JPH0735484A - 密閉式クーリングタワーの凍結防止装置 - Google Patents
密閉式クーリングタワーの凍結防止装置Info
- Publication number
- JPH0735484A JPH0735484A JP19912293A JP19912293A JPH0735484A JP H0735484 A JPH0735484 A JP H0735484A JP 19912293 A JP19912293 A JP 19912293A JP 19912293 A JP19912293 A JP 19912293A JP H0735484 A JPH0735484 A JP H0735484A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- cooling
- heat exchanger
- spray water
- water pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冬期におけるクーリングタワー停止時の熱交
換器の凍結を防止する。 【構成】 熱交換器２と負荷３間を冷却水を循環する冷
却水回路７と熱交換器２を冷却し、かつ散布水ポンプ４
を設けた散布水回路６とを備える。そしてこの散布水ポ
ンプ４の入口側と出口側にそれぞれ切換バルブを介して
熱交換器２と散布水ポンプ４とを循環する並列冷却水回
路８Ａ，８Ｂを形成する。これによりクーリングタワー
の運転停止時に散布水ポンプ４にて冷却水を熱交換器２
のみに循環させて凍結を防止する。
換器の凍結を防止する。 【構成】 熱交換器２と負荷３間を冷却水を循環する冷
却水回路７と熱交換器２を冷却し、かつ散布水ポンプ４
を設けた散布水回路６とを備える。そしてこの散布水ポ
ンプ４の入口側と出口側にそれぞれ切換バルブを介して
熱交換器２と散布水ポンプ４とを循環する並列冷却水回
路８Ａ，８Ｂを形成する。これによりクーリングタワー
の運転停止時に散布水ポンプ４にて冷却水を熱交換器２
のみに循環させて凍結を防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冬期におけるクーリング
タワー停止時の熱交換器の凍結を防止するようになした
密閉式クーリングタワーの凍結防止装置に関するもので
ある。
タワー停止時の熱交換器の凍結を防止するようになした
密閉式クーリングタワーの凍結防止装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】冬期において密閉式クーリングタワーを
使用する場合、運転停止時に外気温の低下により熱交換
器に凍結が発生し、破損することがある。この凍結を防
止する方法として熱交換器を冷却し、かつ外気と接触す
る一次冷却水と別に、熱交換器と負荷間を循環する二次
冷却水内に不凍液を混入させる方法と、負荷側を冷却さ
せる冷却水の全水量を強制的に循環させる方法との、い
ずれかが採用されている。
使用する場合、運転停止時に外気温の低下により熱交換
器に凍結が発生し、破損することがある。この凍結を防
止する方法として熱交換器を冷却し、かつ外気と接触す
る一次冷却水と別に、熱交換器と負荷間を循環する二次
冷却水内に不凍液を混入させる方法と、負荷側を冷却さ
せる冷却水の全水量を強制的に循環させる方法との、い
ずれかが採用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし二次冷却水に不
凍液を混入する方法は、外気温に応じた不凍液濃度に設
定管理し、かつその保守点検が必要となると共に、不凍
液は高価なためランニングコストも高価となる。また二
次冷却水全量を循環させる方法は、凍結防止に必要な場
所以外の設備全体の冷却水を循環することとなって、冷
却水循環ポンプの消費電力が高価となり、かつエネルギ
ーの浪費も著しいものとなる。
凍液を混入する方法は、外気温に応じた不凍液濃度に設
定管理し、かつその保守点検が必要となると共に、不凍
液は高価なためランニングコストも高価となる。また二
次冷却水全量を循環させる方法は、凍結防止に必要な場
所以外の設備全体の冷却水を循環することとなって、冷
却水循環ポンプの消費電力が高価となり、かつエネルギ
ーの浪費も著しいものとなる。
【０００４】本発明は散布水ポンプに散布水配管と並列
に冷却水配管を設け、クーリングタワーの運転停止時に
散布水ポンプにて冷却水を循環させて、熱交換器の凍結
を防止することを目的とする。
に冷却水配管を設け、クーリングタワーの運転停止時に
散布水ポンプにて冷却水を循環させて、熱交換器の凍結
を防止することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、熱交換器と負荷間を冷却水を
循環する冷却水回路と熱交換器を冷却し、かつ散布水ポ
ンプを設けた散布水回路とを備えたクーリングタワーに
おいて、散布水ポンプの入口側と出口側にそれぞれ切換
バルブを介して熱交換器と散布水ポンプとを循環する並
列冷却水回路を形成し、クーリングタワーの運転停止時
に散布水ポンプにて冷却水を熱交換器のみに循環させて
凍結を防止するようになしたことを要旨とする。
するためになしたもので、熱交換器と負荷間を冷却水を
循環する冷却水回路と熱交換器を冷却し、かつ散布水ポ
ンプを設けた散布水回路とを備えたクーリングタワーに
おいて、散布水ポンプの入口側と出口側にそれぞれ切換
バルブを介して熱交換器と散布水ポンプとを循環する並
列冷却水回路を形成し、クーリングタワーの運転停止時
に散布水ポンプにて冷却水を熱交換器のみに循環させて
凍結を防止するようになしたことを要旨とする。
【０００６】
【作用】密閉式クーリングタワー１と散布水ポンプ４の
間に通常の散布水配管６と別に、切換バルブ９ａ，９
ｂ，９ｃ，９ｄを介して並列冷却水配管８Ａ，８Ｂを設
け、これにより通常の運転時は切換バルブ９ａ，９ｂを
開いて散布水配管側６を開とし、並列冷却水管８Ａ，８
Ｂ側を閉とすることにより、従来と同様の運転状態とな
る。そしてクーリングタワーの運転停止時に切換バルブ
９ａ，９ｂを閉じて散布水配管側６を閉とし、切換バル
ブ９ｃ，９ｄを開いて並列冷却水配管側８Ａ，８Ｂを開
とし、かつ散布水ポンプ４のみを運転すると、この時、
冷却水は熱交換器部２のみを並列冷却水配管８Ａ，８Ｂ
を介して循環することになり、従来のように冷却水全体
を循環させることなく熱交換器の凍結防止を図ることが
できる。
間に通常の散布水配管６と別に、切換バルブ９ａ，９
ｂ，９ｃ，９ｄを介して並列冷却水配管８Ａ，８Ｂを設
け、これにより通常の運転時は切換バルブ９ａ，９ｂを
開いて散布水配管側６を開とし、並列冷却水管８Ａ，８
Ｂ側を閉とすることにより、従来と同様の運転状態とな
る。そしてクーリングタワーの運転停止時に切換バルブ
９ａ，９ｂを閉じて散布水配管側６を閉とし、切換バル
ブ９ｃ，９ｄを開いて並列冷却水配管側８Ａ，８Ｂを開
とし、かつ散布水ポンプ４のみを運転すると、この時、
冷却水は熱交換器部２のみを並列冷却水配管８Ａ，８Ｂ
を介して循環することになり、従来のように冷却水全体
を循環させることなく熱交換器の凍結防止を図ることが
できる。
【０００７】
【実施例】以下本発明密閉式クーリングタワーの凍結防
止装置を図示の実施例に基づいて説明する。図において
１は所要の能力を有する密閉式クーリングタワーで、こ
の密閉式クーリングタワー１内に熱交換器２を収納する
と共に、この熱交換器２と負荷３及び冷却水ポンプ５を
循環するように冷却水配管７を配管し、これにより負荷
３を冷却するようになす。
止装置を図示の実施例に基づいて説明する。図において
１は所要の能力を有する密閉式クーリングタワーで、こ
の密閉式クーリングタワー１内に熱交換器２を収納する
と共に、この熱交換器２と負荷３及び冷却水ポンプ５を
循環するように冷却水配管７を配管し、これにより負荷
３を冷却するようになす。
【０００８】また密閉式クーリングタワー１には、散布
水ポンプ４にて一次冷却水と熱交換器２を冷却した後、
大気と熱交換するようにして循環するように散布水配管
６を配管する。そしてこの散布水配管６の途中で、かつ
散布水ポンプ４の入口側と出口側にそれぞれ切換バルブ
９ａ，９ｂを備える。
水ポンプ４にて一次冷却水と熱交換器２を冷却した後、
大気と熱交換するようにして循環するように散布水配管
６を配管する。そしてこの散布水配管６の途中で、かつ
散布水ポンプ４の入口側と出口側にそれぞれ切換バルブ
９ａ，９ｂを備える。
【０００９】さらに前記冷却水配管７と散布水配管６と
は、従来ではそれぞれ独立しているが、本発明では並列
冷却水配管８Ａ，８Ｂにて互いに導通するように配管さ
れる。すなわち一方の並列冷却水配管８Ａは冷却水ポン
プ５を経て熱交換器２へ至る途中の冷却水配管７より分
岐し、切換バルブ９ｄを経て散布水ポンプ４の出口側散
布水配管６に接続され、また他方の並列冷却水配管８Ｂ
は熱交換器２と負荷３との間の冷却水配管７より分岐
し、切換バルブ９ｃを経て散布水ポンプ４の入口側散布
水配管６に接続される。
は、従来ではそれぞれ独立しているが、本発明では並列
冷却水配管８Ａ，８Ｂにて互いに導通するように配管さ
れる。すなわち一方の並列冷却水配管８Ａは冷却水ポン
プ５を経て熱交換器２へ至る途中の冷却水配管７より分
岐し、切換バルブ９ｄを経て散布水ポンプ４の出口側散
布水配管６に接続され、また他方の並列冷却水配管８Ｂ
は熱交換器２と負荷３との間の冷却水配管７より分岐
し、切換バルブ９ｃを経て散布水ポンプ４の入口側散布
水配管６に接続される。
【００１０】したがって上述の如く冷却水配管７と散布
水配管６，並列冷却水配管８Ａ，８Ｂよりなる回路にお
いて、通常の運転時は切換バルブ９ａ，９ｂを開き、９
ｃ，９ｄを閉じて散布水配管６を循環路とし、並列冷却
水配管８Ａ，８Ｂ側を閉鎖してポンプ４，５を運転する
と、従来の密閉式クーリングタワーとして同様の運転状
態となる。
水配管６，並列冷却水配管８Ａ，８Ｂよりなる回路にお
いて、通常の運転時は切換バルブ９ａ，９ｂを開き、９
ｃ，９ｄを閉じて散布水配管６を循環路とし、並列冷却
水配管８Ａ，８Ｂ側を閉鎖してポンプ４，５を運転する
と、従来の密閉式クーリングタワーとして同様の運転状
態となる。
【００１１】そして冬期等において、クーリングタワー
の運転を停止する場合、この並列冷却水配管８Ａ，８Ｂ
部分のみに冷却水を循環させて熱交換器の凍結を防止す
る。すなわち切換バルブ９ａと９ｂを全閉し、切換バル
ブ９ｃと９ｄを全開すると共に、散布水ポンプ４のみを
運転する。これにより並列冷却水配管８Ａ，熱交換器
２，並列冷却水配管８Ｂ，散布水ポンプ４を順次経る循
環回路が構成されて、冷却水は、この熱交換器のみを経
る循環回路のみを循環し、少量を循環させるのみで熱交
換器の凍結は防止されるものとなる。
の運転を停止する場合、この並列冷却水配管８Ａ，８Ｂ
部分のみに冷却水を循環させて熱交換器の凍結を防止す
る。すなわち切換バルブ９ａと９ｂを全閉し、切換バル
ブ９ｃと９ｄを全開すると共に、散布水ポンプ４のみを
運転する。これにより並列冷却水配管８Ａ，熱交換器
２，並列冷却水配管８Ｂ，散布水ポンプ４を順次経る循
環回路が構成されて、冷却水は、この熱交換器のみを経
る循環回路のみを循環し、少量を循環させるのみで熱交
換器の凍結は防止されるものとなる。
【００１２】
【発明の効果】本発明密閉式クーリングタワーの凍結防
止装置は、熱交換器と負荷間を冷却水を循環する冷却水
回路と熱交換器を冷却し、かつ散布水ポンプを設けた散
布水回路とを備えたクーリングタワーにおいて、散布水
ポンプの入口側と出口側にそれぞれ切換バルブを介して
熱交換器と散布水ポンプとを循環する並列冷却水回路を
形成しているため、運転停止時でも散水ポンプにて熱交
換器に冷却水を循環させているので、凍結が少ないエネ
ルギーで防止できる利点がある。
止装置は、熱交換器と負荷間を冷却水を循環する冷却水
回路と熱交換器を冷却し、かつ散布水ポンプを設けた散
布水回路とを備えたクーリングタワーにおいて、散布水
ポンプの入口側と出口側にそれぞれ切換バルブを介して
熱交換器と散布水ポンプとを循環する並列冷却水回路を
形成しているため、運転停止時でも散水ポンプにて熱交
換器に冷却水を循環させているので、凍結が少ないエネ
ルギーで防止できる利点がある。
【図１】本発明密閉式クーリングタワーの凍結防止装置
の一実施例を示す回路図である。
の一実施例を示す回路図である。
【図２】公知例の回路図である。
１ 密閉式クーリングタワー ２ 熱交換器 ３ 負荷 ４ 散布水ポンプ ５ 冷却水ポンプ ６ 散布水配管 ７ 冷却水配管 ８Ａ，８Ｂ 並列冷却水配管 ９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄ 切換バルブ
Claims (1)
- 【請求項１】 熱交換器と負荷間を冷却水を循環する冷
却水回路と熱交換器を冷却し、かつ散布水ポンプを設け
た散布水回路とを備えたクーリングタワーにおいて、散
布水ポンプの入口側と出口側にそれぞれ切換バルブを介
して熱交換器と散布水ポンプとを循環する並列冷却水回
路を形成し、クーリングタワーの運転停止時に散布水ポ
ンプにて冷却水を熱交換器のみに循環させて凍結を防止
するようになしたことを特徴とする密閉式クーリングタ
ワーの凍結防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19912293A JP2587370B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 密閉式クーリングタワーの凍結防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19912293A JP2587370B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 密閉式クーリングタワーの凍結防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0735484A true JPH0735484A (ja) | 1995-02-07 |
| JP2587370B2 JP2587370B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=16402510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19912293A Expired - Lifetime JP2587370B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 密閉式クーリングタワーの凍結防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2587370B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8187340B2 (en) | 2009-12-21 | 2012-05-29 | Living Proof, Inc. | Coloring agents and methods of use thereof |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP19912293A patent/JP2587370B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8187340B2 (en) | 2009-12-21 | 2012-05-29 | Living Proof, Inc. | Coloring agents and methods of use thereof |
| US8444715B2 (en) | 2009-12-21 | 2013-05-21 | Living Proof, Inc. | Coloring agents and methods of use thereof |
| US8758451B2 (en) | 2009-12-21 | 2014-06-24 | Living Proof, Inc. | Coloring agents and methods of use thereof |
| US8932370B2 (en) | 2009-12-21 | 2015-01-13 | Living Proof, Inc. | Coloring agents and methods of use thereof |
| US9248086B2 (en) | 2009-12-21 | 2016-02-02 | Living Proof, Inc. | Coloring agents and methods of use thereof |
| US9504637B2 (en) | 2009-12-21 | 2016-11-29 | Living Proof, Inc. | Coloring agents and methods of use thereof |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2587370B2 (ja) | 1997-03-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2003125555A5 (ja) | ||
| KR102270023B1 (ko) | 다중 공기유동 및 수분배 방식이 적용된 프리쿨링 냉각탑 | |
| JP4854399B2 (ja) | 冷水製造システム | |
| JPH0735484A (ja) | 密閉式クーリングタワーの凍結防止装置 | |
| US5669228A (en) | System for utilizing exhaust heat of stationary induction apparatus | |
| JP6569096B2 (ja) | 開放循環冷却システムおよび運転休止時の熱交換器のチューブ防食方法 | |
| JP3304010B2 (ja) | 氷蓄熱式冷凍機及び運転方法 | |
| KR19980025910A (ko) | 수냉열 순환식 냉방 시스템 | |
| CN210089032U (zh) | 一种结合机械制冷和水侧蒸发冷却技术的空调系统 | |
| JPH0527574U (ja) | 冷凍装置 | |
| JP3233733B2 (ja) | 氷蓄熱装置 | |
| JPH1151523A (ja) | 製氷機 | |
| JPH0242384A (ja) | 電子機器の冷却装置 | |
| JP2001349655A (ja) | 冷却装置 | |
| JP2008224198A (ja) | 密閉式冷却塔の凍結防止装置 | |
| JP3467407B2 (ja) | 冷凍装置 | |
| JPH09257379A (ja) | 空調設備およびその運転方法 | |
| JP2003167089A (ja) | 原子力施設内冷却システム | |
| CN219914062U (zh) | 一种冷却塔防冻装置 | |
| JP2000074425A (ja) | カプセル式氷蓄熱装置 | |
| JP2001082770A (ja) | 冷却設備システム | |
| JPH0510168Y2 (ja) | ||
| CN115732791A (zh) | 热管理机组及其控制方法 | |
| KR100191718B1 (ko) | 동절기 엔진의 동파방지장치 | |
| JPH0612393Y2 (ja) | 熱交換器用冷水の冷却設備 |