JPH0735178Y2 - ケーブル保持装置 - Google Patents

ケーブル保持装置

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JPH0735178Y2
JPH0735178Y2 JP1990044395U JP4439590U JPH0735178Y2 JP H0735178 Y2 JPH0735178 Y2 JP H0735178Y2 JP 1990044395 U JP1990044395 U JP 1990044395U JP 4439590 U JP4439590 U JP 4439590U JP H0735178 Y2 JPH0735178 Y2 JP H0735178Y2
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soft resin
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ケーブル保持装置に係り、例えば自動車の
エンジンルーム内に配線されるケーブルにバンドを巻き
付けて保持できるようにしたものである。
[従来の技術] 従来、この種のケーブル保持装置としては、長さの方向
に沿ってほぼ一定間隔で設けた複数の係止爪を有するバ
ンドと、このバンドの基端部に連設すると共に、バンド
の他端自由端部を通す差込口を有するバックルと、この
バックルの差込口に通したバンドの係止爪に逆止的に係
合する弾性爪とを備え、全体を硬質樹脂で一体成形した
ものが知られている(例えば実公昭57−53915号公報、
特開昭58−125462号公報、特開昭60−44609号公報、実
公昭60−21528号公報、特開昭60−172669号公報)。
又、バンドを金属薄板より構成し、その両側縁に絶縁性
の塩化ビニールを被膜してなるケーブル保持装置も知ら
れ、塩化ビニールには多少のクッション作用がある(実
公昭53−35760号公報)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記した前者の樹脂製の保持装置では、成形時
にバンドをカールさせることが困難であるため、バンド
をケーブルに巻き付け難いという問題点があった。
又、バンドが硬質樹脂で成形されているため、バンドに
よりケーブルを傷付け易いという問題点があった。
さらに、バンドの係止爪のピッチが決っているため、そ
のピッチとケーブルの外径とが合わない場合がある。バ
ンドの係止爪のピッチとケーブルの外径とが合わない
と、バンドのループ内でケーブルがガタ付いてしまい、
上記したケーブルの損傷の原因にもなるばかりでなく、
ケーブルが軸線方向にずれ、その接続が外れてしまった
り、或は振動音が発生するという問題点があった。
そこで、本考案は、上記した従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ケーブルに
巻き付け易く、しかもケーブルを損傷し難く、且つケー
ブルにガタ無く巻き付けることのできるバンドを有する
ケーブル保持装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記した目的を達成するためのものであり、
以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明す
る。
本考案は、次の3つの構成を備えたことを特徴する。
第1に、バンド(40)の幅方向の両側縁には、係止爪
(41)の両側に各々位置すると共に、バンド(40)の厚
み方向の表裏面に貫通した貫通孔(42)をバンド(40)
の長さ方向に沿って複数個形成している。
第2に、軟質樹脂層(80)には、その成形時に前記各貫
通孔(42)を通して、バンド(40)の表面側に回り込
み、当該貫通孔(42)より大径な抜止部(81)を各々形
成している。
第3に、前記軟質樹脂層(80)が硬化する際に、バンド
(40)が前記当接面となる裏面側で収縮することで、バ
ンド(40)をその軟質樹脂層(80)を内周として円弧状
にカールさせている。
[作用] したがって、本考案によれば、次のような作用を奏す
る。
すなわち、二次成形時に、軟質樹脂層(80)を構成する
溶融樹脂が、第9,10図に示すように、一次成形されたバ
ンド(40)の裏面側から貫通孔(42)を通して表面側に
回り込む。そして、バンド(40)の表面側で硬化するこ
とで、貫通孔(42)より大径な抜止部(81)を形成す
る。
また、溶融樹脂が、バンド(40)の裏面側で硬化するこ
とで、軟質樹脂層(80)を構成する。
その際に、溶融樹脂がバンド(40)の裏面側で収縮する
ことで、第1図に示すように、一時次形したバンド(4
0)を、その軟質樹脂層(80)を内周とした円弧状にカ
ールさせる。
また、この際に、抜止部(81)と成る溶融樹脂も、バン
ド(40)の表面側で収縮するが、抜止部(81)はバンド
(40)の長手方向に点在するだけなので、バンド(40)
をカールさせるには至らない。
一方、使用時には、バンド(40)を、上記カールを利用
して、第1図に示すように、ケーブル(10)の外周面に
巻き付けて、軟質樹脂層を内周とするループ(L)を形
成する。
つぎに、巻き付けたバンド(40)は、その自由端部をバ
ックル(50)の差込口(51)に合わせて差し込む。差し
込んだバンド(40)の自由端部を、バックル(50)の差
込口(51)から引き出すようにして、前記ループ(L)
を縮径させる。
バンド(40)によるループ(L)を縮径させると、その
軟質樹脂層(80)が、ケーブル(10)の外周面に弾性的
に当接すると共に、このとき、ケーブル(10)の外周面
に押されて、軟質樹脂層(80)が押し潰される。
そして、バンド(40)を引き出すことで、その係止爪
(41)がバックル(50)の差込口(51)中を進行し、バ
ンド(40)から手を離した位置で、その係止爪(41)の
いずれか一つが、バックル(50)の弾性爪(60)に逆止
的に係合することで、バンド(40)がバックル(50)の
差込口(51)中に拘束される。
このとき、押し潰されていた軟質樹脂層(80)の弾性復
元力により、バンド(40)を引き戻そうとする力が働
く。これに対し、前記一つの係止爪(41)と弾性爪(6
0)がより緊密に係合しようとすることで、前記バンド
(40)を引き戻そうとする力に抗して、バックル(50)
の差込口(51)内でのバンド(40)の逆進を阻止する。
このため、係止爪(41)と弾性爪(60)とのピッチずれ
があるような場合でも、このピッチずれを軟質樹脂層
(80)の弾性復元力により吸収することができる。
[実施例] 以下に本考案を図面に示した一実施例に基づき説明す
る。
第1図は、分解斜視図を示すものであり、同図中、10は
例えば自動車のエンジンルーム(図示せず)内に配線さ
れるケーブル、20は、該ケーブル10をエンジンルーム内
のパネル30に支持する、本考案に係るケーブル保持装置
を各々示す。
上記保持装置20は、熱可塑性樹脂の二次成形技術を用い
て成形している。
まず、一次側の成形品より、第2〜7図を用いて説明す
ると、第2図はその平面図、第3図は同上のIII−III線
に沿う断面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿う断面
図、第5図は第2図のV−V線に沿う断面図、第6図は
第2図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は底面図を各々
示す。
一次側の成形品は、大別すると、第1〜7図に示すよう
に、長さの方向に沿ってほぼ一定間隔で設けた複数の係
止爪41…を有するバンド40と、このバンド40の基端部に
連設すると共に、バンド40の他端自由端部を通す差込口
51を有するバックル50と、このバックル50の差込口51に
通したバンド40の係止爪41に逆止的に係合する弾性爪60
と、前記バックル50から垂設したパネル30に対する係止
脚70とを備え、例えば適度な剛性と弾性を有する比較的
硬質なPP(ポリプロピレン)で一体に一次成形する。
より具体的に説明すると、上記バンド40は、第1〜4図
に示すように、比較的幅広な帯状を成し、その基端部が
バックル50の上面にほぼ垂直に連設すると共に、その他
端自由端部を先細状にやや尖らせることで、バックル50
の差込口51内に差込み易くしている。
前記係止爪41は、第1〜4図に示すように、バンド40の
表面から突出すると共に、斜面を自由端部に向けた鋸歯
形断面形状を成し、バンド40より幅狭で、且つバンド40
の幅中央に沿って設けられている。
又、バンド40の両側縁には、第2〜4図に示すように、
係止爪41の両側に位置すると共に、バンド40の厚み方向
の表裏面に貫通した円形の貫通孔42…を、バンド40の長
さの方向に沿って所定間隔で設けている。
前記バックル50は、第1〜3図に示すように、略々ロ字
形を成し、そのロ字形の中空内部に、バンド40の厚み方
向の前後に開口する前記差込口51を形成する。
上記差込口51は、第2,3図に示すように、バンド40の帯
幅にほぼ等しい横幅を有すると共に、その幅方向中央に
は、凹状にへこんだに凹部52を形成し、この凹部52内に
前記弾性爪60を配置してる。差込口51の幅方向両側の下
面には、第3,6図に示すように、そのバンド40の差込方
向の後端部に、斜め下向きに下り傾斜した一対の斜面5
3,53を形成し、両斜面53により差込口51の入口52aにお
ける上下方向の開口幅を広げ、バンド40の自由端部を差
込み易くしている。
又、弾性爪60は、第5,6図に示すように、上記斜面53と
ほぼ同じ傾斜角度で、凹部52の底より差込口51の出口52
bに向かって、斜め上方に延びた弾性片61と、この弾性
片61の上面より差込口51内に突出すると共に、差込口51
内に差し込んだバンド40の係止爪41の一つに逆止的に係
合する、斜面を差込口51の入口52a側に向けた断面鋸歯
形の爪部62とから構成する。そして、弾性片61の先端部
には、第5〜7図に示すように、差込口51の出口52bよ
り外方にほぼ平行に延びた延出部63を形成する。
前記係止脚70には、1〜3図に示すように、いわゆるア
ンカー型のファスナを使用する。
より具体的には、係止脚70は、1〜3図に示すように、
パネル30の表面に当接する鍔部71と、この鍔部71の下面
中央から垂設した柱部72と、この柱部72の下端部両側か
ら前記鍔部71の下面に向かって斜め上方に延びた一対の
係止片73,73とから構成する。
これに対し、パネル30には、第1図に示すように、その
表裏面に貫通すると共に、係止脚70の両係止片73が縮径
して通る方形の取付孔31を開設する。
上記した係止脚70の鍔部71は、第2図に示すように、バ
ンド40の幅方向左右両側に延び、その左右両端部には、
パネル30の表面に向かって斜め下向きに略への字形に屈
曲した左右一対の当接部74,74を形成し、両当接部7が
パネル30の表面に弾性的に当接するようにする。
そして、鍔部71の左右中央上面には、第2図に示すよう
に、バックル50の下面のほぼ中央に連接する短かな連結
片75を設けている。この連結片75により、バックル50と
係止脚70とが相互につながると共に、鍔部71の上面をバ
ックル50の下面から下方に少し離れて対向させる。
又、両係止片73の先端外面には、パネル30の取付孔31の
下縁に係合する係止段部76を各々形成している。
つぎに、二次成形側を、第8〜10図を用いて説明する
と、第8図は保持装置20の平面図、第9図は同上の一部
を欠載した側面図、第10図は第8図のX−X線に沿う断
面図を各々示す。
一次成形したバンド40のケーブル10との当接面、ここで
は係止爪41の無いバンド40の裏面に、第8〜10図に示す
ように、軟質樹脂層80を二次成形している。
より具体的に説明すると、上記軟質樹脂層80は、第8〜
10図に示すように、バンド40の裏面の両側縁に沿って各
々形成され、成形時にその溶融樹脂を各貫通孔42を通し
て、バンド40の表面側に回り込ませ、バンド40の表面に
は、貫通孔42より大径な円形の抜止部81…を形成し、バ
ンド40と機械的な結合関係を持たせている。又、軟質樹
脂層80の成形材料には、一次成形材料より溶融温度が低
く、且つ弾性に富むエラストマー(例えば低密度ポリエ
チレン、軟質ビニルプラスチック等)を用いている。
つぎに、二次成形方法を簡単に説明すると、先に一次成
形したバンド40を、図示しないが、二次成形側の金型内
に挿入し、この金型内に溶融樹脂を充填する。溶融樹脂
は、バンド40の各貫通孔42を通して、バンド40の表面側
に回り込み、バンド40の表面側で硬化して抜止部81と成
ると共に、バンド40の裏面側では、軟質樹脂層80と成
る。
その際に、溶融樹脂がバンド40の裏面側で収縮すること
で、第1図に示すように、一次成形したバンド40を、そ
の軟質樹脂層80を内周とした円弧状にカールさせる。
尚、抜止部81と成る溶融樹脂も、バンド40の表面側で収
縮するが、抜止部81はバンド40の長手方向に点在するだ
けなので、バンド40をカールさせるには至らない。
つぎに、二次成形後の完成品たる保持装置20の使用手順
を、第11,12図を用いて説明すると、第11図は、ケーブ
ル10を保持し、且つパネル30に取り付けた状態を示す保
持装置20の要部断面図、第12図は、同上の要部平面図を
各々示す。
まず、カールしたバンド40を、第1,11図に示すように、
そのカールを利用して、ケーブル10の長さの途中の外周
面に巻き付けて、軟質樹脂層80を内周とするループLを
形成する。
つぎに、巻き付けたバンド40は、その自由端部をバック
ル50の差込口51の上下に広くなった入口52aに合わせて
差込み、差込口51の両斜面53に沿わせて、差込口51内を
その出口52bに向かって進行させ、差込口51の出口52bか
らバンド40の自由端部を引き出す。そして、引き出した
バンド40の自由端部を、さらに引き出すようすること
で、前記ループLを縮径させる。
バンド40によるループLを縮径させると、その軟質樹脂
層80が、ケーブル10の外周面に弾性的に当接すると共
に、このとき、ケーブル10の外周面に押されて、軟質樹
脂層80が僅かに押し潰される。
一方、バンド40をバックル50の差込口51に差し込むと、
その下に向いた係止爪41の先頭のものの斜面が、差込口
51内に上向きに突出する弾性爪60の爪部62の斜面に係合
する。ここで、バンド40を引き出すと、先頭に位置する
係止爪41と弾性爪60の爪部62との両斜面の係合により、
弾性爪60の弾性片61をその弾性力に抗して下方に撓み込
むことで、爪部62を乗り越える。そして、先頭から順に
位置する係止爪41により、同様に弾性爪60を順次、撓め
ながら進行する。
バンド40は、そのループLの内径が、ケーブル10の外径
にほぼ一致した位置で、もはや引き出せなくなり、バン
ド40を引き出す力を開放すると、当該位置で、弾性片61
が復帰することで、その爪部62が直上に位置する係止爪
41の一つに逆止的に係合し、バンド40をバックル50の差
込口51内に拘束する。
このとき、押し潰されていた軟質樹脂層80の弾性復元力
により、バンド40を引き戻そうとする力が働く。これに
対し、一つの係止爪41と弾性爪60がより緊密に係合しよ
うとすることで、バンド40を引き戻そうとする力に抗し
て、バックル50の差込口51内でのバンド40の逆進を阻止
する。
このため、係止爪41と弾性爪60とのピッチずれがあるよ
うな場合でも、このピッチずれを軟質樹脂層80の弾性復
元力により吸収することができる。
こうして、ケーブル10にバンド40を巻き付けて保持させ
たならば、保持装置20の係止脚70を、パネル30の取付孔
31に合わせて挿入すればよい。
係止脚70を挿入すると、その両係止片73がパネル30の取
付孔31の内縁に係合し、ここで係止脚70を強く押し込む
と、両係止片73が取付孔31の内縁に押されて、互いに内
方に撓み込むことで、取付孔31内にはまり込む。
そして、両係止片73が取付孔31を通過すると、樹脂の弾
性復元力により、パネル30の裏側で拡開し、両係止段部
76が取付孔31の下縁に各々係合することで、鍔部71の下
面との間で、パネル30を挾持することで、保持装置20の
係止脚70がパネル30の取付孔31に取り付く。尚、この取
付状態においては、鍔部71の左右両端の両当接部74が、
パネル30の表面に弾性的に当接する。このため、パネル
30の厚みに対する許容性が高く、係止脚70をガタ無く取
り付けることができる。
こうして、保持装置20をパネル30に取り付けることで、
保持装置20を介してケーブル10をパネル30の所定の位置
に固定することができる。
一方、ケーブル10を保持装置20のバンド40から外す必要
が生じた場合には、弾性爪60の延出部63をパネル30の表
面に向かって押し下げ、この状態でバンド40をバックル
50の差込口51から引き抜けばよい。
弾性爪60を押し下げると、その爪部62が係合状態にある
係止爪41から下方に係脱し、バンド40の拘束状態を解除
できる。
したがって、バンド40をバックル50の差込口51から引き
抜くことで、ケーブル10の交換等を容易に行うことがで
きる。
尚、図面に示した保持装置20には、パネル30に対する係
止脚70を形成したが、この係止脚70を省き、バンド40に
より複数本のケーブルを束ねるように使用してもよい。
又、係止脚70については、アンカー型に限らず、カヌー
型やターンファスナを使用してもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、次のような効果を
奏する。
すなわち、本考案によれば、軟質樹脂層が、バンドの裏
面側から貫通孔を通して表面側に回り込み、貫通孔より
大径な抜止部を形成しているので、バンドと軟質樹脂層
との機械的な結合強度を向上することができる。
また、軟質樹脂層を二次成形することで、バンドをケー
ブルに巻き付け易くカールさせることができるばかりで
なく、このとき、抜止部もバンドの表面側で収縮する
が、抜止部はバンドの長手方向に点在するだけなので、
バンドをカールさせるに至らない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はケーブ
ルとその保持装置の斜視図、第2〜7図は一次側の成形
品を示し、第2図はその平面図、第3図は同上のIII−I
II線に沿う断面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿う断
面図、第5図は第2図のV−V線に沿う断面図、第6図
は第2図のVI−VI線に沿う断面図、第7図は底面図、第
8〜10図は二次成形後の保持装置を示すもので、第8図
はその平面図、第9図は同上の一部を欠載した側面図、
第10図は第8図のX−X線に沿う断面図、第11〜12図は
保持装置の使用状態を示す各説明図である。 10……ケーブル、20……ケーブル保持装置 40……バンド、41……係止爪 42……貫通孔、50……バックル 51……差込口、60……弾性爪 80……軟質樹脂層、81……抜止部 L……ループ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さの方向に沿ってほぼ一定間隔で設けた
    複数の係止爪を有するバンドと、このバンドの基端部に
    連設すると共に、バンドの他端自由端部を通す差込口を
    有するバックルと、このバックルの差込口に通したバン
    ドの係止爪に逆止的に係合する弾性爪とを備え、 上記バンドと、バックル及びその弾性爪とを一体に硬質
    樹脂で一次成形すると共に、一次成形したバンドのケー
    ブルとの当接面には、軟質樹脂層を二次成形したケーブ
    ル保持装置において、 上記バンドの幅方向の両側縁には、前記係止爪の両側に
    各々位置すると共に、バンドの厚み方向の表裏面に貫通
    した貫通孔をバンドの長さ方向に沿って複数個形成し、 前記軟質樹脂層には、その成形時に前記各貫通孔を通し
    て、バンドの表面側に回り込み、当該貫通孔より大径な
    抜止部を各々形成すると共に、 前記軟質樹脂層が硬化する際に、バンドが前記当接面と
    なる裏面側で収縮することで、バンドをその軟質樹脂層
    を内周として円弧状にカールさせたことを特徴とするケ
    ーブル保持装置。
JP1990044395U 1990-04-25 1990-04-25 ケーブル保持装置 Expired - Lifetime JPH0735178Y2 (ja)

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