JPH0735989U - ローラーハースキルンにおけるローラー取付構造 - Google Patents

ローラーハースキルンにおけるローラー取付構造

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JPH0735989U
JPH0735989U JP7195193U JP7195193U JPH0735989U JP H0735989 U JPH0735989 U JP H0735989U JP 7195193 U JP7195193 U JP 7195193U JP 7195193 U JP7195193 U JP 7195193U JP H0735989 U JPH0735989 U JP H0735989U
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JP
Japan
Prior art keywords
roller
bearing member
support shaft
fitting portion
frame
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Pending
Application number
JP7195193U
Other languages
English (en)
Inventor
秀行 豊田
充則 遠藤
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ローラーハースキルンにおいて、ローラーの脱
着及びレベル合せを容易に行えるようにすると共に、ロ
ーラー回転時にローラーががたつきを生じないようにす
る。 【構成】軸受部材28をフレーム30の嵌合孔32に対
して軸方向に挿脱可能に且つ支持軸26を軸受部材28
に対して軸方向にスライド可能に設ける一方、嵌合部3
8を嵌合孔32を通過可能な大きさとするとともに、そ
の外周部にテーパ形状の外周面を有する弾性体42を装
着して弾性体42のテーパ面をローラー14の一端に弾
性嵌合させた上、嵌合部38と軸受部材28との間にお
いて支持軸26にスプリング44を外嵌してスプリング
44により嵌合部38をローラー14の一端に押圧する
向きに付勢し、更に軸受部材28を抜け止具34にて前
記フレーム30から抜け止めする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はローラーハースキルンにおけるローラーの取付構造に関し、詳しく はローラーの脱着性を良好とするための技術手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
焼成窯の一種として、回転可能に並設された多数のローラーの上に焼成物を載 せ、これをローラーの回転に伴って窯内部を移動させるように成したローラーハ ースキルンがあり、タイル等の迅速焼成用として広く用いられている。
【0003】 ところでこのローラーハースキルンにおいては、ローラー表面に釉薬が付着し たり、あるいは陶磁器素地の粉その他の異物が付着する問題があり、これがロー ラー上の焼成物を搬送中にガタつかせたり、配列を乱したりする原因となってい た。
【0004】 そこで従来定期的にローラーを取外して清掃することが行われている。 しかしながら従来のローラー取付構造の場合、ローラーの脱着性が悪いという 問題があった。
【0005】 図3は従来のローラーの取付構造の例を示したもので、図示のように従来の取 付構造にあっては、炉体100の側部に配設したフレーム102に対して軸受部 材104を固定して、その軸受部材104により支持軸106を回転可能に支持 し、そしてこの支持軸106の端部をセラミック製の円筒状ローラー108に所 定の隙間をもって遊嵌した上、ピン110にてそれらを一体回転状態に結合して いた。
【0006】 ここで支持軸106とローラー108とを遊嵌、即ち所定の隙間を介して嵌合 しているのは、セラミック製のローラー108と支持軸(支持軸106は通例金 属製である)との間の熱膨張・収縮量の差によりローラー108が破断するのを 防止するためである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの取付構造の場合、ローラー108の脱着性が悪く、しかも通 常ローラーハースキルンにおいては一基当たり数千本の多数のローラー108が あるために、ローラー108全体の脱着のために多大の手間と時間とがかかり、 加えてこの間ローラーハースキルンの稼動を停止させなければならず、これが生 産性低下をきたす問題を生じていた。
【0008】 またこの取付構造の場合、支持軸106とローラー108との間に隙間があるた めに、ローラー108のレベル合わせが難しい上、ローラー108の回転時にロ ーラー108ががたつきを起す問題も生じていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題を解決するためになされたものであり、その要旨は、 炉体側部に配したフレームにローラー支持用の支持軸を軸受部材を介して回転可 能に取り付けるともに、該支持軸の一端部に設けた嵌合部を該ローラーの一端に 嵌合し、該ローラーを回転可能に支持するように成したローラーハースキルンに おけるローラーの取付構造において、前記軸受部材を前記フレームの嵌合孔に対 して軸方向に挿脱可能に且つ前記支持軸を該軸受部材に対して軸方向にスライド 可能に設ける一方、前記嵌合部を該嵌合孔を通過可能な大きさとするとともにそ の外周部にテーパ形状の外周面を有する弾性体を装着して該弾性体のテーパ面を 前記ローラーの一端に弾性嵌合させた上、該嵌合部と前記軸受部材との間におい て前記支持軸にスプリングを外嵌して該スプリングにより該嵌合部を該ローラー の一端に押圧する向きに付勢し、更に前記軸受部材を所定の抜け止具にて前記フ レームから抜け止めしたことにある。
【0010】
【作用及び考案の効果】 本考案の取付構造においては、スプリングの付勢力によって嵌合部がローラー の一端側に押圧され、その押圧力の下で嵌合部の外周部を形成する弾性体のテー パ面がローラーの一端に対して弾性嵌合した状態となる。 加えて本考案の取付構造においては、支持軸とローラーとの間の回転力の伝達 は、ローラーと弾性体との摩擦力に基づいて行われる。
【0011】 また支持軸とローラーとの熱膨張量・収縮量の差は、弾性体の弾性変形によっ て吸収され、従ってローラーの一端と嵌合部とは常に一定の弾性力の下に接触し た状態に保たれる。
【0012】 従って上記した従来の取付構造のようにローラーの回転時に支持軸とローラー との間の隙間に基づいてローラーががたつきを生じるといったこともない。
【0013】 本考案の取付構造においては、嵌合部におけるテーパ面の作用でローラーを自 動的にレベル出し,レベル合せすることができると共に、ローラーの脱着を容易 に行うことができる。
【0014】 抜け止具を外せばそのまま軸受部材,支持軸,その一端の嵌合部をフレームの 嵌合孔を通じて外部に取り出すことができ、かかる嵌合孔を通じてローラーの挿 脱を含む脱着作業を容易に行うことができるのである。
【0015】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図2において10はローラーハースキルンで,12は炉体,14は焼成物16 を載せて自身の回転により搬送するローラーである。
【0016】 炉体12の側部(左側部)にはフレーム18が配設されており、このフレーム 18に軸受部材20が固定されている。 そしてこの軸受部材20により、ローラー14を回転駆動するための回転駆動 軸22が回転可能に支持されている。
【0017】 この回転駆動軸22にはスプロケット24が固設されており、このスプロケッ ト24がチェーンにて回転させられることにより、ローラー14がかかる回転駆 動軸22を介して回転駆動されるようになっている。
【0018】 図2中炉体12の右側部には従動側の支持軸26が配置されており、この支持 軸26が軸受部材28を介してフレーム30により回転可能に支持されている。
【0019】 図1にこの従動側の支持軸26の取付構造が具体的に示されている。 本例では軸受部材28がフレーム30の嵌合孔32に軸方向に挿脱可能に嵌合 された上、抜け止具34にて抜け止めされている。 尚、抜け止具34はねじ36にてフレーム30に固定されている。
【0020】 支持軸26の端部には、外周面がテーパ形状の嵌合部38が設けられている。 この嵌合部38は、テーパ形状の外周面を有する金属製のコア部40と、その外 周面に装着された所定肉厚の且つ外周面がテーパ形状のゴム弾性体42とで構成 されている。 尚この嵌合部38は、最大径部が上記嵌合孔32を通過可能な径とされている 。
【0021】 支持軸26は、軸受部材28に対して軸方向にスライド可能とされると共に、 嵌合部38と軸受部材28との間においてその外側に圧縮コイルスプリング44 が嵌装されている。
【0022】 スプリング44は、一端が軸受部材28に、また他端が嵌合部38のコア部4 0に当接させられており、かかるスプリング44の弾発力によって、嵌合部38 の外周テーパ面がローラー14の一端に押圧されている。
【0023】 本例においては、スプリング44の弾発力(付勢力)によって嵌合部38のテ ーパ面がローラー14の一端に押圧された状態にあり、従ってローラー14と支 持軸26とはそれらの間の摩擦力に基づいて一体回転する。
【0024】 また支持軸26とローラー14との熱膨張量・収縮量の差、特に半径方向の差 は、ゴム弾性体42の弾性変形によって良好に吸収され、嵌合部38とローラー 14とが常時所定の押圧力のもとに接触した状態にあっても、ローラー14が熱 膨張収縮作用によって破断するといったことを生じない。
【0025】 本例においては、ローラー14を容易に脱着することができる。即ちねじ36 を弛めて抜け止具34による抜け止作用を解除することで、軸受部材28を図2 中右方向に抜き出すと共に、支持軸26を嵌合部38と共に嵌合孔32を通して フレーム30の外部に抜き出した上、同嵌合孔32を通してローラー14を容易 に取り出すことができる。 またローラー14を取付ける場合には、これと逆の操作を行うことで容易にそ の取付けを行うことができる。
【0026】 尚、抜け止具34による軸受部材28の抜け止作用の解除は、抜け止具34に 長穴を設けておいて、ねじ36を緩めたときにこの長穴によって抜け止具34を 下方にずらせることで行っても良いし、或いは抜け止具34を回転させることに よって行っても良い。
【0027】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案はその 主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき種々変更した形態で構成 することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるローラー取付構造の作
用説明図である。
【図2】そのローラー取付構造を含むローラーハースキ
ルンの全体図である。
【図3】従来のローラー取付構造の例を示す図である。
【符号の説明】
10 ローラーハースキルン 12 炉体 14 ローラー 26 支持軸 28 軸受部材 30 フレーム 32 嵌合孔 34 抜け止具 38 嵌合部 42 弾性体 44 圧縮コイルスプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体側部に配したフレームにローラー支
    持用の支持軸を軸受部材を介して回転可能に取り付ける
    ともに、該支持軸の一端部に設けた嵌合部を該ローラー
    の一端に嵌合し、該ローラーを回転可能に支持するよう
    に成したローラーハースキルンにおけるローラーの取付
    構造において前記軸受部材を前記フレームの嵌合孔に対
    して軸方向に挿脱可能に且つ前記支持軸を該軸受部材に
    対して軸方向にスライド可能に設ける一方、前記嵌合部
    を該嵌合孔を通過可能な大きさとするとともに、その外
    周部にテーパ形状の外周面を有する弾性体を装着して該
    弾性体のテーパ面を前記ローラーの一端に弾性嵌合させ
    た上、該嵌合部と前記軸受部材との間において前記支持
    軸にスプリングを外嵌して該スプリングにより該嵌合部
    を該ローラーの一端に押圧する向きに付勢し、更に前記
    軸受部材を所定の抜け止具にて前記フレームから抜け止
    めしたことを特徴とするローラーハースキルンにおける
    ローラー取付構造。
JP7195193U 1993-12-10 1993-12-10 ローラーハースキルンにおけるローラー取付構造 Pending JPH0735989U (ja)

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JP7195193U JPH0735989U (ja) 1993-12-10 1993-12-10 ローラーハースキルンにおけるローラー取付構造

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JP7195193U JPH0735989U (ja) 1993-12-10 1993-12-10 ローラーハースキルンにおけるローラー取付構造

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JPH0735989U true JPH0735989U (ja) 1995-07-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110451200A (zh) * 2019-09-05 2019-11-15 常州时创能源科技有限公司 一种传送辊及其应用

Cited By (1)

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