JPH0735744Y2 - ロータリーナイフ - Google Patents
ロータリーナイフInfo
- Publication number
- JPH0735744Y2 JPH0735744Y2 JP1989091407U JP9140789U JPH0735744Y2 JP H0735744 Y2 JPH0735744 Y2 JP H0735744Y2 JP 1989091407 U JP1989091407 U JP 1989091407U JP 9140789 U JP9140789 U JP 9140789U JP H0735744 Y2 JPH0735744 Y2 JP H0735744Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knife
- knife body
- view
- rotary knife
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
- Shearing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、リング状のナイフ体をフランジ本体にボルト
止めにより固定する構成のロータリーナイフに関する。
止めにより固定する構成のロータリーナイフに関する。
従来、この種のロータリーナイフとしては、第７図に示
すように、筒状のフランジ本体１の一端外周部にリング
状のナイフ体２がボルト３によって取付けられ、このフ
ランジ本体１の内部に油圧室４が形成され、かつこの油
圧室４に連通すると共にフランジ本体１の外周部に開口
するピストン室５がフランジ本体１に形成される一方、
このピストン室５内にピストン６が摺動可能に設けら
れ、また、上記ピストン室５を閉塞するフタ７がボルト
８によってフランジ本体１に取付けられ、さらに、この
フタ７に上記ピストン６を押圧する押ねじ９が螺着され
たものが知られている。
すように、筒状のフランジ本体１の一端外周部にリング
状のナイフ体２がボルト３によって取付けられ、このフ
ランジ本体１の内部に油圧室４が形成され、かつこの油
圧室４に連通すると共にフランジ本体１の外周部に開口
するピストン室５がフランジ本体１に形成される一方、
このピストン室５内にピストン６が摺動可能に設けら
れ、また、上記ピストン室５を閉塞するフタ７がボルト
８によってフランジ本体１に取付けられ、さらに、この
フタ７に上記ピストン６を押圧する押ねじ９が螺着され
たものが知られている。
ところで、上記従来のロータリーナイフにおいては、フ
ランジ本体１にナイフ体２をボルト３によって取付ける
ために、ナイフ体２に、第８図と第９図に示すような座
ぐり穴10、あるいは第10図と第11図に示すような取付け
穴11を形成している。この場合、座ぐり穴10及び取付け
穴11はいずれも丸穴である。
ランジ本体１にナイフ体２をボルト３によって取付ける
ために、ナイフ体２に、第８図と第９図に示すような座
ぐり穴10、あるいは第10図と第11図に示すような取付け
穴11を形成している。この場合、座ぐり穴10及び取付け
穴11はいずれも丸穴である。
そして、上記従来のナイフ体２はダイス鋼や高速度工具
鋼で製作されているため、焼入れ前に取付け穴を加工し
て焼入れ処理しても歪の量が小さく、通常のボルト取付
け穴の間隙でボルトが取付け可能であった。しかしなが
ら、上記ナイフ体２を超硬合金，粉末ハイス，セラミッ
クス等の粉末冶金法で製作した場合には、焼結時の収縮
率のコントロールがむずかしいため、焼結前に取付け穴
を加工すると、穴のピッチがフランジ本体と合わず、不
良になったり、手直しを必要とする場合が多く発生す
る。また、焼結後に取付穴を加工することは、一般的な
機械加工では不可能であり、放電加工などの特殊な加工
が必要となる。このように、従来のスリッターナイフに
あっては、ナイフ体をフランジ本体に円滑に取付けるの
がむずかしく、ロータリーナイフを安価に供給すること
ができないという問題がある。
鋼で製作されているため、焼入れ前に取付け穴を加工し
て焼入れ処理しても歪の量が小さく、通常のボルト取付
け穴の間隙でボルトが取付け可能であった。しかしなが
ら、上記ナイフ体２を超硬合金，粉末ハイス，セラミッ
クス等の粉末冶金法で製作した場合には、焼結時の収縮
率のコントロールがむずかしいため、焼結前に取付け穴
を加工すると、穴のピッチがフランジ本体と合わず、不
良になったり、手直しを必要とする場合が多く発生す
る。また、焼結後に取付穴を加工することは、一般的な
機械加工では不可能であり、放電加工などの特殊な加工
が必要となる。このように、従来のスリッターナイフに
あっては、ナイフ体をフランジ本体に円滑に取付けるの
がむずかしく、ロータリーナイフを安価に供給すること
ができないという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、ナイフ体をフランジ本体に取付ける場合
に、円滑にかつ確実に取付けることができ、安価に製作
することができるロータリーナイフを提供することにあ
る。
するところは、ナイフ体をフランジ本体に取付ける場合
に、円滑にかつ確実に取付けることができ、安価に製作
することができるロータリーナイフを提供することにあ
る。
上記目的を達成するために、本考案のロータリーナイフ
は、ナイフ体にフランジ本体への固定のためのボルトが
挿通される穴を、上記ナイフ体の半径方向に延びる長穴
状に形成したものである。
は、ナイフ体にフランジ本体への固定のためのボルトが
挿通される穴を、上記ナイフ体の半径方向に延びる長穴
状に形成したものである。
本考案のロータリーナイフにあっては、ナイフ体をフラ
ンジ本体にボルトによって取付ける場合に、ナイフ体に
形成された長穴によって、寸法変化に柔軟に対応する。
ンジ本体にボルトによって取付ける場合に、ナイフ体に
形成された長穴によって、寸法変化に柔軟に対応する。
以下、第１図ないし第６図に基づいて本考案の実施例を
説明する。
説明する。
第１図と第２図は本考案の第１実施例を示すもので、第
１図はナイフ体の正面図、第２図は同断面図である。こ
れらの図において符号20はリング状のナイフ体であり、
このナイフ体20には、周回りに等間隔に複数個の長穴21
が形成されている。これらの長穴21は、その長手方向を
上記ナイフ体20の半径方向に一致させて形成されてお
り、片側のみに座ぐり22が形成されている。
１図はナイフ体の正面図、第２図は同断面図である。こ
れらの図において符号20はリング状のナイフ体であり、
このナイフ体20には、周回りに等間隔に複数個の長穴21
が形成されている。これらの長穴21は、その長手方向を
上記ナイフ体20の半径方向に一致させて形成されてお
り、片側のみに座ぐり22が形成されている。
また、ナイフ体20の材質は、粉末冶金法で製作された粉
末ハイス，超硬合金，セラミックスなどの耐摩耗性に優
れたものが選択される。
末ハイス，超硬合金，セラミックスなどの耐摩耗性に優
れたものが選択される。
上記のように構成されたナイフ体20は、従来同様、ボル
トによってフランジ本体に取付けられるが、この場合、
ボルトを挿通するナイフ体20の長穴21が放射状に配置さ
れているから、粉末冶金法の焼結時の収縮率のバラツキ
があっても、上記長穴21によって吸収できる。従って、
フランジ本体に円滑にかつ確実に取付けることができ
る。
トによってフランジ本体に取付けられるが、この場合、
ボルトを挿通するナイフ体20の長穴21が放射状に配置さ
れているから、粉末冶金法の焼結時の収縮率のバラツキ
があっても、上記長穴21によって吸収できる。従って、
フランジ本体に円滑にかつ確実に取付けることができ
る。
ここで、ナイフ体20に放射状に長穴21を形成したのは、
一般に収縮，拡大による変化は径方向の寸法において生
じ易く、角度の変化がおきないためである。
一般に収縮，拡大による変化は径方向の寸法において生
じ易く、角度の変化がおきないためである。
また、第３図と第４図は本考案の第２実施例を示すもの
で、両側に座ぐり22を設けた長穴23をナイフ体20に形成
したものである。さらに、第５図と第６図は本考案の第
３実施例を示すもので、この長穴24には座ぐりが形成さ
れていない。そして、これらの長穴23,24においても、
第１実施例と同様に、ナイフ体20に生じる焼結時の収縮
率のバラツキに柔軟に対応できる。
で、両側に座ぐり22を設けた長穴23をナイフ体20に形成
したものである。さらに、第５図と第６図は本考案の第
３実施例を示すもので、この長穴24には座ぐりが形成さ
れていない。そして、これらの長穴23,24においても、
第１実施例と同様に、ナイフ体20に生じる焼結時の収縮
率のバラツキに柔軟に対応できる。
以上説明したように、本考案のロータリーナイフは、ナ
イフ体に、フランジ本体への固定のためのボルトが挿通
される穴を、ナイフ体の半径方向に延びる長穴状に形成
したものであるから、ナイフ体をフランジ本体にボルト
よって取付ける場合に、ナイフ体に形成された長穴によ
って、ナイフ体に生じる熱処理の歪、粉末冶金法の焼結
時の収縮率のバラツキに柔軟に対応することにより、円
滑かつ確実にナイフ体をフランジ本体に取付けることが
でき、安価に製作することができる。
イフ体に、フランジ本体への固定のためのボルトが挿通
される穴を、ナイフ体の半径方向に延びる長穴状に形成
したものであるから、ナイフ体をフランジ本体にボルト
よって取付ける場合に、ナイフ体に形成された長穴によ
って、ナイフ体に生じる熱処理の歪、粉末冶金法の焼結
時の収縮率のバラツキに柔軟に対応することにより、円
滑かつ確実にナイフ体をフランジ本体に取付けることが
でき、安価に製作することができる。
第１図と第２図は本考案の第１実施例を示すもので、第
１図はナイフ体の正面図、第２図は同断面図、第３図と
第４図は本考案の第２実施例を示すもので、第３図は正
面図、第４図は断面図、第５図と第６図は本考案の第３
実施例を示すもので、第５図は正面図、第６図は断面
図、第７図はロータリーナイフの断面図、第８図と第９
図は従来のナイフ体の一例を示すもので、第８図は正面
図、第９図は断面図、第10図と第11図は従来のナイフ体
の他の一例を示すもので、第10図は正面図、第11図は断
面図である。 １…フランジ本体、３…ボルト、20…ナイフ体、21,23,
24…長穴。
１図はナイフ体の正面図、第２図は同断面図、第３図と
第４図は本考案の第２実施例を示すもので、第３図は正
面図、第４図は断面図、第５図と第６図は本考案の第３
実施例を示すもので、第５図は正面図、第６図は断面
図、第７図はロータリーナイフの断面図、第８図と第９
図は従来のナイフ体の一例を示すもので、第８図は正面
図、第９図は断面図、第10図と第11図は従来のナイフ体
の他の一例を示すもので、第10図は正面図、第11図は断
面図である。 １…フランジ本体、３…ボルト、20…ナイフ体、21,23,
24…長穴。
Claims (1)
- 【請求項１】リング状のナイフ体をフランジ本体にボル
ト止めにより固定する構成のロータリーナイフにおい
て、上記ナイフ体に、上記ボルトが挿通される穴を、上
記ナイフ体の半径方向に延びる長穴状に形成したことを
特徴とするロータリーナイフ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989091407U JPH0735744Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | ロータリーナイフ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989091407U JPH0735744Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | ロータリーナイフ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0329291U JPH0329291U (ja) | 1991-03-22 |
| JPH0735744Y2 true JPH0735744Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31640892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989091407U Expired - Lifetime JPH0735744Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | ロータリーナイフ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735744Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6229296B2 (ja) * | 1981-06-02 | 1987-06-25 | Osaka Sealing Label Print |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6229296U (ja) * | 1985-08-01 | 1987-02-21 |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP1989091407U patent/JPH0735744Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6229296B2 (ja) * | 1981-06-02 | 1987-06-25 | Osaka Sealing Label Print |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0329291U (ja) | 1991-03-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |