP 6971993 U JP6971993 U JP 6971993U JP 6971993 U JP6971993 U JP 6971993U JP H0737875 U JPH0737875 U JP H0737875U
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JP
Japan
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link
bicycle
lock
attached
cylinder
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Pending
Application number
JP6971993U
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English (en)
Inventor
郁祐 吉村
Original Assignee
郁祐 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車輪とフレームとが容易に外れる自転車でも一
方が盗難されることを確実に防止し、しかも、自転車の
走行時にもリンク錠の運搬も容易である。 【構成】自転車のフレーム30における下パイプ31の
内側に錠前ホルダー10のプレート11が取り付けられ
ている。プレート11の前端部には、軸心が水平状態に
なった円筒体12が取り付けられており、この円筒体1
2内に、リンク錠20のシリンダー部21が嵌合されて
保持されている。シリンダー部21には、可撓性を有す
るリンク部22の先端部がロック可能に着脱される。リ
ンク部22は、前輪40の内部を通過された後に、シリ
ンダー部21に装着されてロックされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自転車の盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自転車の盗難を防止するために、最近では、自転車の前輪あるいは後輪を、適 当な構造物に取り付けるリンク錠が多用されている。このリンク錠は、通常、円 筒状のシリンダー部に、可撓性を有する適当な長さのリンク部の一方の端部が取 り付けられており、リンク部の他方の端部がシリンダー部に装着されてロックさ れるようになっている。シリンダー部に着脱されるリンク部の端部のロックおよ び開放は、シリンダー部に対するキー操作によって行われる。
【0003】 このようなリンク錠は、自転車を駐輪する際には、リンク部の着脱可能になっ た端部をシリンダー部から離脱させて、前輪あるいは後輪のいずれか一方の内部 にリンク部を挿通して、さらに移動不能な構造物にリンク部を巻き掛けた後に、 再度、リンク部の端部をシリンダー部に装着してキー操作する。これにより、リ ンク部はシリンダー部に装着されてロックされた状態になり、自転車の前輪また は後輪は、構造物に取り付けられた状態になる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
最近では、組立が容易になるように、前輪および後輪が、クイックレリーズレ バーによってフレームからワンタッチで外れるようになった自転車が開発されて いる。このような自転車では、例えば、ワンタッチでフレームから外される前輪 に、リンク錠のリンク部を、移動不能になった構造物に取り付けた状態で、リン ク部の端部をシリンダー部に装着してロックしても、その前輪をフレームからワ ンタッチで取り外すことができるために、前輪を残してフレームおよび後輪が持 ち去られるというおそれがある。
【0005】 また、自転車を走行する際にはリンク錠は不要になるが、駐輪する場合のため に自転車とともに持ち運ぶ必要がある。しかし、リンク錠は、比較的長いリンク 部を有しているために嵩張り、ポケット等に収納することは容易ではない。リン ク錠を自転車の荷台等に係止して持ち運ぶことは可能であるが、この場合には、 係止されたリンク錠は、荷台等に垂下された状態になっているために、自転車の 走行時に揺れて車輪に巻き込まれる等のおそれがある。
【0006】 本考案は、このような問題を解決するものであり、その目的は、車輪がフレー ムから容易に取り外されるような場合にも、自転車の盗難を確実に防止し得る自 転車の盗難防止装置を提供することにある。本考案の他の目的は、自転車の走行 時にもリンク錠を自転車とともに容易に持ち運べる自転車の盗難防止装置を提供 することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の自転車の盗難防止装置は、自転車の三角形の環状になったフレームの 内側に取り付けられたプレート、および、このプレート上に取り付けられた筒体 、を有する錠前ホルダーと、この錠前ホルダーにおける筒体に嵌合されるシリン ダー部、および、このシリンダー部に近接した車輪の内部を挿通して各端部がシ リンダー部に装着されてロックされる可撓性のリンク部、を有するリンク錠と、 を具備するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0008】
【作用】
本考案の自転車の盗難防止装置では、駐輪する際には、錠前ホルダーの筒体に 嵌合されたリンク錠のシリンダー部からリンク部のロックを外して、リンク部を シリンダー部に近接した車輪内を通過させる。そして、リンク部の各端部をシリ ンダー部に装着してロックする。これにより、自転車の三角形状になったフレー ムと車輪とがリンク部によって結合された状態になり、車輪は回転不能になる。 自転車を走行する場合には、リンク錠のリンク部を車輪から引き抜いた状態で、 錠前ホルダーの筒体に嵌合されたシリンダー部に装着してロックする。これによ り、リンク錠は、自転車が走行し得る状態で、自転車に取り付けられる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は、本考案の自転車の盗難防止装置の一例を示す斜視図である。この盗難 防止装置は、自転車における三角形の環状になったフレーム30の下パイプ31 の内側に取り付けられた錠前ホルダー10と、この錠前ホルダー10に取り付け られたリンク錠20とを有している。フレーム30は、上パイプ32、立てパイ プ33および下パイプ31によって三角形の環状に構成されており、錠前ホルダ ー10は、通常、下パイプ31の内側に取り付けられている。
【0011】 図2は錠前ホルダー10の側面図、図3はその平面図である。錠前ホルダー1 0は、図2および図3に示すように、鋼板により構成された長板状のプレート部 11と、このプレート部11の一方の端部上面に、溶接等によって一体的に取り 付けられた鋼製の円筒体12と、を有している。
【0012】 プレート11は、円筒体12が配置された端部とは反対側の端部に配置された 長孔11aと、長手方向のほぼ中央部に配置された長孔11bとを有している。 各長孔11aおよび11bは、プレート11の長手方向に沿って延びている。プ レート11は、各長孔11aおよび11bを挿通するボルトおよびナットによっ て下パイプ31に取り付けられている。プレート11を下プレート31に取り付 けるボルトおよびナットは、例えば、三角フレーム30における下パイプ31に 、飲み物が収容されたボトルを保持するためのボトルホルダーを取り付けるため のものが利用される。
【0013】 プレート11の端部に設けられた長孔11aとは反対側の端部は、円筒体12 よりも先端側にて上方に屈曲されてさらに先端側に延出した段差部11cになっ ている。
【0014】 円筒体12は、軸心がプレート11の長手方向に対して直交状態になるように 、段差部11cに隣接して取り付けられている。そして、この円筒体12内に、 図1に示すように、リンク錠20における円柱状をしたシリンダー部21が着脱 可能に嵌合されて保持されている。
【0015】 リンク錠20は、図4に示すように、錠前ホルダー10の円筒体12内に嵌合 されたシリンダー部21の一方の端部に、可撓性を有する線材によって構成され たリンク部22の基端部が取り付けられている。リンク部22は、ワイヤー、チ ェーン等によって構成されており、先端部がシリンダー部21の他方の端部に着 脱可能になっている。リンク部22の着脱可能になった先端部は、シリンダー部 21の一方の端面に設けられた鍵穴21aにキー23を挿入して回動させること によって、ロックされた状態およびロックが解除された状態になって、シリンダ ー部21から着脱されるようになっている。
【0016】 リンク部22は、シリンダー部21が錠前ホルダー10の円筒体12内に嵌合 されて保持された状態で、自転車の前輪40内を通過されてシリンダー部21に 装着されるような長さを有している。
【0017】 リンク部22には、締結バンド25の一方の端部がスライド可能に取り付けら れている。この締結バンド25は、先端部の一方の面と基端部の他方の面とに一 対の面ファスナー25aが取り付けられている。
【0018】 このような構成の自転車の盗難防止装置は次のように使用される。自転車を駐 輪する際には、リンク錠20のシリンダー部21における鍵穴21aにキー23 を挿入して回動し、リンク部22の一方の端部をシリンダー部21から離脱させ る。次いで、図1に示すように、リンク部22を前輪40内に通過させて、再度 、シリンダー部21の所定の端部に挿入して、キー23を回動させる。そして、 キー23をシリンダー部21の鍵穴21aから引き抜く。これにより、リンク部 22の先端部は、シリンダー部21に装着されてロックされた状態になる。
【0019】 このような状態になると、自転車の前輪がリンク錠20のリンク部22によっ て三角形の環状のフレーム30と結合された状態になり、従って、前輪40は回 転が不能な状態になり、自転車の移動が禁じられる。
【0020】 リンク錠20におけるリンク部22は、前輪40の内部と三角形の環状のフレ ーム30の内部とを挿通した状態になっているために、例えば、フレーム30か ら前輪40だけを取り外されても、両者をばらばらにして運搬することができず 、自転車の盗難が確実に防止される。また、錠前ホルダー10におけるプレート 11を下パイプ31から取り外しても、リンク錠20のリンク部22はフレーム 30内に巻き掛けられているために、リンク錠10は取り外すことができず、自 転車の盗難は防止される。
【0021】 自転車全体が運搬されることを防止する際には、リンク部22は、前輪40と ともに、移動不能な構造物に巻き掛けるようにすればよい。このような状態では 、自転車全体が運搬されず、自転車の移動も確実に防止されて、駐輪した当初の 位置に自転車は維持される。
【0022】 自転車を走行する際には、図5および図6に示すように、リンク錠20のリン ク部22は、着脱可能になった先端部をシリンダー部21に装着した状態で、シ リンダー部21とは反対側の側部が、錠前ホルダー10のプレート11の先端部 に設けられた段差部11cと下パイプ31との間に係止されるように湾曲させ、 リンク部22に取り付けられた締結バンド25によって、下パイプ31の下方に てリンク部22の側部同士を締結し、面ファスナー25aによって締結バンド2 5の先端部と基端部とを係止する。これにより、リンク錠20のリンク部22は 、自転車のペダルを回転させる際にも全く支障のないコンパクトな状態に収納さ れる。
【0023】 あるいは、図5および図6に二点鎖線で示すように、リンク錠20のリンク部 22を、三角形状になったフレーム30の上パイプ32に係止させるようにして もよい。この場合にも、リンク錠20のリンク部22は、自転車のペダルを回転 させる際にも全く支障のないコンパクトな状態に収納される。
【0024】 なお、上記実施例では、下パイプ31におけるボトルホルダー取付用のボルト を利用して錠前ホルダー10のプレート11を取り付ける構成としており、プレ ート11の取付が容易である。また、ボトルホルダーも、プレート11の上面に 、このプレート11を取り付けたボルトを利用して取り付けることも可能になっ ている。
【0025】 さらに、上記実施例では、錠前ホルダー10を三角形の環状になったフレーム 30における下パイプ31の内側に取り付ける構成としたが、立てパイプ33の 内側に取り付けて、立てパイプ33と、後輪との間にわたってリンク部22を巻 き掛けるようにしてもよい。
【0026】
【考案の効果】
本考案の自転車の盗難防止装置は、このように、自転車のフレームの内側に取 り付けられた錠前ホルダーにリンク錠が保持されているために、駐輪する際には 、車輪とフレームとがリンク錠前によって結合された状態になり、車輪およびフ レームが分離されても、いずれか一方が盗難されるおそれがない。また、リンク 錠はフレームに取り付けられた錠前ホルダーに保持されているために、自転車の 走行時にも支障なく持ち運ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自転車の盗難防止装置の一例を示す斜
視図である。
【図2】その盗難防止装置に使用される錠前ホルダーの
側面図である。
【図3】その錠前ホルダーの平面図である。
【図4】盗難防止装置に使用されるリンク錠の斜視図で
ある。
【図5】本考案の自転車の盗難防止装置におけるリンク
錠のリンク部を収納した状態を示す側面図である。
【図6】その状態の斜視図である。
【符号の説明】
10 錠前ホルダー 11 プレート 12 円筒体 20 リンク錠 21 シリンダー部 22 リンク部 23 キー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の三角形の環状になったフレーム
    の内側に取り付けられたプレート、および、このプレー
    ト上に取り付けられた筒体、を有する錠前ホルダーと、 この錠前ホルダーにおける筒体に嵌合されるシリンダー
    部、および、このシリンダー部に近接した車輪の内部を
    挿通して各端部がシリンダー部に装着されてロックされ
    る可撓性のリンク部、を有するリンク錠と、 を具備する自転車の盗難防止装置。
JP6971993U 1993-12-27 1993-12-27 自転車の盗難防止装置 Pending JPH0737875U (ja)

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