JPH0735374U - 調理完了表示付き容器 - Google Patents

調理完了表示付き容器

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JPH0735374U
JPH0735374U JP6584693U JP6584693U JPH0735374U JP H0735374 U JPH0735374 U JP H0735374U JP 6584693 U JP6584693 U JP 6584693U JP 6584693 U JP6584693 U JP 6584693U JP H0735374 U JPH0735374 U JP H0735374U
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JP
Japan
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container
ink layer
surface side
display
display unit
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Pending
Application number
JP6584693U
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English (en)
Inventor
健二 池本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitano Co Ltd
Original Assignee
Kitano Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目 的】 即席食品が収容された容器にお湯を注いだ
後に調理が完了したことを表示することができる調理完
了表示付き容器を提供する。 【構 成】 容器の一部に流体の透過が可能な素材から
なる表示部4を設け、該表示部4の容器内面側にインク
層5を設け、さらにこの外面側及び内面側を透明膜7及
び保護膜8で覆ったもので、注湯時に、蒸気、湯気、お
湯などでインク層5が濡れるかまたは熱によってインク
層5が溶融することで、インクが表示部4に滲みだして
表示部4が発色し、調理完了時間を表示する。また、透
明膜7及び保護膜8によってインク層5が表示部4以外
へ流出するのを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、容器の内部に熱湯を注いだ後、所定時間を経過することで調理が 可能な即席食品の容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱湯を注いだ後に内容物が調理完了したことを表示することができる容 器として、熱湯を注いだ時の熱によって色が変化するような顔料を使用した表示 部を設けて調理完了を表示するものや、注湯と同時に表示部の被覆を剥がすこと とによって表示部が光や湿気に晒されて変色し、調理完了を表示するものがあっ った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の方法で調理完了を表示しようとした場合には、以下のよう な問題点があった。まず、温度によって色が変化するような素材を使用した表示 部を設けた場合、容器内部に熱湯を注いだ直後に容器表面は熱くなるため、所定 時間経過後に表示部の色が変わるためには、容器内面と表示部との間にかなり大 きな熱伝導層を必要とする。熱伝導層が大きくなればこの部分に大きな断熱効果 を有し、熱湯の熱が表示部へ十分伝達できなくなって表示部の感度が鈍くなる。 また、表示部と容器内部とは断熱された状態となるため、表示部が外気温の影響 を受け易くなる。この結果、表示部が変色するまでの時間のばらつきが大きくな り、時間の正確さに欠けるものとなってしまう。
【0004】 次に、表示部が光や湿気に晒されて変色するような方法を用いた場合、表示部 に遮蔽物を被覆しておき、注湯と同時に被覆を剥がすという作業が必要となるう え、光によって変色するものにおいては、例えば電灯の下と直射日光の下とでは 表示時間に大きな差を生じるし、また、湿度によって変色するものにおいては、 表示部を乾燥状態で密封保持しなければならず、構造が複雑で構成部品が多くな るため、高価なものとなってしまう。
【0005】 この考案は上記従来の技術的な問題点を解決するために成されたもので、調理 完了の時間を正確に分かりやすく表示し、しかも構成が簡単で、容易かつ安価で 生産できる調理完了表示付き容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、容器の一部に紙、布、不織布等のように流体の透過が可能な素材 からなる表示部を設け、該表示部の容器内面側に水溶性のインク層を設け、イン ク層に容器内部から蒸気、湯気またはお湯が接触できるような透過部を設けたも ので、さらに表示部の容器外面側を蒸気、湯気、お湯、インクなどの流体が透過 し難い素材からなる透明膜で覆い、インク層の容器内面側を紙、布、不織布等の ように流体の透過が可能な素材からなる保護層で覆った調理完了表示付き容器で ある。
【0007】 またはこの考案は、容器の一部に紙、布、不織布等のように流体の透過が可能 な素材からなる表示部を設け、該表示部の容器内面側に、常温では固体であり容 器に熱湯を注いだ時に熱によって流動体となるようなインク層を設け、表示部の 容器外面側を溶融したインク層が透過し難い素材からなる透明膜で覆った調理完 了表示付き容器である。
【0008】
【作用】
この考案の調理完了表示付き容器は、容器内に熱湯を注いだ時に、熱湯もしく は熱湯から発生する湯気や蒸気が透過部を通ってインク層を湿らせ、所定時間の 経過後にインクが表示部の容器外面側へ滲みだしてくることで表示部が発色し、 調理完了を表示するものである。
【0009】 またはこの考案の調理完了表示付き容器は、容器内に熱湯を注いだ時に、熱湯 の熱によってインク層が溶融し、所定時間の経過後にインクが表示部の容器外面 側へ滲みだしてくることで表示部が発色し、調理完了を表示するものである。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例について図面に基づいて説明する。この実施例は即席 麺の容器についてのもので、図1に示すように麺を収容する容器本体1と、容器 本体1に貼り付けて開口部を覆う蓋2とで構成され、容器の蓋2の上面に調理完 了表示3を設けたものである。この容器の蓋2を半分剥がし、容器本体1の中に 熱湯を適量注ぎ、再び蓋2を閉じて3分間経過することで容器内の即席麺の調理 が完了する。この時、調理完了表示3の色が変わることで調理完了を知らせるも のである。
【0011】実施例1 図2は、この考案の一実施例を示す調理完了表示3の縦断面図で、蓋2の一部 に孔をあけて透過部6を形成し、ここへ紙製の表示部4が組み込まれている。表 示部4の容器内面側には水溶性のインク層5が設けられ、さらにその内側には保 護層8が設けられて表示部4とインク層5を容器内面側から固定及び保護してい る。また、表示部4の容器外面側は蒸気、湯気、お湯、インクなどの流体が透過 し難い素材からなる透明膜7によって覆われて表示部4とインク層5を容器内面 側から固定及び保護している。
【0012】 インク層5のインクは食用色素を使用し、表示部4の容器内面側または保護層 8の容器外面側に直接塗布される。あるいは澱粉等と混練して印刷するか膜状に 成形して組み込むことも可能である。透明膜7は合成樹脂製の透明フィルムと粘 着剤で構成され、透明膜7の上から表示部4の色が識別できてしかもインク層5 が外部へ滲み出さないもので、かつ蓋2の上面に容易に貼り付けられるものとな っている。また、保護層8は疎水性を有する紙で作られている。
【0013】 ここで、容器本体1の中に熱湯を注いで蓋2を閉じた時、熱湯から発生した蒸 気及び湯気が保護層8と透過部6を透過してインク層5と表示部4へ達する。こ の時蒸気及び湯気は、流体を透過し難い素材からなる透明膜7に遮られて容器外 へ飛散できないため、インク層5と表示部4の中で滞留し、外気で冷やされて結 露して、インク層5と表示部4を湿らせる。ここで発生した水にインク層が溶け 出し、表示部4の容器外面側に滲みだしてくる。この結果、注湯後3分経過した 頃に表示部4が発色して調理完了を表示することができる。
【0014】 インク層5の容器内面側は疎水性の紙でできた保護層8で覆われているため、 水に溶出したインクが容器内部へ浸入することがない。また、表示部4の容器外 面側は流体を透過し難い素材からなる透明膜7で覆われているため、水や溶出し たインクが容器外部へ流出したり、手などにインクが付着することもない。さら に、注湯してから表示部4が発色するまでの時間は、表示部4の材質や厚さ、イ ンクの種類などによって容易に調整できるため、任意の時間設定が可能である。
【0015】実施例2 図3は、この考案の別の実施例を示す調理完了表示3の縦断面図で、蓋2の一 部の上面に紙製の表示部4が設けられている。表示部4の容器内面側にはインク 層5が設けられ、表示部4の容器外面側は流体が透過し難い素材からなる透明膜 7で覆われて表示部4を固定及び保護している。
【0016】 インク層5は、パラフィン、ワックス、脂肪酸、低融点樹脂あるいはこれらの 混合物のように、常温では固体であり容器に熱湯を注いだ時に熱によって溶融す る低融点溶解物に、油溶性のインクを溶解したものを使用し、表示部4の容器内 面側または蓋2の容器外面側に、直接塗布または印刷するか膜状に成形して組み 込むことで形成される。あるいは、低融点溶解物とインクの2層構造としたイン ク層5を設けることも可能である。透明膜7は合成樹脂製の透明フィルムと粘着 剤で構成され、透明膜7の上から表示部4の色が識別できてしかもインク層5が 外部へ滲み出さないもので、かつ蓋2の上面に容易に貼り付けられるものとなっ ている。
【0017】 ここで、容器本体1の中に熱湯を注いで蓋2を閉じた時、熱湯の熱が蓋2を介 してインク層5に伝わり、インク層5が加熱されて溶融する。溶融したインク層 5は、表示部4の容器内面側から容器外面側のほうへ徐々に滲み出してくる。こ の結果、注湯後3分経過した頃に表示部4が発色して調理完了を表示することが できる。
【0018】 表示部4の容器外面側は、流体が透過し難い素材からなる透明膜7で覆われて いるため、インクが容器外部へ流出したり、手などにインクが付着することがな い。また、注湯してから表示部4が発色するまでの時間は、表示部4の材質や厚 さ、インク層5の溶融粘度などによって容易に調整できるため、任意の時間設定 が可能である。
【0019】
【考案の効果】
この考案の調理完了表示付き容器は、表示部にインクが滲み出す速度によって 時間を測定するため、光や温度あるいは湿度といった外部の環境にあまり影響を 受けずに正確な時間管理ができる。また、容器に熱湯を注ぐことで自動的に時間 測定を開始するため、時間測定のための特別な操作を必要とせず、使用方法が容 易で分かりやすい。さらに、この考案の調理完了表示は、少量の安価な材料を使 用してしかも少ない部品数で構成されているので、容易に安価で生産することが 可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す調理完了表示付き容器
の斜視図である。
【図2】この考案の一実施例を示す調理完了表示の縦断
面図である。
【図3】この考案の別の実施例を示す調理完了表示の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 5 インク層 2 蓋 6 透過部 3 調理完了表示 7 透明膜 4 表示部 8 保護層

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に熱湯を注入して内容物を調理する
    即席食品の容器において、容器の一部に紙、布、不織布
    等のように流体の透過が可能な素材からなる表示部を設
    け、該表示部の容器内面側にインク層を設けたことを特
    徴とする調理完了表示付き容器。
  2. 【請求項2】 表示部の容器内面側に水溶性のインク層
    を設け、該インク層に容器内部から蒸気、湯気またはお
    湯が接触できるような透過部を設けたことを特徴とする
    請求項1の調理完了表示付き容器。
  3. 【請求項3】 表示部の容器内面側に設けられたインク
    層が、常温では固体であり、容器に熱湯を注いだ時に熱
    によって流動体となることを特徴とする請求項1の調理
    完了表示付き容器。
  4. 【請求項4】 表示部の容器外面側を、蒸気、湯気、お
    湯、インクなどの流体が透過し難い素材からなる透明膜
    で覆ったことを特徴とする請求項1ないし請求項3の調
    理完了表示付き容器。
  5. 【請求項5】 表示部の容器内面側に設けられたインク
    層を、紙、布、不織布等のように流体の透過が可能な素
    材からなる保護層で覆ったことを特徴とする請求項2の
    調理完了表示付き容器。
JP6584693U 1993-11-04 1993-11-04 調理完了表示付き容器 Pending JPH0735374U (ja)

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Cited By (1)

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JP2017141042A (ja) * 2016-02-09 2017-08-17 凸版印刷株式会社 即席麺容器用蓋体

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