JPH0737711Y2 - ごみ破砕機用の破砕ロータ - Google Patents

ごみ破砕機用の破砕ロータ

Info

Publication number
JPH0737711Y2
JPH0737711Y2 JP1991036799U JP3679991U JPH0737711Y2 JP H0737711 Y2 JPH0737711 Y2 JP H0737711Y2 JP 1991036799 U JP1991036799 U JP 1991036799U JP 3679991 U JP3679991 U JP 3679991U JP H0737711 Y2 JPH0737711 Y2 JP H0737711Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
cutters
rotor
crushing rotor
crusher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991036799U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04131444U (ja
Inventor
寛 松木
Original Assignee
富士車輌株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士車輌株式会社 filed Critical 富士車輌株式会社
Priority to JP1991036799U priority Critical patent/JPH0737711Y2/ja
Publication of JPH04131444U publication Critical patent/JPH04131444U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0737711Y2 publication Critical patent/JPH0737711Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ごみ破砕機に取付け
られる破砕ロータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、可燃系ごみ、不燃系ごみ、粗大
系ごみは、焼却前処理、選別前処理、埋立前処理、およ
び再搬時の容積効率化などのために破砕機にかけられて
小片にされる。
【0003】上記破砕機として、図6に示したものが従
来から知られている。この破砕機は、ケーシング40内
に2本の破砕ロータC、Dを組込み、各ロータC、Dを
モーターMで互いに内方向に回転させるようにしてい
る。
【0004】上記ロータC、Dは、回転軸41、42の
外側に複数の破砕用カッター43と、その破砕用カッタ
ー43の幅より少し大きめの幅から成るカラー44とを
交互に着脱自在に取付けた構成とされ、一方の回転軸4
1に取付けたカッター43間に、他方の回転軸42に取
付けたカッター43が入るように組合わされ、各回転軸
41、42に設けたカッター43の両エッジでごみを切
断し、カッター43の周面とカラー44の周面間でごみ
を押し切りするようにしている。
【0005】上記ロータC、Dに取付けたカッター43
は、金属や強化プラスチック等、硬質なものを切断した
場合、エッジが摩耗して丸くなり、これにより切れ味が
悪化し、作業効率が低下する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来、このようにカッ
ター43の切れ味が鈍ると、カッター43の周面を研磨
してエッジを角立たせて再度試用しているが、研磨量が
多くなると、カッター43の周面とカラー44の周面と
の間隔が大きくなり、押し切り作用が低下する。このた
め、あまり大きな研磨量をとることができず、カッター
43の寿命がきわめて短いという欠点があった。また、
カッター43を短期間で交換する必要があるため、作業
能率が低下し、経済性が悪化する問題がある。
【0007】そこで、この考案の課題は、カッターの交
換寿命が長く、経済的なごみ破砕作業を行なうことがで
きる破砕ロータを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案においては、回転軸と、その回転軸に着
脱自在に取付けられる複数のカッターと、そのカッター
の間隔を保持する保持部材とから成るごみ破砕機用の破
砕ロータにおいて、上記カッターを軸方向に分割し、
の分割カッターの両側面における周縁のそれぞれに切断
用エッジを設けた構成を採用したのである。
【0009】
【作用】上記の構成においては、カッターのエッジが摩
耗して丸くなった場合、回転軸からカッターを取り外し
てカッターを分割し、その分割カッターの向きを変え、
摩耗した切断用エッジの側面を互いに重ね合わせて新し
い切断用エッジをカッターの両側面の周縁に臨ませる。
その状態で回転軸に再度取付ける。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0011】図1乃至図4は、この考案に係る破砕ロー
タを用いたごみ破砕機を示し、共通の床盤1上にケーシ
ング2と駆動装置3とが取付けられている。
【0012】ケーシング2は、上部ケーシング2aと下
部ケーシング2bとに分割され、その下部ケーシング2
bが上記床盤1に固定されている。また、ケーシング2
内には2本の破砕ロータA、Bが水平状態で平行にかけ
渡されている。
【0013】このロータA、Bは、回転軸4、5と、そ
の回転軸4、5の外側に着脱自在に取付けられた複数の
カッター6と、そのカッター6を所要の間隔に保持する
保持部材としてのカラー7とから成っている。
【0014】上記カッター6とカラー7は、回転軸4、
5に設けた一対のエンドプレート8間に交互に組込ま
れ、そのエンドプレート8とカッター6及びカラー7
は、それぞれを貫通するタイロッド9と、そのタイロッ
ド9の両端に締付けられるナット10により互いに連結
されている。
【0015】上記カッター6は、回転軸4、5の挿通孔
11を有し、その挿通孔11の内周にキー溝12が形成
されており、回転軸4、5のキー溝13に挿入したキー
14によって、回転軸4、5に回り止めされている。
【0016】上記カッター6は、軸方向に2分割される
2枚の分割カッター6a、6bから成り、分割カッター
6aの両側面における周縁には、切断用エッジ30a、
31aが形成され、また、分割カッター6bの両側面に
おける周縁にも切断用エッジ30b、31bが設けられ
ており、回転軸4、5にキー止めした状態で、各分割カ
ッター6a、6bの外周に設けられる複数の刃15が互
いに一致するように取付けられる。
【0017】上記の構成から成る一対のロータA、B
は、一方のロータAのカッター6間に、他方のロータB
のカッター6の一部がはいり込むように組合わされてケ
ーシング2内に収納され、その両端が下部ケーシング2
bの外側に取付けられた軸受箱16に、軸受17を介し
て回転自在に支持される。この軸受箱16は、箱本体1
6aと蓋16bとから成り、ボルトとナットの締付けに
より下部ケーシング2bに取付けられている。
【0018】また、上記一対のロータA、Bのうち、一
方のロータAが前記駆動装置3によって駆動され、その
一方のロータAの回転は、ギア比の異なる一対のギア1
8、19を介して、他方のロータBに伝達される。
【0019】上記の駆動装置3は、モータMと減速機2
0とから成り、モータMの回転は、プーリ21及びVベ
ルト22を介して減速機20に伝達されており、その減
速機20の出力軸23と、一方のロータAの回転軸4が
カップリング24で連結されている。
【0020】上記構造のように、Vベルト22及びプー
リ21を介してモータMの回転を減速機20に伝えるこ
とにより、減速機20側の負荷が大きくなった場合、V
ベルト22とプーリ21間でスリップが生じ、モータM
の焼付きを防止することができる。
【0021】なお、25は、上部ケーシング2a及び下
部ケーシング2bの両側に設けられたスクレーパで、各
ロータA、Bのカッター6間に臨み、カラー7の周面に
接近して、カラー7に巻きつくごみを取り除くようにし
ている。
【0022】上記の構成から成るごみ破砕機用破砕ロー
タにおいては、回転軸4、5に取付けられているカッタ
ー6の切断用エッジ30a、30bが図5に示すように
摩耗して丸くなった場合、上部ケーシング2aを下部ケ
ーシング2bから取り外し、回転軸4と出力軸23との
連結を解除した後、軸受箱16の蓋16bを取り、ロー
タAをつり上げて、軸受17を回転軸4から取り外す。
次に、タイロッド9の両端のナット10を外し、タイロ
ッド9を引き抜き、エンドプレート8、カラー7、カッ
ター6を軸方向に順次引き抜いてゆく。
【0023】引き抜き終了後は、図5に示すように分割
カッター6a、6bの摩耗した切断用エッジ30a、3
0b側の側面を互いに重ね合わせ、その重ね合わせたカ
ッター6とカラー7とを順次回転軸4に取付ける。この
ようにカッター6とカラー7を回転軸4に取付けること
により、各カッター6の両側に新しい切断用エッジ31
a、31bが臨むことになり、そのカッター6によって
初期の切断と同様の効果を得ることができる。
【0024】なお、実施例の場合、カッター6を軸方向
に2分割したものを示したが、強度の許せる範囲であれ
ば、3個以上に分割してもよい。
【0025】
【効果】以上のように、この考案においては、カッター
を軸方向に分割して、その分割カッターの両側面におけ
る周縁のそれぞれに切断用エッジを設けたので、切断用
エッジが摩耗した場合、回転軸からカッターを取外して
分割し、その分割したカッターの摩耗した切断用エッジ
の側面同士を重ね合わせることにより、新しい切断用
ッジをカッターの両側に臨ませることができるので、カ
ッターの交換寿命が長くなり、経済的な使用ができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る破砕ロータを用いたごみ破砕機
の平面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図1のIII −III 線に沿った断面図
【図4】同上の左側面図
【図5】カッターのローテーションを示す概略図
【図6】従来の破砕ロータが取付けられたごみ破砕機を
示す平面図
【符号の説明】
4、5 回転軸 6 カッター 6a、6b 分割カッター 7 カラー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、その回転軸に着脱自在に取付
    けられる複数のカッターと、そのカッターの間隔を保持
    する保持部材とから成るごみ破砕機用の破砕ロータにお
    いて、上記カッターを軸方向に分割し、その分割カッタ
    ーの両側面における周縁のそれぞれに切断用エッジを設
    たことを特徴とするごみ破砕機用の破砕ロータ。
JP1991036799U 1991-05-23 1991-05-23 ごみ破砕機用の破砕ロータ Expired - Lifetime JPH0737711Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991036799U JPH0737711Y2 (ja) 1991-05-23 1991-05-23 ごみ破砕機用の破砕ロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991036799U JPH0737711Y2 (ja) 1991-05-23 1991-05-23 ごみ破砕機用の破砕ロータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04131444U JPH04131444U (ja) 1992-12-03
JPH0737711Y2 true JPH0737711Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=31918692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991036799U Expired - Lifetime JPH0737711Y2 (ja) 1991-05-23 1991-05-23 ごみ破砕機用の破砕ロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737711Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2111745B (en) * 1981-12-07 1985-06-19 Philips Electronic Associated Insulated-gate field-effect transistors
JPS58178993A (ja) * 1982-04-12 1983-10-20 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置
JPH0379220A (ja) * 1989-08-22 1991-04-04 Karl Jimuki Kk シュレッダー用円形刃の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04131444U (ja) 1992-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3931935A (en) Method of and apparatus for cutting vehicle tires
US5680999A (en) Shredder
US4607800A (en) Solid waste comminution machine
US11338298B2 (en) Material reducing apparatus having a system for allowing a reducing rotor to be selectively configured in multiple different reducing configurations
CN209968601U (zh) 一种用于建筑垃圾的分级粉碎处理装置
EP0898051A1 (de) Kombination konventioneller Schlitzwerkzeuge mit exzenteraktivierten Fräsbohrwerkzeugen
JPH0737711Y2 (ja) ごみ破砕機用の破砕ロータ
JP2815826B2 (ja) 破砕機
CN102350392B (zh) 一种用于粉碎厨余垃圾的粉碎装置、粉碎机及粉碎压榨机
CN212505766U (zh) 一种行星轴向运动铣刨研磨五角头机构
CN214515081U (zh) 一种土木工程建筑废料处理装置
CN209465136U (zh) 一种复合式垃圾破碎机
JP2527685B2 (ja) 破砕機
KR100469677B1 (ko) 임목폐기물 파쇄장치
CN210994607U (zh) 一种建筑用垃圾粉碎处理装置
CN112536116A (zh) 一种高效垃圾破碎装置及超硬和纤维材料同时破碎方法
JP3040517U (ja) 破砕機
JPS6028507Y2 (ja) 凍結食品用破砕機
CN217725698U (zh) 一种高效钢屑撕碎粉碎机
CN213404175U (zh) 一种林业草原生态除草装置
CN217830172U (zh) 一种用于树枝粉碎加工的卷入机构
CN207047920U (zh) 一种装载机的铲斗
KR200177963Y1 (ko) 분쇄·파쇄겸용이 가능한 톱밥제조기
CN221021926U (zh) 一种薄膜边角料粉碎装置
JPS6134059Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080418

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418