JPH0737722A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JPH0737722A
JPH0737722A JP5202880A JP20288093A JPH0737722A JP H0737722 A JPH0737722 A JP H0737722A JP 5202880 A JP5202880 A JP 5202880A JP 20288093 A JP20288093 A JP 20288093A JP H0737722 A JPH0737722 A JP H0737722A
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JP
Japan
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substrate
magnetic
inductor
electrode
parent
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Pending
Application number
JP5202880A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Maeda
田 英 一 前
Motoi Nishii
井 基 西
Yoshihiro Nishinaga
永 良 博 西
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で大電流を流すことができる電子部品を
提供する。 【構成】 電子部品としてのインダクタ10は、第1の
磁性体基板12を含む。第1の磁性体基板12の一方主
面側には、その一端から他端にわたって溝14が形成さ
れる。溝14の内部には、インダクタ用導体16が形成
される。第1の磁性体基板12の一方主面には、樹脂か
らなる第1の接合層18によって、第2の磁性体基板2
0の一方主面が積層されかつ接合される。第1の磁性体
基板12,第1接合層18および第2の磁性体基板20
の両端部には、外部電極22aおよび22bがそれぞれ
形成される。これらの外部電極22aおよび22bは、
インダクタ用導体16の一端および他端にそれぞれ接続
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子部品に関し、特
に、インダクタやインダクタを有するフィルタなどの電
子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明の背景となる従来のフィルタに
は、個別のインダクタおよびコンデンサをプリント基板
上に実装し、それらを回路配線で接続したフィルタがあ
る。
【0003】さらに、この発明の背景となる従来のフィ
ルタには、インダクタを構成するインダクタ用電極が形
成された磁性体グリーンシートと、コンデンサを構成す
るコンデンサ用電極が形成された誘電体グリーンシート
とを積層して同時に焼成して一体化した積層型のフィル
タがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の個別
の部品を使用したフィルタでは、個別の部品をプリント
基板に実装するため、実装面積が大きい。
【0005】一方、従来の積層型のフィルタでは、それ
をプリント基板などに面実装が可能であり、実装面積を
小さくすることができる。ところが、従来の積層型のフ
ィルタでは、磁性体グリーンシートと誘電体グリーンシ
ートとを積層して同時に焼成して一体化するため、焼成
時に反りや剥がれなどが生じやすく、製造が困難であ
り、信頼性が低く、実用範囲が大幅に限定される。
【0006】また、従来の積層型のフィルタに用いられ
るインダクタ用電極を用いたインダクタは、薄型で小型
であるが、インダクタ用電極が非常に薄く、インダクタ
用電極の断面積が小さいため、大電流を流すためには不
向きである。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、小
型で大電流を流すことができる電子部品を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1の磁性
体基板と、第1の磁性体基板に積層されかつ接合される
第2の磁性体基板と、第1の磁性体基板および第2の磁
性体基板の少なくとも一方の接合面の一端から他端にわ
たって形成される溝と、溝の内部に形成されるインダク
タ用導体と、インダクタ用導体に接続される外部電極と
を含む、電子部品である。
【0009】なお、回路素子用電極が形成される回路素
子基板が、第1の磁性体基板および第2の磁性体基板の
一方に積層されかつ接合されてもよい。この場合、外部
電極は、インダクタ用導体および回路素子用電極に接続
されてもよい。
【0010】また、その回路素子基板および回路素子用
電極は、誘電体基板およびコンデンサ用電極であっても
よく、あるいは、バリスタ特性を有するバリスタ基板お
よびバリスタ用電極であってもよい。
【0011】
【作用】積層されかつ接合される第1の磁性体基板およ
び第2の磁性体基板の少なくとも一方の接合面に溝が形
成され、その溝の内部にインダクタ用導体が形成される
ため、インダクタ用導体は、磁性体基板などの表面に形
成される非常に薄いインダクタ用電極に比べて、断面積
が大きくなり、直流抵抗が小さくなる。
【0012】また、そのインダクタ用導体には、外部電
極が接続される。
【0013】なお、コンデンサ用電極が形成される誘電
体基板あるいはバリスタ用電極が形成されるバリスタ基
板を、第1の磁性体基板および第2の磁性体基板の一方
に積層しかつ接合し、さらに、外部電極をインダクタ用
導体とコンデンサ用電極あるいはバリスタ用電極とに接
続すれば、インダクタを有するフィルタが構成される。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、インダクタ用導体の
断面積が大きくなり直流抵抗が小さくなるため、小型で
大電流を流すことができる、インダクタやインダクタを
有するフィルタなどの電子部品が得られる。
【0015】また、この発明によれば、電子部品が外部
電極を有するので、電子部品をプリント基板などに面実
装することができる。
【0016】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、図2は図1の線II−IIにおける断面図であり、
図3は図1の線III−IIIにおける断面図であり、
図4はその分解斜視図である。この実施例の電子部品と
してのインダクタ10は、たとえばNi−Zn−Cu系
フェライトなどの磁性体材料からなる矩形の第1の磁性
体基板12を含む。
【0018】第1の磁性体基板12の一方主面側には、
特に図2,図3および図4に示すように、その幅方向の
中央部においてその長手方向の一端から他端にわたっ
て、たとえば断面矩形の溝14が形成される。
【0019】また、第1の磁性体基板12の溝14の内
部には、たとえば金属などの導体材料からなるインダク
タ用導体16が形成される。
【0020】さらに、第1の磁性体基板12の一方主面
には、たとえば樹脂製接着剤など樹脂からなる第1の接
合層18によって、たとえばNi−Zn−Cu系フェラ
イトなどの磁性体材料からなる矩形の第2の磁性体基板
20の一方主面が積層されかつ接合される。
【0021】第1の磁性体基板12、第1の接合層18
および第2の磁性体基板20の長手方向における両端部
には、図1,図3および図4に示すように、たとえばA
gやAg−Pdなどの電極材料からなる外部電極22a
および22bがそれぞれ形成される。この場合、特に図
3に示すように、一方の外部電極22aは、インダクタ
用導体16の一端に接続され、他方の外部電極22b
は、インダクタ用導体16bの他端に接続される。
【0022】このインダクタ10では、図5に示すよう
に、外部電極22aおよび22b間に、1つのインダク
タンスを有する。
【0023】また、このインダクタ10では、第1の磁
性体基板12の溝14の内部にインダクタ用導体16が
形成されているので、磁性体基板などの表面に形成され
る非常に薄いインダクタ用電極の断面積に比べてインダ
クタ用導体14の断面積が大きくなる。そのため、この
インダクタ10では、そのようなインダクタ用電極を有
するインダクタと比べて、直流抵抗が小さくなり、小型
にしても大電流を流すことができる。
【0024】さらに、このインダクタ10では、インダ
クタ用導体16に接続される外部電極22aおよび22
bを有するので、たとえばプリント基板などに面実装す
ることができる。
【0025】次に、このインダクタ10の製造方法の一
例について説明する。
【0026】まず、図6に示すように、たとえばNi−
Zn−Cu系フェライトなどの磁性体材料からなる第1
の親基板13が準備される。この第1の親基板13は、
複数の第1の磁性体基板12となるべきものである。そ
のため、この第1の親基板13は、横辺が第1の磁性体
基板12の長手方向の長さのたとえば数倍ないし数十倍
の長さを有し、縦辺が第1の磁性体基板12の幅方向の
長さのたとえば数倍ないし数十倍の長さを有する。この
第1の親基板13は、たとえばシート工法あるいは粉末
プレス成形法によって磁性体材料を磁性体グリーンシー
トに成形し、その磁性体グリーンシートを焼成し、その
両主面をラップ研磨することによって所定の厚みに形成
される。
【0027】そして、第1の親基板13の一方主面側に
は、第1の磁性体基板12の幅方向における中央部に相
当する部分に、複数の溝14,14,・・がたとえばN
C加工によって形成される。なお、これらの溝14,1
4,・・は、第1の親基板13となる磁性体グリーンシ
ートを成形する際に形成されてもよく、あるいは、成形
した磁性体グリーンシートに形成されてもよい。
【0028】第1の親基板13の複数の溝14,14,
・・の内部には、たとえば帯状の金属板を挿入すること
によって、複数のインダクタ用導体16,16,・・が
形成される。なお、これらのインダクタ用導体16,1
6,・・は、溝14,14,・・の内部に導体ペースト
を充填し、その導体ペーストを焼き付けることによって
形成されてもよい。
【0029】なお、第1の親基板13およびインダクタ
用導体16,16,・・は後でカットされるが、カット
される部分を図6に1点鎖線で示す。
【0030】さらに、たとえばNi−Zn−Cu系フェ
ライトなどの磁性体材料からなる第2の親基板21が準
備される。この第2の親基板21は、複数の第2の磁性
体基板20となるべきものである。そのため、この第2
の親基板21は、第1の親基板13と略同じ大きさを有
する。この第2の親基板21は、第1の親基板13を形
成する工程と同じ工程で形成される。なお、この第2の
親基板21も後でカットされるが、カットされる部分を
図6に1点鎖線で示す。
【0031】次に、第2の親基板21の一方主面には、
たとえば樹脂製接着剤などの樹脂が塗布され、第1の親
基板13の一方主面がはり合わされる。そして、それら
を圧着し、塗布された樹脂を所定の温度で硬化すること
によって、第1の親基板13と第2の親基板21との間
に、第1の接合層18が形成される。この第1の接合層
18によって、第1の親基板13の一方主面と第2の親
基板21の一方主面とが積層されかつ接合される。
【0032】そして、第1の親基板13、インダクタ用
導体16および第2の親基板21などは図6の1点鎖線
で示す部分でチップ専用ダイサーによってカットされ、
図7に示すチップ11が形成される。
【0033】最後に、チップ11の長手方向における両
端部に、たとえばAgやAg−Pdなどの電極材料をス
パッタすることによって、外部電極22aおよび22b
がそれぞれ形成される。
【0034】上述のインダクタの製造方法では、複数の
インダクタ10のための第1の磁性体基板12と、溝1
4と、インダクタ用導体16と、第1の接合層18と、
第2の磁性体基板20とがそれぞれ一度に形成されるた
め、複数のインダクタ10を効率よく製造することがで
きる。
【0035】また、上述のインダクタの製造方法では、
第1の親基板13などをチップ専用ダイサーでカットす
ることによってチップ11が形成されるので、チップ1
1の寸法精度がよく、チップ11の両端部に外部電極2
2aおよび22bとなる電極材料を良好にスパッタする
ことができる。
【0036】図8はこの発明の他の実施例を示す斜視図
であり、図9は図8の線IX−IXにおける断面図であ
り、図10は図8の線X−Xにおける断面図であり、図
11はその分解斜視図である。この実施例の電子部品と
してのフィルタ30は、上述のチップ11を含む。
【0037】このチップ11の第1の磁性体基板12の
他方主面には、たとえば樹脂製接着剤など樹脂からなる
第2の接合層32によって、回路素子基板としての誘電
体材料からなる誘電体基板34の一方主面が積層されか
つ接合される。
【0038】この誘電体基板34の一方主面において、
その長手方向における両端および中央には、特に図11
に示すように、回路素子用電極としての第1,第2およ
び第3のコンデンサ用電極36a,36bおよび36c
がそれぞれ形成される。
【0039】また、第2の磁性体基板20、第1の接合
層18、第1の磁性体基板12、第2の接合層32およ
び誘電体基板34の長手方向の両端には、たとえばAg
やAg−Pdなどの電極材料からなる外部電極38aお
よび38bがそれぞれ形成される。この場合、特に図1
0に示すように、一方の外部電極38aは、インダクタ
用導体16の一端および第1のコンデンサ用電極36a
に接続され、他方の外部電極38bは、インダクタ用導
体16の他端および第2のコンデンサ用電極36bに接
続される。
【0040】さらに、第2の磁性体基板20、第1の接
合層18、第1の磁性体基板12、第2の接合層32お
よび誘電体基板34の両側面の長手方向における中央部
には、たとえばAgやAg−Pdなどの電極材料からな
る外部電極40aおよび40bがそれぞれ形成される。
これらの外部電極40aおよび40bは、特に図9に示
すように、第3のコンデンサ用電極36cに接続され
る。
【0041】このフィルタ30では、インダクタ用導体
16などで、1つのインダクタが形成される。さらに、
第1および第3のコンデンサ用電極36aおよび36c
間に1つのキャパシタンスが形成され、第2および第3
のコンデンサ用電極36bおよび36c間に別のキャパ
シタンスが形成される。したがって、このフィルタ30
は、図12に示すように、1つのインダクタと2つのキ
ャパシタンスとをπ型に接続した回路を有する。
【0042】また、このフィルタ30でも、第1の磁性
体基板12の溝14の内部にインダクタ用導体16が形
成されているので、磁性体基板などの表面に形成される
非常に薄いインダクタ用電極を有する従来の積層型のフ
ィルタと比べて、直流抵抗が小さくなり、小型にしても
大電流を流すことができる。
【0043】さらに、このフィルタ30では、インダク
タ用導体16と第1,第2および第3のコンデンサ用電
極36a,36bおよび36cとに接続される外部電極
38a,38b,40aおよび40bを有するので、プ
リント基板などに面実装することができる。
【0044】また、このフィルタ30では、第1の磁性
体基板12と第2の磁性体基板20と誘電体基板34と
が積層されかつ接合されるので、従来の積層型のフィル
タに比べて、反りや剥がれなどが生じにくく、製造が容
易になり、信頼性が高くなり、実用範囲が広がる。
【0045】次に、このフィルタ30の製造方法の一例
について説明する。
【0046】まず、上述のインダクタ10を製造する工
程と同様にして、複数の溝14,14,・・の内部にイ
ンダクタ用導体16が形成された第1の親基板13と、
第2の親基板21とが準備される。
【0047】さらに、図13に示すように、誘電体材料
からなる第3の親基板35が準備される。この第3の親
基板35は、複数の誘電体基板34となるべきものであ
る。そのため、この第3の親基板35は、第1の親基板
13と同じ大きさを有する。この第3の親基板35は、
たとえばシート工法あるいは粉末プレス成形法によって
誘電体材料を誘電体グリーンシートに成形し、その誘電
体グリーンシートを焼成し、その両主面をラップ研磨す
ることによって所定の厚みに形成される。なお、この第
3の親基板35も後でカットされるが、カットされる部
分を図13に1点鎖線で示す。
【0048】そして、この第3の親基板35の一方主面
には、図13に示すように、たとえば導電ペーストを塗
布することによって、複数の第1,第2および第3のコ
ンデンサ用電極36a,36bおよび36cがそれぞれ
一連に形成される。
【0049】次に、第2の親基板21の一方主面には、
たとえば樹脂製接着剤などの樹脂が塗布され、第1の親
基板13の一方主面がはり合わされる。さらに、第1の
親基板13の他方主面には、たとえば樹脂製接着剤など
の樹脂が塗布され、第3の親基板35の一方主面がはり
合わされる。そして、それらを圧着し、塗布された樹脂
を所定の温度で硬化することによって、図14に示すよ
うに、第1の親基板13と第2の親基板21との間に第
1の接合層18が形成され、第1の親基板13と第3の
親基板35との間に第2の接合層32が形成される。こ
れら第1および第2の接合層18および32によって、
第2および第3の親基板21および35が第1の親基板
13に積層されかつ接合される。
【0050】そして、第2の親基板21、第1の接合層
18、第1の親基板13、第2の接合層32および第3
の親基板35などは図14の1点鎖線で示す部分でチッ
プ専用ダイサーによってカットされ、図15に示すチッ
プ31が形成される。
【0051】最後に、チップ31の長手方向における両
端部と両側面の中央部とに、たとえば電極材料をスパッ
タすることによって、外部電極38a,38b,40a
および40bがそれぞれ形成される。
【0052】上述のフィルタの製造方法では、複数のフ
ィルタ30のための第1の磁性体基板12と、溝14
と、インダクタ用導体16と、第1の接合層18と、第
2の磁性体基板20と、第2の接合層32と、誘電体基
板34と、コンデンサ用電極36a〜36cとがそれぞ
れ一度に形成されるため、複数のフィルタ30を効率よ
く製造することができる。
【0053】また、上述のフィルタの製造方法でも、第
1の親基板13などをチップ専用ダイサーでカットする
ことによってチップ31が形成されるので、チップ31
の寸法精度がよく、チップ31の表面に外部電極38
a,38b,40aおよび40bとなる電極材料を良好
にスパッタすることができる。
【0054】なお、上述の各実施例では、第1の磁性体
基板12のみに溝14が形成されているが、内部にイン
ダクタ用導体16を形成するための溝14は、第2の磁
性体基板20の接合面に形成されてもよく、第1の磁性
体基板12および第2の磁性体基板20の両方の接合面
に形成されてもよい。
【0055】また、上述の各実施例では、溝14および
インダクタ用導体16がそれぞれ断面矩形に形成されて
いるが、溝14およびインダクタ用導体16は、それぞ
れ、断面円形など他の断面形状に形成されてもよい。
【0056】さらに、上述の各実施例において、外部電
極の表面には、はんだ付け時の耐熱性や濡れ性を向上さ
せるために、たとえばNi−Snめっきが施されてもよ
い。
【0057】また、上述の実施例のフィルタ30では、
第1の磁性体基板12に対向する誘電体基板34の一方
主面にコンデンサ用電極36a,36bおよび36cが
形成されているが、それらのコンデンサ用電極36a,
36bおよび36cは、誘電体基板34の内部に形成さ
れてもよく、誘電体基板34の露出する他方主面に形成
されてもよい。コンデンサ用電極36a,36bおよび
36cを誘電体基板34の露出する他方主面に形成する
場合、第2の磁性体基板20の露出する他方主面を実装
側の面として用いれば、プリント基板などにはんだ付け
などで実装する際、それらのコンデンサ用電極間が短絡
されにくい。なお、実用上問題がなければ、コンデンサ
用電極が形成された面を実装側の面として用いてもよ
い。
【0058】さらに、上述のように誘電体基板34の露
出する他方主面にコンデンサ用電極を形成すれば、それ
らのコンデンサ用電極の寸法をトリミングなどで調整す
ることによって、所望の周波数特性を比較的容易に得る
ことができる。
【0059】また、上述のように誘電体基板34の露出
する他方主面にコンデンサ用電極を形成すれば、それら
のコンデンサ用電極は、チップ31を形成した後で、た
とえば電極材料をスパッタすることによって形成されて
もよい。
【0060】また、上述の実施例のフィルタ30におい
て、誘電体基板34に代えてバリスタ特性を有するバリ
スタ基板が用いられ、かつ、コンデンサ用電極36a,
36bおよび36cがバリスタ用電極として用いられて
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の線II−IIにおける断面図である。
【図3】図1の線III−IIIにおける断面図であ
る。
【図4】図1に示す実施例の分解斜視図である。
【図5】図1に示す実施例の回路図である。
【図6】図1に示す実施例に用いられるチップを形成す
る工程の一例を示す斜視図である。
【図7】図1に示す実施例に用いられるチップを示す斜
視図である。
【図8】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図9】図8の線IX−IXにおける断面図である。
【図10】図8の線X−Xにおける断面図である。
【図11】図8に示す実施例の分解斜視図である。
【図12】図8に示す実施例の回路図である。
【図13】図8に示す実施例に用いられる誘電体基板を
形成する工程の一例を示す斜視図である。
【図14】図8に示す実施例に用いられるチップを形成
する工程の一例を示す斜視図である。
【図15】図8に示す実施例に用いられるチップを示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 インダクタ 11 チップ 12 第1の磁性体基板 13 第1の親基板 14 溝 16 インダクタ用導体 18 第1の接合層 20 第2の磁性体基板 21 第2の親基板 22a,22b 外部電極 30 フィルタ 31 チップ 32 第2の接合層 34 誘電体基板 35 第3の親基板 36a,36b,36c コンデンサ用電極 38a,38b,40a,40b 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 17/00 A 7319−5E H01G 4/40 H03H 7/075 A 8321−5J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の磁性体基板、 前記第1の磁性体基板に積層されかつ接合される第2の
    磁性体基板、 前記第1の磁性体基板および前記第2の磁性体基板の少
    なくとも一方の接合面の一端から他端にわたって形成さ
    れる溝、 前記溝の内部に形成されるインダクタ用導体、および前
    記インダクタ用導体に接続される外部電極を含む、電子
    部品。
  2. 【請求項2】 前記第1の磁性体基板および前記第2の
    磁性体基板の一方に積層されかつ接合され、回路素子用
    電極が形成される回路素子基板を含み、 前記外部電極は前記インダクタ用導体および前記回路素
    子用電極に接続される、請求項1の電子部品。
  3. 【請求項3】 前記回路素子基板は誘電体基板であり、
    前記回路素子用電極はコンデンサ用電極である、請求項
    2の電子部品。
  4. 【請求項4】 前記回路素子基板はバリスタ特性を有す
    るバリスタ基板であり、前記回路素子用電極はバリスタ
    用電極である、請求項2の電子部品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022168924A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 日東電工株式会社 インダクタ、個片化インダクタおよびその製造方法
WO2022181187A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 株式会社村田製作所 インダクタ部品

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