JPH0737525Y2 - ファスナーエレメントの噛合工具 - Google Patents

ファスナーエレメントの噛合工具

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JPH0737525Y2
JPH0737525Y2 JP1989075453U JP7545389U JPH0737525Y2 JP H0737525 Y2 JPH0737525 Y2 JP H0737525Y2 JP 1989075453 U JP1989075453 U JP 1989075453U JP 7545389 U JP7545389 U JP 7545389U JP H0737525 Y2 JPH0737525 Y2 JP H0737525Y2
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JP
Japan
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fastener element
tool
fastener
lower pieces
diamond guide
Prior art date
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Application number
JP1989075453U
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JPH0313806U (ja
Inventor
延夫 黒坂
Original Assignee
株式会社シ・ワールド
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ウエットスーツのファスナーなどのエレメン
ト(務歯)が、スライダー(開閉部品)の作用ではな
く、不本意にも開きぱなしになった場合などに容易に噛
合できるファスナーエレメントの噛合工具に関する。
〔従来の技術〕
ファスナー(スライドファスナー)エレメントはスライ
ダーで脱着するが、スライダーがなんらかの調子で外れ
ると、ファスナー全体を交換縫合するか、或はその外れ
たエレメントを一個一個ごとに手作業で噛合して修復し
ていた。
ウエットスーツをはじめファスナーを用いた製品はたい
へん大量に生産されており、外れたファスナーの修復を
効率良く行なう手段が要請されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、ファスナー全体を交換縫合するのは費用
がかかりすぎ、またその外れたエレメントを一個一個ご
とに手作業で噛合して修復するのは、たいへんな手間や
作業時間や技術習得を要し、きわめて不経済であった。
本考案の目的は、外れたエレメントを容易に噛合する工
具を提供するものであって、誰もが簡単にエレメント外
れのファスナーを修復できる手段とその工具を突出する
ことにある。
本考案の実施例では、その工具が、大小種々のファスナ
ーに使用できるものであり、ファスナーの下止め金具な
どの取付けもできるニッパー型のものを開示する。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は、外れたファスナーを噛合するのに、指先など
で一個づつ組み合わせてゆくのではなく、連続的に容易
に噛合できる工具を提供する。
ここに本考案は、スライダー胴体に相応する構成の上下
片夫々を、グリップを備えて開閉自在な挟着部の両先端
に形成したファスナーエレメントの噛合工具であって、
グリップを有し、くちばしのように開閉する挟着部にス
ライダー機能のある上下片を設けていることが特徴のひ
とつである。
さらに具体的には、スライダーの胴体に相応する構成の
上下片夫々を、グリップを備えて開閉自在な挟着部の両
先端に形成したファスナーエレメントの噛合工具であっ
て、上下片の一方に設けたダイヤガイドを前後に進退移
動自在に設け、ファスナーエレメントの大小に応じてダ
イヤガイドを移動し、スライダー内の案内通路の幅を前
記エレメントに合わせることにより、大小多種のファス
ナーの噛合に適応するファスナーエレメントの噛合工具
を提供する。
さらに本考案では上下片の前方開口部に口幅調整部材を
設けて、口幅を狭小に調整して、エレメントの小さいフ
ァスナーにでも適用できる構成も提供する。
また工具が生地を噛まないようにスカート部を形成した
もの、下止め金具のかしめ部を設けたもの、上下片の後
方をサック部とし、これに通常のニッパー先端を挿入し
組み合わせて使用できる実施例も提案する。
スライダーの胴体に相応する上下片の構成とは、スライ
ダーを横に分割したそれぞれの状態の構成の意味であ
る。
前記スライダーの胴体の上部に該当する構成である上片
は、幅広部から口細状に湾曲した形状であり外周側にレ
ールを形成し、一方前記胴体の下部に該当する幅広部の
略中央にダイヤガイドを設けた下片も幅広部から口細状
に湾曲した形状であり外周側にレールを形成している。
〔作用〕
本考案に係るファスナーエレメントの噛合工具は、ファ
スナーの外れたエレメントの部分を、本考案の工具先端
の上下片で挟着し、そのまま手前にひくことにより、左
右のエレメントが湾曲して案内通路を通り、歯車の原理
で容易にかみ合ってゆくことを利用したものである。
エレメントの噛合作動を説明すると、ファスナーの外れ
たエレメントを挟着した上下片は左右のエレメントをそ
の幅広部で包囲し、逆Y字状の案内通路空間に位置させ
る。
グリップをもって、上下片を手前に引くと、左右のエレ
メントは口幅の狭い部分に湾曲しながら案内され、その
湾曲度と口幅の規制でかみ合わさるのである。
幅広部に設けたダイヤガイドは前後に進退する構成であ
り、前進させるとダイヤガイドと外周側レールが形成す
る案内通路の幅が変化するので、エレメントのかみ合い
深さに応じて調整ができる。
〔実施例〕
次に、本考案に係るファスナーエレメントの噛合工具を
図面に示す実施例に基いて説明する。
第1図において、ニッパー型本体1は、スライダーの胴
体を横に分割した状態に相応する構成である上片2およ
び下片3の夫々を、グリップ4・5を備えて開閉自在な
挟着部6・7の両先端に形成したファスナーエレメント
の噛合工具を示すものである。
挟着部6・7は、刃8、下止め金具Aをかしめる突起9
・10を横設している。
工具本体1は、ニッパータイプであり、比較的細く長い
挟着部6・7として使いやすくしている。
上片2は、窓11を形成しかつ幅広部12から口細状に湾曲
した形状であり前後方向を開口し、外周側にレール13を
垂設形成している。
前方の口幅は、エレメントの噛合時の幅に相当する。
窓11は、噛合状態の覗き窓である。
一方前記胴体の下部に該当する下片3は、幅広部14の略
中央にダイヤガイド15を設け、幅広部14から口細状に湾
曲した形状であり、前後方を開口し、外周側にレール16
を立縁形成している。
なおダイヤガイド15は、ダイヤ型、船型などの形状で、
上片2と下片3のレール13・16の間に間隙17(生地厚以
上)を作るとともに左右のエレメントを案内する役目で
ある。
幅広部に設けたダイヤガイド15は前後に進退する構成で
あり、後部の幅が広いので前進させるとダイヤガイド15
とレール13・レール16の間隔が調整できる。
第2図のものは、略U字型の弾性グリップ18の挟着部6
・7に挿入して使用する構成のファスナーエレメントの
噛合工具を示す実施例である。
スライダーの胴体に相応する構成の上下片2・3夫々
を、後部をサック状として組み立て部品としたものであ
る。
上下片2・3は略U字状グリップ18の先端に取り付けら
れて開閉自在になる。
また下片3に設けたダイヤガイド15を前後に進退移動自
在としまた上下片2・3の前方口に口幅調整部材19、20
を設け、ビス21、22で口幅調整部材19、20を内方に押し
出して口幅をファスナーの幅に合わせることができるよ
うにしている。
口幅調整の機構は、この実施例に限定されるものではな
く、ワンタッチで調整する構成も想定できる。
ダイヤガイド15を前後に進退移動自在にする構造は、第
2図・第3図のものは目盛り23を付した縦溝24を貫通し
てビス25でダイヤガイド15を固定している。
ビス25をゆるめ、ダイヤガイド15を所定位置に移動し
て、ビス25を締めて固定する。
第4図は、ダイヤガイド15の側面にバネ26を設け、一方
下片3に前記バネ26の入る凹部を設けた溝27を設けて位
置移動と固定をする構成を示している。
なお下片3の下面には、生地はさみ防止用のスカート28
を設けるのが好ましい。
第5図は、ダイヤガイド15を固定しておいて、口幅調整
部材で、口幅を調整する下片3の例である。
本明細書においては『噛合』の表現をもちいているが、
これはいわゆる噛合タイプのファスナーを前提としてい
る。しかし、本考案は、機密性の高い嵌合タイプの合成
樹脂ファスナーの場合にも応用できる着想である。
〔考案の効果〕
本考案に係るファスナーエレメントの噛合工具は、前記
のような構成及作用であり、次のような効果がある。
グリップで先端の上下片を、容易に開閉できファスナ
ーの外れた箇所を適切におさえることができる。
おさえたあとは、手前に引くだけで、ファスナーを簡
単に噛合できる。
実際上、ウエットスーツ等の最近のウエア類の外れたフ
ァスナー修理は、熟練者でもその作業に手間どっていた
が、本考案の工具を使用すれば、初心者でも時間に噛合
修理が可能となる。
ダイヤガイドの位置を調整できるので、大小多種類の
ファスナーの修理に使用することができる。
ダイヤガイドの位置の調整に加えて口幅を調整できる
構成のものは、さらに微妙な寸法のファスナーの修理に
使用することができる。
このように、本件考案のファスナーエレメントの噛合工
具は、外れたファスナー修理にきわめて便利であり、実
用的考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るファスナーエレメントの噛合工具
の実施例を示すものであって、第1図は、ファスナーの
修理に使用する状態の斜視図、第2図は、略U字状グリ
ップと上下片の組み合わせを示す斜視図、 第3図は、同じく一部省略側面図、 第4図は、ダイヤガイドの異なる移動構成を示す要部
図、第5図は、口幅調整部材を示す平面図である。 符号の簡単な説明 1……工具本体 2……上片 3……下片 4・5……グリップ 6・7……挟着部 13・16……レール 15……ダイヤガイド 19・20……口幅調整部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライダーの胴体に相応する構成の上下片
    夫々を、グリップを備えて開閉自在な挟着部の両先端に
    形成したファスナーエレメントの噛合工具であって、上
    下片の一方にダイヤガイドを前後に進退移動自在に設
    け、ファスナーエレメントの大小に応じてダイヤガイド
    を前後に移動し、大小のファスナーの噛合に適応するフ
    ァスナーエレメントの噛合工具。
  2. 【請求項2】スライダーの胴体に相応する構成の上下片
    夫々を、グリップを備えて開閉自在な挟着部の両先端に
    形成したファスナーエレメントの噛合工具であって、上
    下片の一方にダイヤガイドを前後に進退移動自在に設け
    るとともに上下片に通路の口幅調整部材を設け、ファス
    ナーエレメントの大小に応じてダイヤガイドを前後に移
    動し、前記口幅調整部材の調整で案内通路の湾曲および
    口幅を合わせて、大小のファスナーの噛合に適応するフ
    ァスナーエレメントの噛合工具。
JP1989075453U 1989-06-27 1989-06-27 ファスナーエレメントの噛合工具 Expired - Lifetime JPH0737525Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989075453U JPH0737525Y2 (ja) 1989-06-27 1989-06-27 ファスナーエレメントの噛合工具

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JP1989075453U JPH0737525Y2 (ja) 1989-06-27 1989-06-27 ファスナーエレメントの噛合工具

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Publication Number Publication Date
JPH0313806U JPH0313806U (ja) 1991-02-13
JPH0737525Y2 true JPH0737525Y2 (ja) 1995-08-30

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JP1989075453U Expired - Lifetime JPH0737525Y2 (ja) 1989-06-27 1989-06-27 ファスナーエレメントの噛合工具

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS457844Y1 (ja) * 1966-06-16 1970-04-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS457844Y1 (ja) * 1966-06-16 1970-04-15

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JPH0313806U (ja) 1991-02-13

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