JPH0737380B2 - 抗ウイルス組成物 - Google Patents

抗ウイルス組成物

Info

Publication number
JPH0737380B2
JPH0737380B2 JP3510273A JP51027391A JPH0737380B2 JP H0737380 B2 JPH0737380 B2 JP H0737380B2 JP 3510273 A JP3510273 A JP 3510273A JP 51027391 A JP51027391 A JP 51027391A JP H0737380 B2 JPH0737380 B2 JP H0737380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prostratin
composition
cells
antiviral
hiv
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3510273A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05506451A (ja
Inventor
アール. ボイド,マイケル
エイ. コックス,ポール
エム. クラッグ,ゴードン
エム. ブルムバーグ,ピーター
エイ. シャーキー,ナンシー
イシトヤ,ジュンイチ
ビー. マクマホン,ジェイムズ
エイ. ビュートラー,ジョン
エス. ウェイスロー,オーウェン
セカンド,ジョン エイチ. カーデリナ,ザ
アール. グスタフソン,キルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
US Department of Health and Human Services
Original Assignee
US Department of Health and Human Services
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by US Department of Health and Human Services filed Critical US Department of Health and Human Services
Publication of JPH05506451A publication Critical patent/JPH05506451A/ja
Publication of JPH0737380B2 publication Critical patent/JPH0737380B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/21Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates
    • A61K31/215Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids
    • A61K31/22Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids of acyclic acids, e.g. pravastatin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は抗ウイルス組成物、特に抗するHIV組成物に関
するものである。
背景情報 抗ウイルス剤(その基本型はAZTである)であるヌクレ
オシド類は、免疫不全症候群(AIDS)の臨床的治療にお
いて広く使用されている。AZTは、試験管内抗ウイルス
試験に基づいて臨床的使用のために最初に選択された。
抗ウイルス治療において非常に有用であるが、AZTは毒
性によって制限されており、且つ治療指数はAZTを治療
に適合させるためには不充分である。したがって、単独
またはAZTと組み合わせて使用すべき新規種類の抗ウイ
ルス剤が、有効な抗ウイルス治療のために緊急に必要と
されている。
新規抗ウイルス剤のための検討において、天然物から潜
在的抗AIDSおよび抗癌化合物を同定するための長期間に
わたるスクリーニングが開始された〔ボイド エムアー
ル(Boyd MR):AIDSの病因;診断,治療および予防(AI
DS Etiology,Diagnosis,Treatment and Prevention)
{デヴィタ ヴイティー ジュニア(DeVita VT Jr),
ヘルマン エス(Hellman S),ローゼンブルク エス
エイ(Rosenberg SA)編,フィラデルフィア(Philadel
phia):リッピンコット(Lippincott),1988年,第305
-317頁}に記載〕。天然産物収集プロジェクトを推進し
ていくと、異常なまたは低度に探究された植物、海洋お
よび微生物資源に行き着く。
前記調査の一部として、ホマランツス アクミナツス
(Homalanthus acuminatus)(サモアの主な森林の小さ
な特産の木)、及びサモアの行動薬理学の重要な成分が
研究された。“タウラシー(taulasea)”、又はサモア
の治療師へのインタビューによって、前記植物の種々の
部分が身体的な病気を治療するために使用されるという
ことが判った。例えば、葉は水浸剤として背痛および腹
腫脹を治療するために使用され、そして根は下痢を止め
るために使用され、そして茎材は黄熱病を治療するため
に使用される〔コックス ピーエイ(Cox PA):サモア
の行動薬理学(Samoan Ethnopharmacology);経済的お
よび医薬的植物調査(Economic and Medical Plant Res
earch),第4巻:植物および伝統的医薬(Plant and T
raditional Medicine),{ワグナー エイチ(Wagner
H)ファーンスヲース エヌ(Farnsworth N)編},ロ
ンドン(London):アカデミック出版(Academic Pres
s)発行,に記載〕。更に、関連物および問題点〔ホー
ルズワース ディーエム(Holdsworth DM):Int.J.Crud
e Drug Res.27:95-100,(1989年)〕および淋病に関し
てはインドネシアにおいて{エイチ.ヌタンス(H.nuta
ns)}〔ペリー エルエム(Perry LM):東および南東
アジアの医薬的植物(Medical Plant of East and Sout
heast Asia),ケンブリッジ(Cambridge):エムアイ
ティー出版(MIT Press),1980年,第149頁〕。更に、
エイチ.ヌタンスの葉は、サモアにおいて割礼の傷を治
療するために使用された〔ウヘ ジー(Uhe G):Econ.B
ot.28:1-30,(1979年)〕。
本発明においては、エイチ.アクミナツスの抽出物がAI
DSの誘因主体であるヒト免疫不全ウイルス(HIV-1)に
対して抑制効果を発揮させるために使用される。
発明の要約 したがって、最小限の不都合な毒物学的性質を有する有
効な抗ウイルス剤を提供することが本発明の目的であ
る。
抗ウイルス活性を有するがしかし実質的な腫瘍増殖活性
を有しない抗ウイルス化学療法剤を提供することが本発
明の別の目的である。
すなわち、本発明はプロストラチンの抗ウイルス有効量
と薬学的に許容できる担体からなる抗ウイルス組成物に
関するものである。
本発明の組成物を用いて、治療をするのに充分な量のプ
ロストラチンをウイルス感染患者に投与することによ
り、ウイルス感染を治療することができる。
本発明の種々の他の目的および利点は、本発明の図面お
よび以下の記載から当業者に明らかになるであろう。
図面の簡単な説明 1図は、12−デオキシホルボールエステルプロストラチ
ンの構造を示す。
図2Aおよび2Bは、CEM-SS細胞中のプロストラチンの抗HI
V-1活性を示す。図2Aは、未処理対照細胞(▲),プロ
ストラチン処理対照細胞(■),HIV-1に感染したプロス
トラチン処理細胞(△)およびHIV-1に感染した未処理
細胞(○)のXTTテトラゾリウム分析に関する光学密度
を示す。図2Bは、続くプロストラチン処理におけるウイ
ルスp24蛋白質(□)およびシンシチウム形成単位
(●)の減少を示す。
図3は、未感染CEM-SS細胞 プロストラチン(10μg/ml)処理CEM-SS細胞(□),HIV
-1に感染したプロストラチン(10μg/ml)処理CEM-SS細
およびHIV-1に感染した未処理CEM-SS細胞(■)につい
ての1−5日後に決定されたXXTホルマザン産生を示
す。
図4は、細胞生活力に関するプロストラチンの効果を示
す。対照細胞 プロストラチン処理対照細胞(□),HIV-1に感染したプ
ロストラチン処理細胞 およびHIV-1に感染した未処理細胞(■)についてのト
リパンブルー染料排除により決定された細胞生活力%を
示す。
図5A−Dは、対照細胞(A),プロストラチン処理対照
細胞(B),HIV-1に感染したプロストラチン処理細胞
(C)およびHIV-1に感染した未処理細胞(D)におけ
る培養6日後のCEM-SS細胞コロニー形態に関するプロス
トラチン(10μg/ml)の効果を示す。
発明の詳細な説明 本発明は、抗ウイルス組成物に関する。本発明の組成物
は、有効成分として、12−デオキシホルボールエステ
ル、プロストラチンと、そして薬学的に許容できる担体
より成る。本組成物のプロストラチンは、天然資源から
精製することができ、また合成的に作ることもできる。
本発明における用途に適する担体は、制限されるもので
はないが、それには、注射できるまたは経口的にもしく
は直腸的に投薬できる油、脂質の乳化液または水性懸濁
液が含まれ、また、経口的にまたは直腸的に投薬できる
錠剤またはカプセル剤の場合には、薬理学的に不活性な
賦形剤が該当する。
ヒトの抗ウィルス活性を正確に予測するためにインヴィ
トロ抗ウィルス分析を利用すると、プロストラチンは抗
ウィルス活性を有することが示された。その抗ウィルス
活性に加えて、プロストラチンは、多くの他のホルボー
ルエステルと異なり、実質的に腫瘍促進活性に欠けてい
る。この腫瘍促進活性の欠落は、プロストラチンを、抗
ウィルス剤としての用途に極めて適するものとし、か
つ、腫瘍促進活性を有するところの抗ウィルス活性のあ
る他の薬剤よりも望ましいものとする。
本発明の組成物はHIVレトロウィルスを阻害する。当業
者は認めうるように、プロストラチンおよびその組成物
は、他のレトロウィルスを阻害するであろうしまた非レ
トロウィルスウィルスをも阻害しうる。
患者に“有効量”の本発明の組成物を投与することによ
り、ウイルス感染を治療することができる。“有効量”
は、≧3μモル(例えば、最大の抗ウィルス活性に必要
とされるほぼ最小のレベル、図2参照)という“有効血
液レベル”のプロストラチンに達するために個々の患者
に投与するのに必要とされる量として定義される。定め
られた“有効血液レベル”は、と約の好ましい終点とし
て使用され、各々の患者のための現実の投与量および薬
剤投与の計画は、薬物動態学、薬剤配置および代謝にお
ける個人間の差に依存して、変更しうる。本組成物は、
例えば、経口的に、直腸的に、皮下的にまたは静脈内的
に投薬することができる。当業者は、正確な配合の組成
物が使用されるために投薬の適当な方法を容易に決定す
ることができる。本組成物は、例えば、静脈内投与のた
めに適する滅菌溶液中にまたは該溶液としても存在しう
る。また本組成物は、例えば、錠剤またはカプセル剤の
ような投与単位形態としても存在しうる。
実施例 以下の非制限的な実施例は、本発明の理解を助けるため
に提供される。本発明の真の精神から離れることなく、
上述した方法の中で変形は可能であると理解すべきであ
る。
民族植物学的技法 西サモア、Falealupo村およびPesega村において信仰療
法治療者との間でHomalanthus acuminatus(Muell.-Ar
g.)Paxの使用に関する対談をサモア言語にて行なっ
た。H.acuminatusの木幹および他の部分のバルク試料を
集めそして速やかに船でアメリカ合衆国、マリーラン
ド、フレドリックのNCI Natural Products Repository
に送った。証拠物類も同時に集め、信仰療法治療者によ
り確かめ、そして続いてBrigham Young University(BR
G)およびHarvard University(GH)の植物標本室に寄
託した。
単離および構造分析 高性能液体クロマトグラフィ(HPLC)を使用して、大規
模分離を、最初にはWaters C-18 PrepakR500カートリッ
ジを用いて行ない、そして最後の精製は、Rainin Dynam
axRC-18カラム(1X25cm)上で行なった。1H-NMRスペク
トルをVarian VXR 500分光計で記録し、そして13C-NMR
をVarian XL 200分光計で記録した。化学シフトは、テ
トラメチルシランの内部標準(TMS、δ=0)に対するp
pmにて与えた。赤外線スペクトルをPerkin Elmer 267分
光計にて計測しそして赤外線スペクトルをBeckman 34分
光光度計を用いて得た。光学的回転をPerkin Elmer 241
旋光計にて測定した。質量スペクトルをVG Micromass Z
AB 2F質量スペクトル計で記録した。Homalanthus acuminatus からの新鮮な木幹およそ1.05kg
をエタノールおよび1:1ジクロロメタン−メタノールで
引き続いて抽出して抽出物22.8gを得た。この粗抽出物
はKupchan分配プロトコル[Grode et al.:J.Org.Chem.4
8:5203-5207、(1983)]に受けさせた。TLCおよび1H-N
MR分析により決定されるように、ヘキサン−可溶でかつ
四塩化炭素−可溶な分画は親油性ホルボールエステルが
豊富であるように思われた。クロロホルムに分配された
物質(3.7g)は1H-NMRによりホルボールの長鎖アルキル
エステルを含有していないように思われたが、抗−HIV
分析において活性であった。後者の試料はさらにメタノ
ール/ジクロロメタン(1:1)を用いてSephadex LH-20
(4X140cm)に通すゲル透過により7つの分画に分離し
た。分画2および分画3を合わせ(2.3g)そしてC-18逆
相溶媒上で水/メタノール段階的勾配溶離剤を使用して
予備HPLCに受けさせた。70:30メタノール/水(95mg)
により溶離された分画をさらにC-18HPLC(70:30メタノ
ール/水)により精製して、抗−HIVスクリーンにおい
て顕著な活性を示すところの純粋な化合物15mgを提供し
た。単離手順の間を通して、全ての分画は以下に記載す
る通り抗−HIV活性について試験した。
純粋な、活性化合物は、光学的に活性な、白色結晶性固
体であった。融点215-216℃、[α]D+62.6°(c0.9、
MeOH)。C22H30O6の分子式は、高分解能、fast-atom bo
mbardment(FAB)質量スペクトル計により確立された
([MH+]についての実測値m/z 391.2088、[C22H
30O6]についての計算値m/z 391.2119)。これらデー
タ、およびEuphorbiaceae科のうちの多くの種はホルボ
ールジテルペンを生成するという先例は、本化合物がモ
ノアセチル化ホルボールジテルペン誘導体であることを
示唆するものであった。210nm(ε=8900)および236nm
(ε=5900)における特徴的な紫外線吸光度(EtOH)お
よび3300cm-1、1725cm-1および1705cm-1における赤外線
吸収帯(CHCl3)はこの結論を支持するものであった。1
H-NMRスペクトル(500MHz、CDCl3)の同核脱カップリン
グ分析およびCOSY(補正分光学)分析[Bax et al.:J.M
agn.Reson.44:542-561、(1981)]は、12−デオキシホ
ルボール核を示した。1H−および13C-NMR共鳴(以下の
表 参照)により、プロストラチンとして知られた化合
物についての文献値と一致することが見出された[Cash
more et al.:Tetrahedron Lett.20:1737-1738、(197
6)およびEvans FJ:Naturally Occurring Phorbol Este
rs(Evans FJ編集)Boca Raton、FL:CRC Press、1986、
pp.171-215]。プロストラチンの構造(図1)は以前に
X線結晶写真分析により確立されている[McCormick et
al.:Tetrahedron Lett.20:1735-1736、(1976)]。
aCDC1中、50MHzで得られたスペクトル。割当て(assige
nment)は12−デオキシホルボールの文献値をベースと
した〔Cashmoreら、Tetrahedton Lett.20:1737-1738(1
976)およびEvans FJ「Naturally Occuring Phorbol Es
ters」(Evans FJ編)フロリダ州ボカレートン(Boca R
aton):CRC印刷所、1986年、第171-215頁〕。bC6D6中、
500MHzで得られたスペクトル。結合定数はヘルツで報告
してある。割当ては、等核デカップリングCOSY検定(ho
monuclear decoupled and COSY analysis)に基づい
た。c割当ては置き換えられるかも知れない。d割当ては
置き換えられるかも知れない。e長範囲アリル性および
ホモアリル性カップリング。
抗−HIV−1活性のためのスクリーニング XTT−テトタゾリウム抗−HIV検定は、粗抽出物、クロマ
トグラフィ画分および前記純粋化合物〔Weislowら、J.N
at.Cancer Inst.81:577-586(1989)およびGustafson
ら、J.Nat.Cancer Inst.81:1254-1258(1989)〕に対し
て、しかし幾つかは変性させて行われた。ヒトT−リン
パ芽球細胞系CEM-SS〔Naraら、AIDS Res.Hum.Retroviru
ses 3:283-302(1987)〕が標的細胞として使用され、
ウイルス感染はHIV-1のRF突然変異体(MOI=0.05)を用
いて行われた。CEM-SS細胞の濃縮ペレットは浮遊ウイル
スと共に1時間37℃で培養された。次いで細胞は希釈さ
れ。5000細胞/ウェル(well:窪み穴)の密度で丸底96
ウェルミクロ滴定プレート〔コーニング(Corning)社
製〕に接種された。試験化合物および適当な対照がその
ウェルに加えられ、そのプレートは6日間接種された。
培養期間の最後に細胞成長パラメータおよびHIV-1活性
が測定された。
様々な濃度のプロストラチンと一緒に培養された培養体
中の生存細胞の関数はXTT−テトラゾリウム操作法を用
いて概算された;生存細胞は代謝的にXTTを着色ホルマ
ザン生成物(colored formazan product)に還元し、該
生成物は比色的に測定された〔Boyd MR 「AIDS Etiol-o
gy,Diagnosis,Treatment and Prevention」(DeVita VT
Jr,Hellman S,Rosenberg SA,編)フィラデルフィア:
リッピンコット(Lippincott),1988年、第305-317頁;W
eislowら、J.Nat.Cancer Inst.81:577-586(1989)およ
びGustafsonら、J.Nat.Cancer Inst.81:1254-1258(198
9)〕。
XTT検定結果を適切に解釈するために未感染の薬剤処理
対照を包含させることの重要性を明瞭に示す興味深い結
果が得られた(図2)単独で考察すれば、ウイルス感染
細胞に対するXTT検定データは、プロストラチン1.0〜20
0μg/mlの存在下でのXTT−ホルマザン産生の細胞内産生
において適度な増大を示したであろう。しかしながら、
未感染細胞に対する同一濃度領域でのプロストラチンの
効果と比較すると、該薬剤はこれらの対照培養体に対し
て著しい成長抑制または細胞増殖抑制効果を有すること
は明らかであった。それ故、プロストラチンの適度な抗
ウイルス効果のみであると最初に思われていたことは、
現実に全く意味深いことであった。広範囲の濃度のプロ
ストラチンの存在下で、XTT−ホルマザン産生により示
されているように、生存細胞の多くは、未感染細胞培養
体においても、またHIV-1で感染された培養体において
も実質的に同一であった。
テトラゾリウム検定の試験ウェルから上澄みの一部試料
(aliquots)を、ナラ(Nara)らによる合胞体検定(th
e syncytium assay)〔Naraら、AIDS Res.Hum.Retrovir
u-ses 3:283:302(1987)〕を用いる残留感染ウイルス
の定量のために、XTT添加時の前に除去した。データは
合胞体形成単位(syncytium-forming unit(SFU/40μ
l)として表された。他の一部試料をトリトンX-100で
1:100に希釈し、HIV核タンパク質p24について、記述さ
れているように検定した〔Gustafsonら、J.Nat.Cancer
Inst.81:1254-1258(1989)〕。感染性ビリオン(ウイ
ルス粒子)の評価として、p24ウイルス抗原産生および
合胞体形成に対するプロストラチンの効果を測定する相
関検定(correlative assays)は、1.0μg/ml程度まで
低い濃度でのプロストラチンの顕著な抑制効果を同様に
示した(図2B)。
トリパンブルー色素排除検定 トリパンブルー色素排除は、薬物毒性および抗ウイルス
性保護(antiviral protection)の第二の評価のために
オーバータイムで用いられた。細胞の一部試料50μlを
各試験ウェルから取り出し、0.4%トリパンブルー100μ
lと混合した。生存細胞の百分率は、血球計数器で直接
数えることにより顕微鏡的に測定された。検定は、細胞
生存率が感染培養体およびプロストラチン処理非感染培
養体の両方で90%以上であったことを示した(図4)。
図3および図4は、6日培養を採用する代わりに培養の
0,1,2,3,4および5日後に細胞生存率決定を行なったこ
とを除いて、各々上記のように行われた一連の実験の結
果を示している。図3中に示されているデータは、XTT
−テトラゾリウム検定を用いて得られたが、図4中のデ
ータはトリパンブルー色素排除検定から得られている。
両場合とも、その結果は、図2からのデータおよび解釈
と完全に一致しており、更にCEM-SS標的細胞に対するプ
ロストラチンの細胞増殖抑制効果を確信させ、そしてプ
ロストラチンの抗−HIV活性の評価に対するこの効果の
衝撃を示している。細胞生存率のどの終点検定でも、プ
ロストラチンの抗−HIV活性は、培養成育の3日または
それ以上経過後には著しく明らかである。
プロテインキナーゼC検定 DEAEクロマトグラフィー法〔Jeng等:Cancer Res.46:196
6-1971,(1986)〕により部分的に精製されたプロテイ
ンキナーゼCへの〔3H〕ホルボル12,13−ジブチレート
(〔3H〕PDBu)の結合は、37℃で5分間保温すること
を除き、記載されるように〔Sharkey等:Cancer Res.45:
19-24,(1985)〕、ホスファチジルセリンの存在下で検
定された。〔3H〕PDBu結合のプロストラチンによる競
合は4nM〔3H〕PDBuの存在下で決定された。影響を受け
ていないCEM-SS細胞への〔3H〕PDBuの結合およびプロ
ストラチンによる競合結合は0.1mg/mlウシ血清アルブミ
ン、25mMヘペス(pH7.4)を含有するRPMI細胞培養培地
中で検定された。保温は37℃で30分間行われ、その後、
細胞は冷却され、一部が除去されて全数が決定され、そ
して結合数が濾過により決定された。非特異的結合は5
μ非放射性PDBuの存在下で決定された。PDBuまたはプロ
ストラチンによるプロテインキナーゼC酵素活性の活性
化はNakadate等の方法〔Nakadate等:Biochem.Pharmcol.
37:1541-1545,(1988)〕により決定された。
プロストラチンはホルボル誘導体であるから、それがプ
ロテインキナーゼCに結合して活性化するか、またはプ
ロテインキナーゼCを阻害するかを確認することは興味
深かった〔Blumberg PN:Cancer Res.48:1-8,(1988)お
よびNishizuka Y等:Nature 308:693-698,(1984)〕。
おもしろいことに多くのその他のホルボル誘導体と異な
り、プロストラチンは報告されたところによると腫瘍プ
ロモーターではない〔Zayed等:Experientia 33:1554-15
55,(1977)〕。プロストラチンに対するKiは12.5±0.4
nM(平均値±SEM;3回の実験)だった。これに対し、12
−デオキシホルボル13−イソブチレートに対するKi値は
2.1±0.1nM(平均値±値域;2回の実験)であり、そして
PDBuに対するKdは0.59nMだった。プロストラチンはPDBu
と同様に試験管内でプロテインキナーゼC(PKC)活性
を刺激した。1000nMプロストラチンの濃度でPKCの刺激
は100nMのPDBuの濃度により示されたものの95%だっ
た。
細胞中でのホルボルエステルの結合親和性は再構成され
たプロテインキナーゼCで得られたものに比べ典型的に
低く〔Blumberg等:Mechanism of Tumor Promotion,Vol.
3.Tumor Promotion and Cocarcinogenesis in vitro,
(Slaga TJ編)フロリダ州ボカ・レイトン:CRC Press,1
984の中のpp.143-184〕、細胞性カルシウムおよびリン
脂質組成の結合への役割をおそらく反映している。SEM-
SS細胞において、〔3H〕PDBuは4.9±0.8nM(平均値±
値域;2回の実験)の親和性および1.2±0.1pmol/mgのタ
ンパク質(平均値±値域;2回の実験)のBmaxで結合され
た。プロストラチンはCEM細胞への〔3H〕PDBu結合を21
0±30nM(平均値±値域;2回の実験)のKiで阻害した。
結合への血清のかなりの影響が報告されているので〔Bl
umberg等:Mechanism of Tumor Promotion,Vol.3.Tumor
Promotion and Cocarcinogenesis in vitro,(Slaga TJ
編)フロリダ州ボカ・レイトン:CRC Press,1984の中のp
p,143-184〕、通常の結合プロトコルが細胞であるなら
ば、血清を除去する。あらゆる場合において、10%ウシ
胎児血清が生物学的応答の検定に包含されていた場合の
実質的な影響はCEM細胞においてプロストラチンに対す
るKiに観察されなかった(Ki=190nM;1回の実験)。
ホルボルエステルに対する十分に特徴づけられた生物学
的応答は表皮成長因子の結合阻害およびアラキドン酸代
謝産物の放出を包含する〔Dell'Aquila等:Cancer Res.4
8:3702-3708,(1988)〕。プロストラチンはC3H1OT1/2
細胞においてこれらの応答の両方を誘導することが確認
された。以前記載されたように〔Dell'Aquila等:Cancer
Res.48:3702-3708,(1988)〕、C3H1OT1/2細胞が増殖
され、そして〔3H〕アラキドン酸代謝産物の放出が決
定された。C3H1OT1/2細胞にによる125I−表皮成長因子
結合は、ホルボルエステルとの前処理1時間、続くホル
ボルエステルおよび125I−表皮成長因子との共培養1
時間を用いて、記載されたように〔Dell'Aquila等:Canc
er Res.48:3702-3708,(1988)〕検定された。
プロストラチンの半最大効果濃度はそれぞれ220nMおよ
び1100nMだった。平行して決定されたPDBuに対する相当
する値はそれぞれ10nMおよび24nMだった。
プロストラチンは試験管内、PKC酵素調製物および影響
を受けていない細胞の両方において、PDBuより20-45倍
低い効力ではあるが、典型的なホルボルエステルのよう
に作用したので、抗HIV検定においてその他のホルボル
誘導体の活性が試験された。50nMの濃度のホルボルエス
テルPMA(ホルボル12−ミリステート13−アセテー
ト)、およびPDBu(500nM)は上記の実験条件下でHIV-1
に対して同様に細胞変性的であり、そして保護的だっ
た。
細胞形態学 変化する実験条件下で培養6日後のCEM-SS細胞の低倍率
光学顕微鏡写真(図5)はプロストラチン処理の抗増殖
および抗HIV-1効果の両方を明瞭に示していた。
パネルAはプロストラチンと処理されていない未感染対
照CEM-SS細胞を示す。細胞は丸みを帯びたウエルの表面
の底に細胞数百個の直径の厚さの均一なペレットを形成
する。この培養形態において、細胞は非常に接近してい
るが、しかしそれらは物理的に付着しておらず、そして
緩い攪拌により分離され得る。HIV-1によるCEM細胞の感
染は6日後に劇的な形態学的変化を生じる(パネル
B);作用は巨細胞(シンシチウム)形成、細胞溶菌お
よび大量の細胞残骸の生成を含む。これとは異なり、共
に10μg/mlプロストラチンで処理された、未感染CEM細
胞の細胞ペレットの肉眼的形態(パネルC)およびHIV-
1に感染した細胞の肉眼的形態(パネルD)はほとんど
同一だった。
プロストラチン処理は両方の培養物において、対照細胞
に比べ細胞ペレットの大きさにおける減少を引き起こし
た。しかしながら、HIV-1に感染した培養物および未感
染培養物における細胞ペレットの大きさおよび生存細胞
の百分率はプロストラチン処理後同じだった。従って、
プロストラチンは細胞増殖を阻害したけれども、HIV-1
感染の細胞変性作用を全体的にブロックすると考えられ
た。
より高倍率で細胞形態の観察により、1μMプロストラ
チンの存在下でシンシチウム形成が全く起きなかった。
上記全ての刊行物は参照により本明細書に編入される。
これまで本発明は明瞭および理解のために幾分詳しく記
載されてきたが、形式および詳細における種々の変更が
本発明の真の範囲から逸脱することなくなされ得ること
は本明細書の開示を読むことにより当業者には明らかで
あろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラッグ,ゴードン エム. アメリカ合衆国,メリーランド 20814 ベセダ,エルスメア アヴェニュー 5117 (72)発明者 ブルムバーグ,ピーター エム. アメリカ合衆国,メリーランド 21701 フレデリック,リール ミル ロード 4723―シー. (72)発明者 シャーキー,ナンシー エイ. アメリカ合衆国,メリーランド 20850 ロックヴィル,ネルソン ストリート 1003 (72)発明者 イシトヤ,ジュンイチ アメリカ合衆国,メリーランド 20814 ベセダ,#204 モントローズ アヴェニ ュー 10504 (72)発明者 マクマホン,ジェイムズ ビー. アメリカ合衆国,メリーランド 21701 フレドリック,エルローズ コート 529 (72)発明者 ビュートラー,ジョン エイ. アメリカ合衆国,メリーランド 21714 ブラドック ハイツ,アーナー アヴェニ ュー 6917 (72)発明者 ウェイスロー,オーウェン エス. アメリカ合衆国,ヴァージニア 22094 レストン,ウィンステッド レーン 11909 (72)発明者 カーデリナ,ザ セカンド,ジョン エイ チ. アメリカ合衆国,メリーランド 21793 ウォーカーズヴィル,ハイランダー ボウ レヴァード 9374 (72)発明者 グスタフソン,キルク アール. アメリカ合衆国,メリーランド 21771 マウント エアリー.ヘロン コート 10095

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロストラチンの抗ウイルス有効量と薬学
    的に許容できる担体からなる抗ウイルス組成物。
  2. 【請求項2】該組成物が用量単位型で存在する請求項1
    記載の組成物。
  3. 【請求項3】該担体は注射できるまたは経口的にまたは
    直腸的に投薬できる油、脂質の乳化液または水性のけん
    濁液、または薬理学的に不活性の賦形剤である請求項1
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】該組成物が無菌溶液として存在する請求項
    1記載の組成物。
  5. 【請求項5】ウイルス感染を治療するのに使用するため
    の請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】ウイルス感染がレトロウイルスにより起こ
    される請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】該レトロウイルスがヒト免疫不全ウイルス
    である請求項6記載の組成物。
JP3510273A 1990-05-30 1991-05-24 抗ウイルス組成物 Expired - Lifetime JPH0737380B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US53056290A 1990-05-30 1990-05-30
US530562 1990-05-30
PCT/US1991/003619 WO1991018595A1 (en) 1990-05-30 1991-05-24 An antiviral composition

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05506451A JPH05506451A (ja) 1993-09-22
JPH0737380B2 true JPH0737380B2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=24114097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3510273A Expired - Lifetime JPH0737380B2 (ja) 1990-05-30 1991-05-24 抗ウイルス組成物

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5599839A (ja)
EP (1) EP0531413B1 (ja)
JP (1) JPH0737380B2 (ja)
AT (1) ATE170075T1 (ja)
AU (1) AU639343B2 (ja)
CA (1) CA2083945C (ja)
DE (1) DE69130063T2 (ja)
DK (1) DK0531413T3 (ja)
ES (1) ES2120962T3 (ja)
WO (1) WO1991018595A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1924548B1 (en) 2005-07-13 2018-03-28 Salvia Sciences, Inc. Ester prodrugs of prostratin and related phorbol compounds
US10369222B2 (en) 2012-01-18 2019-08-06 Biosuccess Biotech Co., Ltd. Compositions and methods of use of phorbol esters for the treatment of stroke
US11696908B2 (en) 2007-01-31 2023-07-11 Biosuccess Biotech Co. Ltd. Compositions and methods of use of phorbol esters
US9974764B2 (en) 2007-01-31 2018-05-22 Biosuccess Biotech Co. Ltd. Compositions and methods of use of phorbol esters in the treatment of neoplasms
US11564901B2 (en) 2007-01-31 2023-01-31 Biosuccess Biotech Co., Ltd. Compositions and methods of use of phorbol esters
US9533938B2 (en) 2007-01-31 2017-01-03 Biosuccess Biotech Co., Ltd. Compositions and methods of use of phorbol esters for the treatment of stroke
US9636317B2 (en) 2007-01-31 2017-05-02 Biosuccess Biotech Co. Ltd. Compositions and methods of use of phorbol esters
PL2368555T3 (pl) * 2007-01-31 2017-02-28 Biosuccess Biotech Company Kompozycje i sposoby stosowania estrów forbolu
US8067632B2 (en) 2007-07-26 2011-11-29 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Process to produce prostratin and structural or functional analogs thereof
US20110224297A1 (en) * 2008-04-11 2011-09-15 Brown Stephen J Methods of administering prostratin and structural analogs thereof
US20100298171A1 (en) * 2009-05-22 2010-11-25 Affymetrix, Inc. Apparatus for polymer synthesis
WO2011014561A1 (en) * 2009-07-29 2011-02-03 He Johnny J Extracts of medicinal plant and uses thereof
US9550722B2 (en) 2012-01-18 2017-01-24 Biosuccess Biotech Co. Ltd. Compositions and methods of use of phorbal esters for the treatment of stroke
US10099996B2 (en) 2012-01-18 2018-10-16 Biosuccess Biotech Co. Ltd. Compositions and methods of use of phorbol esters in the treatment of neoplasms
ITUB20153575A1 (it) * 2015-09-11 2017-03-11 Fca Italy Spa "Sospensione per una ruota sterzante di autoveicolo, con asse di sterzo semi-virtuale"

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4902716A (en) * 1984-12-18 1990-02-20 Harbor Branch Oceanographic Institutuion, Inc. Anti-viral chamigrene derivatives

Also Published As

Publication number Publication date
WO1991018595A1 (en) 1991-12-12
AU7909991A (en) 1991-12-31
DE69130063T2 (de) 1999-02-25
US5599839A (en) 1997-02-04
AU639343B2 (en) 1993-07-22
ES2120962T3 (es) 1998-11-16
CA2083945C (en) 1995-02-07
DK0531413T3 (da) 1999-05-25
JPH05506451A (ja) 1993-09-22
EP0531413B1 (en) 1998-08-26
DE69130063D1 (de) 1998-10-01
EP0531413A4 (en) 1993-06-16
ATE170075T1 (de) 1998-09-15
EP0531413A1 (en) 1993-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Yff et al. The pharmacological screening of Pentanisia prunelloides and the isolation of the antibacterial compound palmitic acid
US6531505B2 (en) Immunosuppressive agents
JPH0737380B2 (ja) 抗ウイルス組成物
JP5331962B2 (ja) 炎症性疾患のための薬草組成物
Ahmed et al. Therapeutic effect of Parmotrema tinctorum against complete Freund’s adjuvant-induced arthritis in rats and identification of novel Isophthalic ester derivative
Gupta et al. Synergistic protective effect of picrorhiza with honey in acetaminophen induced hepatic injury
KR100613625B1 (ko) 면역기능 향상을 위한 약제학적 조성물 및 복령 추출물
Subramoniam et al. Inhibition of antigen-induced degranulation of sensitized mast cells by Trichopus zeylanicus in mice and rats
Karagoz et al. Antiviral and cytotoxic activity of some lichen extracts
JP2000154151A (ja) 免疫抑制剤
CN113717105B (zh) 一种二萜生物碱型化合物及其提取方法和应用
Ye et al. Stemucronatoside K, a novel C21 steroidal glycoside from Stephanotis mucronata, inhibited the cellular and humoral immune response in mice
EP0983063B1 (en) Pharmaceutical composition containing uscharin
US20050175623A1 (en) Saponins as anticancer agent
KR100191901B1 (ko) 새로운 세스퀴테르펜 에스테르 화합물
EP1968575B1 (en) Immunomodulatory pharmaceutical composition containing a combination of three coumarinolignoids
CN117447471B (zh) 一种吲哚二酮哌嗪类化合物及其制备方法和在制备破骨细胞分化抑制剂中的应用
US20030181397A1 (en) Synergistic composition of bioactive fraction isolated barleria prionitis linn and a method of treatment for hepatotoxicity, immuno-deficiency and fatigue and a process thereof
JP2006519752A (ja) 慢性骨髄性白血病を治療するために有用な医薬組成物
KR100204500B1 (ko) 파테노라이드화합물의 패혈증 치료제로서의 새로운 용도 및 그의 제조방법
James PHYTOCHEMICAL COMPOSITION, ANTI-RHEUMATOID ARTHRITIS POTENTIAL AND TOXICITY PROFILES OF METHANOL EXTRACTS OF Zanthoxylum usambarense Engl. AND Rhamnus prinoides L’Hér
Abdalla Efficacy and Safety of Immunomodulatory Therapy Activity of Nigellia Sativa Seeds Oil Extract for Corona Virus COVID-19 Patients
Mahfudh INTERLEUKIN LEVELS IN THE Zingiber cassumunar-TREATED MICE
Singh et al. Screening Of Formulations For The Anti-Inflammatory Activity Of Selected Medicinal Plants
Hasnaeni Anti-Inflammatory Effect of Beta-Beta Wood Ethanolic Extract (Lunasia amara Blanco.) in Mice Model of Rheumatoid Arthritis

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120426

Year of fee payment: 17