JPH0736784Y2 - 預金証書隠蔽用フイルム - Google Patents

預金証書隠蔽用フイルム

Info

Publication number
JPH0736784Y2
JPH0736784Y2 JP1990105820U JP10582090U JPH0736784Y2 JP H0736784 Y2 JPH0736784 Y2 JP H0736784Y2 JP 1990105820 U JP1990105820 U JP 1990105820U JP 10582090 U JP10582090 U JP 10582090U JP H0736784 Y2 JPH0736784 Y2 JP H0736784Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
film
deposit
sheet
shielding sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990105820U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0463276U (ja
Inventor
勇 田中
Original Assignee
協和特殊印刷株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 協和特殊印刷株式会社 filed Critical 協和特殊印刷株式会社
Priority to JP1990105820U priority Critical patent/JPH0736784Y2/ja
Publication of JPH0463276U publication Critical patent/JPH0463276U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736784Y2 publication Critical patent/JPH0736784Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は定期預金証書、積み立て預金通帳等の預金通帳
に於いて、印鑑簿等の登録原簿と預金証書とを一々照合
しなくとも、銀行等で印鑑、暗証番号等の確認できると
ともに第三者が印鑑、暗証番号等の改竄、不正使用を行
うことが出来ないようにすることを目的としたものであ
る。
従来の技術 従来、定期預金証書、積み立て預金証書等の預金証書に
於いては、預金証書に、印鑑、暗証番号等が直接表示さ
れていない。そのため、例えば、預金者がその預金証書
を解約しようとすると、印鑑簿等の登録原簿を備えてい
る支店でなければ、預金者が持参した印鑑、暗証番号等
と、契約時の印鑑、暗証番号等とが一致するか否かの確
認が出来ないものであった。そのため、預金者が印鑑薄
を備えた支店とは遠隔の地に転居しているような場合に
は、預金の解約に不便を生じるものとなる。
この不便を解消するためには、預金証書に印鑑、暗証番
号等の表示を予め捺印しておけばよい。しかしながら、
預金証書に通常の方法で捺印等をし、第三者がこれを見
ることが出来る状態にすれば、捺印の改竄の虞れを生じ
る。また、盗難に合った場合には、印鑑と捺印を容易に
照合され、本人の気付かないうちに預金を引き出されて
しまう、不正使用を生じる可能性がある。
そこで、特公昭50-31040号公報記載の発明の如く、捺印
を特定光線のみ透過し得るフイルムで被覆し、肉眼等の
通常の手段では見ることが出来ないようにしたものが提
案されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記の特公昭50-31040号公報記載の発明
に於いては、捺印を見る場合は、特定光線を照射する特
定照合機を必要とし、この特定照合機の設備がない場合
は、捺印の確認を行うことが出来ない不便を有してい
る。
また、この特定照合機さえあれば、だれでも捺印を見る
ことができる。しかも、不正使用者にこの捺印が見られ
たことを、後で確認することは不可能なものであった。
本考案は上述のごとき課題を解決しようとするものであ
って、定期預金証書、積み立て預金証書等の預金証書の
解約、更改等に於いて、印鑑簿を備えている支店でなく
とも、預金者が持参した印鑑、暗証番号等と、契約時の
捺印、暗証番号等が一致するか否かの、本人確認を容易
に行ないながら、第三者が、捺印、暗証番号等の内容を
見ることが出来ないものとし、第三者による捺印の改
竄、印鑑と捺印の照合を確実に防止しようとするもので
ある。
また、上記の本人確認を、特殊な照合機等を使用する事
なく肉眼で容易に可能とする。また、不正使用者による
捺印の照合が行われた場合には、後日でも照合の事実を
容易に確認し、改竄等の犯罪を確実に防止することを可
能にしようとするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上述のごとき課題を解決するため、透明若しく
は半透明フイルムの裏面に粘着剤を塗布して被覆シート
を形成し、この被覆シートの裏面を離型紙の表面に剥離
可能に止着するとともに被覆シートの表面に、破損また
は変形が容易な不透明フイルムの裏面に粘着剤を塗布す
る事により形成した遮蔽シートを、剥離可能に止着して
成るものである。
また、遮蔽シートは、破損または変形が容易なアルミ蒸
着フイルムにより形成してもよい。
また、遮蔽シートは、破損または変形が容易な紙により
形成してもよい。
作用 上述のごとく構成したものに於いて、これを使用するに
は、定期預金証書、積み立て預金証書等の預金証書の所
定位置に、印鑑、暗証番号等の表示を捺印若しくは記入
する。次に、離型紙の表面から被覆シートを剥離する。
被覆シートの表面には、遮蔽シートを止着しているか
ら、この遮蔽シートも同時に被覆シートと一体に剥離す
る。この被覆シートを、預金証書の捺印部、暗証番号等
を記入した所定位置を被覆するように貼着し、捺印等を
外部から見ることが出来ないようにする。
そして、預金の満期により預金証書を解約する場合は、
預金者は預金証書又は他の解約伝票等の確認部に、印鑑
による捺印、サイン、暗証番号等を記入する。銀行側で
は被覆シートから遮蔽シートを剥離し、透明若しくは半
透明フイルムの被覆シートを通して肉眼により確認可能
となった、所定位置の捺印、暗証番号等と、確認部の捺
印、暗証番号等を、視覚によって照合することにより、
印鑑簿等との照合確認をしなくとも、容易に本人確認が
可能となる。また、預金者も契約店まで出向く必要がな
く、手近な支店で預金の解約を行うことが出来るものと
なる。
そして、この確認は、特殊な照合機等を用いる必要が無
く、肉眼によって容易に確認を行うことができるから、
廉価で迅速な照合を可能とする。
また、遮蔽シートを剥離すると、遮蔽シートは、破損ま
たは変形が容易な不透明フイルムにより形成しているか
ら、一回の剥離により完全に破壊されてしまい、復元不
可能なものとなる。
そのため、遮蔽シートが剥離されていたり破損の痕跡が
ある場合、銀行側では預金証書の持参者が正当な預金者
でないことを何時でも推定する事が出来る。そのため、
預金証書の持参者に身分証明書の提示を求めたり、正当
な預金者に、電話、郵便等による確認を取ってから解約
に応じることができ、不正の発生防止が可能となる。
実施例 以下本考案の一実施例を説明すれば、(1)は被覆シー
トで、透明若しくは半透明フイルムの裏面に、粘着剤
(2)を塗布する。この被覆シート(1)の裏面を、粘
着剤(2)により、離型紙(4)の表面に剥離可能に止
着する。また被覆シート(1)の表面に、粘着剤(3)
により遮蔽シート(5)を止着する。
この遮蔽シート(5)は、破損または変形が容易なアル
ミ蒸着フイルム、和紙等の不透明フイルムの裏面に粘着
剤(3)を塗布する事により形成し、その外周縁には、
遮蔽シート(5)の剥離時の破断を容易とするため、適
宜数の切込(6)を形成している。
また、遮蔽シート(5)の一端縁には粘着剤(3)を塗
布しない非塗布部(7)を設け、剥離時の摘片(8)と
している。また、この摘片(8)の表面には接着剤(1
0)により紙を帯状に貼着して、割印部(11)としてい
る。
上述のごとく構成したものに於いて、これを用いる場合
の実施例を図面に於いて説明すれば、まず、第1図に示
すごとく、預金証書(12)の所定位置(13)に、印鑑、
サイン、暗証番号等の所定表示(14)を捺印若しくは記
入する。次に、離型紙(4)の表面から被覆シート
(1)を剥離する。
この被覆シート(1)の表面には、遮蔽シート(5)を
止着しているから、この遮蔽シート(5)も、同時に被
覆シート(1)と一体に剥離する。この被覆シート
(1)を、預金証書(12)の捺印部、暗証等の所定表示
(14)を表示した、所定位置(13)を被覆するように貼
着し、捺印等の所定表示(14)を外部から見ることが出
来ないようにする。また、割印部(11)と預金証書(1
2)に跨がって割印(15)を捺印し、遮蔽シート(5)
の剥離防止を確実とする。
そして、預金の満期等により預金証書(12)を解約する
場合は、預金者は預金証書(12)又は解約伝票等の他の
部分の確認部(16)に、捺印、サイン、暗証番号等の確
認表示(17)を記入する。また、銀行側では被覆シート
(1)から遮蔽シート(5)を剥離し、透明若しくは半
透明フイルムの被覆シート(1)を通して確認できる所
定位置(13)の捺印、暗証番号等の所定表示(14)と、
確認部の捺印、暗証番号等の確認表示(17)を照合する
ことにより、印鑑簿等の登録原簿との照合確認をしなく
とも、容易に本人確認が可能となる。
また、被覆シート(1)は、表面に多少の凹凸がある紙
製の預金証書に貼着し、遮蔽シート(5)は平滑な被覆
シート(1)に貼着しているから、粘着剤の接着力が同
一でも、遮蔽シート(5)の剥離時に、被覆シート
(1)が剥離されるようなことはない。
また、遮蔽シート(5)を剥離すると、遮蔽シート
(5)は、破損または変形が容易な不透明フイルムによ
り形成しているから、一回の剥離により完全に破壊され
てしまい、復元不可能なものとなる。
そのため、遮蔽シート(5)が剥離されていたり、破損
の痕跡がある場合、銀行側では預金証書(12)の持参者
が正当な預金者でないことを推定する事ができる。その
場合は、預金証書(12)の持参者に身分証明書の提示を
求めたり、正当な預金者に、電話、郵便等による確認を
取ってから解約に応じることができ、不正の発生防止が
可能となる。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるから、所定位
置の捺印、暗証番号等と、確認部の捺印、暗証番号等の
照合を、印鑑簿等との照合確認をしなくとも、容易に本
人確認が可能となる。また、預金者も契約店まで出向く
必要がなく、手近な支店で預金の解約を行うことが出来
るものとなる。
また、上記の本人確認を、特殊な照合機等を用いる事な
く肉眼によって可能とするから、廉価で迅速な確認作業
を可能とする。
また、遮蔽シートを剥離すると、遮蔽シートは、一回の
剥離により完全に破壊されてしまい、復元不可能なもの
となる。そのため、遮蔽シートが剥離されていたり、破
損の痕跡がある場合、銀行側では預金証書の持参者が正
当な預金者でないことを推定する事ができる。その場合
は、身分証明書の提示を求めたり、正当な預金者に、電
話、郵便等による確認を取ってから解約に応じることが
でき、不正の発生防止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
断面図、第2図は被覆シートを所定位置に貼着する状態
を示す斜視図、第3図は遮蔽シートの一部剥離状態の平
面図である。 (1)……被覆シート (2)(3)……粘着剤 (4)……離型紙 (5)……遮蔽シート

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明若しくは半透明フイルムの裏面に粘着
    剤を塗布して被覆シートを形成し、この被覆シートの裏
    面を離型紙の表面に剥離可能に止着するとともに被覆シ
    ートの表面に、破損または変形が容易な不透明フイルム
    の裏面に粘着剤を塗布する事により形成した遮蔽シート
    を、剥離可能に止着して成ることを特徴とする預金証書
    隠蔽用フイルム。
  2. 【請求項2】遮蔽シートは、破損または変形が容易なア
    ルミ蒸着フイルムにより形成したことを特徴とする請求
    項1記載の預金証書隠蔽用フイルム。
  3. 【請求項3】遮蔽シートは、破損または変形が容易な紙
    により形成したことを特徴とする請求項1記載の預金証
    書隠蔽用フイルム。
JP1990105820U 1990-10-08 1990-10-08 預金証書隠蔽用フイルム Expired - Lifetime JPH0736784Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990105820U JPH0736784Y2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 預金証書隠蔽用フイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990105820U JPH0736784Y2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 預金証書隠蔽用フイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0463276U JPH0463276U (ja) 1992-05-29
JPH0736784Y2 true JPH0736784Y2 (ja) 1995-08-23

Family

ID=31851657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990105820U Expired - Lifetime JPH0736784Y2 (ja) 1990-10-08 1990-10-08 預金証書隠蔽用フイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736784Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2771111B2 (ja) * 1994-04-28 1998-07-02 協和特殊印刷株式会社 捺印用シール

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU6990774A (en) * 1973-06-13 1975-12-11 Ici Ltd Herbicidal process
JPS5719730U (ja) * 1980-07-08 1982-02-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0463276U (ja) 1992-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5174608A (en) Transparent tamperproof seal for the protection of signed texts and documents
RU2182371C2 (ru) Защищенная маркировочная карточка для использования, в частности, в автомобилях
US20050230959A1 (en) Security document with biometric or photographic image
US6533180B1 (en) Security label and method of use
US3709524A (en) Document identification and protection stem
US4943089A (en) Fingerprint sensitive pad
KR20010052060A (ko) 무잉크 지문 채취법을 사용하는 문서의 포지티브 확인 및보호 방법
JPH0736784Y2 (ja) 預金証書隠蔽用フイルム
US3447818A (en) Document identification and protection system
US3967400A (en) Identification card
JPH036451Y2 (ja)
US5429391A (en) Ownership verification of a publication
US7152790B2 (en) Method of conducting airline security
JP2958265B2 (ja) 遮蔽シール
US5979357A (en) Evidence sealing tape with fingerprint identification zone
JP3854146B2 (ja) 印影、サイン、パスワードの通知書
JP3386774B2 (ja) 身分証ホルダー及び該身分証ホルダーを用いたコピー方法
JP2000237166A (ja) 指紋採取保護用具
JP3727195B2 (ja) 秘匿情報隠蔽用ラベル
JPH1159023A (ja) 磁気通帳
JPH0532307Y2 (ja)
KR200194010Y1 (ko) 신분카드용 보안 스티커
JP3972345B1 (ja) 印鑑照合用台紙
KR920000659Y1 (ko) 부정사용 방지를 위한 카드 이용대금 결재용지
JPH0310060Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term