JPH0737156A - 供給チューブの移動装置 - Google Patents

供給チューブの移動装置

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JPH0737156A
JPH0737156A JP5181563A JP18156393A JPH0737156A JP H0737156 A JPH0737156 A JP H0737156A JP 5181563 A JP5181563 A JP 5181563A JP 18156393 A JP18156393 A JP 18156393A JP H0737156 A JPH0737156 A JP H0737156A
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supply tube
arm
cup
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gripping arm
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 単一の動力源を用いて、供給チューブの移動
と供給チューブの先端部の閉塞とを行うことができる供
給チューブの移動装置を提供する。 【構成】 シャーシ33と、シャーシ33に進退自在に
取り付けられると共に、先端部30aを把持する把持ア
ーム34と、把持アーム34を進退動させる進退動手段
35,36と、把持アーム34に把持アーム34の進退
方向と同一方向に進退自在に支持されると共に、先端部
30aを潰すようにして閉塞するプッシャアーム37
と、把持アーム34およびプッシャアーム37を相反す
る方向に付勢して、供給チューブ30の閉塞力を付与す
るばね38と、供給位置の手前で、把持アーム34の前
進力を利用して、ばね38の付勢力に抗して、プッシャ
アーム37を把持アーム34に対して相対的に移動さ
せ、供給チューブ30の閉塞状態を解除する閉塞解除手
段42とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カップ式自動販売機な
どにおいて、BIB(BAG IN BOX)ユニットからの濃縮
原料をカップに供給するために、供給チューブの先端部
をカップに臨ませる供給チューブの移動装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、ウーロン茶、無糖コーヒー、無糖
紅茶、高果汁飲料および果粒・果肉入り飲料などの、劣
化し易い、いわゆる中性飲料を、カップで販売するため
の原料供給装置として、BIB(BAG IN BOX)ユニット
が考案されている。BIBユニットは、冷却機を併設し
たバッグ形式の原料容器に濃縮原料を充填したもので、
容器が収縮することにより内部に空気が入らないように
なっている。このような、BIBユニットを用いたシス
テムは、BIBユニットにカップに臨む供給チューブを
接続すると共に、供給チューブの基部に原料ポンプを設
け、この原料ポンプにより一定量の濃縮原料を、供給チ
ューブの先端からカップに供給するようになっている。
【0003】一方、BIBユニットを用いたシステムで
は、特開平2−109895号公報に開示されているよ
うに、待機時には、供給チューブの先端部を潰すように
して閉塞し、供給チューブ内にバクテリアが侵入するの
を防止する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、BIBユニ
ットを用いたシステムは、原料ポンプとしてペリスタル
ティックポンプを用いるため、供給チューブの先端部に
おける吐出圧が低いものとなっている。この場合、飲料
ディスペンサのように供給チューブの先端に、カップを
人為的にセットするものでは、とくに問題ないが、カッ
プ式自動販売機のようにカップディスペンサにより、カ
ップをセット位置に落とし込むものでは、供給チューブ
の先端部を単純にカップの斜め上方に臨ませると、供給
チューブがカップの落とし込みの際に邪魔になる一方、
カップの落し込み経路を逃げて設けると、供給チューブ
から吐出された濃縮原料がカップまで届かないという問
題を生ずる。
【0005】この問題を解消するためには、供給チュー
ブの先端部を、原料供給時にカップに臨ませ、待機時に
カップから退避させる必要がある。かかる場合、カップ
に対して供給チューブを移動させる方法、または供給チ
ューブに対してカップを移動させる方法が考えられる。
後者の方法では、カップの移動に時間がかかると共に、
カップの移動の際に飲料がこぼれるなどの問題が生じ、
自動販売機にはなじみ難い。また、前者の方法では、供
給チューブの移動と供給チューブの閉塞とを行うため
に、これらの駆動源を2つ持つ必要があり、装置が複雑
化することが想定される。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、単一の動力源を用いて、供給チューブ
の移動と供給チューブの先端部の閉塞の双方を行うこと
ができる供給チューブの移動装置を提供することをその
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、供給チューブの先端部を、カップに臨む供給位
置と、カップから退避した待機位置との間で移動させる
と共に、待機位置で供給チューブの先端部を潰すように
して閉塞する供給チューブの移動装置であって、シャー
シと、シャーシに進退自在に取り付けられると共に、供
給チューブの先端部を把持する把持アームと、把持アー
ムを進退動させる進退動手段と、把持アームに把持アー
ムの進退方向と同一方向に進退自在に支持されると共
に、供給チューブの先端部を潰すようにして閉塞するプ
ッシャアームと、把持アームおよびプッシャアームを相
反する方向に付勢して、供給チューブの閉塞力を付与す
るばねと、供給位置の手前で、把持アームの前進力によ
り、ばねの付勢力に抗して、プッシャアームを把持アー
ムに対して相対的に移動させ、供給チューブの閉塞状態
を解除する閉塞解除手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】待機位置において、把持アームおよびプッシャ
アームは、ばねにより、相反する方向に付勢され、この
付勢力により、把持アームに把持されている供給チュー
ブの先端部は、プッシャアームにより閉塞されている。
この状態から進退動手段により、把持アームを前進させ
ると、把持アームに支持されているプッシャアームおよ
びばねも前進する。把持アームが供給位置の手前まで前
進すると、閉塞解除手段が働いて、把持アームの前進力
により、ばねに抗して、プッシャアームを把持アームに
対して相対的に移動させる。これにより、把持アームか
らプッシャアームが離れ、供給チューブの先端部の閉塞
状態が解除される。すなわち、供給位置まで移動した供
給チューブは、その先端部を開放された状態で、カップ
に臨む。一方、濃縮原料の供給が完了して、進退動手段
により把持アームが後退してゆくと、上記と逆の手順
で、プッシャアームが元の位置に復帰し、供給チューブ
を閉塞する。そして、この閉塞状態を保持したまま、把
持アームと共に、プッシャアームおよびばねが待機位置
に復帰する。
【0009】このように、ばねにより、供給チューブの
閉塞状態を保持しておき、進退動手段による前進力を利
用して、供給チューブの閉塞状態を解除することによ
り、単一の駆動手段で供給チューブの移動と閉塞とを行
うことができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の一実施
例に係るカップ式自動販売機について説明する。図1は
この自動販売機の外観図(正面図および側面図)であ
り、図2はこの自動販売機の内部構造を表した開扉状態
の正面図である。この自動販売機は、コーヒー、ココ
ア、コーラ、ジュースおよびウーロン茶などを、カップ
で販売するものであり、これらの飲料のうち、コーヒー
およびココアなどは粉末原料を用い、コーラおよびジュ
ースなどはシロップ原料を用い、ウーロン茶などはBI
Bユニットによる濃縮原料を用いて、商品を調理するよ
うになっている。
【0011】両図に示すように、この自動販売機1は、
販売機本体2と、販売機本体2の前面上部に開閉自在に
取り付けられたカップディスペンサ3と、販売機本体2
を閉扉するメインドア4とで構成され、メインドア4お
よびカップディスペンサ3を開放することにより、各種
飲料の原料(原料容器)やカップCの交換および補充が
できるようになっている。
【0012】図1に示すように、メインドア4の表面に
は、中央の接客部5を囲むように広く看板部6が設けら
れており、接客部5の上半部には、3段に亘って商品見
本7と、商品見本7に対応した選択ボタン8とが配設さ
れている。選択ボタン8の下側には、左から砂糖・クリ
ーム増減量ボタン9、氷なしボタン10およびカップ選
択ボタン11が、並べて配設されている。また、砂糖・
クリーム増減量ボタン9の下側にはドアノブ12が、カ
ップ選択ボタン11の下側にはコイン投入口13および
返却レバー14が、それぞれ配設されている。また、接
客部5の下半部の中央には、長円形の商品取出口15が
配設されている。さらに、商品取出口15の右下には、
コイン返却口16が配設されている。そして、メインド
ア4の裏面には、コインメカニズム17や制御ユニット
18などが組み込まれている(図2参照)。
【0013】カップディスペンサ3は、図2に示すよう
に、閉位置において、セットされたカップCの上側空間
に収容され、開位置において、裏面側からカップCを補
充できるようになっている。カップCは、カップディス
ペンサ3内に重ねた状態で多数ストックされ、制御ユニ
ット18からの販売指令に基づいて、最下位のカップC
から順にカップ受19内に落とし込まれる。この場合、
カップディスペンサ3には、大小2種類のカップCが収
容され、上記のカップ選択ボタン11により、大小いず
れかのカップCが選択される。
【0014】販売機本体2の内部には、上半部のスペー
スに、左側からアイスメーカ20、湯タンク21、BI
Bユニット22および粉末原料用の各種キャニスタ23
がそれぞれ収容され、下半部のスペースに、左側から冷
却水槽24、炭酸ガスボンベ25、排水バケツ26およ
びシロップ原料用のシロップタンク27がそれぞれ収容
されている。そして、中央部には、商品取出口15に臨
んでカップ受19が配設されている。カップ受19の上
部には、カップシュータ19aが一体に形成されてお
り、カップディスペンサ3から落とし込まれたカップC
が、このカップシュータ19aを介して、カップ受19
内の所定の位置にセットされる。また、カップ受19に
は、アイスメーカ20、湯タンク21、BIBユニット
22、各種キャニスタ23およびシロップタンク27か
らの各種の供給ノズル28が臨んでおり、カップ受19
にセットしたカップCに、原料や湯などが供給できるよ
うになっている。この場合、BIBユニット22の供給
ノズル28に相当する供給チューブ30の先端だけは、
濃縮原料の吐出圧が低いため、他の供給ノズル28と異
なり、カップCの落とし込み経路を外して配設すること
ができず、販売指令に基づいて、移動装置31により、
カップCに進退自在に臨むようになっている。
【0015】BIBユニット22は、冷却ケース内に、
エバポレータとBIBバッグとを収容すると共に、冷却
ケースの下側に原料ポンプ32を取り付けて構成されて
いる。BIBユニット22には供給チューブ30が取り
付けられており、供給チューブ30は、原料ポンプ32
を介してカップ受19側に延び、先端部30aを移動装
置31に把持されている。BIBユニット22内のウー
ロン茶の濃縮原料は、原料ポンプ32により、供給チュ
ーブ30を介して所定量、カップCに供給され、その
際、供給チューブ30の先端部30aは、移動装置31
によりカップCから外れた待機位置からカップCに臨む
供給位置に進退自在に移動される(図6参照)。すなわ
ち、移動装置31は、供給チューブ30の先端部30a
を待機位置と供給位置との間で移動させる機能を有し、
また、これに加えて、待機位置で供給チューブ30の先
端部30aを潰すようにして閉塞し、かつ供給位置でこ
れを開放する機能を有している。
【0016】この供給チューブ30の移動装置31は、
図3から図5までに示すように、横長に形成され、カッ
プ受19の奥側に位置して、図外の支持フレームに固定
されている。この移動装置31は、支持フレームに固定
されたシャーシ33と、供給チューブ30の先端部30
aを把持すると共にシャーシ33に進退自在に取り付け
られた把持アーム34と、把持アーム34を進退動させ
るリンク機構(進退動手段)35と、リンク機構35を
駆動するモータ(進退動手段)36と、把持アーム34
に進退自在に取り付けられると共に供給チューブ30を
潰すようにして閉塞するプッシャアーム37と、把持ア
ーム34とプッシャアーム37との間に介在されて、プ
ッシャアーム37に供給チューブ30の閉塞力を付与す
るコイルばね38とを備えて、構成されている。
【0017】シャーシ33は、前半部(図の左半部)に
把持アーム34、プッシャアーム37およびコイルばね
38などを収容すると共に、後半部(図の右半部)にリ
ンク機構35およびモータ36などを収容して、箱状に
形成されている。シャーシ33の前端は開放されてお
り、この部分から、把持アーム34およびプッシャアー
ム37が進退動する。シャーシ33の前半部の底板33
aには、左右各一対、計4個のガイドピン41,41,
41,41が平行に立設されており、後述する把持アー
ム34の長孔54が、この各ガイドピン41にスライド
自在に係合して、把持アーム34の進退動が案内され
る。また、底板33aの前部には、下方に切り下げるよ
うにして一対のストッパ片(閉塞解除手段)42,42
が形成され、この両ストッパ片42,42が、供給位置
手前まで前進してきたプッシャアーム37に当接して、
プッシャアーム37の前進位置が規制されるようになっ
ている。
【0018】把持アーム34は、供給チューブ30の先
端部30aを把持する把持部51と、把持部51を支持
するアーム部52とで構成され、把持部51に把持した
供給チューブ30を、アーム部52の進退動により、カ
ップCに臨む供給位置と、カップCから退避する待機位
置との間で移動させる。把持部51には、断面鍵孔状の
スリット53が縦断するように形成され、前方からこの
スリット53内に、供給チューブ30の先端部30aを
押し込むことにより、供給チューブ30をセット(把
持)できるようになっている。アーム部52は、平板状
に形成され、上記シャーシ33の各ガイドピン41に係
合する一対の長孔54,54が、平行に形成されてい
る。また、アーム部52の前部中央には、下向きにガイ
ドピン55が垂設されており、このガイドピン55によ
り、プッシャアーム37の前部が進退自在に支持され
る。同様に、アーム部52の後部中央には、下向きに切
下げ片56が形成されており、この切下げ片56は、シ
ャーシ33の開口33bから下方に突出して、プッシャ
アーム37の後部を進退自在に支持している。さらに、
アーム部52の後端には、リンク機構35の作動端が連
結されている。
【0019】リンク機構35は、いわゆるクランク機構
であり、クランク円板61と、前端を把持アーム34
に、後端をクランク円板61に回動自在にそれぞれ連結
されたクランクアーム62とで構成されている。クラン
ク円板61は、同軸上に上部円板61aと下部円板61
bとを有し、上部円板61aにクランクアーム62が連
結されると共に、上部円板61aおよび下部円板61b
にそれぞれカム溝63,63が形成されている。この各
カム溝63には、クランクアーム62が上死点と下死点
の位置で係合してON−OFFする一対のマイクロスイ
ッチ64,64のスイッチ端が、それぞれ係合してお
り、マイクロスイッチ64,64により、モータ36の
前進駆動および後退駆動を制御できるようになってい
る。
【0020】モータ36は、モータ本体65と、ギヤボ
ックス66とで構成され、ギヤボックス66の出力軸6
6aに、リンク機構35のクランク円板61が固定され
ている。すなわち、ギヤボックス66で減速されたモー
タ本体65の回転により、クランク円板61を回転させ
て、クランクアーム62および把持アーム34を介し
て、供給チューブ30の先端部30aを進退動させる。
また、モータ36は、供給チューブ30の先端部30a
を進退動させると共に、上記両マイクロスイッチ64,
64のON−OFFにより、供給チューブ30の先端部
30aを供給位置と待機位置に停止させる。
【0021】プッシャアーム37は、把持アーム34の
下側に配設され、供給チューブ30の先端部30aを潰
すようにして押圧するプッシャ部71と、コイルばね3
8を保持するばね軸部72とで構成されている。プッシ
ャ部71は板状に形成され、その先端を折り返して、供
給チューブ30を傷つけないように構成されると共に、
後端は、「L」字状に曲げて、ばね軸部72を固定でき
るように構成されている。プッシャ部71の中間部に
は、把持アーム34のガイドピン55に係合する長孔7
3が形成されており、この長孔73により、プッシャア
ーム37の前部が把持アーム34に進退自在に案内され
ている。ばね軸部72の前端部は、プッシャ部71の後
端部に、貫通した状態で固定され、また後端部は、把持
アーム34の切下げ片56に摺動自在に貫通していて、
プッシャアーム37の後部が把持アーム34に進退自在
に案内されている。すなわち、プッシャアーム37は、
把持アーム34に支持され、把持アーム34の進退動に
伴って進退すると共に、把持アーム34に対して上記長
孔73の長さ分、相対的に進退する。この進退動は、把
持アーム34の把持部51を受けとして、プッシャアー
ム37のプッシャ部71が、供給チューブ30の先端部
30aを潰すためのものであり、ほぼ供給チューブ30
の直径に相当するストロークとなっている。
【0022】コイルばね38は、プッシャアーム37の
ばね軸部72に巻回するようにして取り付けられてお
り、プッシャアーム37のプッシャ部71の後端と、把
持アーム34の切下げ片56との間に介在されている。
すなわち、コイルばね38は、プッシャアーム37と把
持アーム34の間に介在され、プッシャアーム37を前
方に、把持アーム34を後方に付勢している。これによ
り、把持アーム34に把持されている供給チューブ30
の先端部30aが、プッシャアーム37により押圧され
て潰れ、閉塞された状態となる。
【0023】ここで、図6から図10までを参照して、
移動装置の作動状態を説明する。図6に示す待機位置に
おいて、把持アーム34およびプッシャアーム37は、
コイルばね38により、前後方向の相反する方向に付勢
され、この付勢力により、把持アーム34に把持されて
いる供給チューブ30の先端部30aは、把持アーム3
4の把持部51を受けとして、プッシャアーム37によ
り潰されるようにして閉塞されている。この状態から販
売指令に基づいて、モータ36が作動し、把持アーム3
4を前進させると、この状態を保持したまま、プッシャ
アーム37およびコイルばね38も前進してゆく。そし
て、把持アーム34が、図7に示す供給位置の手前まで
前進すると、プッシャアーム37がストッパ片42に突
き当たり、プッシャアーム37は前進を阻止される。さ
らに把持アーム34が前進すると、プッシャアーム37
は取り残され、コイルばね38に抗して、把持アーム3
4の把持部51と、プッシャアーム37の先端とが離間
して行く。把持アーム34が、図8に示す供給位置まで
前進すると、プッシャアーム37の先端が把持アーム3
4の把持部51から十分に離間し、供給チューブ30の
先端部30aの閉塞状態が解除され、供給チューブ30
が開放される。
【0024】すなわち、供給チューブ30の先端部30
aは、図10に示す、カップCの落し込み経路から外れ
た待機位置から、図9に示す、カップCに臨む供給位置
に移動され、かつ、閉塞状態が解除される。ここで、B
IBユニット22の原料ポンプ32が作動して、所定量
の濃縮原料がカップCに供給される。この濃縮原料の供
給が完了すると、再度、モータ36が回転し、供給チュ
ーブ30の先端部30aは、図9の供給位置から図10
の待機位置に移動される。この移動では、図6,図7お
よび図8の動作が逆になり、把持アーム34が、供給位
置から後退して図7までくると、プッシャアーム37が
ストッパ片42から外れて、供給チューブ30を閉塞す
る。さらに、この閉塞状態を保持したまま、把持アーム
34と共に、プッシャアーム37およびコイルばね38
が待機位置に復帰する。
【0025】なお、供給チューブ30の把持アーム34
への装着(セット)は、図8の状態で行う。また、濃縮
原料のカップCへの供給が完了した後、これに遅れて希
釈用の湯や水の供給を完了するようにし、濃縮原料と希
釈用の湯や水とが十分に混合されるようにする。
【0026】以上のように本実施例によれば、コイルば
ね38により、プッシャアーム37を介して供給チュー
ブ30を閉塞しておき、供給チューブ30を待機位置か
ら供給位置に移動させる際に、ストッパ片42を用い、
かつモータ36の前進力を利用して、供給チューブ30
を開放するようにしているので、単一のモータ36およ
びリンク機構35により、供給チューブ30の移動と、
供給チューブ30の先端部30aの開閉が可能になる。
したがって、構造が単純になり、故障が少なく、メンテ
ナンスも容易になり、さらに低コストで構成することが
できる。
【0027】なお、本実施例では、ストッパ片により、
把持アームの移動に対するプッシャアームの移動を阻止
することで、供給チューブの閉塞状態を解除するように
している。すなわち、供給チューブを後方から押圧する
ようにして、閉塞しているが、これを、プッシャアーム
の前端を鈎状に形成して前方から押圧するようにして閉
塞し、リンク機構などにより把持アームの移動に対して
プッシャアームの移動を倍加させて、閉塞状態を解除す
るようにしてもよい。また、プッシャアームの先端を二
股に形成し、ばね力で供給チューブをつまむようにして
閉塞しておき、前進時に、エッジ部材やリンク機構など
で、これを開くようにして、閉塞状態を解除するように
してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明の供給チューブの移
動装置によれば、単一の駆動手段で供給チューブの移動
と閉塞とを行うようにしているので、装置構成を単純化
でき、故障頻度を低減することできると共に、コストダ
ウンを達成することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る供給チューブの移動装
置を搭載したカップ式自動販売機の外観図である。
【図2】実施例に係る移動装置を搭載したカップ式自動
販売機の内部構造を表した正面図である。
【図3】実施例に係る移動装置の外観図である。
【図4】実施例に係る移動装置の平面から示す構造図。
【図5】実施例に係る移動装置の側面から示す構造図。
【図6】移動装置の待機位置での状態を示す図である。
【図7】移動装置が飲料の供給位置の手前まで前進した
状態を示す図である。
【図8】移動装置が飲料の供給位置まで前進した状態を
示す図である。
【図9】供給チューブの先端部がカップに臨む供給位置
まで移動した状態を示す図である。
【図10】供給チューブの先端部がカップの落し込み経
路から外れた位置にある状態を示す図である。
【符号の説明】
30 供給チューブ 30a 先端部 31 移動装置 33 シャーシ 34 把持アーム 35 リンク機構 36 モータ 37 プッシュアーム 38 コイルばね 42 ストッパ片 C カップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給チューブの先端部を、カップに臨む
    供給位置と、カップから退避した待機位置との間で移動
    させると共に、待機位置で当該供給チューブの先端部を
    潰すようにして閉塞する供給チューブの移動装置であっ
    て、 シャーシと、 当該シャーシに進退自在に取り付けられると共に、前記
    供給チューブの先端部を把持する把持アームと、 当該把持アームを進退動させる進退動手段と、 前記把持アームに当該把持アームの進退方向と同一方向
    に進退自在に支持されると共に、前記供給チューブの先
    端部を潰すようにして閉塞するプッシャアームと、 前記把持アームおよび前記プッシャアームを相反する方
    向に付勢して、前記供給チューブの閉塞力を付与するば
    ねと、 前記供給位置の手前で、前記把持アームの前進力によ
    り、前記ばねの付勢力に抗して、前記プッシャアームを
    前記把持アームに対して相対的に移動させ、前記供給チ
    ューブの閉塞状態を解除する閉塞解除手段とを備えたこ
    とを特徴とする供給チューブの移動装置。
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