JPH0735681B2 - 建物の断熱耐火壁施工法 - Google Patents
建物の断熱耐火壁施工法Info
- Publication number
- JPH0735681B2 JPH0735681B2 JP60103400A JP10340085A JPH0735681B2 JP H0735681 B2 JPH0735681 B2 JP H0735681B2 JP 60103400 A JP60103400 A JP 60103400A JP 10340085 A JP10340085 A JP 10340085A JP H0735681 B2 JPH0735681 B2 JP H0735681B2
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- Japan
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- screw
- building
- wall panel
- wall
- calcium silicate
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/24—Structural elements or technologies for improving thermal insulation
- Y02A30/244—Structural elements or technologies for improving thermal insulation using natural or recycled building materials, e.g. straw, wool, clay or used tires
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- Building Environments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は建物の断熱耐火壁施工法、特に繊維入り珪酸カ
ルシウム成形板を壁パネルに適用してこれを軸構造体に
取付ける仕様の建物の断熱耐火外壁等の断熱耐火壁施工
法に関する。
ルシウム成形板を壁パネルに適用してこれを軸構造体に
取付ける仕様の建物の断熱耐火外壁等の断熱耐火壁施工
法に関する。
従来の技術 従来、軸構造体への壁パネルの取付けになる建物の断熱
耐火壁ないしは断熱不燃壁の施工法としてはALCパネル
やサイデイングボードを使用する工法が知られているに
とどまる。
耐火壁ないしは断熱不燃壁の施工法としてはALCパネル
やサイデイングボードを使用する工法が知られているに
とどまる。
この従来工法は、現場打ちコンクリートによる断熱耐火
壁を施工するのに比較し、簡単な点で有利であるが、し
かし壁パネルを建物の内側から止める場合ALCパネルで
は大がかりな特殊金物を利用しないかぎり取付けが不可
能であり、サイデイングボードには内側からの木ネジの
ねじ込みは極めて困難であるという不都合がある。
壁を施工するのに比較し、簡単な点で有利であるが、し
かし壁パネルを建物の内側から止める場合ALCパネルで
は大がかりな特殊金物を利用しないかぎり取付けが不可
能であり、サイデイングボードには内側からの木ネジの
ねじ込みは極めて困難であるという不都合がある。
壁パネルを木ネジのねじ込みによつて取付ける場合、木
ネジ一本当りの壁パネル取付け強度を良好なものにする
には、当該壁パネルのできるだけ充分な深さにまで木ネ
ジをねじ込むことが必要となり、これに即応する長さの
木ネジをねじ込むと、上記ALCパネルやサイデイングボ
ードはそれの木ネジ先端側の部位が木ネジ前方へ盛り上
つてしまい、建物の壁として著しく外観を損うに至る。
斯くして従来工法では壁パネルを釘類の打込みにより取
付けること、換言すれば建物の外側での取付け施工が必
要となり、施工しようとする壁とそれに隣接する構造物
との間のスペースが作業員の入る或いは足場を組む余裕
のない狭い場所における場合には壁の施工が極めて困難
となる。建物外側での取付け施工によると壁パネルを止
める釘等の頭が外部に露出したまゝではヒートブリツジ
及び釘等の頭の錆損の問題が生じ、これをなくするには
釘等頭にパテ塗りを施さねばならず、施工が煩雑とな
る。
ネジ一本当りの壁パネル取付け強度を良好なものにする
には、当該壁パネルのできるだけ充分な深さにまで木ネ
ジをねじ込むことが必要となり、これに即応する長さの
木ネジをねじ込むと、上記ALCパネルやサイデイングボ
ードはそれの木ネジ先端側の部位が木ネジ前方へ盛り上
つてしまい、建物の壁として著しく外観を損うに至る。
斯くして従来工法では壁パネルを釘類の打込みにより取
付けること、換言すれば建物の外側での取付け施工が必
要となり、施工しようとする壁とそれに隣接する構造物
との間のスペースが作業員の入る或いは足場を組む余裕
のない狭い場所における場合には壁の施工が極めて困難
となる。建物外側での取付け施工によると壁パネルを止
める釘等の頭が外部に露出したまゝではヒートブリツジ
及び釘等の頭の錆損の問題が生じ、これをなくするには
釘等頭にパテ塗りを施さねばならず、施工が煩雑とな
る。
また上記でALCパネルは鉄筋入りであるため重量が重
く、軟弱地盤における建物の場合、基礎工事に経費が嵩
むし、断熱耐火性が余り良好でない等の問題もある。
く、軟弱地盤における建物の場合、基礎工事に経費が嵩
むし、断熱耐火性が余り良好でない等の問題もある。
発明が解決しようとする問題点 本発明は上記従来技術による欠点を除去し、建物内側で
の取付け施工が可能であり、しかも低コストですみ、非
腐餌性であつて、更に良好な建物の断熱耐火壁を簡潔に
施工することが保証される工法を提供しようというもの
である。
の取付け施工が可能であり、しかも低コストですみ、非
腐餌性であつて、更に良好な建物の断熱耐火壁を簡潔に
施工することが保証される工法を提供しようというもの
である。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するめの本発明の建物の断熱耐火壁施工
法は、繊維好ましくは補強及び／または耐火性の繊維入
り珪酸カルシウム成形板を壁パネルとして、これい建物
における軸構造体を通じて木ネジ或いはネジピツチの粗
いタツピングネジをねじ込んで、該壁パネルを取付ける
ことを特徴としている。
法は、繊維好ましくは補強及び／または耐火性の繊維入
り珪酸カルシウム成形板を壁パネルとして、これい建物
における軸構造体を通じて木ネジ或いはネジピツチの粗
いタツピングネジをねじ込んで、該壁パネルを取付ける
ことを特徴としている。
発明の効果 本発明においては繊維入り珪酸カルシウム成形板を壁パ
ネルとして適用するので、これに軸構造体を通じて木ネ
ジ或いはネジピツチの粗いタツピングネジをねじ込むと
いう仕様の下に該壁パネルの取付けが可能であり、しか
もこの場合、繊維入り珪酸カルシウム成形板には、良好
な耐引抜き強度が得られるよう充分な深さにまで所要長
さの木ネジ或いはタツピングネジをねじ込んでも、当該
成形板の該ネジ先端側の部位がネジのねじ込み前方へ盛
り上るようなことがないと共に、ネジが木ネジ或いは前
示タツピングネジというネジピツチの粗いものであるた
め、強く締めても壁パネルのネジねじ込み部位としての
雌ネジが潰損することがなく、当該ネジによる強固な締
めつけの下に安定した保持が達成される。
ネルとして適用するので、これに軸構造体を通じて木ネ
ジ或いはネジピツチの粗いタツピングネジをねじ込むと
いう仕様の下に該壁パネルの取付けが可能であり、しか
もこの場合、繊維入り珪酸カルシウム成形板には、良好
な耐引抜き強度が得られるよう充分な深さにまで所要長
さの木ネジ或いはタツピングネジをねじ込んでも、当該
成形板の該ネジ先端側の部位がネジのねじ込み前方へ盛
り上るようなことがないと共に、ネジが木ネジ或いは前
示タツピングネジというネジピツチの粗いものであるた
め、強く締めても壁パネルのネジねじ込み部位としての
雌ネジが潰損することがなく、当該ネジによる強固な締
めつけの下に安定した保持が達成される。
このように本発明によれば、木ネジやタツピングネジを
利用して壁パネルの取付け施工を行い得るから、これを
建物の内側の簡潔に施すことができ、建物外側での取付
け施工に伴う問題が解消される。
利用して壁パネルの取付け施工を行い得るから、これを
建物の内側の簡潔に施すことができ、建物外側での取付
け施工に伴う問題が解消される。
また繊維入り珪酸カルシウム成形板は計量なため、軟弱
地盤についての建物の場合でも基礎は布基礎で充分であ
り、軸構造が鉄骨のときはその鉄骨は小さくてすみ、従
つて建物全体としての経費が安くつき、加えて繊維入り
珪酸カルシウム成形板は吸放湿性があつて内部結露を伴
わず、内部結露による腐蝕、ひびの問題が解消される
し、断熱性がALCパネル等に比較し約1.5倍と著しく優
れ、必要とする耐火性の壁を薄い肉厚のパネルで施工す
ることができ、この点からも経済性に富む建物断熱耐火
壁の施工が保証される。
地盤についての建物の場合でも基礎は布基礎で充分であ
り、軸構造が鉄骨のときはその鉄骨は小さくてすみ、従
つて建物全体としての経費が安くつき、加えて繊維入り
珪酸カルシウム成形板は吸放湿性があつて内部結露を伴
わず、内部結露による腐蝕、ひびの問題が解消される
し、断熱性がALCパネル等に比較し約1.5倍と著しく優
れ、必要とする耐火性の壁を薄い肉厚のパネルで施工す
ることができ、この点からも経済性に富む建物断熱耐火
壁の施工が保証される。
実施例 以下、本発明の実施例を添附図面について説明する。
図において（１）が繊維入り珪酸カルシウム成形板であ
り、該珪酸カルシウム成形板（１）は珪酸質原料と石灰
質原料と水よりなる水性スラリーをオートクレーブ中で
水熱合成させて結晶スラリーとし、これに石綿、ガラス
繊維等の無機繊維或いはパルプ、アクリル繊維等の天然
及び／または合成有機繊維を混入し、成形、乾燥して得
られたゾノトライト系珪酸カルシウム成形板、或いは珪
酸質原料と石灰質原料に上記と同様な無機或いは有機繊
維と水を加えて得られたスラリー状物を抄造または加圧
脱水によつて板状に成形後、オートクレーブ養生して得
られた珪酸カルシウム板、或いはこれらにセメント、粘
土、微粉無機物合成樹脂等成形体或いはその性能に悪影
響のない各種添加物を混合してえられた珪酸カルシウム
板を使用することができる。該繊維入り珪酸カルシウム
成形板（１）は一般的には密度0.3〜0.6程度、より好ま
しくは0.4〜0.45のものが可である。
り、該珪酸カルシウム成形板（１）は珪酸質原料と石灰
質原料と水よりなる水性スラリーをオートクレーブ中で
水熱合成させて結晶スラリーとし、これに石綿、ガラス
繊維等の無機繊維或いはパルプ、アクリル繊維等の天然
及び／または合成有機繊維を混入し、成形、乾燥して得
られたゾノトライト系珪酸カルシウム成形板、或いは珪
酸質原料と石灰質原料に上記と同様な無機或いは有機繊
維と水を加えて得られたスラリー状物を抄造または加圧
脱水によつて板状に成形後、オートクレーブ養生して得
られた珪酸カルシウム板、或いはこれらにセメント、粘
土、微粉無機物合成樹脂等成形体或いはその性能に悪影
響のない各種添加物を混合してえられた珪酸カルシウム
板を使用することができる。該繊維入り珪酸カルシウム
成形板（１）は一般的には密度0.3〜0.6程度、より好ま
しくは0.4〜0.45のものが可である。
上記繊維入り珪酸カルシウム成形板（１）の所要縦、横
長さのものを壁パネルとし、これに建物の軸構造体
（２）における壁パネル取付け部材、例えば木胴縁、軽
量鉄骨下地（2a）等を通じ建物軸構造体（２）の内側か
ら木ネジ（３）をねじ込んで、建物軸構造体（２）に繊
維入り珪酸カルシウム成形板（１）からなる壁パネルを
取付ける。壁パネルの取付けには木ネジに代え、ネジピ
ツチの粗いタチピングネジを用いても構わない。（４）
は柱、（５）は土台、（６）は基礎を示している。
長さのものを壁パネルとし、これに建物の軸構造体
（２）における壁パネル取付け部材、例えば木胴縁、軽
量鉄骨下地（2a）等を通じ建物軸構造体（２）の内側か
ら木ネジ（３）をねじ込んで、建物軸構造体（２）に繊
維入り珪酸カルシウム成形板（１）からなる壁パネルを
取付ける。壁パネルの取付けには木ネジに代え、ネジピ
ツチの粗いタチピングネジを用いても構わない。（４）
は柱、（５）は土台、（６）は基礎を示している。
繊維入り珪酸カルシウム成形板（１）による壁パネルを
取付ける建物軸構造体は鉄骨組みでもよく、その場合、
当該壁パネル取付け部材には木ネジ或いはタツピングネ
ジのためのネジ穴を穿設して該ネジ穴を通じ壁パネルに
該ネジをねじ込めばよい。
取付ける建物軸構造体は鉄骨組みでもよく、その場合、
当該壁パネル取付け部材には木ネジ或いはタツピングネ
ジのためのネジ穴を穿設して該ネジ穴を通じ壁パネルに
該ネジをねじ込めばよい。
第１図は本発明施工法の一実施例を横縦断面図の形で示
す説明図、第２図はその縦断面図である。 （１）は繊維入り珪酸カルシウム成形板、（２）は建物
の軸構造体、（2a）は木胴縁、或いは軽量鉄骨下地、
（３）は木ネジ、（４）は柱、（５）は土台、（６）は
基礎
す説明図、第２図はその縦断面図である。 （１）は繊維入り珪酸カルシウム成形板、（２）は建物
の軸構造体、（2a）は木胴縁、或いは軽量鉄骨下地、
（３）は木ネジ、（４）は柱、（５）は土台、（６）は
基礎
Claims (1)
- 【請求項１】繊維入り珪酸カルシウム成形板を壁パネル
とし、これに建物における軸構造体を通じて木ネジ或い
はネジピツチが粗いタツピングネジをねじ込んで、該壁
パネルを取付けることを特徴とする建物の断熱耐火壁施
工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60103400A JPH0735681B2 (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 建物の断熱耐火壁施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60103400A JPH0735681B2 (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 建物の断熱耐火壁施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61261548A JPS61261548A (ja) | 1986-11-19 |
| JPH0735681B2 true JPH0735681B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=14353004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60103400A Expired - Fee Related JPH0735681B2 (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 | 建物の断熱耐火壁施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735681B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5353254Y2 (ja) * | 1977-09-16 | 1978-12-19 |
-
1985
- 1985-05-15 JP JP60103400A patent/JPH0735681B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61261548A (ja) | 1986-11-19 |
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Legal Events
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