JPH0737278A - 光ディスクの製造方法 - Google Patents

光ディスクの製造方法

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JPH0737278A
JPH0737278A JP17800793A JP17800793A JPH0737278A JP H0737278 A JPH0737278 A JP H0737278A JP 17800793 A JP17800793 A JP 17800793A JP 17800793 A JP17800793 A JP 17800793A JP H0737278 A JPH0737278 A JP H0737278A
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JP
Japan
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master
metal master
parts
proportion
optical disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP17800793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kagawa
正毅 香川
Shuichi Igarashi
修一 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形基板の段差部に情報を持たせた光ディス
クの製造にあたり、その射出成形時の溝転写性を良好に
保持し、この段差部に設けられたアドレス情報及びトラ
ックカウント信号等の再生を確実に行えるようにする。 【構成】 成形基板15に設けた段差部に情報を持たせ
た光ディスクを射出成形で製造する際に、凹部11の占
める割合が凸部12の占める割合に比し大きい金属原盤
10を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスクの製造方法、
特にその案内溝等の段差部に情報を持たせた光ディスク
を射出成形で製造する光ディスクの製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】光ディスクのフォーマットには、ディス
クの案内溝を蛇行させて、そこにアドレス等の情報を持
たせる構成のものが例えばMD(ミニディスク)や追記
型光ディスクに適用されている。
【0003】このフォーマットでは、案内溝の幅を広く
してC/N(キャリア/ノイズ比)を向上させるため、
相対的に案内溝以外の部分、いわゆるランド部が狭くな
る。
【0004】射出成形で従来の金属原盤いわゆるスタン
パを用いてディスクを製造する際には、ランド部に樹脂
が入り込むことになるが、樹脂が入り込む部分の幅が狭
いと十分な溝転写性を得ることができない。
【0005】光ディスク基板はガラス2P(フォトポリ
マー)法や射出成形法等により形成することができる。
一例として2P法による場合の製造工程を図6A〜Dを
参照して説明する。先ず図6Aに示すように、例えばガ
ラス等より成る基板1の上に、フォトレジスト2を全面
的に塗布し、一点鎖線gで示すように案内溝を形成する
領域にレーザ光Lをパターン露光する。
【0006】そして次に図6Bに示すように、これを現
像してフォトレジスト2の露光部分を除去して案内溝に
対応する溝22が形成された原盤5を構成し、この原盤
5にニッケル等の金属をメッキ等により被着して凹凸を
転写して金属原盤10を形成する。
【0007】そして図6Cに示すように、原盤5から剥
離して原盤5の溝22に対応する凸部11とランド部に
対応する凹部12とが設けられた金属原盤10を用意
し、これに樹脂等の成形基板材料を注入する。
【0008】このとき、上述したように案内溝の幅が大
きくランド部の幅が小さくなって、この金属原盤10の
溝幅は小さくなることから、矢印aで示すように、この
溝内部に樹脂が行き渡らず、良好な溝転写性を得られな
い。
【0009】従って成形基板15は、図6Dに示すよう
に、案内溝16及びランド部17の形状が丸みを帯びた
形状となってしまう。
【0010】また光ディスクの高密度化に伴ってトラッ
クピッチが狭くなると、より一層ランド幅が狭くなり、
結果的に射出成形での溝転写性がますます悪化すること
となる。
【0011】溝転写性の悪化はトラックカウント信号や
トラッキングエラー信号等の溝形状に依存する信号の再
生に影響を及ぼすだけでなく、上述したように案内溝に
持たせたアドレス等の情報再生を困難とするという欠点
がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな溝転写性の問題を解決して、溝形状を精度良く転写
することができるようにして、信号及びアドレス情報等
の再生を確実に行えるようにする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、その一例の一
製造工程図を図1に示すように、成形基板15に設けた
段差部に情報を持たせた光ディスクを射出成形で製造す
る際に、凹部11の占める割合が凸部12の占める割合
に比し大きい金属原盤10を用いる。
【0014】また本発明は、上述の金属原盤10の製造
工程において、その一例の一製造工程図を図2に示すよ
うに、凹部の占める割合に比し凸部の占める割合が大き
い原盤10fに金属メッキを行うことにより凹凸を逆に
して、凹部の占める割合が凸部の占める割合に比し大と
された金属原盤10を形成する。
【0015】更にまた本発明は、その一例の製造工程を
図3A及びBに示すように、上述の金属原盤10の製造
工程において、未露光部分がエッチングされるフォトレ
ジスト2を用いて、露光部2eの占める割合を未露光部
の占める割合に比し大として形成した原盤5を用いて、
金属原盤10を製造する。
【0016】また本発明は、その一例の製造工程図を図
4A及びBに示すように、上述の金属原盤10の製造工
程において、金属原盤10の凸部となる領域をレーザで
露光して、凹部の占める割合を凸部の占める割合に比し
大として形成する。
【0017】
【作用】上述したように本発明においては、凹部11の
占める割合が凸部12の占める割合より大きい金属原盤
10を用いて成形基板15の射出成形を行うことから、
図5に示すように、その段差部20の溝転写性が良好に
なる。
【0018】従って本発明により形成した光ディスクの
再生に当たっては、質の良いトラックカウント信号やト
ラッキングエラー信号を得ることができる。
【0019】
【実施例】以下本発明実施例を図面を参照して詳細に説
明する。本発明は、図1に示すように、成形基板15に
設けた段差部に情報を持たせた光ディスクを射出成形で
製造する際に、凹部11の占める割合が凸部12の占め
る割合に比し大きい、即ち図1の断面において凹部11
の幅が凸部12の幅に比し大とされた金属原盤10を用
いる。6は金型を示す。
【0020】このような金属原盤10の製造方法の各例
を以下に説明する。先ず図2に示す例においては、従来
の金属原盤10f、即ち凹部の占める割合に比し凸部の
占める割合が大きい原盤10fを容易する。この金属原
盤10fは、前述の図6A〜Bにおいて説明した従来の
製造方法によって形成することができる。
【0021】そしてこの従来の金属原盤10fにニッケ
ル等の金属メッキを行い、図2に示すように凹凸を逆に
して、凹部11の占める割合が凸部12の占める割合に
比し大とされた金属原盤10を形成する。このとき、例
えばCr等をスパッタした後Niメッキを行うことによ
り、金属原盤10は良好に剥離される。
【0022】また、図3A及びBにおいては、未露光部
分がエッチングされるフォトレジスト2用いて形成する
場合を示す。この場合、先ず図3Aに示すように、金属
原盤10の凹部11に対応する相対的に幅広の部分に露
光を行う。
【0023】そしてこのフォトレジスト2に対して現像
を施すと露光部2eが残留して、相対的に幅狭とされる
未露光部がエッチング除去される。このようにした形成
した原盤5に対し、金属メッキを施して、凹部が凸部に
比し幅広とされた金属原盤10を得ることができる。
【0024】また図4A及びBにおいては、露光部がエ
ッチングされるフォトレジスト2を用いて、その露光を
図4Aの断面において比較的幅狭な領域に行う。2eは
露光部を示す。そして次に現像を施して露光部2eを除
去して、溝部が相対的に幅狭とされ、即ち凹部が凸部に
比し小とされた原盤5を形成する。
【0025】そしてこの後図4Bに示すように、この原
盤5にメッキを施して金属原盤10を形成する。このと
き、金属原盤10の凹部11は、凸部12に比し図4B
の断面において幅広とされ、即ちその占める割合は比較
的大となる。
【0026】以上説明したように本発明によれば、凹部
11の占める割合が凸部12の占める割合に比し大とさ
れた金属原盤10を用いることによって、これに対して
樹脂等の射出成形を行う際に、その凹部11内を隙間無
く成形材料を埋め込ませることができて、成形基板15
の段差部が丸みを帯びることなく所望の形状に形成する
ことができる。従って本発明により形成した光ディスク
の再生に当たっては、質の良いトラックカウント信号や
トラッキングエラー信号を得ることができる。
【0027】尚、本発明は上述の各例に限定されること
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形変更が可
能であることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、射出成
形の際に、金属原盤10の凹部が比較的幅広とされるこ
とからこの凹部内に樹脂等の成形材料が確実に埋め込ま
れ、良好な溝転写性を得ることができる。
【0029】従って本発明により作製した光ディスク
は、質の良いトラックカウント信号やトラッキングエラ
ー信号を得ることができる。また、高記録密度化に伴っ
て、より幅狭のトラックピッチの光ディスクを形成する
場合においても、本発明を適用することにより良好な溝
転写性を保持し、再生特性の劣化を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の一製造工程図である。
【図2】本発明実施例の一製造工程図である。
【図3】Aは本発明の他の実施例の一製造工程図であ
る。Bは本発明の他の実施例の一製造工程図である。
【図4】Aは本発明の他の実施例の一製造工程図であ
る。Bは本発明の他の実施例の一製造工程図である。
【図5】本発明実施例の一製造工程図である。
【図6】Aは従来の光ディスクの製造工程図である。B
は従来の光ディスクの製造工程図である。Cは従来の光
ディスクの製造工程図である。Dは従来の光ディスクの
製造工程図である。
【符号の説明】
1 基板 2 フォトレジスト 5 原盤 10 金属原盤 11 凹部 12 凸部 15 成形基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に設けた段差部に情報を持たせた光
    ディスクを射出成形で製造する際に、凹部の占める割合
    が凸部の占める割合に比し大きい金属原盤を用いること
    を特徴とする光ディスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記金属原盤の製造工程において、凹部
    の占める割合に比し凸部の占める割合が大きい原盤に金
    属メッキを行うことにより凹凸を逆にして、凹部の占め
    る割合が凸部の占める割合に比し大とされた金属原盤を
    形成することを特徴とする上記請求項1に記載の光ディ
    スクの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記金属原盤の製造工程において、未露
    光部分がエッチングされるフォトレジストを用いて、露
    光部の占める割合を未露光部の占める割合に比し大とし
    て形成した原盤を用いて上記金属原盤を製造することを
    特徴とする上記請求項1に記載の光ディスクの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記金属原盤の製造工程において、上記
    金属原盤の凸部となる領域をレーザで露光して上記凹部
    の占める割合を上記凸部の占める割合に比し大とするこ
    とを特徴とする上記請求項1に記載の光ディスクの製造
    方法。
JP17800793A 1993-07-19 1993-07-19 光ディスクの製造方法 Pending JPH0737278A (ja)

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