JPH0735284B2 - 炭素繊維混入セメント押出成形製品の製造方法 - Google Patents
炭素繊維混入セメント押出成形製品の製造方法Info
- Publication number
- JPH0735284B2 JPH0735284B2 JP62166991A JP16699187A JPH0735284B2 JP H0735284 B2 JPH0735284 B2 JP H0735284B2 JP 62166991 A JP62166991 A JP 62166991A JP 16699187 A JP16699187 A JP 16699187A JP H0735284 B2 JPH0735284 B2 JP H0735284B2
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- Japan
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- carbon fiber
- manufacturing
- fiber mixed
- mixed cement
- extruded products
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- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は炭素繊維混入セメント押出成形製品の製造方法
に係わり、製品中に炭素繊維を均一に分散する方法に関
する。
に係わり、製品中に炭素繊維を均一に分散する方法に関
する。
（従来の技術及び発明が解決しようとする問題点） ピッチ系炭素繊維は、その高い引張強度、耐熱性、耐薬
品性、耐久性からオートクレープ養生するセメント製品
の補強用繊維として最適である。一般にセメント製品の
補強用繊維としては、３〜25mm程度のモノフィラメント
チョップが使用されている。しかし、この形態の炭素繊
維はセメントモルタル中への分散させ難い繊維であり、
混合混練時に繊維同士が絡みつき塊となった“玉”が発
生する。この状態では、マトリックス中に繊維が有効に
分散されていないため、炭素繊維の補強効果を十分に生
かしきれない丈でなく、発生した“玉”が表面に現れて
製品外観を著しく損なうという欠点があった。
品性、耐久性からオートクレープ養生するセメント製品
の補強用繊維として最適である。一般にセメント製品の
補強用繊維としては、３〜25mm程度のモノフィラメント
チョップが使用されている。しかし、この形態の炭素繊
維はセメントモルタル中への分散させ難い繊維であり、
混合混練時に繊維同士が絡みつき塊となった“玉”が発
生する。この状態では、マトリックス中に繊維が有効に
分散されていないため、炭素繊維の補強効果を十分に生
かしきれない丈でなく、発生した“玉”が表面に現れて
製品外観を著しく損なうという欠点があった。
更に押出成形法で製造する場合、押出スクリューによっ
て生原料が強力な剪断を受ける為、炭素繊維の様に脆弱
さをもった繊維では簡単に損傷切断されてしまい、製品
中の繊維長さが著しく短くなり補強効果を十分に活かし
きれないと言う欠陥も有った。
て生原料が強力な剪断を受ける為、炭素繊維の様に脆弱
さをもった繊維では簡単に損傷切断されてしまい、製品
中の繊維長さが著しく短くなり補強効果を十分に活かし
きれないと言う欠陥も有った。
これらの問題点を改善する方法として、集束させたチョ
ップドストランドの炭素繊維を使用する方法が考えられ
る。チョップドストランドであれば、繊維の分散に関し
ては問題がなく、押出機内での損傷も集束剤によって繊
維が保混されるため少なくなると予想される。
ップドストランドの炭素繊維を使用する方法が考えられ
る。チョップドストランドであれば、繊維の分散に関し
ては問題がなく、押出機内での損傷も集束剤によって繊
維が保混されるため少なくなると予想される。
しかしながら、炭素繊維表面は“ヌレ”が悪く集束剤を
多量に使用しなければ集束させることができない。多量
に集束剤を使用して集束させた繊維では、コスト面のみ
ならず集束剤のセメントへの悪影響も考えられ実現され
ていない。
多量に使用しなければ集束させることができない。多量
に集束剤を使用して集束させた繊維では、コスト面のみ
ならず集束剤のセメントへの悪影響も考えられ実現され
ていない。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたもので、混合混練
時に“玉”が発生することなく簡単に分散することがで
き、さらに押出製造時の損傷を最小限に抑え十分を補強
効果を発揮させた、押出成形セメント製品を得る方法で
ある。
時に“玉”が発生することなく簡単に分散することがで
き、さらに押出製造時の損傷を最小限に抑え十分を補強
効果を発揮させた、押出成形セメント製品を得る方法で
ある。
（問題を解決するための手段及び作用効果） 即ち本発明は、ピッチ系炭素繊維トウ或いはスライバー
を冷凍凍結し集束させる事によって氷が集束剤の代わり
として働き、分散性が良好で成形時の損傷が少ない繊維
を提供する。炭素繊維トウは原糸を束ねた物、スライバ
ーはトウをコーミングしひも状にした製品である。これ
を所望の長さに切断後、他の押出原料と混合混練し押出
成形することによって機械的な強度の点で十分な信頼性
を有し、炭素繊維が“玉”になることなく良好な外観を
有する押出成形セメント製品を得るようにしたものであ
る。
を冷凍凍結し集束させる事によって氷が集束剤の代わり
として働き、分散性が良好で成形時の損傷が少ない繊維
を提供する。炭素繊維トウは原糸を束ねた物、スライバ
ーはトウをコーミングしひも状にした製品である。これ
を所望の長さに切断後、他の押出原料と混合混練し押出
成形することによって機械的な強度の点で十分な信頼性
を有し、炭素繊維が“玉”になることなく良好な外観を
有する押出成形セメント製品を得るようにしたものであ
る。
また、氷を使用している為物性への影響は無く、更に押
出原料の温度を下げる為押出成形時に原料と口金との摩
擦で発生する熱を抑える事によって、可塑剤のゲル化を
防ぐ働きもある。
出原料の温度を下げる為押出成形時に原料と口金との摩
擦で発生する熱を抑える事によって、可塑剤のゲル化を
防ぐ働きもある。
（実施例） 以下に、本発明の一実施例について説明する。すなわ
ち、ピッチ系炭素繊維トウ（呉羽化学;T−101S）を適量
の水と、必要に応じて炭素繊維の“ヌレ”を良くする様
に界面活性剤を添加して、これを冷凍凍結させた“炭素
繊維氷結棒”を得る。
ち、ピッチ系炭素繊維トウ（呉羽化学;T−101S）を適量
の水と、必要に応じて炭素繊維の“ヌレ”を良くする様
に界面活性剤を添加して、これを冷凍凍結させた“炭素
繊維氷結棒”を得る。
この“炭素繊維氷結棒”を長さ10mmに切断、表１に示す
配合でセメント押出原料と共に混練し押出成形した。こ
の時の生製品、生原料中の炭素繊維の損傷状況及び、製
品の物性・外観をピッチ系炭素繊維チョップ（呉羽化
学;C−110T）をそのまま使用した場合（比較例）と併せ
て表２に示す。
配合でセメント押出原料と共に混練し押出成形した。こ
の時の生製品、生原料中の炭素繊維の損傷状況及び、製
品の物性・外観をピッチ系炭素繊維チョップ（呉羽化
学;C−110T）をそのまま使用した場合（比較例）と併せ
て表２に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 //(Ｃ０４Ｂ 28/02 14:38） Ａ
Claims (1)
- 【請求項１】冷凍凍結させたピッチ系炭素繊維のトウま
たはスライバーを所定長さに切断後、セメントモルタル
と混合を行い、押出成形を行うことを特徴とする、炭素
繊維混入セメント押出成形製品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62166991A JPH0735284B2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | 炭素繊維混入セメント押出成形製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62166991A JPH0735284B2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | 炭素繊維混入セメント押出成形製品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6414136A JPS6414136A (en) | 1989-01-18 |
| JPH0735284B2 true JPH0735284B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=15841367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62166991A Expired - Lifetime JPH0735284B2 (ja) | 1987-07-06 | 1987-07-06 | 炭素繊維混入セメント押出成形製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0735284B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2206692B1 (en) | 2008-12-29 | 2013-12-11 | Centrum dopravniho vyzkumu, v.v.i. | Capsules for concrete from a fiber and ice and method of their production |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55126565A (en) * | 1979-03-20 | 1980-09-30 | Kajima Corp | Carbon fiber reinforced inorganic board |
| JPS61256957A (ja) * | 1985-05-07 | 1986-11-14 | 住友金属工業株式会社 | 押出し成形用セメントモルタル組成物 |
| JPS62158179A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-14 | 鈴木 敏郎 | 繊維強化セメント系硬化物の製造方法 |
-
1987
- 1987-07-06 JP JP62166991A patent/JPH0735284B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6414136A (en) | 1989-01-18 |
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