JPH0736626A - 記憶制御装置 - Google Patents

記憶制御装置

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JPH0736626A
JPH0736626A JP6088223A JP8822394A JPH0736626A JP H0736626 A JPH0736626 A JP H0736626A JP 6088223 A JP6088223 A JP 6088223A JP 8822394 A JP8822394 A JP 8822394A JP H0736626 A JPH0736626 A JP H0736626A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変長形式のデータと固定長形式のデータの
間の変換を高速に行う。 【構成】 バッファメモリ12には、フォーマット情報
ブロックFIBが格納される。FIBは、各レコードに
対応したフォーマット情報コードFICを含む。FIC
には、対応するレコードのセクタ番号S、キー長KL、
およびデータ長DLが格納される。上位装置2から書込
/読出動作を指示された制御部14は、バッファメモリ
12を参照し、指示されたレコードに対応するFICの
内容から、このレコードが格納される絶対セクタ番号を
計算する。記憶装置3は、この絶対セクタ番号で指示さ
れるセクタから読出/書込動作を開始する。絶対セクタ
番号の計算において、キー長KLおよびデータ長DLを
考慮することによって、レコードのキー部Kおよびデー
タ部Dのみをアクセスすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記憶制御装置に関し、特
に可変長形式のデータを扱う上位装置と固定長形式のデ
ータを扱う記憶装置の間に設けられ、可変長形式のデー
タと固定長形式のデータとを相互に変換する記憶制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】可変長形式のデータでは、可変長の論理
レコード(以下単に「レコード」という)がアクセスの
単位となる。固定長形式の記憶装置では、固定長のセク
タがアクセスの単位となる。このため、各レコードが格
納されているセクタ番号を特定する手段を設ける必要が
ある。
【0003】米国特許公報5,206,939号には、
このような手段が設けられた記憶制御装置の一例が開示
されている。この公報のシステムでは、複数のレコード
がトラックを構成し、複数のトラックがシリンダを構成
する。各レコードは、カウント部C、キー部K、および
データ部Dの3つのフィールドを有するCKD形式であ
る。各レコードのキー部Kおよびデータ部Dは、記憶装
置の連続したブロック(セクタに対応する)に、分離さ
れることなく、格納される。
【0004】この公報に記載された技術では、レコード
・ロケータ・テーブル(record locator
table)が設けられる。このテーブルには、各シ
リンダの物理アドレスが格納される(同公報第6欄第6
6行目参照)。また、レコード・ロケータ・テーブルに
は、各レコードのキー長およびデータ長も格納される。
【0005】レコード・ロケータ・テーブルは、記憶装
置の各シリンダの先頭に記憶される。また、同じレコー
ド・ロケータ・テーブルは、高速アクセス可能なキャッ
シュにも記憶される。なお、レコード・ロケータ・テー
ブルの内容は、データ圧縮されている。小容量のキャッ
シュに格納するためである。
【0006】所望のレコードが格納されているブロック
の物理アドレス(以下単に「所望のレコードの物理アド
レス」という)を求めるには、次の手順を実行する。
【0007】第1に、レコード・ロケータ・テーブルか
ら、所望のレコードが含まれるシリンダの物理アドレス
を読み出す。
【0008】第2に、このシリンダの先頭から所望のレ
コードが格納されているセクタまでのセクタ数を求め
る。この処理は、所望のレコードよりも前に配置されて
いるレコードが占有するセクタ数の総和を求めればよ
い。個々のレコードが占有するセクタ数は、このレコー
ドのキー長とデータ長とから計算する。各レコードのキ
ー長およびデータ長は、レコード・ロケータ・テーブル
に格納されている。
【0009】このように、公報に記載の技術では、レコ
ード・ロケータ・テーブルの内容から、所望のレコード
が格納されているブロックの物理アドレスを求めること
ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上の技術には、以下
のような問題点がある。
【0011】第1に、所望のレコードの物理アドレスを
求めるのに時間がかかるという問題点があった。すなわ
ち、所望のレコードの物理アドレスを求めるには、この
レコード以前のレコードのキー長およびデータ長を累算
しなくてはならない。
【0012】第2に、レコード・ロケータ・テーブルの
内容がデータ圧縮されているので、このデータを伸長す
る手間がかかる。
【0013】第3に、各レコードのキー部Kおよびデー
タ部Dを、それぞれ独立にアクセスすることができない
という問題点があった。これは、キー部Kとデータ部D
とを分離せずにブロックに書込むことに問題がある。
【0014】これらの問題点に鑑み、本発明の1つの目
的は、記憶制御装置の処理を高速化することにある。
【0015】本発明の他の目的は、可変長形式のデータ
と固定長形式のデータとの間の変換を高速に実行する記
憶制御装置を提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、特定のレコードが記
憶されているセクタ番号を高速に求めることができる記
憶制御装置を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、レコードの配置情報
を格納するテーブルの内容がデータ圧縮されない記憶制
御装置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、より柔軟な処理を実
現できる記憶制御装置を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、論理レコードを構成
する各部分を独立にアクセスすることができる記憶制御
装置を提供することにある。
【0020】本発明の他の目的は、CKD形式の論理レ
コードの、カウント部C、キー部Kおよびデータ部Dを
独立にアクセスすることができる記憶制御装置を提供す
ることにある。
【0021】本発明の他の目的は、データの保守性に優
れた記憶制御装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の記憶制御装置は、可変長形式の論理レコー
ドの読出/書込を要求する上位装置とこの論理レコード
の内容を固定長形式で格納する記憶装置との間に設けら
れ前記可変長形式のデータと前記固定長形式のデータと
の間の変換を行う記憶制御装置において、各論理レコー
ドに対応して設けられ前記記憶制御装置内における前記
論理レコードのアドレスを示すフォーマット情報を保持
するメモリと、前記上位装置が前記論理レコードの書込
を要求したときには前記メモリから前記論理レコードに
対応する前記フォーマット情報を読み出しこのフォーマ
ット情報を基に書込開始アドレスを特定し前記記憶装置
の前記書込開始アドレスに対応する領域から前記上位装
置から送出されるデータを書き込み、前記上位装置が前
記論理レコードの読込を要求したときには前記メモリか
ら前記論理レコードに対応する前記フォーマット情報を
読み出しこのフォーマット情報を基に読出開始アドレス
を特定し前記記憶装置の前記読出開始アドレスに対応す
る領域からデータを読み出しこのデータを上位装置に送
出する制御部とを含む。
【0023】本発明の他の実施態様では、制御部はフォ
ーマット情報に含まれる論理レコードのキー部の長さお
よびデータ部の長さから、この論理レコードが記憶装置
内で占有するセクタ数を求める機能を有する。
【0024】本発明の他の実施態様では、フォーマット
情報は1トラック毎にフォーマット情報ブロックを構成
し、フォーマット情報ブロックは記憶装置の各トラック
の先頭に格納される。
【0025】本発明の他の実施態様では、制御部は記憶
装置から送出されたデータをCKD形式に変換する機能
を有する。
【0026】本発明の他の実施態様では、制御部は上位
装置から送出された記憶命令および読出命令の種類を判
定し、命令の種類に応じて記憶開始アドレスおよび読出
開始アドレスを求める機能を有する。
【0027】
【実施例】次に本発明の第1の実施例について図面を参
照して説明する。
【0028】図1を参照すると、本発明の記憶制御装置
1は、信号線91を介して上位装置2に接続されてい
る。また、記憶制御装置1は、信号線92を介して記憶
装置3に接続されている。
【0029】上位装置2は、記憶制御装置1を介して、
記憶装置3に対して、データの書込および読出を指示す
る。上位装置2が扱うデータは、可変長形式である。よ
り具体的には、上位装置2はCKD形式のデータを扱
う。CKD形式については、後に詳述する。
【0030】記憶装置3は、信号線91を介して受信し
た書込命令および読出命令に応答して、データの書込お
よび読出を行う。記憶装置3が扱うデータは固定長形式
である。
【0031】記憶制御装置1は、上位装置2から送出さ
れたCKD形式の命令およびデータを、記憶装置3で扱
える固定長形式のデータに変換する。また、記憶制御装
置1は、記憶装置3から送出された固定長形式のデータ
を、CKD形式のデータに変換する。
【0032】次に、CKD形式の詳細について説明す
る。
【0033】図2を参照すると、CKD形式の論理トラ
ックは、ホームアドレスHAと、レコードR1〜Rmと
を含む。
【0034】各レコードは、カウント部C、キー部Kお
よびデータ部Dとを含む。
【0035】カウント部Cは、このレコードを特定する
ための情報を含む。カウント部Cに含まれる代表的な情
報は、シリンダアドレスCC、トラックヘッダHおよび
レコード番号Rである。これらの値を定めることによ
り、レコードを特定できる。
【0036】キー部K内の情報は、レコード検索のため
のキーである。データ部D内の情報は、格納すべきデー
タである。キー部Kおよびデータ部Dの長さは可変であ
る。
【0037】次に、CKD形式のデータを固定長形式の
記憶装置3に格納する際の、情報の配置方法について説
明する。
【0038】図2を再び参照すると、この場合、レコー
ドR1〜Rmが、記憶装置3のNトラックに格納され
る。記憶装置3の各トラックは、96個のセクタを含
む。各セクタは、512バイトの情報を格納する。記憶
装置3の各セクタには、絶対セクタ番号が付与されてい
る。図2では、Nトラックの最初のセクタの絶対セクタ
番号はnである。
【0039】セクタnは、フォーマット情報ブロック
(以下「FIB」)に割り当てられる。FIBには、レ
コードR1〜Rmのカウント部Cの情報を合わせたもの
が格納される。セクタn+1は、予備のフォーマット情
報ブロックFIB’に割り当てられる。
【0040】セクタn+2以降のセクタには、各レコー
ドのキー部Kおよびデータ部Dが、格納される。各キー
部Kおよび各データ部Dには、最低1つのセクタが割り
当てられる。キー部Kおよびデータ部Dが1つのセクタ
に混在して格納されることはない。また、他のデータ部
D同士が1つのセクタに混在して格納されることもな
い。このため、1つのトラックに格納できるレコードの
数は、最大94個である。
【0041】図2を再び参照すると、レコードR1のキ
ー部R1Kは、セクタn+2に格納される。キー部R1
Kは512バイトに満たない。セクタn+2のうち、情
報が格納されなかったバイトには、0が格納される(パ
ッディングされる)。
【0042】レコードR1のデータ部R1Dは、3つに
分割される。分割されたR1Dは、セクタn+3〜セク
タn+5に格納される。
【0043】次に、FIBについて説明する。
【0044】図3を参照すると、FIBは、125ワー
ド=512バイトの情報である。
【0045】ワードW0には、ホームアドレスHAが格
納される。より詳細には、最初の2バイトにシリンダア
ドレスCCが格納される。続く1バイトにトラックヘッ
ダHが格納される。トラックヘッダHは、シリンダ内の
トラックを特定するための情報である。
【0046】ワードw1〜w94には、94個のフォー
マット情報コード(以下「FIC」)FIC1〜94が
割り当てられる。FICは、各レコードに関する情報を
格納する領域である。FICに格納される情報の詳細は
後述する。各FIC1〜94は、1つのトラックに格納
されるレコードに対応している。1つのトラックに格納
されるレコードの最大数は94である。レコードの数が
94個以下の場合は、いくつかのFICは使用されな
い。
【0047】各FICは、相対セクタ番号S、キー長K
Lおよびデータ長DLとを格納する。
【0048】相対セクタ番号Sは、対応するレコードが
格納されているセクタのうち、先頭のセクタの相対セク
タ番号を示す。トラックの先頭のセクタの絶対セクタ番
号にこの相対セクタ番号を加算すると、このセクタの絶
対セクタ番号が得られる。図2の第Nトラックの場合、
セクタn+2の相対セクタ番号は2である。
【0049】キー長KLは、キー部Kの長さを示す。デ
ータ長DLは、データ部の長さを示す。
【0050】論理ブロックアドレス(以下「LBA」)
は、対応するトラックの先頭のセクタの絶対セクタ番号
を格納する領域である。図2の第Nトラックの場合、L
BAにはnが格納される。
【0051】ワードW96〜125には、何も格納され
ない。
【0052】次に、本実施例の記憶制御装置1について
説明する。
【0053】図4を参照すると、本実施例の記憶制御装
置1は、制御部14を含む。制御部14は、信号線91
を介して、上位装置2と信号の授受を行う。制御部14
は、信号線92を介して、記憶装置3と信号の授受を行
う。
【0054】フォーマット情報作成部11は、FIBを
作成し、バッファメモリ12に格納する。
【0055】バッファメモリ12は、フォーマット情報
作成部11が作成したFIBを格納する。図5を参照す
ると、バッファメモリ12には、シリンダ内の各トラッ
クに対応するFIBが連続して格納されている。i番目
のシリンダのj番目のトラックのFIBをFIBijと
記述すると、バッファメモリ12にはFIBijが順に
格納されている。バッファメモリ12に格納されたFI
Bは、信号線93を介して、記憶装置3にも格納され
る。つまり、本実施例では、バッファメモリ12および
記憶装置3の両方に、FIBが格納される。
【0056】アドレス計算部13は、指定されたシリン
ダアドレスCC、トラックヘッダHおよびレコード番号
Rを基にして、ワードアドレスA1もしくはA2を計算
する。
【0057】ワードアドレスA1は、指定されるレコー
ドのFICのワードアドレスである。レコードを指定す
るのは、シリンダアドレスCC、トラックヘッダH、お
よびレコード番号Rである。
【0058】ワードアドレスA2は、指定されるトラッ
クのLABのワードアドレスである。 FIBijが、
図5に示される順序でバッファメモリ12に格納されて
いるとき、ワードアドレスA1およびA2は、図6に示
される計算式で求められる。
【0059】次に、上位装置2が送出する命令について
説明する。
【0060】上位装置2は、書込命令と読出命令とを有
する。これらの命令は、信号線91を介して記憶制御装
置1に送出される。
【0061】通常、記憶装置3への書込動作および読出
動作は、シーク命令、サーチID命令および書込/読出
命令の3つの3つの連続した命令の実行により実現され
る。しかしながら、ここでは簡単のため、これら3つの
命令を合わせて表記する。すなわち、本明細書における
ライト命令は、シーク命令、サーチID命令および書込
命令が合わさったものである。また、本明細書における
リード命令は、シーク命令、サーチID命令および読出
命令が合わさったものである。このため、本明細書中の
ライト命令およびリード命令は、通常のものより多くの
オペランドを有する。
【0062】書込命令には、ライトD命令、ライトKD
命令およびライトCKD命令の3種類がある。ライトD
命令は、指定されたレコードに、データ部Dのみを書込
む。ライトKD命令は、キー部Kおよびデータ部Dを書
込む。ライトCKD命令は、カウント部C、キー部Kお
よびデータ部Dの全てを書込む。
【0063】読出命令には、リードD命令、リードKD
命令およびリードCKD命令の3種類がある。リードD
命令は、指定されたレコードのデータ部Dのみを読み出
す。リードKD命令は、キー部Kおよびデータ部Dを読
み出す。リードCKD命令は、カウント部C、キー部K
およびデータ部Dを読み出す。
【0064】図7(A)を参照すると、ライトD命令
は、オペランドとして、シリンダアドレスCC、トラッ
クヘッダH、レコード番号Rおよびデータ部Dを含む。
書込が行われるレコードは、シリンダアドレスCC、ト
ラックヘッダHおよびレコード番号Rで指定される。シ
リンダアドレスCCは、書込対象レコードが存在するシ
リンダを特定する。トラックヘッダHは、シリンダアド
レスCCが指定するシリンダ内のトラックのうち、書込
対象レコードが存在するものを特定する。レコード番号
Rは、トラックヘッダHが指定するトラック内のレコー
ド内における、書込対象レコードの番号を指定する。
【0065】図7(B)を参照すると、ライトKD命令
のオペランドには、キー部Kが追加されている。
【0066】図7(C)を参照すると、ライトCKD命
令のオペランドには、カウント部Cが追加されている。
【0067】図7(D)を参照すると、各リード命令の
オペランドは、シリンダアドレスCC、トラックヘッダ
Hおよびレコード番号Rを含む。
【0068】次に記憶装置3が受信する命令について説
明する。
【0069】記憶装置3は、書込命令と読出命令とを受
信する。これらの命令は、信号線92を介して、記憶制
御装置1から受信する。
【0070】図8(A)を参照すると、書込命令のオペ
ランドは、絶対セクタ番号AN、セクタ数SNおよびデ
ータ部D’から構成される。絶対セクタ番号ANは、書
込動作を開始すべきセクタの絶対セクタ番号である。
【0071】図8(B)を参照すると、読出命令のオペ
ランドは、絶対セクタ番号ANおよびセクタ数SNを含
む。絶対セクタ番号ANは、読出動作を開始すべきセク
タの絶対セクタ番号である。
【0072】次に本発明の第1の実施例の記憶管理装置
の動作について、図面を参照して説明する。
【0073】本発明の記憶管理装置は、上位装置2から
の送出される命令に応じて3種類の動作を実行する。
【0074】はじめに、上位装置2からフォーマット指
示を受けた場合の動作について説明する。上位装置2
は、フォーマットの指示とともに、新たに追加されるレ
コードのシリンダアドレスCC、トラックヘッダH、レ
コード番号R、キー長KLおよびデータ長DLを送出す
る。
【0075】図9を参照すると、制御部14は、ステッ
プ1において、上位装置2から送出されるシリンダアド
レスCC、トラックヘッダH、レコード番号R、キー長
KLおよびデータ長DLを受信する。
【0076】制御部14は、ステップ2において、ステ
ップ1で受信した情報をフォーマット情報作成部11へ
送出する。
【0077】図10を参照すると、ステップ1において
フォーマット情報作成部11は、制御部14から送出さ
れた情報を受信する。
【0078】ステップ2においてフォーマット情報作成
部11は、シリンダアドレスCC、トラックヘッダHお
よびレコード番号Rをアドレス計算部13へ送出する。
アドレス計算部13は、これらの情報を基にワードアド
レスA1を計算する。計算されたワードアドレスA1
は、フォーマット情報作成部11へ送出される。
【0079】ステップ3においてフォーマット情報作成
部11は、アドレス計算部13が送出したワードアドレ
スA1を受信する。
【0080】ステップ4においてフォーマット情報作成
部11は、レコード番号Rの大きさを判断する。詳細に
は、レコード番号Rが1より大きいか否かを判定する。
1より大きい場合には、ステップS7が実行される。R
=1の場合は、ステップS5が実行される。
【0081】ステップ5においてフォーマット情報作成
部11は、相対セクタ番号Sに2を設定する。
【0082】ステップ6においてフォーマット情報作成
部11は、ワードアドレスA1で指定されるバッファメ
モリ12のワードに、相対セクタ番号S、キー長KLお
よびデータ長DLを設定する。バッファメモリ12に設
定されたデータは、信号線93を介して記憶装置3にも
送出される。記憶装置3に送出されたデータは、記憶装
置3の対応するセクタに格納される。
【0083】ステップ7においてフォーマット情報作成
部11は、バッファメモリ12の(A1−1)番地のF
ICに格納されている相対セクタ番号S’、キー長K
L’およびデータ長DL’を読み出す。これらは、(R
−1)番目のレコードのものである。
【0084】ステップ8においてフォーマット情報作成
部11は、相対セクタ番号S’、キー長KL’およびデ
ータ長DL’を基にして、新たに追加されるレコードが
格納されるセクタの相対セクタ番号Sを計算する。この
計算を行うには、キー長KL’およびデータ長DL’を
基にして、(R−1)番目のレコードが占有するセクタ
数をSNを求める。相対セクタ番号S’にSNを加算す
れば、追加すべきレコードの相対セクタ番号Sが得られ
る。ステップ8の終了の後、フォーマット情報作成部1
1はステップ6を実行する。
【0085】次に上位装置2からライト命令を受信した
場合の記憶制御装置1の動作について説明する。
【0086】図11を参照すると、ステップ1において
制御部14は、上位装置2が送出した命令を入力する。
上位装置2が送出する命令は、ライトCKD命令、ライ
トKD命令およびライトD命令のいずれかである。
【0087】ステップ2において制御部14は、ワード
アドレスA1およびA2を計算する。より詳細には、制
御部14は、ライト命令に含まれるシリンダアドレスC
C、トラックヘッダHおよびレコード番号Rを、アドレ
ス計算部13に送出する。この後、制御部14はアドレ
ス計算部13が送出するワードアドレスA1およびA2
を受信する。
【0088】ステップ3において制御部14は、ステッ
プ1で受信した命令がライトCKD命令であるか否かを
判定する。ライトCKD命令である場合、ステップ4が
実行される。ライトCKD命令でない場合、ステップ6
が実行される。
【0089】ステップ4において、制御部14はワード
アドレスA1で指定されるFICの内容を変更する。こ
の操作は、フォーマット動作の場合と同じ操作で実現で
きる。ただし、シリンダアドレスCC、トラックヘッダ
Hおよびレコード番号Rは、ステップ1で受信した命令
で指定されるものである。また、キー長KLおよびデー
タ長DLは、ステップ1で受信した命令のカウント部C
に含まれているものである。
【0090】ステップ5において制御部14は、ワード
アドレスA2で指定されるLBAの内容を読み出す。ス
テップ5が終了した後、制御部14はステップ8を実行
する。
【0091】ステップ6において制御部14は、ワード
アドレスA1およびA2でそれぞれで指定されるFIC
およびLBAの内容を読み出す。目的とするFICおよ
びLBAがバッファメモリ12に存在しないときは、こ
れらを記憶装置3から読み出す。
【0092】ステップ7において制御部14は、ステッ
プ1で受信した命令の種類を判定する。それがライトK
D命令であるとき、ステップ8が実行される。それがラ
イトD命令であるとき、ステップ11が実行される。
【0093】ステップ8において制御部14は、FIC
およびLBAの内容に応じて、書込むべきレコードの絶
対セクタ番号ASを計算する。この処理は、図10のス
テップ4〜ステップ8と同じ手順で実行できる。このス
テップで計算される絶対セクタ番号ASは、書込まれる
べきレコードのキー部Kの絶対セクタ番号ASである。
【0094】ステップ9において制御部14は、書込ま
れるべきレコードのキー長KLおよびデータ長DLに応
じて、書込まれるセクタ数SNを計算する。キー長KL
およびデータ長DLは、ワードアドレスA1で指定され
るFICに格納されたものである。
【0095】ステップ10において制御部14は、記憶
装置3にデータの書き込み指示を行う。この際、絶対セ
クタ番号としてASが、セクタ数としてSNが、書込む
べきデータD’としてステップ1で入力した命令のデー
タ部Dが、それぞれ指定される。
【0096】ステップ11において制御部14は、FI
CおよびLBAの内容に応じて、書込むべきレコードの
絶対セクタ番号ASを計算する。この処理は、図10の
ステップ4〜ステップ8と同じ手順で実行できる。この
ステップで計算される絶対セクタ番号ASは、書込まれ
るべきレコードのデータ部Dの絶対セクタ番号ASであ
る。
【0097】ステップ12において制御部14は、書込
まれるべきレコードのデータ長DLに応じて、書込まれ
るセクタ数SNを計算する。データ長DLは、ワードア
ドレスA1で指定されるFICに格納されたものであ
る。
【0098】ステップ13において制御部14は、記憶
装置3にデータの書き込み指示を行う。この際、絶対セ
クタ番号としてASが、セクタ数としてSNが、書込む
べきデータD’としてステップ1で入力した命令のデー
タ部Dが、それぞれ指定される。
【0099】以上のようにライト動作時において、レコ
ードが書込まれるセクタの絶対セクタ番号はバッファメ
モリ12の内容を参照することにより計算される。この
際、各レコードに対してセクタ番号Sが記憶されている
ので、計算は1回の加算で終了する。
【0100】次に上位装置2からリード命令を受信した
場合の記憶制御装置1の動作について説明する。
【0101】図12を参照すると、ステップ1において
制御部14は、リード命令を受信する。リード命令に
は、シリンダアドレスCC、トラックヘッダHおよびレ
コード番号Rが含まれている。
【0102】ステップ2において制御部14は、ステッ
プ1で受信したデータを基に、ワードアドレスA1およ
びA2を計算する。このステップの処理は、図11のス
テップ2と同様の手順で実現できる。
【0103】ステップ3において制御部14は、ワード
アドレスA1およびA2でそれぞれ指定されるFICお
よびLBAの内容を読み出す。目的とするFICおよび
LBAがバッファメモリ12に存在しないときには、こ
れらを記憶装置3から読み出す。
【0104】ステップ4において制御部14は、命令の
種類を判定する。命令がリードD命令であるとき、ステ
ップ10が実行される。それ以外の場合、ステップ5が
実行される。
【0105】ステップ5において制御部14は、ステッ
プ3で読み出したFICおよびLBAの内容を基にし
て、読み出すべきデータの絶対セクタ番号ASを計算す
る。ASは、読み出すべきレコードのキー部Kが格納さ
れているセクタの絶対セクタ番号である。
【0106】ステップ6において制御部14は、読み出
すべきレコードのキー長KLおよびデータ長DLから、
読み出すべきセクタ数SNを計算する。
【0107】ステップ7において制御部14は、命令の
種類を判定する。命令がリードCKD命令のとき、ステ
ップ8が実行される。それ以外の場合、すなわち命令が
リードKD命令のとき、ステップ9が実行される。
【0108】ステップ8において制御部14は、ワード
アドレスA1で指定されるFICの内容からカウント部
Cの内容を生成する。
【0109】ステップ9において制御部14は、記憶装
置3に読み出し命令を送出する。その際、開始絶対アド
レス番号としてASが、セクタ数としてSNが、それぞ
れ指定される。
【0110】ステップ10において制御部14は、ステ
ップ3で読み出したFICおよびLBAの内容を基にし
て、読み出すべきデータの絶対セクタ番号ASを計算す
る。ASは、読み出すべきレコードのデータ部Dが格納
されているセクタの絶対セクタ番号である。
【0111】ステップ11において制御部14は、読み
出すべきレコードのデータ長DLから、読み出すべきセ
クタ数SNを計算する。
【0112】ステップ12において制御部14は、記憶
装置3に読み出し命令を送出する。その際、絶対アドレ
ス番号としてASが、セクタ数としてSNが、それぞれ
指定される。
【0113】ステップ13において制御部14は、記憶
装置3が読み出したデータを上位装置2へ転送する。そ
の際、キー部Kが格納されたセクタの内容を修飾する。
より詳細には、パッディングされたデータ”0”を削除
する。
【0114】以上のようにリード動作時において、読み
出し始めるセクタの絶対セクタ番号はバッファメモリ1
2の内容を参照することにより計算される。この際、各
レコードに対してセクタ番号Sが記憶されているので、
計算は1回の加算で終了する。
【0115】以上のように本実施例では、バッファメモ
リ12内にフォーマット情報ブロックFIBを格納す
る。FIBには、各レコードの相対セクタ番号S、キー
長KLおよびデータ長DLが含まれる。制御部14は、
ライト命令およびリード命令を受信した時に、このバッ
ファメモリ12を参照して、レコードが格納されている
セクタの絶対セクタ番号ASを計算する。このため、本
実施例の記憶制御装置は以下の効果を達成する。
【0116】第1の効果は、レコードの絶対セクタ番号
の計算が容易かつ高速に行えるということである。すな
わち従来の技術のように、複数のレコードのキー長KL
およびデータ長DLを累算する必要がない。この効果
は、バッファメモリ12に各レコードの相対セクタ番号
Sを保持したために実現された。
【0117】第2の効果は、バッファメモリ12の内容
がデータ圧縮されないので、バッファメモリ12の内容
を読出/書込するのに手間がかからないということであ
る。この効果は、比較的容量の大きいバッファメモリ1
2にFIBを記憶したことによって実現された。ただ
し、バッファメモリ12はキャッシュではないため、ア
クセススピードは若干遅い。
【0118】第3の効果は、レコードのカウント部C、
キー部Kおよびデータ部Dを、それぞれ独立にアクセス
できるというということである。この効果は、キー部K
とデータ部Dとを別個のセクタに記憶したことによって
実現された。
【0119】次に本発明の第2の実施例について図面を
参照して説明する。
【0120】図13を参照すると、本実施例の記憶制御
装置1は、バッファメモリ12に代わってキャッシュメ
モリ15を有する。制御部14は、キャッシュメモリ1
5を介してFIBの読出/書込を行う。また、アドレス
計算部13は取り除かれている。
【0121】次にキャッシュメモリ15の動作について
説明する。
【0122】図14を参照すると、キャッシュメモリ1
5は、複数のFIBを保持している。また、FIBに対
応するトラックのシリンダアドレスCCおよびトラック
ヘッダHがタッグとして記憶される。必要とされるFI
Bを格納していないとき、現在格納しているFIBの1
つを記憶装置3に書込む。この後、キャッシュメモリ1
5は記憶装置3から必要なFIBを読み出して格納す
る。
【0123】図15を参照すると、FIBを読込むと
き、制御部14はキャッシュメモリ15に、シリンダア
ドレスCC、トラックヘッダHおよびレコード番号Rを
送出する。シリンダアドレスCCおよびトラックヘッダ
Hで指定されるトラックのFIBを保持しているとき、
キャッシュメモリ15はこのFIBのR番面のFICの
内容を送出する。このトラックのFIBを保持していな
いとき、キャッシュメモリ15は記憶装置3からこのF
IBを読み出す。記憶装置3から目的のFIBを読み出
した後、キャッシュメモリ15は、このFIBのR番目
のFICの内容を送出する。
【0124】記憶装置3からFIBを読み出したとき、
FIBを書込むとき、制御部14はキャッシュメモリ1
5にシリンダアドレスCC、トラックヘッダH、レコー
ド番号RおよびFICの内容を送出する。シリンダアド
レスCCおよびトラックヘッダHで指定されるトラック
のFIBを保持しているとき、キャッシュメモリ15は
このFIBのR番目のワードに受信したFICの内容を
設定する。このFIBを保持していないとき、キャッシ
ュメモリ15は、記憶装置3からこのFIBを読み出
す。記憶装置3から目的のFIBを読み出した後、キャ
ッシュメモリ15はこのFIBのR番目のワードに受信
したFICの内容を設定する。
【0125】以上のように、キャッシュメモリ15によ
って、制御部14は、シリンダアドレスCC、トラック
ヘッダHおよびレコード番号Rによって、目的のレコー
ドのFICを直接アクセスできる。ワードアドレスA1
およびA2の計算は不要である。したがって、アドレス
計算部13は取り除かれた。
【0126】次に本実施例の記憶制御装置1の動作につ
いて説明する。
【0127】まずフォーマット動作について説明する。
【0128】フォーマット動作時の制御部14の処理に
ついては、図9に示されたものと同じである。
【0129】図16を参照すると、フォーマット動作
時、ステップ1においてフォーマット情報作成部11
は、制御部14から、シリンダアドレスCC、トラック
ヘッダH、レコード番号R、キー長KLおよびデータ長
DLを受信する。
【0130】ステップ2においてフォーマット情報作成
部11は、レコード番号Rの大きさを判定する。レコー
ド番号Rが1のときフォーマット情報作成部11はステ
ップ3を実行する。レコード番号Rが1よりも大きいと
き、フォーマット情報作成部11はステップ4を実行す
る。
【0131】ステップ3においてフォーマット情報作成
部11は、相対セクタ番号Sに2を設定する。ステップ
3終了後、フォーマット情報作成部11はステップ6を
実行する。
【0132】ステップ4においてフォーマット情報作成
部11は、シリンダアドレスCC、トラックヘッダHお
よびレコード番号(R−1)で指定されるFIC’の内
容を、キャッシュメモリ15を介して読込む。
【0133】ステップ5においてフォーマット情報作成
部11は、FIC’に設定されている相対セクタ番号
S’、キー長KL’およびデータ長DL’を基にして、
新たに追加されるレコードの相対セクタ番号Sを計算す
る。ステップ5終了後、フォーマット情報作成部11は
ステップ6を実行する。
【0134】ステップ6においてフォーマット情報作成
部11は、シリンダアドレスCC、トラックヘッダHお
よびレコード番号Rで指定されるFICに、相対セクタ
番号S、キー長KLおよびデータ長DLを設定する。
【0135】次に上位装置2からライト命令またはリー
ド命令を受信した時の記憶制御装置1の動作について説
明する。
【0136】このときの動作は、図11および図12に
示されるものと本質的に同じである。これらの図面に示
される処理との相違点は以下の通りである。
【0137】第1に、ワードアドレスA1およびA2の
計算は不要である。これは、キャッシュメモリ15がシ
リンダアドレスCC、トラックヘッダHおよびレコード
番号Rによって直接アクセスできるためである。したが
って、図11のステップ2および図12のステップ2
は、取り除かれる。
【0138】第2に、FICの内容の読出/書込はキャ
ッシュメモリ15を介して行われる。FICの内容の読
出/書き込みの際、キャッシュメモリ15には、シリン
ダアドレスCC,トラックヘッダHおよびレコード番号
Rが直接指定される。図11のうちステップ4および6
が、図12のうちステップ3が、それぞれこの変更を受
ける。
【0139】第3に、LBAの内容の読出/書込はキャ
ッシュメモリ15を介して行われる。LBAの内容の読
出/書込の際、キャッシュメモリ15には、シリンダア
ドレスCC、トラックヘッダHおよびレコード番号Rが
直接指定される。ただし、LBAを指定するためのレコ
ード番号Rは95である。図11のうちステップ5およ
び6が、図12のうちステップ3が、それぞれこの変更
を受ける。
【0140】以上のように第2の実施例では、バッファ
メモリ12の代わりに、キャッシュメモリ15が設けら
れる。キャッシュメモリ15は、一部のトラックのFI
Bのみを格納する。格納されていないFIBに対してア
クセスがなされたときには、記憶装置3からFIBを読
み出す。このため、第2の実施例では、以下の効果が達
成される。
【0141】第1の効果は、レコードの絶対セクタ番号
の計算が容易かつ高速に行えるということである。この
効果は、第1の実施例の場合と同じ理由で達成される。
【0142】第2の効果は、バッファメモリ12の内容
がデータ圧縮されないので、バッファメモリ12の内容
を読出/書込するのに手間がかからないということであ
る。つまり、キャッシュメモリ15の容量が小さくて
も、FIBの内容を圧縮する必要がない。この効果は、
キャッシュメモリ15に一部のトラックのFIBのみを
格納したことにより達成される。また、キャッシュメモ
リ15はバッファメモリ12よりも高速にアクセスする
ことが可能である。さらに、キャッシュメモリ15は通
常のディスクキャッシュとは別に設けられるので、FI
Bの内容がキャッシュメモリ15から追い出されること
もない。
【0143】第3の効果は、レコードのカウント部C、
キー部Kおよびデータ部Dを、それぞれ独立にアクセス
できるというということである。この効果は、第1の実
施例の場合と同じ理由で達成される。
【0144】次に本発明の第3の実施例について図面を
参照して説明する。
【0145】図17を参照すると、本実施例の記憶制御
装置1は、キャッシュメモリ15と記憶装置3の間にデ
ータ圧縮/伸長部16が設けられる。この他の構成につ
いては、本実施例の構成は第2の実施例のものと同じで
ある。
【0146】データ圧縮/伸長部16は、キャッシュメ
モリ15から送出されるデータを圧縮して記憶装置3に
送出する。データ圧縮/伸長部16は、記憶装置3から
送出されたデータを伸長してキャッシュメモリ15に送
出する。この結果、キャッシュメモリ15内には、FI
Bが通常のデータとして格納され、記憶装置3には圧縮
されたFIBが格納される。
【0147】また、第1の実施例のバッファメモリ12
と記憶装置3の間にデータ圧縮/伸長部16を設けても
同様の効果が得られる。
【0148】第3の実施例は、第2の実施例の効果に加
え、次の第4および第5の効果をも達成する。
【0149】第4の効果とは、記憶装置3に記憶される
FIBのデータ量を減縮できるということである。
【0150】第5の効果とは、FIBがデータ圧縮され
るにもかかわらず、制御部14データ伸長を行う必要が
ないということである。これは、データ圧縮/伸長部1
6がキャッシュメモリ15と記憶装置3の間に設けられ
ること、および、制御部14はキャッシュメモリ15を
介してFIBの読出/書込を行うことによって達成され
る。
【0151】
【発明の効果】以上のように本実施例では、メモリ内に
フォーマット情報ブロックFIBを格納する。FIBに
は、各レコードの相対セクタ番号S、キー長KLおよび
データ長DLが保持する複数のFICが含まれる。制御
部14は、書込命令および読出命令を受信した時に、メ
モリを参照して、レコードが格納されているセクタの絶
対セクタ番号ASを計算する。このため、本実施例の記
憶制御装置は以下の効果を達成する。
【0152】第1の効果は、可変長形式のデータと固定
長形式のデータの間の変換を高速に行えるということで
ある。この効果はより詳細な2つの効果に還元できる。
この2つの効果とは、絶対セクタ番号の計算が容易かつ
高速に行えるという効果、および、データの伸長を経ず
にメモリの内容を参照できるという効果である。
【0153】第3の効果は、従来より細かい単位でデー
タのアクセスができるということである。取り扱うデー
タがCKD形式のものであるときは、レコードのカウン
ト部C、キー部Kおよびデータ部Dを、それぞれ独立に
アクセスできるというということがこの効果に相当す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】 CKD形式のデータ、および、CKD形式の
データが固定長形式の記憶装置に格納される場合のレコ
ードとセクタの対応関係を示す図。
【図3】 フォーマット情報ブロックの詳細を示す図。
【図4】 本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図5】 バッファメモリ12の内容を示す図。
【図6】 アドレス計算部13の動作を示す図。
【図7】 上位装置2から送出される命令の形式を示す
図。
【図8】 記憶装置3に送出される命令の形式を示す
図。
【図9】 フォーマット動作時における制御部14の動
作を示す図。
【図10】 フォーマット動作時におけるフォーマット
情報作成部11の動作を示す図。
【図11】 ライト動作時における制御部14の動作を
示す図。
【図12】 リード動作時における制御部14の動作を
示す図。
【図13】 本発明の第2の実施例を示すブロック図。
【図14】 キャッシュメモリ15の内容を示す図。
【図15】 キャッシュメモリ15の動作を示す図。
【図16】 フォーマット動作時におけるフォーマット
情報作成部11の動作を示す図。
【図17】 本発明の第3の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 記憶制御装置 11 フォーマット情報作成部 12 バッファメモリ 13 アドレス計算部 14 制御部 15 キャッシュメモリ 16 データ圧縮/伸長部 2 上位装置 3 記憶装置 91 信号線 92 信号線 93 信号線 CC シリンダアドレス H トラックヘッダ R レコード番号 C カウント部 K キー部 D データ部 S 相対セクタ番号 SN セクタ数

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変長形式の論理レコードの読出/書込
    を要求する上位装置とこの論理レコードの内容を固定長
    形式で格納する記憶装置との間に設けられ前記可変長形
    式のデータと前記固定長形式のデータとの間の変換を行
    う記憶制御装置において、 各論理レコードに対応して設けられ前記記憶制御装置内
    における前記論理レコードのアドレスを示すフォーマッ
    ト情報を保持するメモリと、 前記上位装置が前記論理レコードの書込を要求したとき
    には前記メモリから前記論理レコードに対応する前記フ
    ォーマット情報を読み出しこのフォーマット情報を基に
    書込開始アドレスを特定し前記記憶装置の前記書込開始
    アドレスに対応する領域から前記上位装置から送出され
    るデータを書き込み、前記上位装置が前記論理レコード
    の読込を要求したときには前記メモリから前記論理レコ
    ードに対応する前記フォーマット情報を読み出しこのフ
    ォーマット情報を基に読出開始アドレスを特定し前記記
    憶装置の前記読出開始アドレスに対応する領域からデー
    タを読み出しこのデータを上位装置に送出する制御部と
    を含むことを特徴とする記憶制御装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリは前記記憶手段に格納される
    論理レコードに対応するフォーマット情報を全て保持す
    ることを特徴とする請求項1記載の記憶制御装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーマット情報は前記メモリの他
    に前記記憶装置にも格納されることを特徴とした請求項
    1記載の記憶制御装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリはキャッシュメモリであり、 このキャッシュメモリは前記記憶装置に格納される論理
    レコードに対応するフォーマット情報の一部を保持し前
    記制御部が要求するフォーマット情報を保持していない
    ときには前記記憶装置からこのフォーマット情報を読み
    出して自身に格納することを特徴とする請求項3記載の
    記憶制御装置。
  5. 【請求項5】 前記論理レコードはCKD形式であって
    カウント部とキー部とデータ部とを含み、 前記フォーマット情報は対応する前記論理レコードのキ
    ー部の長さの情報とデータ部の長さの情報をも含むこと
    を特徴とする請求項1記載の記憶制御装置。
  6. 【請求項6】 前記上位装置が前記論理レコードのデー
    タ部のみの書込を要求したときに前記制御部は前記フォ
    ーマット情報に含まれる前記記憶装置内における前記論
    理レコードのアドレスと前記フォーマット情報に含まれ
    る前記論理レコードのキー部の長さとを基にして前記書
    込開始アドレスを特定し前記記憶装置の前記書込開始ア
    ドレスに対応する領域から前記論理レコードのデータ部
    を書き込み、 前記上位装置が前記論理レコードのデータ部のみの読出
    を要求したときに前記制御部は前記フォーマット情報に
    含まれる前記記憶装置内における前記前記論理レコード
    のアドレスと前記フォーマット情報に含まれる前記論理
    レコードのキー部の長さとを基にして前記読出開始アド
    レスを特定し前記記憶装置の前記読出開始アドレスに対
    応する領域からデータ部を読み出すことを特徴とする請
    求項5記載の記憶制御装置。
  7. 【請求項7】 前記上位装置から送出された情報を基に
    前記メモリおよび前記記憶装置の少なくとも一方に前記
    フォーマット情報を作成するフォーマット情報作成部を
    含むことを特徴とする請求項1記載の記憶制御装置。
  8. 【請求項8】 前記論理レコードを特定する情報を入力
    し前記論理レコードに対応する前記フォーマット情報の
    前記メモリ内におけるアドレスを計算するアドレス計算
    部を含むことを特徴とする請求項1記載の記憶制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記記憶装置に対して前記フォーマット
    情報を送出するときにはこのフォーマット情報をデータ
    圧縮し、前記記憶装置から前記フォーマット情報を受信
    したときにはこのフォーマット情報をデータ伸長するデ
    ータ圧縮/伸長部を含むことを特徴とする請求項1記載
    の記憶制御装置。
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