JPH0735080U - 筆記具のペン芯保持装置 - Google Patents
筆記具のペン芯保持装置Info
- Publication number
- JPH0735080U JPH0735080U JP6284593U JP6284593U JPH0735080U JP H0735080 U JPH0735080 U JP H0735080U JP 6284593 U JP6284593 U JP 6284593U JP 6284593 U JP6284593 U JP 6284593U JP H0735080 U JPH0735080 U JP H0735080U
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- pen core
- writing instrument
- holding device
- length
- recess
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ペン芯を確実に保持して作業効率の向上及び
良好な筆記状態が得られる筆記具のペン芯保持装置を提
供する。 【構成】 インキ室11を有する筆記具本体12と、該
筆記具本体12の先端に設けられる先軸13と、前記イ
ンキ室12開口部に装備される弁機構部14と、ペン芯
20とを備え、該ペン芯20が前記弁機構部14を介し
て外方に突出すると共に、前記先軸13内に挿入保持さ
れた筆記具のペン芯保持装置10において、前記ペン芯
20中央部に凹部21を形成すると共に、該ペン芯の凹
部21に遊嵌されるリブ部13aを前記先軸13内径部
に形成し、かつ、前記ペン芯の凹部21の長手方向の長
さをL、前記リブ部の長手方向の長さをm、ペン芯の最
大ストロークをnとしたとき、前記凹部の長手方向の長
さLを、L≧m+nに設定する。
良好な筆記状態が得られる筆記具のペン芯保持装置を提
供する。 【構成】 インキ室11を有する筆記具本体12と、該
筆記具本体12の先端に設けられる先軸13と、前記イ
ンキ室12開口部に装備される弁機構部14と、ペン芯
20とを備え、該ペン芯20が前記弁機構部14を介し
て外方に突出すると共に、前記先軸13内に挿入保持さ
れた筆記具のペン芯保持装置10において、前記ペン芯
20中央部に凹部21を形成すると共に、該ペン芯の凹
部21に遊嵌されるリブ部13aを前記先軸13内径部
に形成し、かつ、前記ペン芯の凹部21の長手方向の長
さをL、前記リブ部の長手方向の長さをm、ペン芯の最
大ストロークをnとしたとき、前記凹部の長手方向の長
さLを、L≧m+nに設定する。
Description
【0001】
本考案は、例えば、一般的にペイントマーカーと呼ばれるタイプの筆記具のペ ン芯保持装置に関する。
【0002】
従来、筆記具のペン芯保持装置1は、例えば、図4に示すように、インキ室2 を有する筆記具本体3と、該筆記具本体3の先端に設けられる先軸4と、前記イ ンキ室2開口部に装備される弁機構部5と、ペン芯6とを備え、該ペン芯6が前 記弁機構部5を介して外方に突出すると共に、前記先軸4内に挿入保持されたも のである(本願出願人が出願した実公昭61−12134号公報等)。
【0003】 しかしながら、この種の筆記具のペン芯保持装置1では、ペン芯6は先軸4及 び先軸4内に配置されるスポンジ等の中空体7で保持される構造であるので、組 立時にペン芯6が抜け出てしまったり、また、使用の際の撹拌時にペン芯6が抜 け出てしまうことが多く、作業効率が低下する点及び良好な筆記状態が得られな い点に問題点がある。
【0004】
本考案の目的は、上記従来の問題点を解決するものであり、ペン芯を確実に保 持して作業効率の向上及び良好な筆記状態が得られる筆記具のペン芯保持装置を 提供することにある。
【0005】
本考案者は、上記の問題点を解決するために、ペン芯保持装置のペン芯及び筆 記具本体の先端に設けられる先軸を特定構造とすることにより上記目的の筆記具 のペン芯保持装置を得ることに成功し、本考案を完成するに至ったのである。
【0006】 すなわち、本考案の筆記具のペン芯保持装置は、インキ室を有する筆記具本体 と、該筆記具本体の先端に設けられる先軸と、前記インキ室開口部に装備される 弁機構部と、ペン芯とを備え、該ペン芯が前記弁機構部を介して外方に突出する と共に、前記先軸内に挿入保持された筆記具のペン芯保持装置において、前記ペ ン芯中央部に凹部を形成すると共に、該ペン芯の凹部に遊嵌されるリブ部を前記 先軸内径部に形成し、かつ、前記ペン芯の凹部の長手方向の長さをL、前記リブ 部の長手方向の長さをm、ペン芯の最大ストロークをnとしたとき、前記凹部の 長手方向の長さLは、L≧m+nに設定されていることを特徴とする。
【0007】
本考案の筆記具のペン芯保持装置では、ペン芯中央部に凹部が形成され、該ペ ン芯の凹部に遊嵌されるリブ部が先軸内径部に形成され、かつ、ペン芯の凹部の 長手方向の長さをL、リブ部の長手方向の長さをm、ペン芯の最大ストロークを nとしたとき、上記ペン芯の凹部の長手方向の長さLが、L≧m+nに設定され ているので、ペン芯は常時先軸内径部に形成されるリブ部により規制され保持さ れる構造となる。
【0008】
本考案の実施例を図1〜図3を参照して説明するが、本考案はこれらの実施例 に限定されるものでない。
【0009】 図1〜図3は、本考案の実施の一例を示すものである。本実施例の筆記具のペ ン芯保持装置10は、図1及び図2に示すように、インキ室11を有する筆記具 本体12と、該筆記具本体12の先端に螺合によって設けられる先軸13と、前 記インキ室開口部11aに装備される弁機構部14と、ペン芯20とを備えてい る。
【0010】 弁機構部14は、筆記具本体12と先軸13との間に挟持された筒状の弁座体 15と、該弁座体15の先端側に設けられた弁座部16と、先軸13内に筒状の スポンジ体等の中空体17を介在して外方に突出するペン芯20の基端に連接す る弁棒18と、該弁棒18が弁座体15内に摺動可能に挿入され、弁棒18の周 面に膨隆する基端側が大径のテーパー状弁部18aと弁座体15の基部スプリン グ受け15aとの間に介在されるスプリング19とにより構成され、該スプリン グ19の弾発力によって常時弁部18aが弁座部16に当接している。
【0011】 ペン芯20は、図2に示すように、中央部に環状の凹部21が形成されており 、上記構成となる弁機構部14を介して外方に突出すると共に、前記先軸13内 に介在するスポンジ等の中空体17に挿入されている。 前記先軸13内径部には、上記ペン芯20の凹部21に遊嵌される環状配置と なる4個のリブ部13aが形成されている。そして、図1及び図3に示すように 、前記ペン芯20の凹部21の長手方向の長さをL、前記先軸13の内径部のリ ブ部13aの長手方向の長さをm、ペン芯20の最大ストロークをnとしたとき に、本実施例のペン芯の凹部の長さLは、L≧m+nに設定されている。
【0012】 このように構成される本実施例の筆記具のペン芯保持装置10は、ペン芯20 の中央部に凹部21が形成され、該ペン芯20の凹部21に遊嵌されるリブ部1 3aが先軸13の内径部に形成され、かつ、ペン芯20の凹部21の長手方向の 長さをL、リブ部13aの長手方向の長さをm、ペン芯20の最大ストロークを nとしたときに、上記ペン芯20の凹部21の長手方向の長さLが、L≧m+n に設定されているので、ペン芯20は常時先軸13内径部に形成されるリブ部1 3aにより規制され保持されることとなる。 本実施例の筆記具は、筆圧の程度によって弁部18aがスプリング19の弾発 力に抗して筆圧方向に移動しその隙間に応じてインキ量がインキ室11から弁座 部16を通ってペン芯20に含浸されることにより、筆記に供される。 上記ペン芯20の凹部21の長手方向の長さLが、L<m+nであると、ペン 芯20の確実な保持及び筆記に必要なインキ流出量の確保ができなくなる。
【0013】 本考案の筆記具のペン芯保持装置は、上述のように構成され、使用されるもの であるが、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を変更しない範 囲で種々の態様に設計変更等できるものである。 例えば、上記実施例において、ペン芯20は、中央部に形成される凹部21を 環状の凹部としたが、ペン芯20がリブ部13aにより規制され保持される構造 であれば、環状の凹部である必要はなく、例えば、溝形状の凹部でもよく、また 、この凹部に遊嵌されるリブ部13aは環状配置となる4個のリブ部である必要 はなく、少なくとも1個以上のリブ部であればよい。また、上記構成となる筆記 具のペン芯保持装置であれば、ペイントマーカーの他、サインペン、筆ペンなど の筆記具であってもよい。
【0014】 さらに、本考案が上記構成となる筆記具のペン芯保持装置であれば、その他の 筆記具本体の構造、形状、若しくは、弁機構部の構造、形状、並びに、筆記具に 組み込まれる部品等は何等限定されるものではない。
【0015】
本考案によれば、ペン芯は常時先軸内径部に形成されるリブ部により規制され 確実に保持されることとなるので、筆記に必要なインキ流出量の確保ができ、ま た、組立時にペン芯が抜け出てしまったり、若しくは、使用の際の撹拌時にペン 芯が抜け出てしまうことが防止され、従って、作業効率の向上及び良好な筆記状 態が得られる筆記具のペン芯保持装置が提供される。 また、本考案の筆記具のペン芯保持装置は、従来のペン芯及び先軸を特定構造 とするだけで大幅な性能向上を図ることができ、かつ、組み立て作業も従来と同 様にできる利点を有する。
【図1】本考案の実施例の一例を示す部分断面図であ
る。
る。
【図2】図1のa−a線断面図である。
【図3】本考案の使用状態の一例を示す断面図である。
【図4】従来の筆記具のペン芯保持装置の一例を示す断
面図である。
面図である。
10 ペン芯保持装置 11 インキ室 12 筆記具本体 13 先軸 13a リブ部 14 弁機構部 20 ペン芯 21 凹部 L 凹部の長手方向の長さ m リブ部の長手方向の長さ n 最大ストローク
Claims (1)
- 【請求項1】 インキ室を有する筆記具本体と、該筆記
具本体の先端に設けられる先軸と、前記インキ室開口部
に装備される弁機構部と、ペン芯とを備え、該ペン芯が
前記弁機構部を介して外方に突出すると共に、前記先軸
内に挿入保持された筆記具のペン芯保持装置において、
前記ペン芯中央部に凹部を形成すると共に、該ペン芯の
凹部に遊嵌されるリブ部を前記先軸内径部に形成し、か
つ、前記ペン芯の凹部の長手方向の長さをL、前記リブ
部の長手方向の長さをm、ペン芯の最大ストロークをn
としたとき、前記凹部の長手方向の長さLは、L≧m+
nに設定されていることを特徴とする筆記具のペン芯保
持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993062845U JP2594989Y2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 筆記具のペン芯保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993062845U JP2594989Y2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 筆記具のペン芯保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735080U true JPH0735080U (ja) | 1995-06-27 |
JP2594989Y2 JP2594989Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=13212056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993062845U Expired - Lifetime JP2594989Y2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 筆記具のペン芯保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594989Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP1993062845U patent/JP2594989Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2594989Y2 (ja) | 1999-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990126 |