JPH0736839A - マルチプロセッサシステム - Google Patents

マルチプロセッサシステム

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Publication number
JPH0736839A
JPH0736839A JP17532493A JP17532493A JPH0736839A JP H0736839 A JPH0736839 A JP H0736839A JP 17532493 A JP17532493 A JP 17532493A JP 17532493 A JP17532493 A JP 17532493A JP H0736839 A JPH0736839 A JP H0736839A
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JP
Japan
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signal
time slot
shift
processor
signals
Prior art date
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Application number
JP17532493A
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English (en)
Inventor
Atsushi Mukai
淳 向井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つのメモリを複数のプロセッサで共有する
マルチプロセッサシステムにおいて、回路を変更するこ
となく、プロセッサによるメモリへのアクセス頻度に応
じて、プロセッサに割り当てられるメモリへのアクセス
期間の周期を変更可能にすると共に、プロセッサ間での
アクセスの順番を変更可能にする。 【構成】 8進カウンタ411のリップルキャリ信号RC
をレジスタによりシフトして複数のシフト信号451〜458
を発生する。比較レジスタ付デコーダ431〜434により、
シフト信号451〜458をデコードして、そのデコード値
が、プロセッサ21〜24により設定されたシフト信号設定
値と一致するシフト信号を多重してシリアルデータでタ
イムスロット信号401〜404としてプロセッサ21〜24に出
力する。シフト信号の設定変更によりタイムスロット信
号401〜404の周期を変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1つのメモリを複数
のプロセッサで共有するマルチプロセッサシステムに関
し、特にメモリへのアクセス期間としてのタイムスロッ
トをプロセッサに割り当てるタイムスロット割当回路を
有するマルチプロセッサシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特開昭62−29796
3号公報に示された従来のマルチプロセッサシステムを
示す原理図である。このマルチプロセッサシステムは、
1つのメモリ1をプロセッサ群2で共有し、プロセッサ
群2に、メモリ1へのアクセス期間としてタイムスロッ
ト信号をタイムスロット割当回路3により割り当てる構
成となっている。
【0003】タイムスロット割当回路3は、クロック信
号CLKに基づいて所定個数のタイムスロットを収容す
る所定周期のタイムスロット基本信号を発生するタイム
スロット基本信号発生手段31と、そのタイムスロット
基本信号をシフトしてタイムスロット基本信号と同じ周
期のタイムスロット信号を上記タイムスロットの個数分
発生するタイムスロット信号発生手段32と、タイムス
ロット信号発生手段32からのタイムスロット信号のう
ちのいくつかを、それぞれタイムスロット基本信号発生
手段31からのタイムスロット基本信号に基づいて分割
することにより他のタイムスロット信号の周期よりも長
い周期で出力するタイムスロット信号周期分割手段34
とを備えている。
【0004】図7をブロック化した図を図8に示す。図
8において、プロセッサ群2は例えば4つのプロセッサ
21〜24でなり、タイムスロット基本信号発生手段3
1には例えば3進カウンタ311を用い3進カウンタ3
11からのリップルキャリ信号RCをタイムスロット基
本信号として出力する。
【0005】タイムスロット信号発生回路32にはシフ
トレジスタ321を用い、シフトレジスタ321により
3進カウンタ311からのリップルキャリ信号RCをシ
フトして例えば3個のタイムスロット信号301〜30
3を出力する。
【0006】タイムスロット信号周期分割手段34は、
3進カウンタ311の出力を1/2分周して出力する分
周回路341と、この分周回路341の出力によりシフ
トレジスタ321からの例えばタイムスロット信号30
3を分割して、他のタイムスロット信号301及び30
2の2倍の周期で出力するセレクタ342とで構成され
る。
【0007】なお、プロセッサ21〜24のアクセス頻
度があらかじめ測定され、ここでは、プロセッサ21及
び22のアクセス頻度がプロセッサ23及び24のアク
セス頻度の2倍とする。
【0008】次に、上述した構成の動作を図9のタイム
チャートに基づいて説明する。3進カウンタ311はク
ロック信号CLKを受けて、図9に示すように、クロッ
ク信号CLKの3パルスを1周期としてリップルキャリ
信号RCを出力する。
【0009】シフトレジスタ321は、リップルキャリ
信号RCをシフトして、図9に示すようなタイムスロッ
ト信号301〜303を出力する。また、分周回路34
1は、リップルキャリ信号RCを1/2分周し、その分
周信号Sをセレクタ342に出力する。
【0010】セレクタ342は、シフトレジスタ321
から出力されるタイムスロット信号301〜303のう
ち例えばタイムスロット信号303を、図9に示すよう
に、分周信号Sにより2つのタイムスロット信304及
び305に分割して出力する。
【0011】そして、タイムスロット信号301及び3
02はそれぞれプロセッサ21及び22に供給され、タ
イムスロット信号304及び305はそれぞれプロセッ
サ22及び23に供給される。プロセッサ21〜24
は、ぞれぞれアクセス期間としてタイムスロット信号3
01〜305が“1”の期間で、メモリ1をアクセスす
る。
【0012】このように、アクセス頻度の高いプロセッ
サ21及び22によるアクセス期間の周期を、アクセス
頻度の低いプロセッサ23及び24によるアクセス期間
の周期よりも短くすることにより、アクセス頻度の高い
プロセッサ21及び22によるアクセス権の獲得機会を
多くしてメモリ1へのアクセスを効率化している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマルチ
プロセッサシステムでは、アクセス頻度に応じて各プロ
セッサ21〜24に割り当てるタイムスロット信号の周
期即ちアクセス期間の周期が固定されていたので、プロ
セッサ21〜24のアクセス頻度が変わった場合、例え
ばプロセッサ21のアクセス頻度が低くなりプロセッサ
23のアクセス頻度が高くなった場合には、プロセッサ
21はアクセス期間が与えられてもアクセスを行わない
ときが多くなるため無駄なアクセス期間が多くなり、プ
ロセッサ23は必要なときでもすぐにアクセスできなく
なる。
【0014】また、プロセッサ21〜24のアクセス期
間が固定されているので、いずれかのプロセッサが連続
して長期間メモリ1をアクセスする必要が生じた場合に
も対応できない。
【0015】そのため、プロセッサ21〜24のアクセ
ス頻度が変わった場合、及び連続して長期間アクセスす
る必要が生じた場合には、回路を変更しなければならな
いという問題点があった。
【0016】また、従来のマルチプロセッサシステムで
は、プロセッサ21〜24によるアクセスの順番も固定
されているので、アクセスの順番を変更する必要が生じ
た場合にも回路を変更しなければならないという問題点
があった。
【0017】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、回路を変更することなく、プロ
セッサによるメモリへのアクセス頻度に応じて、プロセ
ッサに割り当てるメモリへのアクセス期間の周期を変更
することができると共に、複数のプロセッサ間でのアク
セスの順番を変更することができるマルチプロセッサシ
ステムを得ることを目的とする。
【0018】また、この発明は、回路を変更することな
く、プロセッサによるメモリへのアクセス頻度に応じ
て、プロセッサに割り当てるメモリへのアクセス期間の
周期を広範囲で変更することができる共に、複数のプロ
セッサ間でのアクセスの順番を変更することができるマ
ルチプロセッサシステムを得ることを目的とする。
【0019】また、この発明は、プロセッサによるメモ
リへのアクセス頻度が変わる場合に、回路を変更するこ
となく、プロセッサに割り当てるアクセス期間の周期を
変更することができ、かつ複数のプロセッサ間でのアク
セスの順番を変更することができると共に、プロセッサ
がメモリを連続して長期間アクセスする必要が生じた場
合に、割り当てられたアクセス期間を長期間保持するこ
とができるマルチプロセッサシステムを得ることを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るマルチプロセッサシステムは、1つのメモリを共有す
る複数のプロセッサに、タイムスロット信号を出力する
ことにより上記メモリへのアクセス期間を割り当てるマ
ルチプロセッサシステムにおいて、クロック信号に基づ
いて所定周期のタイムスロット基本信号を発生するタイ
ムスロット基本信号発生手段と、上記タイムスロット基
本信号をシフトして複数のシフト信号を発生するシフト
信号発生手段と、プロセッサ毎に設けられて、該当する
プロセッサによりシフト信号設定値が設定され、上記複
数のシフト信号をデコードすることによりそのデコード
値が上記シフト信号設定値と一致するシフト信号に基づ
いてタイムスロット信号を該当するプロセッサに出力す
るタイムスロット信号割当手段とを備えたものである。
【0021】また、この発明の請求項2に係るマルチプ
ロセッサシステムは、1つのメモリを共有する複数のプ
ロセッサに、タイムスロット信号を出力することにより
上記メモリへのアクセス期間を割り当てるタイムスロッ
ト割当回路において、クロック信号に基づいて各々異な
る周期のタイムスロット基本信号を発生する複数のタイ
ムスロット基本信号発生器と、上記タイムスロット基本
信号をシフトして複数のシフト信号を発生するタイムス
ロット信号発生手段と、プロセッサ毎に設けられて、該
当するプロセッサによりシフト信号設定値が設定され、
上記複数のシフト信号をデコードすることによりそのデ
コード値が上記シフト信号設定値と一致するシフト信号
に基づいてタイムスロット信号を該当するプロセッサに
出力するタイムスロット信号割当手段とを備えたもので
ある。
【0022】また、この発明の請求項3に係るマルチプ
ロセッサシステムは、1つのメモリを共有する複数のプ
ロセッサに、タイムスロット信号を出力することにより
上記メモリへのアクセス期間を割り当てるタイムスロッ
ト割当回路において、クロック信号に基づいて所定周期
のタイムスロット基本信号を発生するタイムスロット基
本信号発生手段と、上記タイムスロット基本信号をシフ
トして複数のシフト信号を発生するタイムスロット信号
発生手段と、プロセッサ毎に設けられて、該当するプロ
セッサによりシフト信号設定値が設定され、上記複数の
シフト信号をデコードすることによりそのデコード値が
上記シフト信号設定値と一致するシフト信号に基づいて
タイムスロット信号を該当するプロセッサに出力するタ
イムスロット信号割当手段と、上記複数のプロセッサの
いずれかのプロセッサによるメモリへのアクセス時に、
そのプロセッサから送出された連続アクセス要求信号に
応じて上記シフトレジスタのシフト動作を停止するため
のシフト停止手段とを備えたものである。
【0023】
【作用】この発明の請求項1に係るマルチプロセッサシ
ステムにおいては、タイムスロット基本信号発生手段に
より、クロック信号に基づいて所定周期のタイムスロッ
ト基本信号を発生し、そのタイムスロット基本信号をシ
フト信号発生手段によりシフトして複数のシフト信号を
発生する。タイムスロット割当手段に、該当するプロセ
ッサによりシフト信号設定値を予め設定しておき、タイ
ムスロット割当手段により、上記複数のシフト信号をデ
コードして、そのデコード値が上記シフト信号設定値と
一致するシフト信号に基づいて該当するプロセッサにタ
イムスロット信号を出力する。プロセッサにより上記シ
フト信号設定値及びその個数を変更することによって、
上記タイムスロット信号の周期が変わる。
【0024】また、この発明の請求項2に係るマルチプ
ロセッサシステムにおいては、上記タイムスロット基本
信号発生手段から、スイッチ手段の切換えに応じた周期
のタイムスロット基本信号が出力され、シフト信号発生
手段から、上記タイムスロット基本信号の周期に応じた
個数のシフト信号が出力される。タイムスロット割当手
段に、該当するプロセッサによりシフト信号設定値を予
め設定しておき、タイムスロット信号割当手段により、
上記複数のシフト信号をデコードして、そのデコード値
が上記シフト信号設定値と一致するシフト信号を該当す
るプロセッサに出力する。プロセッサにより上記シフト
信号設定値及びその個数を、上記シフト信号の個数に応
じて変更することによって、上記タイムスロット信号の
周期が変わる。
【0025】また、この発明の請求項3に係るマルチプ
ロセッサシステムは、タイムスロット基本信号は発生手
段により、クロック信号に基づいて所定周期のタイムス
ロット基本信号を発生し、そのタイムスロット基本信号
をシフト信号発生手段によりシフトして複数のシフト信
号を発生する。タイムスロット割当手段に、該当するプ
ロセッサによりシフト信号設定値を予め設定しておき、
タイムスロット信号割当手段により、上記複数のシフト
信号をデコードして、そのデコード値が上記シフト信号
設定値と一致するシフト信号を該当するプロセッサに出
力する。プロセッサにより上記シフト信号設定値及びそ
の個数を変更することによって、上記タイムスロット信
号の周期が変わると共に、上記複数のプロセッサのいず
れかによるメモリへのアクセス時に、そのプロセッサか
らシフト停止手段を介して送出される連続アクセス要求
信号に応じて上記シフトレジスタのシフト動作を停止す
ることにより、そのアクセスを保持する。
【0026】
【実施例】以下、この発明の諸実施例を説明する。 実施例1.図1は、この発明の実施例1を示す原理図で
ある。同図では、タイムスロット割当回路4の構成が図
7と異なる。このタイムスロット割当回路4は、クロッ
ク信号に基づいて所定個数のタイムスロットを収容する
所定周期のタイムスロット基本信号を発生するタイムス
ロット基本信号発生手段41と、そのタイムスロット基
本信号をシフトしてタイムスロット基本信号と同じ周期
のシフト信号を上記タイムスロットの個数分発生するシ
フト信号発生手段42と、その複数個のタイムスロット
信号をデコードして、そのデコード値がプロセッサ群2
により設定された設定値に一致するシフト信号に基づい
てプロセッサ群2にタイムスロット信号を出力するタイ
ムスロット信号割当手段43とで構成される。
【0027】図2に、図1の詳細なブロック図を示す。
図2において、プロセッサ群2は例えば4つのプロセッ
サ21〜24でなり、タイムスロット基本信号発生手段
41には例えば8進カウンタ411を用い8進カウンタ
411からのリップルキャリ信号RCをタイムスロット
基本信号として出力する。
【0028】シフト信号発生手段42にはシフトレジス
タ421を用い、シフトレジスタ321により8進カウ
ンタ311からのリップルキャリ信号RCをシフトして
例えば8個のシフト信号451〜458を出力する。
【0029】タイムスロット信号割当手段43には、プ
ロセッサ21〜24にそれぞれ対応して比較レジスタ付
デコーダ431〜434が用いられる。この比較レジス
タ付デコーダ431〜434は、それぞれプロセッサ2
1〜24によりデータバスライン211〜241を通じ
て所定個数のシフト信号設定値が設定され、シフトレジ
スタ421からのシフト信号451〜458をデコード
して、そのデコード値が上記シフト信号設定値と一致す
るシフト信号を多重してシリアルデータで該当するプロ
セッサ21〜24に出力する。
【0030】図3に、比較レジスタ付デコーダ431〜
434が有するシフト信号設定値を示す。シフト信号設
定値は、シフトレジスタ421からの8個のシフト信号
451〜458のうちのいくつかのデコード値であり、
シフト信号451をLSB(最下位ビット)、シフト信
号458をMSB(最上位ビット)として、例えば(0
1H、02H、04H、08、10H、20H、40
H、80H)と設定されている。
【0031】ここでは、これらシフト信号451〜45
8のデコード値のうち、例えば比較レジスタ付デコーダ
431のレジスタには(01H、04H、10H、40
H)が設定され、比較レジスタ付デコーダ432には
(02H、20H)、比較レジスタ付デコーダ433に
は(08H)、比較レジスタ付デコーダ434には(8
0H)が設定されているとする。
【0032】次に、上述した構成の動作を図4のタイム
チャートに基づいて説明する。8進カウンタ411はク
ロック信号CLKを受けて、図4に示すように、クロッ
ク信号CLKの8パルスを1周期としてリップルキャリ
信号RCを出力する。
【0033】シフトレジスタ421は、リップルキャリ
信号RCをシフトして、図4に示すような8個のシフト
信号401〜408を比較レジスタ付デコーダ431〜
438に出力する。
【0034】比較レジスタ付デコーダ431〜438
は、シフト信号451、452、453、454、45
5、456、457及び458をそれぞれデコードして
01H、02H、04H、08、10H、20H、40
H及び80Hを得て、これらデコード値と、プロセッサ
21〜24により設定された図3に示す設定値とを比較
し、一致するものを、図4に示すように多重してシリア
ルデータでタイムスロット信号401〜404としてプ
ロセッサ21〜24にそれぞれ出力する。
【0035】プロセッサ21〜24は、ぞれぞれアクセ
ス期間としてのタイムスロット信号401〜405の
“1”の期間で、メモリ1をアクセスする。ここで、ク
ロック信号CLKのパルス周期を1とすると、プロセッ
サ21によるアクセス期間の周期はその2倍、プロセッ
サ22によるアクセス期間の周期は4倍、プロセッサ2
3及び24によるアクセス期間の周期は8倍となる。ま
た、プロセッサ21〜24によるアクセスの順番は、プ
ロセッサ21、22、23及び24の順である。
【0036】このアクセス期間の周期及びアクセスの順
番を変更する場合は、プロセッサ21〜24により、比
較レジスタ付デコーダ431〜434のレジスタのシフ
ト信号設定値を変更する。
【0037】このように、この実施例1では、プロセッ
サ21〜24により比較レジスタ付デコーダ431〜4
34にシフト信号設定値を設定し、比較レジスタ付デコ
ーダ431〜434により、シフトレジスタ421から
出力される複数個のシフト信号をデコードし、そのデコ
ード値がシフト信号設定値と一致するシフト信号を多重
してタイムスロット信号401〜404としてプロセッ
サに割り当てるように構成したので、比較レジスタ付デ
コーダ431〜434のシフト信号設定値を変更するこ
とにより、プロセッサによるアクセス期間の周期を変更
することができる。
【0038】実施例2.図5は、この発明の実施例2を
示すブロック図である。同図は、図2のシフトレジスタ
421にタイムスロット基本信号を出力するタイムスロ
ット基本信号発生手段41Aを示したもので、このタイ
ムスロット基本信号発生手段41Aは、8進カウンタ4
11、16進カウンタ412、32進カウンタ413及
び64進カウンタ414を有すると共に、クロック信号
CLKを上記カウンタ411〜414のいずれかに入力
するための切換スイッチ415とを有し、切換スイッチ
415の切り換えに応じて、カウンタ411〜414の
いずれかのリップルキャリ信号RCをタイムスロット基
本信号として発生するように構成されている。
【0039】なお、図2のシフトレジスタ421は、タ
イムスロット基本信号発生手段41Aから出力されるリ
ップルキャリ信号RCのシフト回数が変更可能にされて
いて、入力されたリップルキャリ信号RCの周期に応じ
た個数のタイムスロット信号を341〜344に出力す
る。
【0040】また、プロセッサ21〜24により比較レ
ジスタ付デコーダ431〜434に設定されるシフト信
号設定値は、シフトレジスタ421から出力される個数
のシフト信号のデコード値の中から選択される。
【0041】次に、動作について説明する。切換スイッ
チ415の切り換えにより、クロック信号CLKが8進
カウンタ411に入力された場合には、上記実施例1と
同じく動作する。この場合には、8進カウンタ411か
らシフトレジスタ421に、クロック信号CLKの8パ
ルスを1周期とするリップルキャリ信号RCが出力さ
れ、シフトレジスタ421から比較レジスタ付デコーダ
431〜434に、リップルキャリ信号RCと同じ周期
の8個のシフト信号が出力されてる。
【0042】切換スイッチ415の切り換えにより、ク
ロック信号CLKが16進カウンタ412に入力された
場合には、クロック信号CLKの16パルスを1周期と
するリップルキャリ信号RCがシフトレジスタ421に
出力され、シフトレジスタ421から、そのリップルキ
ャリ信号RCと同じ周期の16個のタイムスロット信号
が比較レジスタ付デコーダ431〜434に出力され
る。
【0043】この場合、比較レジスタ付デコーダ431
〜434に設定されるシフト信号設定値は16個のシフ
ト信号のうちのいくつかであり、シフト信号設定値に応
じて16個のシフト信号のうちのいくつかを多重したシ
リアルデータがタイムスロット信号401〜404とし
て比較レジスタ付デコーダ431〜434からそれぞれ
プロセッサ21〜24に出力される。
【0044】また、切換スイッチ415の切り換えによ
り、クロック信号CLKが32進カウンタ412または
64進カウンタ414に入力された場合には、それぞ
れ、クロック信号CLKの32または64パルスを1周
期とするリップルキャリ信号RCがシフトレジスタ42
1に出力され、シフトレジスタ421から、そのリップ
ルキャリ信号RCと同じ周期のシフト信号が比較レジス
タ付デコーダ431〜434に出力される。
【0045】そして、シフト信号設定値に応じて32ま
たは64個のシフト信号のうちのいくつかを多重したシ
リアルデータがタイムスロット信号401〜404とし
て比較レジスタ付デコーダ431〜434からそれぞれ
プロセッサ21〜24に出力される。
【0046】このように、切換スイッチ415の切り換
えにより、タイムスロット基本信号発生手段41Aから
発生するタイムスロット基本信号の周期を変更可能にし
てプロセッサ21〜24に割り当てるタイムスロット信
号401〜404の個数を可変にしたことによって、プ
ロセッサ21〜24に出力されるタイムスロット信号の
周期の変更範囲が可変になるので、プロセッサ21〜2
4によるメモリ1へのアクセス期間の周期を広範囲に変
更することができる。
【0047】実施例3.図6は、この発明の実施例3を
示すブロック図6である。図6は、プロセッサ21〜2
4のいずれかのアクセス期間にそのアクセスを保持する
機能を備えている。即ち、プロセッサ21〜24からの
連続アクセス要求信号をオア回路5を介してアンド回路
6に入力すると共に、8進カウンタ411のリップルキ
ャリ信号RCをアンド回路6に入力して、シフトレジス
タ421へのリップルキャリ信号RCを連続アクセス要
求信号によりマスクして、シフトレジスタ42の動作を
停止させる機能を備えている。
【0048】次に、動作について説明する。例えばプロ
セッサ21がタイムスロット信号401によりアクセス
期間が与えられてメモリ1をアクセス中に、そのアクセ
スを連続して長期間実行する必要がある場合に、プロセ
ッサ21は連続アクセス要求信号を起動する。この連続
アクセス要求信号は、オア回路5を介してアンド回路6
に入力されて、8進カウンタ411からのリップルキャ
リ信号RCをマスクする。
【0049】これにより、シフトレジスタ421へのリ
ップルキャリ信号RCの供給が停止されるので、シフト
動作が停止して、シフトレジスタ421の出力がリップ
ルキャリ信号RCの供給停止時点の状態で維持されるの
で、プロセッサ21は実行中のアクセスを保持する。
【0050】そして、プロセッサ21によるメモリ1へ
のアクセス終了後、プロセッサ21が連続アクセス要求
信号をオフしてアンド回路6のマスクを解除すること
で、シフトレジスタ421は動作を再開する。
【0051】このように、この実施例では、8進カウン
タ411からシフトレジスタ421へのリップルキャリ
信号RCの供給を、プロセッサ21〜24からの連続ア
クセス要求信号に応じて停止するように構成したことに
より、プロセッサ21〜24は、メモリ1を連続して長
期間アクセセスする必要がある場合に、与えられている
アクセス期間を長期間保持することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に係
るマルチプロセッサシステムは、クロック信号に基づい
て所定周期のタイムスロット基本信号を発生するタイム
スロット基本信号発生手段と、上記タイムスロット基本
信号をシフトして複数のシフト信号を発生するシフト信
号発生手段と、プロセッサ毎に設けられて、該当するプ
ロセッサによりシフト信号設定値が設定され、上記複数
のシフト信号をデコードすることによりそのデコード値
が上記シフト信号設定値と一致するシフト信号に基づい
てタイムスロット信号を該当するプロセッサに出力する
タイムスロット信号割当手段とを備えたことによって、
プロセッサにより上記シフト信号設定値及びその個数を
変更することにより上記タイムスロット信号の周期を変
えることができるので、回路を変更することなく、プロ
セッサによるメモリへのアクセス頻度に応じて、プロセ
ッサに割り当てるメモリへのアクセス期間の周期を変更
することができる共に、複数のプロセッサ間でのアクセ
スの順番を変更することができるという効果を奏する。
【0053】また、この発明の請求項2に係るマルチプ
ロセッサシステムは、クロック信号に基づいて各々異な
る周期のタイムスロット基本信号を発生する複数のタイ
ムスロット基本信号発生器と、上記タイムスロット基本
信号をシフトして複数のシフト信号を発生するタイムス
ロット信号発生手段と、プロセッサ毎に設けられて、該
当するプロセッサによりシフト信号設定値が設定され、
上記複数のシフト信号をデコードすることによりそのデ
コード値が上記シフト信号設定値と一致するシフト信号
に基づいてタイムスロット信号を該当するプロセッサに
出力するタイムスロット信号割当手段とを備えたことに
よって、プロセッサにより上記シフト信号設定値及びそ
の個数を、上記シフト信号の個数に応じて変更すること
により上記タイムスロット信号の周期を変えることがで
きるので、回路を変更することなく、プロセッサによる
メモリへのアクセス頻度に応じて、プロセッサに割り当
てるメモリへのアクセス期間の周期を広範囲に変更する
ことができる共に、複数のプロセッサ間でのアクセスの
順番を変更することができるという効果を奏する。
【0054】また、この発明の請求項3に係るマルチプ
ロセッサシステムは、クロック信号に基づいて所定周期
のタイムスロット基本信号を発生するタイムスロット基
本信号発生手段と、上記タイムスロット基本信号をシフ
トして複数のシフト信号を発生するタイムスロット信号
発生手段と、プロセッサ毎に設けられて、該当するプロ
セッサによりシフト信号設定値が設定され、上記複数の
シフト信号をデコードすることによりそのデコード値が
上記シフト信号設定値と一致するシフト信号に基づいて
タイムスロット信号を該当するプロセッサに出力するタ
イムスロット信号割当手段と、上記複数のプロセッサの
いずれかのプロセッサによるメモリへのアクセス時に、
そのプロセッサから送出された連続アクセス要求信号に
応じて上記シフトレジスタのシフト動作を停止するため
のシフト停止手段とを備えたことによって、プロセッサ
により上記シフト信号設定値及びその個数を変更するこ
とにより上記タイムスロット信号の周期を変えることが
できるので、プロセッサによるメモリへのアクセス頻度
が変わる場合に、回路を変更することなく、プロセッサ
に割り当てられるアクセス期間の周期を変更することが
でき、かつ複数のプロセッサ間でのアクセスの順番を変
更することができると共に、連続アクセス要求信号によ
り上記シフトレジスタのシフト動作を停止することがで
きるので、プロセッサが連続して長期間メモリをアクセ
スする必要がある場合に、割り当てたアクセス期間を長
期間保持することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の原理図である。
【図2】この発明の実施例1のブロック図である。
【図3】この発明の実施例1の比較レジスタ付デコーダ
のレジスタの内容を示す図である。
【図4】この発明の実施例1の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図5】この発明の実施例2のブロック図である。
【図6】この発明の実施例3のブロック図である。
【図7】従来のマルチプロセッサシステムの原理図であ
る。
【図8】従来のマルチプロセッサシステムのブロック図
である。
【図9】従来のマルチプロセッサシステムの動作を説明
するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 メモリ 2 プロセッサ群 21 プロセッサ 22 プロセッサ 23 プロセッサ 24 プロセッサ 212 連続アクセス要求信号 222 連続アクセス要求信号 223 連続アクセス要求信号 224 連続アクセス要求信号 223 連続アクセス要求信号 401 タイムスロット信号 402 タイムスロット信号 403 タイムスロット信号 404 タイムスロット信号 41 タイムスロット基本信号発生手段 41A タイムスロット基本信号発生手段 411 8進カウンタ 412 16進カウンタ 413 32進カウンタ 414 64進カウンタ 415 切換スイッチ 42 シフト信号発生手段 421 シフトレジスタ 43 タイムスロット割当手段 431 比較レジスタ付デコーダ 432 比較レジスタ付デコーダ 433 比較レジスタ付デコーダ 434 比較レジスタ付デコーダ 451 シフト信号 452 シフト信号 453 シフト信号 454 シフト信号 455 シフト信号 456 シフト信号 457 シフト信号 458 シフト信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのメモリを共有する複数のプロセッ
    サに、タイムスロット信号を出力することにより上記メ
    モリへのアクセス期間を割り当てるマルチプロセッサシ
    ステムにおいて、クロック信号に基づいて所定周期のタ
    イムスロット基本信号を発生するタイムスロット基本信
    号発生手段と、上記タイムスロット基本信号をシフトし
    て複数のシフト信号を発生するシフト信号発生手段と、
    プロセッサ毎に設けられて、該当するプロセッサにより
    シフト信号設定値が設定され、上記複数のシフト信号を
    デコードすることによりそのデコード値が上記シフト信
    号設定値と一致するシフト信号に基づいてタイムスロッ
    ト信号を該当するプロセッサに出力するタイムスロット
    信号割当手段とを備えたことを特徴とするマルチプロセ
    ッサシステム。
  2. 【請求項2】 1つのメモリを共有する複数のプロセッ
    サに、タイムスロット信号を出力することにより上記メ
    モリへのアクセス期間を割り当てるタイムスロット割当
    回路において、クロック信号に基づいて各々異なる周期
    のタイムスロット基本信号を発生する複数のタイムスロ
    ット基本信号発生器と、上記クロック信号をいずれかの
    タイムスロット基本信号発生器に切り換えて入力するた
    めのスイッチ手段とを有するタイムスロット基本信号発
    生手段を備えると共に、上記タイムスロット基本信号を
    シフトして複数のシフト信号を発生するシフト信号発生
    手段と、プロセッサ毎に設けられて、該当するプロセッ
    サによりシフト信号設定値が設定され、上記複数のシフ
    ト信号をデコードすることによりそのデコード値が上記
    シフト信号設定値と一致するシフト信号に基づいてタイ
    ムスロット信号を該当するプロセッサに出力するタイム
    スロット信号割当手段とを備えたことを特徴とするマル
    チプロセッサシステム。
  3. 【請求項3】 1つのメモリを共有する複数のプロセッ
    サに、タイムスロット信号を出力することにより上記メ
    モリへのアクセス期間を割り当てるタイムスロット割当
    回路において、クロック信号に基づいて所定周期のタイ
    ムスロット基本信号を発生するタイムスロット基本信号
    発生手段と、上記タイムスロット基本信号をシフトして
    複数のシフト信号を発生するシフト信号発生手段と、プ
    ロセッサ毎に設けられて、該当するプロセッサによりシ
    フト信号設定値が設定され、上記複数のシフト信号をデ
    コードすることによりそのデコード値が上記シフト信号
    設定値と一致するシフト信号に基づいてタイムスロット
    信号を該当するプロセッサに出力するタイムスロット信
    号割当手段と、上記複数のプロセッサのいずれかのプロ
    セッサによるメモリへのアクセス時に、そのプロセッサ
    から送出された連続アクセス要求信号に応じて上記シフ
    トレジスタのシフト動作を停止するためのシフト停止手
    段とを備えたこと特徴とするマルチプロセッサシステ
    ム。
JP17532493A 1993-07-15 1993-07-15 マルチプロセッサシステム Pending JPH0736839A (ja)

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