JPH0737499A - ブラウン管のカラー蛍光面塗装方法と装置 - Google Patents
ブラウン管のカラー蛍光面塗装方法と装置Info
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- JPH0737499A JPH0737499A JP20211593A JP20211593A JPH0737499A JP H0737499 A JPH0737499 A JP H0737499A JP 20211593 A JP20211593 A JP 20211593A JP 20211593 A JP20211593 A JP 20211593A JP H0737499 A JPH0737499 A JP H0737499A
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- slit
- carbon
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カラー蛍光面の塗装工程が非常に少なく、塗
装材料の浪費のないようにすること。 【構成】 ブラウン管のパネル内面2aにアパチァーグ
リルのスリット画像を投影し、そのスリット画像をパネ
ル2の外側から画像認識装置によって読み取ってスリッ
トの位置データを認識する。そして、画像認識装置から
フィードバックされたスリットの位置データに基づい
て、塗装ロボットによってパネル内面2aにカーボンス
トライプCS、赤色、緑色及び青色の蛍光体ストライプ
RS、GS、BSを順次塗布することを特徴とする。
装材料の浪費のないようにすること。 【構成】 ブラウン管のパネル内面2aにアパチァーグ
リルのスリット画像を投影し、そのスリット画像をパネ
ル2の外側から画像認識装置によって読み取ってスリッ
トの位置データを認識する。そして、画像認識装置から
フィードバックされたスリットの位置データに基づい
て、塗装ロボットによってパネル内面2aにカーボンス
トライプCS、赤色、緑色及び青色の蛍光体ストライプ
RS、GS、BSを順次塗布することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トリニトロンカラーブ
ラウン管のパネル内面にカラー蛍光面を塗布する方法と
装置に関するものである。
ラウン管のパネル内面にカラー蛍光面を塗布する方法と
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、トリニトロンカラーブラウン
管のパネル内面に、カーボンストライプ、赤色、緑色及
び青色の蛍光体ストライプを塗布するカラー蛍光面塗布
方法にはスラリー法が用いられていた。
管のパネル内面に、カーボンストライプ、赤色、緑色及
び青色の蛍光体ストライプを塗布するカラー蛍光面塗布
方法にはスラリー法が用いられていた。
【0003】このスラリー法は、パネル内面の全面にP
VA感光液を遠心力を利用して一定の膜厚に塗布し、乾
燥後に、PVA感光液に光学マスクをかけてストライプ
状に露光し、現像する。そして、ストライプ間の不要な
PVA感光液を洗浄除去して、PVAストライプを形成
する。
VA感光液を遠心力を利用して一定の膜厚に塗布し、乾
燥後に、PVA感光液に光学マスクをかけてストライプ
状に露光し、現像する。そして、ストライプ間の不要な
PVA感光液を洗浄除去して、PVAストライプを形成
する。
【0004】次に、PVAストライプの上からパネル内
面の全面にカーボンスラリーを遠心力を利用して塗布
し、乾燥後に、上記同様に光学マスクをかけてカーボン
スラリーのPVAストライプ間を露光し、現像する。そ
して、カーボンストライプ間の不要なPVAストライプ
及びカーボンスラリーを洗浄除去して、黒色のカーボン
ストライプを形成する。
面の全面にカーボンスラリーを遠心力を利用して塗布
し、乾燥後に、上記同様に光学マスクをかけてカーボン
スラリーのPVAストライプ間を露光し、現像する。そ
して、カーボンストライプ間の不要なPVAストライプ
及びカーボンスラリーを洗浄除去して、黒色のカーボン
ストライプを形成する。
【0005】次に、カーボンストライプの上からパネル
内面の全面に例えば赤色の蛍光体スラリーを遠心力を利
用して塗布し、乾燥後に、上記同様に光学マスクをかけ
て蛍光体スラリーの所定のカーボンストライプ間を露光
し、現像する。そして、不要な蛍光体スラリーを洗浄除
去して、赤色の蛍光体ストライプを所定のカーボンスト
ライプ間に形成する。
内面の全面に例えば赤色の蛍光体スラリーを遠心力を利
用して塗布し、乾燥後に、上記同様に光学マスクをかけ
て蛍光体スラリーの所定のカーボンストライプ間を露光
し、現像する。そして、不要な蛍光体スラリーを洗浄除
去して、赤色の蛍光体ストライプを所定のカーボンスト
ライプ間に形成する。
【0006】そして、同様の蛍光体塗布工程を、緑色蛍
光体ストライプ及び青色蛍光体ストライプについても順
次行って、カーボンストライプ間に赤色、緑色、青色の
順に蛍光体ストライプを形成していた。
光体ストライプ及び青色蛍光体ストライプについても順
次行って、カーボンストライプ間に赤色、緑色、青色の
順に蛍光体ストライプを形成していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスラリ
ー法によるカラー蛍光面塗布方法は、PVA感光液、カ
ーボンスラリー、赤色、緑色及び青色の蛍光体スラリー
の塗布、露光現像、洗浄除去等の工程が非常に多く、こ
れらの工程を行うための多くの付帯設備も必要である
等、生産性が悪く、非常にコスト高につく。しかも、P
VA感光液、カーボンスラリー、赤色、緑色及び青色の
蛍光体スラリーをそれぞれ一度パネル内面の全面に塗布
した後、これらの不要な部分を洗浄除去してしまう方法
は、材料の浪費が膨大であり、材料費が非常に高くつ
く。更に、洗浄後にもパネル内面に付着している残留カ
ーボンや蛍光体スラリーによる放電事故等や付帯設備の
動作不良等が発生し易い等の問題があった。
ー法によるカラー蛍光面塗布方法は、PVA感光液、カ
ーボンスラリー、赤色、緑色及び青色の蛍光体スラリー
の塗布、露光現像、洗浄除去等の工程が非常に多く、こ
れらの工程を行うための多くの付帯設備も必要である
等、生産性が悪く、非常にコスト高につく。しかも、P
VA感光液、カーボンスラリー、赤色、緑色及び青色の
蛍光体スラリーをそれぞれ一度パネル内面の全面に塗布
した後、これらの不要な部分を洗浄除去してしまう方法
は、材料の浪費が膨大であり、材料費が非常に高くつ
く。更に、洗浄後にもパネル内面に付着している残留カ
ーボンや蛍光体スラリーによる放電事故等や付帯設備の
動作不良等が発生し易い等の問題があった。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、カラー蛍光面の塗装工程が非常に
少なく、塗装材料の浪費のないブラウン管のカラー蛍光
面塗装方法と装置を提供することを目的としている。
されたものであって、カラー蛍光面の塗装工程が非常に
少なく、塗装材料の浪費のないブラウン管のカラー蛍光
面塗装方法と装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のブラウン管のカラー蛍光面塗装方法と装置
は、ブラウン管のパネル内面にアパチァーグリルのスリ
ットに対応するスリット画像を投影する工程と、上記ス
リット画像のスリットの位置データを認識する工程と、
上記認識されたスリット画像のスリットの位置データに
基づき、上記パネル内面にカーボンストライプ、赤色、
緑色及び青色の蛍光体ストライプを順次塗布する工程と
を備えたものである。また、本発明のブラウン管のカラ
ー蛍光面塗布装置は、ブラウン管のパネル内に位置決め
されたアパチァーグリルと、上記アパチァーグリルのス
リット画像を上記パネル内面に投影する投影手段と、上
記パネルの外側に配置され、そのパネル内面に投影され
たスリット画像を読み取ってそのスリット画像のスリッ
トの位置データを認識する画像認識装置と、上記アパチ
ァーグリルの除去後に、上記画像認識装置からフィード
バックされたスリットの位置データに基づいて、上記パ
ネル内面にカーボンストライプ、赤色、緑色及び青色の
蛍光体ストライプを所定間隔で順次塗布する塗装ロボッ
トとを備えたものである。
めの本発明のブラウン管のカラー蛍光面塗装方法と装置
は、ブラウン管のパネル内面にアパチァーグリルのスリ
ットに対応するスリット画像を投影する工程と、上記ス
リット画像のスリットの位置データを認識する工程と、
上記認識されたスリット画像のスリットの位置データに
基づき、上記パネル内面にカーボンストライプ、赤色、
緑色及び青色の蛍光体ストライプを順次塗布する工程と
を備えたものである。また、本発明のブラウン管のカラ
ー蛍光面塗布装置は、ブラウン管のパネル内に位置決め
されたアパチァーグリルと、上記アパチァーグリルのス
リット画像を上記パネル内面に投影する投影手段と、上
記パネルの外側に配置され、そのパネル内面に投影され
たスリット画像を読み取ってそのスリット画像のスリッ
トの位置データを認識する画像認識装置と、上記アパチ
ァーグリルの除去後に、上記画像認識装置からフィード
バックされたスリットの位置データに基づいて、上記パ
ネル内面にカーボンストライプ、赤色、緑色及び青色の
蛍光体ストライプを所定間隔で順次塗布する塗装ロボッ
トとを備えたものである。
【0010】
【作用】上記のように構成された本発明のブラウン管の
カラー蛍光面塗装方法と装置は、ブラウン管のパネル内
面にアパチァーグリルのスリット画像等を投影し、その
スリット画像をパネルの外側から画像認識装置等によっ
て読み取ってスリットの位置データを認識する。そし
て、画像認識装置等からフィードバックされたスリット
の位置データに基づいて、塗装ロボット等によってパネ
ル内面にカーボンストライプ、赤色、緑色及び青色の蛍
光体ストライプを所定間隔で順次塗布するものである。
カラー蛍光面塗装方法と装置は、ブラウン管のパネル内
面にアパチァーグリルのスリット画像等を投影し、その
スリット画像をパネルの外側から画像認識装置等によっ
て読み取ってスリットの位置データを認識する。そし
て、画像認識装置等からフィードバックされたスリット
の位置データに基づいて、塗装ロボット等によってパネ
ル内面にカーボンストライプ、赤色、緑色及び青色の蛍
光体ストライプを所定間隔で順次塗布するものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明を適用したトリニトロンカラー
ブラウン管のパネル内面へのカラー蛍光面塗布方法と装
置を図を参照して説明する。
ブラウン管のパネル内面へのカラー蛍光面塗布方法と装
置を図を参照して説明する。
【0012】
【第1実施例】まず、図1〜図8によって、第1実施例
を説明する。
を説明する。
【0013】まず、図8は、トリニトロンカラーブラウ
ン管(以下単にブラウン管と記載する)1を示したもの
であり、このブラウン管1はテレビ画像を再生するパネ
ル2、ファンネル3及びネック4とによって構成されて
いる。そして、パネル内面2aにカラー蛍光面5が形成
され、そのパネル内面2aと平行にアパチァーグリル6
が内蔵され、ネック4内に電子銃7が装填されてブラウ
ン管1が構成されている。
ン管(以下単にブラウン管と記載する)1を示したもの
であり、このブラウン管1はテレビ画像を再生するパネ
ル2、ファンネル3及びネック4とによって構成されて
いる。そして、パネル内面2aにカラー蛍光面5が形成
され、そのパネル内面2aと平行にアパチァーグリル6
が内蔵され、ネック4内に電子銃7が装填されてブラウ
ン管1が構成されている。
【0014】次に、図7はアパチァーグリル5を示した
ものであって、パネル内面2aと平行に弯曲された円筒
面状のグリッド面8には電子ビーム通過用の縦向きで、
平行な多数のスリット9が形成されている。
ものであって、パネル内面2aと平行に弯曲された円筒
面状のグリッド面8には電子ビーム通過用の縦向きで、
平行な多数のスリット9が形成されている。
【0015】次に、パネル内面2aにカラー蛍光面5を
塗布する方法と装置を説明する。
塗布する方法と装置を説明する。
【0016】
【スリット画像を投影する工程】まず、図2に示すよう
に、塗装ロボット11のパネル位置決め装置12にパネ
ル2をパネル内面2aが上向きになるように水平にセッ
トし、そのパネル内面2aの上部にアパチァーグリル6
を平行にセットする。
に、塗装ロボット11のパネル位置決め装置12にパネ
ル2をパネル内面2aが上向きになるように水平にセッ
トし、そのパネル内面2aの上部にアパチァーグリル6
を平行にセットする。
【0017】次に、ブラウン管1における電子銃7によ
る赤色、緑色及び青色の電子ビーム発生位置に赤色光R
L、緑色光GL及び青色光BLを発生する光源13を下
向きにセットする一方、パネル2の下部に画像認識装置
14を上向きにセットする。
る赤色、緑色及び青色の電子ビーム発生位置に赤色光R
L、緑色光GL及び青色光BLを発生する光源13を下
向きにセットする一方、パネル2の下部に画像認識装置
14を上向きにセットする。
【0018】そして、図3の(A)(B)(C)に示す
ように、光源13から赤色光RL、緑色光GL、青色光
BLを順次発光させて、これらの光RL、GL、BLを
アパチァーグリル6を通過させてパネル内面2aに照射
する。
ように、光源13から赤色光RL、緑色光GL、青色光
BLを順次発光させて、これらの光RL、GL、BLを
アパチァーグリル6を通過させてパネル内面2aに照射
する。
【0019】すると、図3の(A)(B)(C)及び図
4に示すように、各光RL、GL、BLがパネル2を下
方に透過することによって形成されるスリット画像15
がパネル2に投影される。
4に示すように、各光RL、GL、BLがパネル2を下
方に透過することによって形成されるスリット画像15
がパネル2に投影される。
【0020】
【スリット画像の認識工程】そこで、図2及び図4に示
すように、画像認識装置14によって、パネル2の下方
からパネル2のスリット画像15を読み取って、そのス
リット画像15を画像処理して、そのスリット画像15
のスリットの座標である位置データを認識する。
すように、画像認識装置14によって、パネル2の下方
からパネル2のスリット画像15を読み取って、そのス
リット画像15を画像処理して、そのスリット画像15
のスリットの座標である位置データを認識する。
【0021】そして、画像認識装置14によって認識し
たスリット画像15のスリットの位置データを塗装ロボ
ット11のコントローラにフィードバックする。
たスリット画像15のスリットの位置データを塗装ロボ
ット11のコントローラにフィードバックする。
【0022】
【カラー蛍光面の塗布工程】次に、図5及び図6に示す
ように、塗装ロボット11にセットされているアパチァ
ーグリル6及び光源13を除去した後、塗装ロボット1
1の塗装ハンド16に下向きに取り付けられているイン
クジェット・プリンター方式、ディスペンサー方式、感
熱転写方式等の塗装手段である塗装ヘッド17を塗装ハ
ンド16によってX方向及びY方向に移動制御する。
ように、塗装ロボット11にセットされているアパチァ
ーグリル6及び光源13を除去した後、塗装ロボット1
1の塗装ハンド16に下向きに取り付けられているイン
クジェット・プリンター方式、ディスペンサー方式、感
熱転写方式等の塗装手段である塗装ヘッド17を塗装ハ
ンド16によってX方向及びY方向に移動制御する。
【0023】この際、塗装ロボット11のコントローラ
にフィードバックされているスリット画像15のスリッ
トの位置データに基づいて、塗装ヘッド17をカーボン
スラリー、赤色、緑色及び青色の蛍光体スラリーの順
に、X方向及びY方向に移動制御しながら、塗装ヘッド
17によってカーボンスラリー、赤色、緑色及び青色の
蛍光体をパネル内面2aに所定間隔で順次ストライプ上
に塗布する。
にフィードバックされているスリット画像15のスリッ
トの位置データに基づいて、塗装ヘッド17をカーボン
スラリー、赤色、緑色及び青色の蛍光体スラリーの順
に、X方向及びY方向に移動制御しながら、塗装ヘッド
17によってカーボンスラリー、赤色、緑色及び青色の
蛍光体をパネル内面2aに所定間隔で順次ストライプ上
に塗布する。
【0024】即ち、まず、図1の(A)に示すように、
パネル内面2aにカーボンストライプCSを一定ピッチ
で塗布する。
パネル内面2aにカーボンストライプCSを一定ピッチ
で塗布する。
【0025】次に、図1の(B)に示すように、パネル
内面2aで、所定のカーボンストライプCS間に赤色蛍
光体ストライプRSを塗布する。
内面2aで、所定のカーボンストライプCS間に赤色蛍
光体ストライプRSを塗布する。
【0026】次に、図1の(C)に示すように、パネル
内面2aで、所定のカーボンストライプCS間に緑色蛍
光体ストライプGSを塗布する。
内面2aで、所定のカーボンストライプCS間に緑色蛍
光体ストライプGSを塗布する。
【0027】次に、図1の(D)に示すように、最終的
にパネル内面2aで、所定のカーボンストライプCS間
に青色蛍光体ストライプBSを塗布して、カラー蛍光面
5を形成するようにしたものである。
にパネル内面2aで、所定のカーボンストライプCS間
に青色蛍光体ストライプBSを塗布して、カラー蛍光面
5を形成するようにしたものである。
【0028】
【第2実施例】次に、図1、図9及び図10によって、
第2実施例を説明する。
第2実施例を説明する。
【0029】この第2実施例は、まず、図1の(A)に
示すように、パネル内面2aにカーボンストライプCS
をスラリー法等によって予め塗布する。
示すように、パネル内面2aにカーボンストライプCS
をスラリー法等によって予め塗布する。
【0030】そして、そのカーボンストライプCS付き
のパネル2を、図9及び図10に示すように、塗装ロボ
ット11のパネル位置決め装置12にパネル内面2aが
上向きになるように水平にセットするる
のパネル2を、図9及び図10に示すように、塗装ロボ
ット11のパネル位置決め装置12にパネル内面2aが
上向きになるように水平にセットするる
【0031】そして、塗装ロボット11の塗装ハンド1
6に下向きに取り付けられたCCDカメラ等の画像処理
カメラ18をX方向及びY方向に移動制御して、パネル
内面2aのカーボンストライプCSを読み取って、その
カーボンストライプCSを画像処理して、そのカーボン
ストライプの座標である位置データを認識する。
6に下向きに取り付けられたCCDカメラ等の画像処理
カメラ18をX方向及びY方向に移動制御して、パネル
内面2aのカーボンストライプCSを読み取って、その
カーボンストライプCSを画像処理して、そのカーボン
ストライプの座標である位置データを認識する。
【0032】そして、その認識したカーボンストライプ
CSの位置データを塗装ロボット11のコントローラに
フィードバックする。
CSの位置データを塗装ロボット11のコントローラに
フィードバックする。
【0033】そして、塗装ロボット11の塗装ハンド1
7に下向きに取り付けられている図9に示す塗装手段で
あるインクジェット・プリンター方式及びディスペンサ
ー方式の塗装ヘッド17や図10に示す塗装手段である
感熱転写方式等の塗装ヘッド17を塗装ハンド16によ
って再度X方向及びY方向に移動制御する。
7に下向きに取り付けられている図9に示す塗装手段で
あるインクジェット・プリンター方式及びディスペンサ
ー方式の塗装ヘッド17や図10に示す塗装手段である
感熱転写方式等の塗装ヘッド17を塗装ハンド16によ
って再度X方向及びY方向に移動制御する。
【0034】この際、塗装ロボット11のコントローラ
にフィードバックされているカーボンストライプCSの
位置データに基づいて、塗装ヘッド17を赤色、緑色及
び青色の蛍光体スラリーの順に、X方向及びY方向に移
動制御しながら、塗装ヘッド17によって赤色、緑色及
び青色の蛍光体をパネル内面2aに既に形成されている
カーボンストライプCSの間に所定間隔で順次塗布す
る。
にフィードバックされているカーボンストライプCSの
位置データに基づいて、塗装ヘッド17を赤色、緑色及
び青色の蛍光体スラリーの順に、X方向及びY方向に移
動制御しながら、塗装ヘッド17によって赤色、緑色及
び青色の蛍光体をパネル内面2aに既に形成されている
カーボンストライプCSの間に所定間隔で順次塗布す
る。
【0035】即ち、最初に、図1の(B)に示すよう
に、パネル内面2aで、所定のカーボンストライプCS
間に赤色蛍光体ストライプRSを塗布する。
に、パネル内面2aで、所定のカーボンストライプCS
間に赤色蛍光体ストライプRSを塗布する。
【0036】次に、図1の(C)に示すように、パネル
内面2aで、所定のカーボンストライプCS間に緑色蛍
光体ストライプGSを塗布する。
内面2aで、所定のカーボンストライプCS間に緑色蛍
光体ストライプGSを塗布する。
【0037】次に、図1の(D)に示すように、最終的
にパネル内面2aで、所定のカーボンストライプCS間
に青色蛍光体ストライプBSを塗布して、カラー蛍光面
5を形成するようにしたものである。
にパネル内面2aで、所定のカーボンストライプCS間
に青色蛍光体ストライプBSを塗布して、カラー蛍光面
5を形成するようにしたものである。
【0038】以上、本発明の実施例に付き述べたが、本
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
発明は上記の実施例に限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のブラウ
ン管のカラー蛍光面塗装方法と装置は次のような効果を
奏する。
ン管のカラー蛍光面塗装方法と装置は次のような効果を
奏する。
【0040】請求項1及び2は、ブラウン管のパネル内
面にアパチァーグリルのスリット画像等を投影し、その
スリット画像をパネルの外側から画像認識装置等によっ
て読み取ってスリットの位置データを認識する。そし
て、画像認識装置等からフィードバックされたスリット
の位置データに基づいて、塗装ロボット等によってパネ
ル内面にカーボンストライプ、赤色、緑色及び青色の蛍
光体ストライプを所定間隔で順次塗布するようにしたの
で、カーボンスラリー、赤色、緑色及び青色の蛍光体ス
ラリーをパネル内面の必要な箇所のみにストライプ状に
塗布することができる。従って、塗装材料費の浪費が全
くなく、材料費を大巾に削減できる。また、カーボンス
ラリー、赤色、緑色及び青色の蛍光体スラリーの不要な
部分をそれぞれ洗浄除去する工程が全く不要であるか
ら、塗装工程数を大巾に削減できて、生産性を向上で
き、付帯設備も大巾に削減できて、大巾なコストダウン
を図ることができる。また、カーボンスラリー、赤色、
緑色及び青色の蛍光体スラリーの洗浄除去工程を持たな
いので、従来のように、洗浄後にもパネル内面に付着し
ている残留カーボンや蛍光体スラリーによる放電事故や
付帯設備の動作不良等を極力防止できると共に、パネル
内面の汚れが極めて少なくなり、製品の歩留りを良くす
ることができる。
面にアパチァーグリルのスリット画像等を投影し、その
スリット画像をパネルの外側から画像認識装置等によっ
て読み取ってスリットの位置データを認識する。そし
て、画像認識装置等からフィードバックされたスリット
の位置データに基づいて、塗装ロボット等によってパネ
ル内面にカーボンストライプ、赤色、緑色及び青色の蛍
光体ストライプを所定間隔で順次塗布するようにしたの
で、カーボンスラリー、赤色、緑色及び青色の蛍光体ス
ラリーをパネル内面の必要な箇所のみにストライプ状に
塗布することができる。従って、塗装材料費の浪費が全
くなく、材料費を大巾に削減できる。また、カーボンス
ラリー、赤色、緑色及び青色の蛍光体スラリーの不要な
部分をそれぞれ洗浄除去する工程が全く不要であるか
ら、塗装工程数を大巾に削減できて、生産性を向上で
き、付帯設備も大巾に削減できて、大巾なコストダウン
を図ることができる。また、カーボンスラリー、赤色、
緑色及び青色の蛍光体スラリーの洗浄除去工程を持たな
いので、従来のように、洗浄後にもパネル内面に付着し
ている残留カーボンや蛍光体スラリーによる放電事故や
付帯設備の動作不良等を極力防止できると共に、パネル
内面の汚れが極めて少なくなり、製品の歩留りを良くす
ることができる。
【0041】請求項3及び4は、パネル内面に予め塗布
されているカーボンストライプを画像処理カメラ等によ
って読み取ってカーボンストライプの位置データを認識
する。そして、画像処理カメラ等からフィードバックさ
れたカーボンストライプの位置データに基づいて、塗装
ロボット等によってパネル内面のカーボンストライプ、
赤色、緑色及び青色の蛍光体ストライプを所定間隔で順
次塗布するようにしたので、赤色、緑色及び青色の蛍光
体スラリーをパネル内面の必要な箇所のみにストライプ
状に塗布することができる。従って、塗装材料費の浪費
が全くなく、材料費を大巾に削減できる。また、赤色、
緑色及び青色の蛍光体スラリーの不要な部分をそれぞれ
洗浄除去する工程が全く不要であるから、塗装工程数を
大巾に削減できて、生産性を向上でき、付帯設備も大巾
に削減できて、大巾なコストダウンを図ることができ
る。また、赤色、緑色及び青色の蛍光体スラリーの洗浄
除去工程を持たないので、従来のように、洗浄後にもパ
ネル内面に付着している残留蛍光体スラリーによる放電
事故や付帯設備の動作不良等を極力防止できると共に、
パネル内面の汚れが極めて少なくなり、製品の歩留りを
良くすることができる。
されているカーボンストライプを画像処理カメラ等によ
って読み取ってカーボンストライプの位置データを認識
する。そして、画像処理カメラ等からフィードバックさ
れたカーボンストライプの位置データに基づいて、塗装
ロボット等によってパネル内面のカーボンストライプ、
赤色、緑色及び青色の蛍光体ストライプを所定間隔で順
次塗布するようにしたので、赤色、緑色及び青色の蛍光
体スラリーをパネル内面の必要な箇所のみにストライプ
状に塗布することができる。従って、塗装材料費の浪費
が全くなく、材料費を大巾に削減できる。また、赤色、
緑色及び青色の蛍光体スラリーの不要な部分をそれぞれ
洗浄除去する工程が全く不要であるから、塗装工程数を
大巾に削減できて、生産性を向上でき、付帯設備も大巾
に削減できて、大巾なコストダウンを図ることができ
る。また、赤色、緑色及び青色の蛍光体スラリーの洗浄
除去工程を持たないので、従来のように、洗浄後にもパ
ネル内面に付着している残留蛍光体スラリーによる放電
事故や付帯設備の動作不良等を極力防止できると共に、
パネル内面の汚れが極めて少なくなり、製品の歩留りを
良くすることができる。
【図1】本発明の第1実施例におけるトリニトロンカラ
ーブラウン管のパネル内面へのカラー蛍光面の塗布工程
を説明するパネルの断面図である。
ーブラウン管のパネル内面へのカラー蛍光面の塗布工程
を説明するパネルの断面図である。
【図2】同上の第1実施例におけるスリット画像の認識
工程を説明する一部切欠き側面図である。
工程を説明する一部切欠き側面図である。
【図3】同上の第1実施例におけるスリット画像の投影
工程を説明するアパチァーグリル及びパネルの断面図で
ある。
工程を説明するアパチァーグリル及びパネルの断面図で
ある。
【図4】同上のスリット画像の読み取りを説明する断面
図である。
図である。
【図5】同上の第1実施例におけるカラー蛍光面の塗布
工程を説明する斜視図である。
工程を説明する斜視図である。
【図6】図5の一部切欠き側面図である。
【図7】アパチァーグリルの斜視図である。
【図8】トリニトロンカラーブラウン管の断面図であ
る。
る。
【図9】本発明の第2実施例に使用される塗装ロボット
の斜視図である。
の斜視図である。
【図10】本発明の第2実施例に使用される塗装ロボッ
トの他の例を示す斜視図である。
トの他の例を示す斜視図である。
1 トリニトロンカラーブラウン管 2 パネル 2a パネル内面 5 カラー蛍光面 6 アパチァーグリル 7 電子銃 9 アパチャーグリルのスリット 11 塗装ロボット 13 光源 14 画像認識装置 15 スリット画像 16 塗装ハンド 17 塗装ヘッド(塗装手段) 18 画像処理カメラ CS カーボンストライプ RS 赤色蛍光体ストライプ GS 緑色蛍光体ストライプ BS 青色蛍光体ストライプ
Claims (4)
- 【請求項1】ブラウン管のパネル内面にアパチァーグリ
ルのスリットに対応するスリット画像を投影する工程
と、 上記スリット画像のスリットの位置データを認識する工
程と、 上記認識されたスリット画像のスリットの位置データに
基づき、上記パネル内面にカーボンストライプ、赤色、
緑色及び青色の蛍光体ストライプを所定間隔で順次塗布
する工程とを備えたブラウン管のカラー蛍光面塗装方
法。 - 【請求項2】ブラウン管のパネル内に位置決めされたア
パチァーグリルと、 上記アパチァーグリルのスリット画像を上記パネル内面
に投影する投影手段と、 上記パネルの外側に配置され、そのパネル内面に投影さ
れたスリット画像を読み取ってそのスリット画像のスリ
ットの位置データを認識する画像認識装置と、 上記アパチァーグリルの除去後に、上記画像認識装置か
らフィードバックされたスリットの位置データに基づい
て、上記パネル内面にカーボンストライプ、赤色、緑色
及び青色の蛍光体ストライプを順次塗布する塗装ロボッ
トとを備えたブラウン管のカラー蛍光面塗装装置。 - 【請求項3】ブラウン管のパネル内面に予め塗布された
カーボンストライプの位置データを認識する工程と、 上記認識されたカーボンストライプの位置データに基づ
き、上記パネル内面のカーボンストライプの間に赤色、
緑色及び青色の蛍光体ストライプを所定間隔で順次塗布
する工程とを備えたブラウン管のカラー蛍光面塗装方
法。 - 【請求項4】ブラウン管のパネル内面に塗布されている
カーボンストライプを読み取ってそのカーボンストライ
プの位置データを認識する画像処理カメラと、 上記画像処理カメラからフィードバックされたカーボン
ストライプの位置データに基づいて、上記パネル内面の
カーボンストライプの間に赤色、緑色及び青色の蛍光体
ストライプを所定間隔で順次塗布する塗布手段とを有す
る塗装ロボットを備えたブラウン管のカラー蛍光面塗装
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20211593A JPH0737499A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | ブラウン管のカラー蛍光面塗装方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20211593A JPH0737499A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | ブラウン管のカラー蛍光面塗装方法と装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737499A true JPH0737499A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16452213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20211593A Withdrawn JPH0737499A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | ブラウン管のカラー蛍光面塗装方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737499A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08293251A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-11-05 | Lg Electron Inc | カラー陰極線管の蛍光膜の製造方法 |
KR19990034463A (ko) * | 1997-10-29 | 1999-05-15 | 엄길용 | 투과형 플라즈마 표시소자의 형광층 형성방법 |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP20211593A patent/JPH0737499A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08293251A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-11-05 | Lg Electron Inc | カラー陰極線管の蛍光膜の製造方法 |
KR19990034463A (ko) * | 1997-10-29 | 1999-05-15 | 엄길용 | 투과형 플라즈마 표시소자의 형광층 형성방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |