JPH0737351Y2 - ユニット収容機構 - Google Patents

ユニット収容機構

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JPH0737351Y2
JPH0737351Y2 JP40091290U JP40091290U JPH0737351Y2 JP H0737351 Y2 JPH0737351 Y2 JP H0737351Y2 JP 40091290 U JP40091290 U JP 40091290U JP 40091290 U JP40091290 U JP 40091290U JP H0737351 Y2 JPH0737351 Y2 JP H0737351Y2
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housing
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光章 藤森
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本考案は、ラック等の電子機器収容筐体に
装着されるユニットに係り、特に製品の搬送時や使用時
における着脱を改良する機構に関する。
【従来の技術】
【0002】本出願人は、例えば実開昭58−9509
5号、58−184889号、60−68692号公報
などでユニット収容機構を提案している。この様なユニ
ットには、プリント基板を収容した箱形の筐体(カード
と呼ばれる)、フレキシブルディスク(内部に磁性材料
を塗布した円盤を収容した薄箱形の記憶媒体)若しくは
ICカード(内部に記憶を行なう集積回路が収容され、
外部との情報授受を行なう記憶媒体)等の種類がある。
制御用の用途では、制御対象に合わせてユニットの数や
機能を選択して収容筐体に組み込んで、単一の制御シス
テムを構成している。
【0003】このような装置において、ユニットの収容
筐体に対する嵌合及び抜脱は次のように行われている。
嵌合はコネクタ間の摩擦などによる挿抜力に依拠し、抜
脱は別途設けられたカードプラと呼ばれる一種のてこ作
用を利用した治具を用いている。搬送中にユニットが離
脱したり、作業中誤ってユニットを収容筐体から抜くこ
とを防止するため、カバーやロック機構が収容筐体側に
設けられている。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら、カバーを設けることは別部
品を収容筐体に装着する事になり、構造が複雑になると
共に組立作業が繁雑になるという第1の課題があった。
収容筐体側にロック機構を設けることは、ユニット側の
形状や大きさが制限されると共に、収容筐体の設計上の
大きな制約となる第2の課題があった。
【0005】本考案は上記第1及び第2の課題を解決し
たもので、ユニットを収容筐体から抜くことが容易であ
ると共に誤脱防止も確実に行なえる、簡単な構成で安価
な製造コストのユニット収容機構を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】このような目的を達成する本考案は、収容
筐体(10)の正面からユニット(20)を挿入し、こ
のユニットに取付けられた抜脱部(30)を用いて該ユ
ニットを該収容筐体から抜脱するユニット収容機構にお
いて、次の構成としたものである。
【0007】即ち、前記収容筐体は、前記収容筐体の天
井面若しくは底面の内側に設けられた係止部(11)、
当該天井面の内面に正面から背面に向かって設けられた
上部挿入案内部(12)、この上部挿入案内部と対応す
る底面内側に設けられた下部挿入案内部(13)を有し
ている。
【0008】前記ユニットは、この一方の側面に設けら
れた前記上部挿入案内部と係合する上部係合部(2
1)、他方の側面に設けられた前記下部挿入案内部と係
合する下部係合部(22)、前記抜脱部が回動可能に取
付けられる軸部(27)を有している。
【0009】前記抜脱具は、前記軸部に軸支される軸支
部(32)、前記ユニットが装着された状態で前記係止
部に係合する筐体係止部(34)、当該軸支部とある距
離(L1)離れた前記筐体正面と当接する筐体当接部
(36)、前記ユニットの前記収容筐体正面側に位置す
る当該ある距離よりも大きな距離(L2)当該軸支部と
離れたレバー部(37)を有している。
【0010】そして、前記収容筐体に前記ユニットを装
着するとき前記係止部と前記筐体係止部とを係合する第
1の状態に前記レバー部を保持し、前記収容筐体から前
記ユニットを抜脱するとき前記係止部と前記筐体係止部
との係合を解除すると共に、前記筐体当接部を前記筐体
に当接させて、てこ作用により前記ユニットを前記収容
筐体正面側に引き出す第2の状態に前記レバー部を置く
ことを特徴としている。
【作用】
【0011】本考案の各構成要素はつぎの作用をする。
レバー部はユニットを収容筐体から抜く際に、てこ作用
によりレバー部に作用した力を筐体当接部を介して筐体
正面に伝え、ユニットを手前に引き出す。筐体係止部は
筐体に設けられた係止部と係止して誤脱防止に役立つと
共に、抜脱する際はレバー部によって係止が解除され
る。抜脱部はユニットに取付けられるものなので、収容
筐体の構成が単純化されると共に、量産効果により抜脱
部自体のコストも安くて済む。
【実施例】
【0012】以下図面を用いて、本考案を説明する。図
1は本考案の一実施例を示す構成斜視図である。図にお
いて、収容筐体10は箱形形状をしており、正面10a
が開口部を有し、天井面10b、底面10c及び側面1
0dが必要に応じて通気用の開口部11を有し、背面1
0eがバックボード14を有している。係止部11は天
井面10bの内側に設けられた陥没部で、ここでは通気
用の上部開口部11bの正面側端部と兼用になってい
る。上部挿入案内部12は天井面10b内側面に正面1
0aから背面10eに向かって設けられたもので、ここ
ではユニット20の厚さに見合った定間隔tの溝になっ
ている。下部挿入案内部13は底面10cに設けられた
もので、上部挿入案内部12と一対一に対応している。
バックボード14はユニット接続用のコネクタが設けら
れると共に、各コネクタ間を接続する配線が施されてい
る。取付枠15は背面10eの天井面10b及び底面1
0cの縁に沿って設けられたもので、取付穴16が形成
されていて他のキャビネットやラックに固定する際に使
用される。
【0013】図2はユニット20の詳細を示す構成図
で、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は側面図
である。側面20a,20bはユニット20の厚さ方向
を示すものであり、有効面23はプリント基板やこれを
覆うカバーの成す面で、ここでは収容筐体10の側面1
0dと平行な位置に取付けられる。把持部24は有効面
23の正面20c側に設けられたもので、収容筐体10
に取付ける際に正面10aから突出する関係で、部品の
実装を差控えると共に抜脱部30の装着を容易にしてい
る。上部係合部21は側面20aに設けられたもので、
レールに似た凸形状断面をしており、上部挿入案内部1
2と係合してユニット20の挿入を案内している。下部
係合部22は側面20bに設けられたもので、レールに
似た凸形状断面をしており、下部挿入案内部13と係合
してユニット20の挿入を案内している。取付部26は
ユニット20の正面上部係合部21側に設けられた平板
部で、抜脱部30が取付けられる領域になっている。軸
部27は抜脱部30が回動可能に取付けられるもので、
ここでは突起物になっている。係止突起部28はレバー
部37を誤脱防止にある状態に保持するもので、突起量
が僅かなのでレバー部37の操作力を大きくすると抜脱
促進の状態への移行が可能になる。支持面29は取付部
26と把持部24若しくは有効面23との境界に設けら
れたもので、抜脱部30のストッパ部35が当接して抜
脱部30の移動領域を限定している。
【0014】図3は抜脱部30の詳細を示す構成図で、
(A)は平面図、(B)は側面図である。図において、
摺動面31a,31bは二枚平行に設けられたもので、
取付部26よりも僅かに大きな面積を有すると共に、こ
れを挟む状態で抜脱部30に取付けられる。軸支部32
は軸部27に軸支されるもので、ここでは凹部若しくは
貫通孔になっている。係止穴33は係止突起部28と係
合するもので、レバー部37が誤脱防止状態にあるとき
係止関係となる位置に設けられている。筐体係止部34
は爪形状の突起部で、係止部11と係合して誤脱防止状
態にする。ストッパ部35は軸支部32を中心にレバー
部37を回転させたとき、支持面29と当接して抜脱部
30の回転を抑止し、もっててこ作用に於ける支点の役
割をしている。筐体当接部36は誤脱防止状態で正面1
0aと僅かな間隔を隔てて位置するもので、レバー部3
7を回転させると正面10aと当接して反作用によりユ
ニット20を引抜く力を発生させる。レバー部37はユ
ニット20の正面10a側に設けられる“く”の字形状
をしたもので、回転運動をてこ作用により直線運動に変
換している。てこは、筐体当接部36と軸支部32間の
距離L1とレバー部37と軸支部32間の距離L2のレ
バー比(L2/L1)で拡大される。指掛け部38はレ
バー部37の先端に設けられたもので、指でレバー部3
7を操作する際の引っ掛かりになっている。
【0015】図4は本考案の他の構成例を示す要部構成
図で、(A)は平面図、(B)は抜脱部30担体の側面
図である。尚図4において、前記図1〜図3と同一作用
をするものには同一符号をつけ説明を省略する。ここで
はレバー部37が真っ直ぐになっていると共に、ユニッ
ト20の正面と略平行な姿勢で誤脱防止状態になってい
る。
【0016】このように構成された装置の動作を次に説
明する。図5は図4の装置の動作説明図で、(A)は誤
脱防止状態、(B)は遷移状態、(C)は抜脱状態を示
している。最初、筐体係止部34が係止部11と係合し
て、ユニット20が収容筐体10から脱落するのを防止
している。次に、抜脱部30を矢印A方向に回転させ
て、筐体係止部34と係止部11との係合を解除し、筐
体当接部36を正面10aに当接させる。この状態で、
係止突起部28と係止部33との係合も解除される。更
に矢印A方向にレバー部37を回転させると、てこ作用
によりユニット20が矢印B方向に引き出され、抜脱が
容易に行われる。尚、図1〜図3の構成によれば、スト
ッパ部35と支持面29を用いててこ作用を支持してい
るので、図4の実施例に比較してより強い力でユニット
20を引き抜くことができ、ユニット20がコネクタ等
の比較的強い力で収容筐体10に取付けられている場合
に有用である。
【0017】尚、上記実施例においては上部挿入案内部
12と上部係合部21、下部挿入案内部13と下部係合
部22、係止部11と筐体係止部34、係止突起部28
と係止部33並びに軸支部32と軸部27の係合・係止
関係を一方を凸とし他方を凹として説明したが、本考案
はこれに限定されるものではなく、逆の凹凸関係であっ
ても係合・係止関係を維持できることはいうまでもな
い。
【考案の効果】
【0018】以上説明したように、本考案によればユニ
ット20に取付けられる抜脱部30に、誤脱防止用の筐
体係止部34と抜脱促進用の筐体当接部36及びレバー
部37を設け、レバー部37の操作により両者を切り替
えて使用しているので、ユニット20の収容筐体10に
対する装着信頼性が増大すると共に、抜脱も容易にでき
るという実用上の効果がある。また、抜脱部30の形状
を実施例のようにすると、モールド成型に適し量産効果
を通じて製造コストが低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成斜視図である。
【図2】ユニット20の詳細を示す構成図である。
【図3】抜脱部30の詳細を示す構成図である。
【図4】本考案の他の構成例を示す要部構成図である。
【図5】図4の装置の動作説明図である。
【符号の説明】
10…収容筐体 11…係止部 12…上部挿入案内部 13…下部挿入案内部 20…ユニット 21…上部係合部 22…下部係合部 27…軸部 30…抜脱部 32…軸支部 34…筐体係止部 36…筐体当接部 37…レバー部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収容筐体(10)の正面からユニット(2
    0)を挿入し、このユニットに取付けられた抜脱部(3
    0)を用いて該ユニットを該収容筐体から抜脱するユニ
    ット収容機構において、 前記収容筐体の天井面若しくは底面の内側に設けられた
    係止部(11)、当該天井面の内面に正面から背面に向
    かって設けられた上部挿入案内部(12)、この上部挿
    入案内部と対応する底面内側に設けられた下部挿入案内
    部(13)を有する前記収容筐体と、 前記ユニットの一方の側面に設けられた前記上部挿入案
    内部と係合する上部係合部(21)、他方の側面に設け
    られた前記下部挿入案内部と係合する下部係合部(2
    2)、前記抜脱部が回動可能に取付けられる軸部(2
    7)を有する前記ユニットと、 前記軸部に軸支される軸支部(32)、前記ユニットが
    装着された状態で前記係止部に係合する筐体係止部(3
    4)、当該軸支部とある距離(L1)離れた前記筐体正
    面と当接する筐体当接部(36)、前記ユニットの前記
    収容筐体正面側に位置する当該ある距離よりも大きな距
    離(L2)当該軸支部と離れたレバー部(37)を有す
    る前記抜脱具と、 を具備し、前記収容筐体に前記ユニットを装着するとき
    前記係止部と前記筐体係止部とを係合する第1の状態に
    前記レバー部を保持し、前記収容筐体から前記ユニット
    を抜脱するとき前記係止部と前記筐体係止部との係合を
    解除すると共に、前記筐体当接部を前記筐体に当接させ
    て、てこ作用により前記ユニットを前記収容筐体正面側
    に引き出す第2の状態に前記レバー部を置くことを特徴
    とするユニット収容機構。
JP40091290U 1990-12-18 1990-12-18 ユニット収容機構 Expired - Fee Related JPH0737351Y2 (ja)

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JPH0488093U JPH0488093U (ja) 1992-07-30
JPH0737351Y2 true JPH0737351Y2 (ja) 1995-08-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671098A (ja) 1992-01-29 1994-03-15 Ejnar Jensen & Soen As アイロンローラなどの洗濯処理ユニットへフラットワーク物品を供給するための装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2845076B2 (ja) * 1993-02-22 1999-01-13 横河電機株式会社 入出力ユニット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671098A (ja) 1992-01-29 1994-03-15 Ejnar Jensen & Soen As アイロンローラなどの洗濯処理ユニットへフラットワーク物品を供給するための装置

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