JPH073723U - 検知部を備えた衝撃式破砕機 - Google Patents

検知部を備えた衝撃式破砕機

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JPH073723U
JPH073723U JP3825493U JP3825493U JPH073723U JP H073723 U JPH073723 U JP H073723U JP 3825493 U JP3825493 U JP 3825493U JP 3825493 U JP3825493 U JP 3825493U JP H073723 U JPH073723 U JP H073723U
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順四郎 大橋
司 森
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Kawasaki Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃式破砕機の摩耗部品の摩耗が進展した場
合に検知部によって摩耗を正確に検知し、許容摩耗限界
以上に進展することを防止できて破砕性能の低下を有効
に防止できる「検知部を備えた衝撃式破砕機」を提供す
ることを目的とする。 【構成】 打撃板を有するロータ、衝突板などからなる
衝撃式破砕機であって、打撃板の長さ方向の上端摩耗部
および/または下端摩耗部には打撃板の摩耗を検知する
ための溝または穴からなる検知部を設けたことを特徴と
し、また、衝突板の外周面の長さ方向には衝突板の摩耗
を検知するための溝または穴からなる検知部を設けたこ
とを特徴とし、さらに、打撃板保護具の係合面の上部に
は打撃板保護具の摩耗を検知するための段差部からなる
検知部を設けたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衝撃式破砕機に係り、詳しくは、上記破砕機を構成する摩耗部品の 摩耗を検知するための検知部を備えた衝撃式破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に示すように、衝撃式破砕機10は、打撃板20′を有するロータ14、 衝突板24′などの部材からなり、これら部材は、ケーシング12内に収容され ている。ロータ14は破砕機10のほヾ中心部に位置され、高速回転するロータ 軸16には多角形板状の複数の枠材18が固着され、枠材18の頂角部は半径方 向に切除部分を有し、切除部分の両側には打撃板保護具22′、22′が挿着さ れるとともに、打撃板保護具22′、22′の係合面には打撃板20′が係合さ れる。打撃板20は長さがロータ軸16方向に延びて厚さを有して矩形状に形成 され、打撃板20の長さ方向の両端部が打撃板保護具22′、22′の係合面に 係合して挿着されている。 衝突板24′は、ロータ14の上方に位置されて、ケーシング12に支持装置 25を用いて、破砕機10の垂直中心に対し対称となるよう両側に配設されてい る。 衝突板24′は、詳しくは、上部衝突板24a′および下部衝突板24b′か らなり、上部衝突板24a′は、ロータ14の上方に位置されるとともに、下部 衝突板24b′は、ロータ14の側方にて上方衝突板24a′の下部に位置され ており、いずれも、長さがロータ軸16方向に延びて厚さを有して外周面24′ と内周面24″とはロータ軸16に向って弯曲され、衝突板24′がロータ14 の主要部を包囲するように配設されて、ロータ14との間の空間には破砕室30 が形成されている。 28は、ケーシング12の上端にて破砕機10の垂直中心に設けられた材料の 供給口を示し、ケーシング12の下端には砕製物の排出口32が設けられている 。
【0003】 このような衝撃式破砕機10を用いて材料を破砕するさいには、材料は供給口 28より供給されて、破砕室30内に降下し、ロータ14の打撃板20′と衝突 板24′との間に材料の加速と衝突による反撥などを繰返えす過程において破砕 を進行させて粒度を縮小して砕製物となり排出口32から排出される。そして、 上記の破砕過程においては、打撃板20′、衝突板24′、打撃板保護具22′ などの構成部材は材料との激しい衝突作用などによって摩耗を発生させるので、 耐摩耗性材料、例えば高クロム鋳鉄などを使用した摩耗部品とされている。 しかし乍ら、衝撃式破砕機10の運転が長時間継続されるにしたがい、上記摩 耗部品の摩耗が進展し、その進展が著しい場合には破砕性能を低下させるなどし て円滑な運転を阻害させる(実公平2−2431号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
衝撃式破砕機の摩耗部品の摩耗を検知するためには破砕機の運転を中断して摩 耗変形状態を正確に測定する必要がある。しかしながら、変形形状が複雑である ことや測定のための空間が構造的に制約されていることもあって充分な測定が困 難であり、上記摩耗部品の摩耗変形が許容摩耗限界以上に進展しても、進展を検 知が困難であって破砕機能を低下させる等の問題も起こる。
【0005】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、衝撃式破砕 機の運転が長時間継続されるにしたがい、摩耗部品の摩耗が進展した場合に検知 部によって摩耗を正確に検知し、許容摩耗限界以上に進展することを防止できて 破砕性能の低下を有効に防止できる検知部を備えた衝撃式破砕機を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案では、打撃板を有するロータ、衝突板な どからなる衝撃式破砕機であって、打撃板の長さ方向の上端摩耗部および/また は下端摩耗部には打撃板の摩耗を検知するための溝または穴からなる検知部を設 けたことを特徴とし、また、衝突板の外周面の長さ方向には衝突板の摩耗を検知 するための溝または穴からなる検知部を設けたことを特徴とし、さらに、打撃板 保護具の係合面の上部には打撃板保護具の摩耗を検知するための段差部からなる 検知部を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
このようにすれば、衝撃式破砕機の運転が長時間継続されるにしたがい摩耗部 品の摩耗が進展した場合、検知部は許容摩耗限界における摩耗を正確に検知し、 許容摩耗限界以上に進展することを防止できるので、破砕性能の低下を有効に防 止できる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照にして本考案の実施例について説明する。 図1は、本考案の一実施例を示す打撃板の側面図、図2は、図1の検知部の要 部拡大断面図、図3は、本考案の他の実施例を示す打撃板の側面図、図4は、同 要部部分正面図、図5は、本考案の他の実施例を示す衝突板の断面図、図6は、 図5の検知部の要部拡大断面図、図7は、本考案の他の実施例を示す打撃板保護 具の断面図である。
【0009】 図1、2において、打撃板20の長さ方向の上端摩耗部およびまたは下端摩耗 部の中央には夫々、複数の検知部38が設けられている。本実施例においては、 上端摩耗部として上端面34、下端摩耗部として下端面36が夫々示されている 。検知部38は溝または穴などからなり、本実施例においては、深さHを有する テーパー孔からなり、42a、42bは、夫々打撃板20の許容摩耗限界を示し ている。ロータ14は正、逆方向に回転されるので打撃板20は両側面の上部か ら摩耗を開始し、回転方向に応じて夫々の許容摩耗限界42a、42bまで摩耗 が進展されることが許容されている。そして検知部38の孔底が上記許容摩耗限 界42a、42bの頂点となるように形成されている。 打撃板20の摩耗状態は、衝撃式破砕機10の運転停止時にケーシング12を 開放して監視することができる。打撃板20の摩耗が許容摩耗限界42a、42 b以下である場合、上記検知部38のテーパー孔を監視できるが、許容摩耗限界 42a、42bまでに進展すると検知部38のテーパー孔は摩耗によって消滅さ れるので、この消滅によって打撃板20の摩耗は許容摩耗限界42a、42bま で進展したことが検知できる。引続き、打撃板20は上端面34および下端面3 6を反転させるように打撃板保護具22、22の間に挿入され、下端面36がロ ータ14の先端円上に位置されて、運転が行われ、上述した様な打撃板20の摩 耗が検知できるようになる。下端面36の許容摩耗限界については図示を省略し た。
【0010】 図3、4において、打撃板20の長さ方向の上端摩耗部および下端摩耗部には 、夫々検知部38aが設けられている。本実施例においては、検知部38aは打 撃板20の両側面39、39において上端摩耗部および下端摩耗部に位置するよ うに形成されている。 そして打撃板20の上端摩耗部および下端摩耗部の摩耗が許容摩耗限界42a 、42bまでに進展したことが検知できる。 この摩耗検知は、衝撃式破砕機10の運転停止時におけるケーシングの開放に あたり、打撃板20の両側面39、39が露出されるので、この打撃板20の摩 耗検知を容易にすることができる。
【0011】 図5、6において、衝突板24に関し、本実施例では上部衝突板24aについ て説明する。 上部衝突板24aの下部には、着脱自在な先端金物26aが挿着されている。 上部衝突板24aの外周面46の弯曲部に沿って複数列、例えば2列にて長さ 方向に複数の検知部50が設けられている。検知部50は溝または穴などからな り、本実施例においては深さHを有するテーパー孔からなり、52は上部衝突板 24aの許容摩耗限界を示している。衝撃式破砕機10の運転が長時間継続され 、上部衝突板24aの摩耗を開始し、許容摩耗限界52まで摩耗が進展されるこ とが許容される。そして、検知部50の孔底が上記許容摩耗限界52に位置する ように形成されている。 上部衝突板24aの摩耗状態は、衝撃式破砕機10の運転停止時にケーシング 12を開放して監視することができる。上部衝突板24aの摩耗が許容摩耗限界 52以下である場合、上記検知部50のテーパー孔を監視できないが、許容摩耗 限界52までに進展すると検知部50のテーパー孔は摩耗によって貫通されるの で、この貫通によって上部衝突板24aの摩耗は許容摩耗限界52まで進展した ことが検知できる。この摩耗した上部衝突板24aは新規部品に交換されて、再 び破砕機10の運転が継続される。
【0012】 上述したようにロータ14は正、逆方向に回転されるので、上記回転方向に対 応して上部衝突板24bが使用されるが、その構成、作用及び効果は、上述した ものと同一であるので重複して説明することを省略する。
【0013】 図7において、打撃板保護具22は、枠材16に挿着され、反対側に挿着され た打撃板保護具22と一組となって打撃板20と係合される。 52は、挿着面を示しコ字状からなり、54は係合面であり多数の突起部を有 するとともに、打撃板20の突起部40と相互に係合される。 係合面54の上部には検知部56が設けられている。検知部56は、段差部5 8にて係合面54表面から段差Gを有し、60は打撃板保護具22の許容摩耗限 界を示している。衝撃式破砕機10の運転が長時間継続され、打撃板保護具22 の摩耗を開始し、許容摩耗限界60まで摩耗が進展されることが許容される。 そして検知部56の底部が段差部58にて上記許容摩耗限界60に位置するよ うに形成されている。
【0014】 打撃板保護具22の摩耗状態は、衝撃式破砕機10の運転停止時にケーシング 12を開放して監視することができる。打撃板保護具22の許容摩耗限界60以 下である場合、上記検知部56の段差部58を監視できないが、許容摩耗限界6 0までに進展すると検知部56の段差部58は摩耗によって消滅されるので、こ の消滅によって打撃板保護具22の摩耗は許容摩耗限界60まで進展したことが 係合できる。
【0015】 このようにして、打撃板保護具22の摩耗が許容摩耗限界60以下である場合 、打撃板20を反転使用しても突起部40との係合は確実に保持できるので、脱 落などを発生させることが回避できる。 上述せる摩耗した打撃板保護具22は新規部品と交換されて、再び破砕機10 の運転が継続される。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、衝撃式破砕機の運転が長時間継続され るにさいし、打撃板、衝突板、打撃板保護具などの摩耗部品の摩耗が進展した場 合に検知部によって摩耗を正確に検知することができる。そして許容摩耗限界以 上に進展することを防止できて破砕性能の低下を有効に防止できる等、多大な効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す打撃板の側面図。
【図2】図1の検知部の要部拡大断面図。
【図3】本考案の他の実施例を示す打撃板の側面図。
【図4】同要部部分正面図。
【図5】本考案の他の実施例を示す衝突板の断面図。
【図6】図5の検知部の要部拡大断面図。
【図7】本考案の他の実施例を示す打撃板保護具の断面
図。
【図8】従来の衝撃式破砕機の断面図。
【符号の説明】
10 衝撃式破砕機 14 ロータ 20 打撃板 22 打撃板保護具 24 衝突板 38、38a、50、56 検知部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打撃板を有するロータ、衝突板などから
    なる衝撃式破砕機であって、打撃板は、長さがロータ軸
    方向に延びて厚さを有するとともに、長さ方向の上端摩
    耗部および/または下端摩耗部には打撃板の摩耗を検知
    するための溝または穴からなる検知部を設けたことを特
    徴とする検知部を備えた衝撃式破砕機。
  2. 【請求項2】 衝突板は、長さがロータ軸方向に延びて
    厚さを有して外周面と内周面とはロータ軸に向って弯曲
    して形成されるとともに、外周面の長さ方向には衝突板
    の摩耗を検知するための溝または穴からなる検知部を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の検知部を備えた
    衝撃式破砕機。
  3. 【請求項3】 打撃板保護具は、ロータ軸に固着した枠
    材に挿着され、上記打撃板保護具の一端面には枠材に挿
    着させる挿着面を設け、他端面には打撃板を係合する係
    合面を設けるとともに、係合面の上部には打撃板保護具
    の摩耗を検知するための段差部からなる検知部を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の検知部を備
    えた衝撃式破砕機。
JP1993038254U 1993-06-18 1993-06-18 検知部を備えた衝撃式破砕機 Expired - Fee Related JP2554855Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615953U (ja) * 1984-06-16 1986-01-14 重夫 吉田 自動車リフトの昇降装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS615953U (ja) * 1984-06-16 1986-01-14 重夫 吉田 自動車リフトの昇降装置

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