JPH0737745Y2 - 選果機のバケット - Google Patents
選果機のバケットInfo
- Publication number
- JPH0737745Y2 JPH0737745Y2 JP1990042289U JP4228990U JPH0737745Y2 JP H0737745 Y2 JPH0737745 Y2 JP H0737745Y2 JP 1990042289 U JP1990042289 U JP 1990042289U JP 4228990 U JP4228990 U JP 4228990U JP H0737745 Y2 JPH0737745 Y2 JP H0737745Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bucket
- mounting seat
- sorted
- flexible elastic
- objects
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
- Sorting Of Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、リンゴ、梨、桃などのような球形果実類の
選果機に於ける、被選別物搬送用バケットの改良に関す
るものである。
選果機に於ける、被選別物搬送用バケットの改良に関す
るものである。
「従来の技術」 バケット式選果機に於いては、かなりの速度で走行する
皿状のバケットに素早く被選別物を載置しなければなら
ないため、載置の際に傷つきやすい被選別物は当然衝撃
の危険に曝されることになる。そして載置されたのちに
は、バケットの形状によっては搬送中の振動による揺動
も避けられない。しかるに、選果作業は多忙を極めるう
え、作業能率に重点がおかれる余り、被選別物の品質保
護に関してはなおざりにされ勝ちであった。
皿状のバケットに素早く被選別物を載置しなければなら
ないため、載置の際に傷つきやすい被選別物は当然衝撃
の危険に曝されることになる。そして載置されたのちに
は、バケットの形状によっては搬送中の振動による揺動
も避けられない。しかるに、選果作業は多忙を極めるう
え、作業能率に重点がおかれる余り、被選別物の品質保
護に関してはなおざりにされ勝ちであった。
従って、従来のバケットでは被選別物の選別段階に至る
以前に、既に少なからぬ衝撃を受けるために、被選別物
の品質低下を速める一因となっていた。そのうえ、バケ
ット上での被選別物の揺動は、秤量誤差を生ずる原因と
なっていた。
以前に、既に少なからぬ衝撃を受けるために、被選別物
の品質低下を速める一因となっていた。そのうえ、バケ
ット上での被選別物の揺動は、秤量誤差を生ずる原因と
なっていた。
「問題点を解決するための手段」 この考案は前述のような従来生じていた、被選別物をバ
ケットへ載置する際に被選別物に与える衝撃、搬送中に
於ける被選別物の揺動を防止することを目的とするもの
で、以下の構成を要旨とする。
ケットへ載置する際に被選別物に与える衝撃、搬送中に
於ける被選別物の揺動を防止することを目的とするもの
で、以下の構成を要旨とする。
バケットに、被選別物の載置部との間に空間を形成して
柔軟弾性板を張設する。
柔軟弾性板を張設する。
そして、柔軟弾性板の中央部には、円形をなくしてくぼ
む被選別物の載置座を設ける。そしてこの載置座を、そ
の周縁部から中心に向かって延びる複数個の柔軟弾性片
で形成する。
む被選別物の載置座を設ける。そしてこの載置座を、そ
の周縁部から中心に向かって延びる複数個の柔軟弾性片
で形成する。
又、載置座の下側周辺には、載置座の上縁部の高さを維
持する保持部材を添設する。
持する保持部材を添設する。
「作用」 バケットには、柔軟弾性板が張設されているので、載置
の際に被選別物に与える衝撃の危険を除くことができ
る。
の際に被選別物に与える衝撃の危険を除くことができ
る。
柔軟弾性板の中央部には、円形をなくしてくぼみ、しか
もその円の周縁部から中心に向かって延びる複数個の柔
軟弾性片で形成された載置座が設けてあり、又載置座の
下側周辺には、載置座の上縁部の高さを維持する維持部
材が添設されている。このため、載置座が十分な柔軟弾
性を保有するにもかかわらず、載置される被選別物の荷
重による圧縮変形に耐えられて、被選別物はいわば足場
を固められて極めて安定である。又、複数個の柔軟弾性
片により、被選別物の形状に載置座がよくなじむため、
形状の差異にかかわらず載置座に被選別物が安定にすわ
る。従って被選別物は、搬送中に於けるバケット上での
揺動が防止される。
もその円の周縁部から中心に向かって延びる複数個の柔
軟弾性片で形成された載置座が設けてあり、又載置座の
下側周辺には、載置座の上縁部の高さを維持する維持部
材が添設されている。このため、載置座が十分な柔軟弾
性を保有するにもかかわらず、載置される被選別物の荷
重による圧縮変形に耐えられて、被選別物はいわば足場
を固められて極めて安定である。又、複数個の柔軟弾性
片により、被選別物の形状に載置座がよくなじむため、
形状の差異にかかわらず載置座に被選別物が安定にすわ
る。従って被選別物は、搬送中に於けるバケット上での
揺動が防止される。
又、載置座が、円形をなくしてくぼむとともに保持部材
を添設されているため、同一の載置座で、かなりの範囲
で形状、大小が異なっても被選別物を安定に搬送でき
る。
を添設されているため、同一の載置座で、かなりの範囲
で形状、大小が異なっても被選別物を安定に搬送でき
る。
「実施例」 以下、図示する実施例に基づいてこの考案を詳細に説明
する。
する。
1は被選別物Fを搬送する皿状のバケットで、支持軸2
により、転倒及び復起自在に枢支されている。3はバケ
ット1の上面に形成される載置部で、被選別物Fを載置
する部分である。
により、転倒及び復起自在に枢支されている。3はバケ
ット1の上面に形成される載置部で、被選別物Fを載置
する部分である。
4は柔軟弾性板であって、載置部3との間に空間5を形
成してバケット1に張設されている。柔軟弾性板4は、
発泡ポリエチレン、スポンジゴム等、或いは不織布を材
質とする。実施例では、周縁部を除く載置部3の上面と
の間に空間5を残した状態で、バケット1の上面周縁部
に接着剤で固着されている。又、この柔軟弾性板4は、
被選別物Fを載置しやすいよう中心に向かって斜降して
張設する。
成してバケット1に張設されている。柔軟弾性板4は、
発泡ポリエチレン、スポンジゴム等、或いは不織布を材
質とする。実施例では、周縁部を除く載置部3の上面と
の間に空間5を残した状態で、バケット1の上面周縁部
に接着剤で固着されている。又、この柔軟弾性板4は、
被選別物Fを載置しやすいよう中心に向かって斜降して
張設する。
6は被選別物Fの載置座で、柔軟弾性板4の中央部に円
形をなしてくぼんだ状態に形成されている。載置座6の
上縁部6′の直径は、被選別物Fの球体の一部を浅く受
け入れられる程度でよい。例えば被選別物Fがリンゴ、
梨等である場合には、概ね40〜60mmの直径で足りる。
形をなしてくぼんだ状態に形成されている。載置座6の
上縁部6′の直径は、被選別物Fの球体の一部を浅く受
け入れられる程度でよい。例えば被選別物Fがリンゴ、
梨等である場合には、概ね40〜60mmの直径で足りる。
この載置座6は、柔軟弾性板4に所要の大きさの円形穴
を凹設して形成することも可能である。又、一方法とし
て図示するように、載置座6の周縁部から中心に向って
数条の切り込みを放射状に入れて形成される、複数個の
柔軟弾性片7、7……を、それぞれ下方へ折り曲げる、
ないしは湾曲させると、柔軟弾性に富んだくぼみが容易
に得られる。この場合、柔軟弾性片7は必ずしも常時下
方へ折り曲げておく必要はなく、載置される被選別物F
の荷重により、載置のつど下方へ折り曲げられて円形の
くぼみを生じて、そのまま載置座6を形成するようにし
てもよい。
を凹設して形成することも可能である。又、一方法とし
て図示するように、載置座6の周縁部から中心に向って
数条の切り込みを放射状に入れて形成される、複数個の
柔軟弾性片7、7……を、それぞれ下方へ折り曲げる、
ないしは湾曲させると、柔軟弾性に富んだくぼみが容易
に得られる。この場合、柔軟弾性片7は必ずしも常時下
方へ折り曲げておく必要はなく、載置される被選別物F
の荷重により、載置のつど下方へ折り曲げられて円形の
くぼみを生じて、そのまま載置座6を形成するようにし
てもよい。
8は保持部材であり、載置座6の下側周辺に添設され
て、柔軟弾性板4と載置部3との間に挟まれた状態で、
載置座6の上縁部6′の高さの位置を維持するものであ
る。この保持部材8は、載置座6とほぼ同じ大きさの穴
が設けられているが、同じ大きさの穴を有するリング状
のものを代用することも可能である。保持部材8の材質
としては、前記上縁部6′の高さを維持できて柔軟に過
ぎない、発泡合成樹脂やゴム質のものを選べばよい。そ
の材質が適度の柔軟弾性を有するものであれば、柔軟弾
性板3と一体に構成することもできる。
て、柔軟弾性板4と載置部3との間に挟まれた状態で、
載置座6の上縁部6′の高さの位置を維持するものであ
る。この保持部材8は、載置座6とほぼ同じ大きさの穴
が設けられているが、同じ大きさの穴を有するリング状
のものを代用することも可能である。保持部材8の材質
としては、前記上縁部6′の高さを維持できて柔軟に過
ぎない、発泡合成樹脂やゴム質のものを選べばよい。そ
の材質が適度の柔軟弾性を有するものであれば、柔軟弾
性板3と一体に構成することもできる。
「効果」 極めて簡単な構成により、被選別物の品質の保護と、秤
量精度の向上を可能にする。又同時に、被選別物のバケ
ット上に於ける姿勢が安定に保たれることと、固体の大
部分が露出状態で搬送されることとによって、色調選別
を行う場合にも好都合をもたらす。
量精度の向上を可能にする。又同時に、被選別物のバケ
ット上に於ける姿勢が安定に保たれることと、固体の大
部分が露出状態で搬送されることとによって、色調選別
を行う場合にも好都合をもたらす。
第1図は縦断面図、第2図は一部欠截平面図である。 1……バケット 3……載置部 4……柔軟弾性板 5……空間 6……載置座 8……保持部材
Claims (2)
- 【請求項1】バケットに、被選別物の載置部との間に空
間を形成して柔軟弾性板を張設し、前記柔軟弾性板の中
央部には、円形をなしてくぼむ被選別物の載置座を設
け、前記載置座の下側周辺には、載置座の上縁部の高さ
を維持する保持部材を添設するとともに、前記載置座を
載置座の周縁部から中心に向かって延びる複数個の柔軟
弾性片で形成したことを特徴とする選果機のバケット。 - 【請求項2】保持部材は、中央部に円形の穴を有する
か、又はリング状に形成されている請求項1又は2の選
果機のバケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990042289U JPH0737745Y2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 選果機のバケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990042289U JPH0737745Y2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 選果機のバケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041815U JPH041815U (ja) | 1992-01-09 |
JPH0737745Y2 true JPH0737745Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31553704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990042289U Expired - Lifetime JPH0737745Y2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | 選果機のバケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737745Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020011769A (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | トーホー工業株式会社 | 発泡樹脂容器 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07107893A (ja) * | 1993-10-08 | 1995-04-25 | Wada Denki Kk | 超音波を利用した有害動物駆除装置 |
JPH07313038A (ja) * | 1994-05-25 | 1995-12-05 | Toru Kinoshita | 鳥撃退装置 |
JP5660414B2 (ja) * | 2014-01-20 | 2015-01-28 | 株式会社ダイフク | 農産物の搬送用受皿 |
JP7450872B2 (ja) * | 2019-08-28 | 2024-03-18 | 近江度量衡株式会社 | トレイ、及び敷材 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6091285U (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-22 | 誠和化学株式会社 | 重量別分配装置 |
JPS6132894U (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-27 | 史朗 金尾 | ドレ−ンホ−ス |
-
1990
- 1990-04-20 JP JP1990042289U patent/JPH0737745Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020011769A (ja) * | 2018-07-20 | 2020-01-23 | トーホー工業株式会社 | 発泡樹脂容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH041815U (ja) | 1992-01-09 |
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US536972A (en) | And the |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |