JP3972345B1 - 印鑑照合用台紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯金通帳等に顧客の届出印を捺印しなくても、顧客自身が銀行等に届け出た届出印の印影を容易に判別でき、しかも印鑑の偽造防止に有益であり、さらに銀行等で貯金通帳等を使用する際、手続きを行うものが持参した印鑑の照合を行うと共に、本人自身の確認を行うことによって不正行為を防止するようにした印鑑照合用台紙を提供する。
【解決手段】顧客の届出印を捺印する箇所8と該捺印箇所を分轄するための分轄線7を有する捺印用台紙2と、該捺印用台紙の印影の一部を分割線7により分割して付着する箇所9を有する本人所持用台紙3と、該本人所持用台紙に付着した捺印用台紙の残りの部分を付着する箇所12と本人の届出印の完全な印影を捺印する箇所13とを有する認証用台紙4と、該認証用台紙を設ける箇所15と本人の顔写真Fを付着する箇所16とを有する元帳用台紙5とから構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、貯金通帳に顧客の届出印を捺印せずに、顧客本人が所定銀行等の届出印を判別し、銀行等の管理側で顧客本人を確認すると共に本人の印鑑照合を行うようにした印鑑照合用台紙に関する。
従来、銀行等の金融機関では、貯金通帳をつくる際、貯金通帳に顧客の届出印を捺印し、貯金通帳の印影と顧客の所持する印鑑の印影とを照合することにより、不正な手続きを防止するようにしていた。ところが、近年になって、貯金通帳に捺印した印影を複写等することによって印鑑を偽造するような不正行為が頻発するようになってから、このような不正行為を防止するために、例えば、特許文献1のようなコピー防止用シールが開発されている。
この特許文献1に掲げるコピー防止用シールは、透明または半透明のフィルムの裏面に所定の画像を有するホログラムまたは半透明の回析格子を設け、かつフィルムのホログラムまたは回析格子形成側に透明または半透明の金属薄膜層、接着層を順次設けてなるものである。このようなコピー防止シールを所定書面の上に付着してコピーすると、ホログラムの画像に対応する部分の記載事項に中抜けの斑部が発生するため、偽造防止に有益となるが、製造コストが高く、その表面に微小の凹凸を有する半透明の紙やフィルムを被覆すると、ホログラムや回析格子の反射が消失するため、綺麗な状態でコピーすることが可能になるという不都合が生じる。
また、近年の事情として、貯金通帳等に顧客の印影を押さないことによって、印鑑の偽造を防止することが行われている。これは、偽造防止には万全であるが、顧客にとっては、どの印鑑が届出印なのかが判らないという不都合が生じ、銀行等に対して、顧客から多くのクレームが寄せられているのが現状である。
また、本人の所持する印鑑が偽造された場合に銀行等で正規の手続きが行えないようにするため、銀行等の管理側で、印鑑の持参者が貯金通帳の所有者本人であることを確認する作業が必要になっている。
特開平6−259013号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、貯金通帳等に顧客の届出印を捺印しなくても、顧客自身が銀行等に届け出た届出印の印影を容易に判別でき、しかも印鑑の偽造防止に有益であり、さらに銀行等で貯金通帳等を使用する際、手続きを行うものが持参した印鑑の照合を行うと共に、本人自身の確認を行うことによって不正行為を防止するようにした印鑑照合用台紙を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載された印鑑照合用台紙は、顧客の届出印を捺印する箇所と該捺印箇所を分轄するための分轄線を有する捺印用台紙と、該捺印用台紙の印影の一部を分割線により分割して付着する箇所を有する本人所持用台紙と、該本人所持用台紙に付着した捺印用台紙の残りの部分を付着する箇所と本人の届出印の完全な印影を捺印する箇所とを有する認証用台紙と、該認証用台紙を設ける箇所と本人の顔写真を付着する箇所とを有する元帳用台紙とから構成され、前記本人所持用台紙の印影の一部によって届出印を判別する一方、前記元帳用台紙に設けられた認証用台紙に捺印してある届出印の完全な印影と顧客が持参した印鑑の印影とを照合すると共に、前記元帳用台紙に付着してある本人の顔写真によって本人自身の確認を行うようにしたことを特徴とする。
また、本発明による請求項2の印鑑照合用台紙は、請求項1において、前記本人所持用台紙には、前記捺印用台紙の一部を付着する箇所の他に、届出印の本人の顔写真を付着する箇所を有することを特徴とする。
また、本発明による請求項3の印鑑照合用台紙は、請求項1又は2において、前記認証用台紙の内容が前記元帳用台紙に記載されていることにより、前記認証用台紙と前記元帳用台紙とが一体化されていることを特徴とする。
また、本発明による請求項4の印鑑照合用台紙は、請求項1、2又は3において、前記捺印用台紙に捺印した印影に該印影の複写を防止するシールを付着して覆うようにしたことを特徴とする。
さらに、本発明による請求項5の印鑑照合用台紙は、請求項1、2、3又は4において、複数の銀行等より発行された複数の前記本人所持用台紙を本人が印鑑帳に付着して、該印鑑帳を本人が保管するようにしたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の印鑑照合用台紙によれば、顧客本人が所持する本人所持用台紙と、銀行等の管理者側が保管する元帳用台紙が作成され、顧客が例えば銀行等で貯金を引き落とす場合、本人所持用台紙の印影の一部を見ることによって、所定銀行の届出印を判別し、その届出印に該当する印鑑と貯金通帳とを携行することができる。
また、顧客が、本人所持用台紙を銀行通帳とは別の場所に保管することによって、仮に貯金通帳が盗難等にあった場合でも、貯金通帳には届出印の捺印がないため、届出印の偽造を防止することができる。また、仮に、本人所持用台紙が盗難等にあった場合でも、この台紙に印された印影の一部によって完全な印影を偽造するのは極めで困難である。
また、例えば銀行の窓口においては、銀行等の従業員が、本人が持参した印鑑による印影と、元帳用台帳の認証用台紙に印された完全な印影(照合印)とを照合することにより、不正な手続きを防止することができる。
また、本発明の請求項2に記載してあるように、本人所持用台紙に届出印の本人の顔写真を付着した場合、銀行等の従業員は、元帳用台紙に付着されている本人の顔写真と本人の顔とを比較することによって、本人の確認を行うことができ、不正な手続きを防止することができる。
また、本発明の請求項3に記載してあるように、認証用台紙の内容を元帳用台紙に記載し、認証用台紙と元帳用台紙とが一体化されていることにより、認証用台紙を別途用意した形態に比べて、該認証用台紙の省略を図ることができる。
また、本発明の請求項4によれば、捺印用台紙に捺印した印影に該印影の複写を防止し得るシールを付着して覆うことにより、仮に本人所持用台紙が盗難等にあった場合でも、上記のように台紙に印された印影の一部から完全な印鑑を偽造するのは困難であり、さらにこれに複写防止用のシールが付着されたことによって、印鑑の偽造をより効果的に防止することができる。
さらに、本発明の請求項5に記載されている構成によって、顧客一人が異なる複数の銀行等の届出印を有する場合に対処することができ、複数の銀行等より発行された本人所持用台紙を印鑑帳に付着して、該印鑑帳を本人が所持することによって、複数の本人所持用台紙が乱雑にならずに整理した状態で保管でき、また銀行ごとの届出印の判別を容易に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本実施例の印鑑照合用台紙は、図1(a)に示す捺印用台紙2と、図1(b)に示す本人所持用台紙3と、図1(c)に示す認証用台紙4と、図1(d)に示す元帳用台紙5とから構成されている。以下の本実施例において、これらの台紙は、銀行等の貯金通帳に用いる例を示しているが、他に郵便局等の金融機関の貯金通帳、さらには印鑑照合や本人確認が必要なその他の手続きに適用することも可能である。
図1(a)の捺印用台紙2は、その裏面に設けられた粘着材を介して剥離紙6の片面に付着され、使用する際は、捺印用台紙2を剥離紙6から剥がし取って分割した後、後述する本人所持用台紙3と認証用台紙4に付着する。この捺印用台紙2は、4分割することができるように、捺印用台紙2の中心に十字形のミシン目による分割線7が施され、その十字形の中心には捺印箇所を指示する円形の点線(顧客の届出印を捺印する箇所)8が設けられている。また、捺印用台紙2の隅には、例えば「届出印」との表示がなされ、顧客本人が持参した印鑑を届出印として捺印する際、顧客は、図2(a)に示すように、「届出印」と記載されている下方の円形の点線8内に本人の印鑑を押して印影Aを印すこととなる。なお、本実施例においては、印鑑の例として、「佐藤」の文字が縦列に記載されたものを使用している。
また、図2(a)に示すように、上記のように捺印用台紙2の円形の点線8内に捺印された印影Aは十字形の分割線7の中心に位置する。このため、図2(b)に示すように、捺印用台紙2の4分の1(2a)を分割線7に沿って切り取った場合、印影Aの略4分1(A1)が切り取られることとなる。また、このようにして切り取った残りの4分の3の捺印用台紙2bには、略4分の3の印影A3が残ることとなる。
なお、本実施例においては、捺印用台紙2の分割線7としてミシン目を十字形に施してあるが、例えば、図4(a)に示すように、捺印用台紙2を2分割するように、捺印用台紙2の上下2分割の位置に直線のミシン目による分割線7を施した構成とし、捺印用台紙2を剥離紙6から剥がしとった後、図4(b)に示すように、分割線7に沿って上下に2分割して、2分の1の捺印台紙2c、2cに分割する。このとき、夫々の捺印用台紙2c、2cの印影は2分の1(A2)となる。なお、この2分割のための分割線7は、台紙の左右方向を2分割した位置に直線のミシン目を施した構成(不図示)によるものとしてもよい。
次に、図1(b)に示す本人所持用台紙3には、上記した捺印用台紙2の印影の一部を分割線7により分割して付着する箇所(分割した捺印用台紙の一部を付着する箇所)9が設けられている。即ち、上記のように4分割する分割線7によって切り取った4分の1の捺印用台紙2aを付着するための箇所9が設けられ、この箇所9に、図2(c)に示すように、4分の1の捺印用台紙2aを付着することによって、この本人所持用台紙3に届出印の4分の1の印影A1が印されることとなる。
また、本実施例においては、図1(b)に示すように、この本人所持用台紙3に、届出印を押した本人の顔写真Fを付着する箇所10が設けられ、この箇所10に、図2(c)に示すように、本人の顔写真Fを付着するようにしてもよい。
この本人所持用台紙3には、例えば「○○銀行」というように、銀行名が記載され、この本人所持用台紙3の印影が、どの銀行に届け出た印鑑の印影なのかを判別することができるようにされている。従って、この本人所持用台紙3を顧客本人が持ち帰って所持することにより、本人が多数の印鑑を所持している場合でも、本人所持用台紙3の印影を見ることによって、銀行別に届け出た印鑑を判別することが容易となる。
また、本人所持用台紙3に「○○銀行」等と記載されたことによって、銀行通帳に届出印の印影を印さなくても、本人所持用台紙3に印された印影の一部A1によって、所定銀行の届出印を判別することが可能となる。このため、銀行通帳には届出印の印影を印さないようにし、仮に銀行通帳が盗難にあった場合でも、銀行通帳から届出印の印影を偽造されないようにすることが可能となる。
また、この本人所持用台紙3を該当する銀行通帳に挟んでおくと、銀行通帳が盗難にあったときは届出印の一部の印影から印鑑の全体を偽造されるおそれがある。このため、本人所持用台紙3は銀行通帳とは別の場所に保管しておくことが望ましい。
また、この本人所持用台紙3に付着された本人の顔写真Fは、銀行側が、後述する元帳用台紙5に付着された本人の顔写真Fと照合することによって、本人の確認を行うために有用となる。なお、本人所持用台紙3に本人の顔写真Fを付着しない場合、銀行の窓口に来た本人の顔と後述する元帳用台紙5に付着された本人の顔写真Fと照合することで本人の確認を行うことができるため、本人所持用台紙3に本人の顔写真Fを付着しないものとすることも可能である。
また、図1(c)に示す認証用台紙4は、上記の本人所持用台紙3に付着した分割した捺印用台紙2aの残りの4分の3の捺印用台紙2bを付着する箇所(分割した捺印用台紙の残りを付着する箇所)12と本人の届出印の完全な印影Bを捺印する箇所13とを有するものである。このような認証用台紙4において、「届出印」と記載のある点線で囲った箇所(12)には、図2(d)に示すように、4分の1の捺印用台紙2a(印影A1)を付着し、また「照合印」と記載した箇所の円形の点線(本人の届出印の完全な印影を捺印する箇所)13内に顧客本人の届出印の完全な印影Bを捺印する。なお、この認証用台紙4には、他に口座番号等を記載する欄14も表示されている。
さらに、図1(d)に示す元帳用台紙5には、上記の認証用台紙4を付着する箇所15と本人の顔写真Fを付着する箇所16とが設けられている。このような元帳用台紙5は、銀行等の管理側で保管するものであり、「認証用台紙を付着する」と記載のある点線で囲った箇所(認証用台紙を付着する箇所)15に上記の認証用台紙4を付着し、また「本人の顔写真を付着する」と記載のある点線で囲った箇所(本人の顔写真を付着する箇所)16に本人の顔写真Fを付着し、図2(d)に示すように、元帳用台紙5に上記のように作成した認証用台紙4と本人の顔写真Fを付着することによって、この元帳用台紙5の内容は完備し、銀行等の管理側で保管することとなる。
なお、上記の実施例において、元帳用台紙5は、図1(c)に示す本人所持用台紙3と、図1(d)に示す元帳用台紙5とを別体に構成してあるが、図5に示すように、元帳用台紙5の紙面に認証用台紙4の内容を記載したものとし、また本人の顔写真Fを貼り付ける箇所16は上記の実施例と同様にし、この元帳用台紙5を用いて、上記と同様に認証用台紙4の作成と本人の顔写真Fの付着を行う。
このようにして完成したものは、図2(c)に示す本人所持用台紙3と、図2(d)に示す元帳用台紙5であり、本人所持用台紙3は本人が銀行通帳や印鑑とは別の場所に所持するのが望ましく、また元帳用台紙5は銀行等の管理側で保管する。
そこで、顧客が、例えば銀行等で貯金の引き落としを行う場合、図2(c)に示す本人所持用台紙3の印影の一部A1を見ることによって、所定銀行の届出印を判断し、その届出印に該当する印鑑と貯金通帳とを携行する。また、銀行等の窓口においては、従業員が、本人が持参した印鑑による印影と、図2(e)に示す元帳用台紙5の認証用台紙4に印された照合印の印影Bとを比較することによって印鑑照合を行い、不正な手続きを防止することができる。また、その際、銀行等の従業員は、図2(e)の元帳用台紙5に付着されている本人の顔写真Fと実際の顔とを比較することによって、本人の確認を行うことができ、不正な引き落としをより効果的に防止することができる。
なお、銀行等の従業員が、上記のように元帳用台紙5の顔写真Fによって本人の確認を行う場合、本人以外の家族が銀行に出向いた場合、本人の確認を行うことができないことになる。このような事態に備えて、例えば、その配偶者の顔写真Fを元帳用台紙5に付着しておくことによって、本人の配偶者であることを確認することが可能となる。
さらに、上記のように、本人やその配偶者等の顔写真を本人所持用台紙3や元帳用台紙5に付着することなく、しかも本人確認を行う方法としては、貯金通帳に本人や配偶者等の情報や届出印の情報を記録したICタグを付着して、銀行側でそのICタグの内容を読み取って、本人の確認や印鑑照合等を行うようにしてもよい。また、このICタグは本人所持用台紙に設けてもよく、この場合、銀行等の手続きの際には本人所持用台紙を銀行等に持参して、銀行側で本人所持用台紙のICタグの内容を読み取って本人の確認や印鑑照合等を行うこととなる。
本実施例は、上記実施例と同様に、捺印用台紙2と本人所持用台紙3と認証用台紙4と元帳用台紙5とを用いるものであるが、実施例1と異なるものは、図3(a)〜(d)に示すように、捺印用台紙2における顧客の届出印を捺印する箇所に、顧客が捺印をした印影に該印影を半透明状に又は部分的に隠蔽するシール17を付着して覆うようにした点にある。この場合、シール17を認証用台紙4の印影を覆うように付着してから該シール17を剥すことにより、文字や記号を表示した表示層がその部分の接着層により書面に付着することによって元の印影を複写する際の支障となるようにすることができ、印鑑偽造を防止することができる。
このような構成において、上記のシール17にも、捺印用台紙2と同様に、該シール17を分割する分割線7として、例えば十字形のミシン目又は切れ目等を施しておき、捺印用台紙2の例えば4分の1を分割線7に沿って切り取ったとき、シール17もまた同様に切り取られるようにしておく。
このような構成により、図3(a)の剥離紙6から捺印用台紙2を剥がし取った後、図3(b)に示すように、その捺印用台紙2の一部として例えば4分の1を分割線7に沿って切り取り、図3(c)に示すように、この捺印用台紙2の4分の1(2a)を本人所持用台紙3の所定箇所9に付着する。この結果、本実施例においては、4分の1の印影(A1)の上に上記のシール17が付着されているものとなるため、シール17の複写防止機能と相まって、4分の1の印影(A1)から完全な印影の印鑑を偽造するのは極めで困難となる。なお、この実施例においても、本人所持用台紙3には、捺印用台紙2の4分の1の印影A1が印されるほか、本人の顔写真Fを付着するようにしてもよい。
一方、元帳用台紙5の所定箇所に認証用台紙4が付着され、この認証用台紙4の所定箇所に、本人所持用台紙3に付着した残りの4分の3の捺印用台紙2bが付着され、この捺印用台紙2bに4分の3の印影A3が印されることとなる。また、この略4分の3の印影A3に隣接する照合印を捺印する箇所には本人の届出印の完全な印影Bが印されることとなる。
この実施例においても、使用方法は実施例1と同様であり、顧客が本人所持用台紙3の印影の一部を見ることによって、所定銀行の届出印を判別することができる。また、銀行等の窓口においては、従業員が、本人が持参した印鑑による印影と、元帳用台紙5の認証用台紙4に印された照合印の完全な印影Bとを比較することによって印鑑の照合を行うことにより、不正な手続きを防止することができる。また、その際、元帳用台紙5に付着されている本人の顔写真Fと実際の顔とを比較することによって、本人の確認を行うことができる。
なお、本実施例においても、本人以外の家族が銀行で手続をする場合に備えて、例えばその配偶者の顔写真Fを元帳用台紙5に付着しておくことも実施例1と同様である。さらに、実施例1と同様に、貯金通帳又は本人所持用台紙に本人や配偶者等の情報や届出印の情報を記録したICタグを付着して、銀行側でそのICタグの内容を読み取って、本人の確認や印鑑照合等を行うようにしてもよい。
本実施例は、上記のように構成した本人所持用台紙3が複数の銀行より発行された場合、その複数の本人所持用台紙3が乱雑にならないようにしたものであり、図6に示すように、複数の銀行等より発行された本人所持用台紙3A、3B…を印鑑帳18に付着して、該印鑑帳18を本人が保管するようにしたものである。このような印鑑帳18には、4分の1の印影を印したもの(3A)、2分の1の印影を印したもの(3B)、完全な印影を捺印してこれに複写防止用のシールを付着したもの(3A)、また本人の顔写真Fを付着するようにしたもの(3B)等、銀行等の違いによって異なる様々なタイプの各種本人所持用台紙3A、3B…を印鑑帳18に付着して整理し、保管することができる。
なお、この実施例の印鑑帳18においては、本人所持用台紙3を提示することを要求する銀行等に対してこれを提示することができるように、夫々の本人所持用台紙3を印鑑帳18から取り外し可能となるように設けてもよい。
本発明の印鑑照合用台紙は、貯金通帳等に顧客の届出印を捺印しなくても、顧客自身が銀行等に届け出た届出印の印影を容易に判別でき、しかも印鑑の偽造防止に有益であり、さらに銀行等で貯金通帳等を使用する際、手続きを行うものが持参した印鑑の照合を行うと共に、本人自身の確認を行うことによって不正行為を防止するようにした印鑑照合用台紙として利用することが可能である。
本発明による実施例1の印鑑照合用台紙の各台紙の平面図であり、(a)は捺印用台紙、(b)は本人所持用台紙、(c)は認証用台紙、(d)は元帳用台紙を示すものである。 本発明による実施例1の印鑑照合用台紙の各台紙に印影を記し、また顔写真を付着した状態を示す平面図であり、(a)は捺印用台紙、(b)は捺印用台紙を分割した状態、(c)は本人所持用台紙、(d)は認証用台紙、(e)は元帳用台紙を示す。 本発明による実施例2の印鑑照合用台紙の各台紙に印影を記し、また顔写真を付着した状態を示す平面図であり、(a)は捺印用台紙、(b)は捺印用台紙を分割した状態、(c)は本人所持用台紙、(d)は認証用台紙を付着した元帳用台紙を示す。 (a)は本発明による捺印用台紙を示す平面図であり、(b)は捺印用台紙を分割した状態を示す平面図である。 (a)は本発明による認証用台紙の内容を元帳用台紙に記載した状況を示す平面図であり、(b)はその元帳用台紙に印影を記し、また顔写真を付着した状態を示す平面図である。 本発明による実施例3の印鑑帳を示す斜視図でる。
符号の説明
2 捺印用台紙
2a 4分の1の捺印用台紙
2b 4分の3の捺印用台紙
2c 2分の1の捺印用台紙
3 本人所持用台紙
4 認証用台紙
5 元帳用台紙
6 剥離紙
7 分割線
8 円形の点線(顧客の届出印を捺印する箇所)
9 分割した捺印用台紙の一部を付着する箇所
10 本人の顔写真を付着する箇所
12 分割した捺印用台紙の残りを付着する箇所
13 本人の届出印の完全な印影を捺印する箇所
14 口座番号等を記載する欄
15 認証用台紙を付着する箇所
16 本人の顔写真を付着する箇所
17 シール
18 印鑑帳
A 印影
A1 4分1の印影
A2 2分の1の印影
A3 4分の3の印影
B 完全な印影
C 完全な印影

Claims (5)

  1. 顧客の届出印を捺印する箇所と該捺印箇所を分轄するための分轄線を有する捺印用台紙と、該捺印用台紙の印影の一部を分割線により分割して付着する箇所を有する本人所持用台紙と、該本人所持用台紙に付着した捺印用台紙の残りの部分を付着する箇所と本人の届出印の完全な印影を捺印する箇所とを有する認証用台紙と、該認証用台紙を設ける箇所と本人の顔写真を付着する箇所とを有する元帳用台紙とから構成され、前記本人所持用台紙の印影の一部によって届出印を判別する一方、前記元帳用台紙に設けられた認証用台紙に捺印してある届出印の完全な印影と顧客が持参した印鑑の印影とを照合すると共に、前記元帳用台紙に付着してある本人の顔写真によって本人自身の確認を行うようにしたことを特徴とする印鑑照合用台紙。
  2. 前記本人所持用台紙には、前記捺印用台紙の印影の一部を付着する箇所の他に、届出印の本人の顔写真を付着する箇所を有することを特徴とする請求項1記載の印鑑照合用台紙。
  3. 前記認証用台紙の内容が前記元帳用台紙に記載されていることにより、前記認証用台紙と前記元帳用台紙とが一体化されていることを特徴とする請求項1又は2記載の印鑑照合用台紙。
  4. 前記捺印用台紙に捺印した印影に該印影の複写を防止するシールを付着して覆うようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の印鑑照合用台紙。
  5. 複数の銀行等より発行された複数の前記本人所持用台紙を本人が印鑑帳に付着して、該印鑑帳を本人が保管するようにしたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の印鑑照合用台紙。
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