JPH0734955Y2 - 立体メッシュ編物 - Google Patents

立体メッシュ編物

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JPH0734955Y2
JPH0734955Y2 JP538790U JP538790U JPH0734955Y2 JP H0734955 Y2 JPH0734955 Y2 JP H0734955Y2 JP 538790 U JP538790 U JP 538790U JP 538790 U JP538790 U JP 538790U JP H0734955 Y2 JPH0734955 Y2 JP H0734955Y2
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JP
Japan
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yarn
knitted fabric
dimensional mesh
denier
mesh
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JP538790U
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JPH0396386U (ja
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一利 戸屋
正彦 三和
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はバスマット,台所マットなどのマット類に用い
る水分移動性の良好な立体メッシュ編物に関するもので
ある。
従来の技術 従来、バスマットあるいは台所マットなどのマット類に
は綿糸あるいはアクリル糸を用いて製織されたパイル織
物が使用されていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のようなパイル織物を使用したバス
マットや台所マットなどの水に関係する商品では、表面
層に付着した水がすみやかに移動せず、足と接触する表
面が濡れた状態で不快感が伴なうという欠点を有してい
た。
本考案は上記の問題を解決するもので、軽量で三次元的
な変形に対応が可能で、しかも水分移動性の良好な立体
メッシュ編物を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本考案の立体メッシュ編物
は、メッシュ形状が4角または6角形状で一辺が2〜60
コースのメッシュ組織と地組織とを単糸繊度が100デニ
ール以上の糸と単糸繊度が0.01〜10デニールの糸からな
る連結糸で連結し、下記式で示す空隙係数Kが0.50〜0.
97であるものである。
K=1−(W/C・T) ただし、W:編物の目付(g/m2),C:繊維素材の平均密度
(g/cm3),T:編物の体積(cm3/m2) 本考案の立体メッシュ編物の構成の第1は、メッシュ形
状が4角または6角形状で一辺が2〜60コースのメッシ
ュ組織と地組織とを単糸繊度が100デニール以上の糸と
単糸繊度が0.01〜10デニールの糸からなる連結糸で連結
した構造に編成している点である。メッシュ形状が4角
または6角形状の組織であることにより、最も安定して
編成できると同時に、地組織の上に連結糸で構築する形
状も安定していて、圧縮特性と弾性回復特性に対しても
有利であり、4角または6角形状以外の他の多角形では
編成が不可能かあるいは極めて困難である。メッシュ組
織の一辺の編目のコース数は安定した立体メッシュ形状
を保つために2〜60コースが最も良好である。2コース
未満ではメッシュとしての価値が無く、60コースより多
くなるとメッシュ形状が過大となり、形態安定性が無
く、実用価値が低い。メッシュ組織と地組織とを連結す
る連結糸は単糸繊度が100デニール以上の糸と単糸繊度
が0.01〜10デニールの糸の2種類を使用することが必要
であり、100デニール以上の糸は立体メッシュ編物の形
態保持性に関与し、100デニール未満の糸では形態保持
性が低い。また、単糸繊度が0.01〜10デニールの糸は立
体メッシュ編物の表層に付着した水分を毛管現象により
良好に移動させるためのもので、この糸の繊度は小さい
ほど効果は大きいが、0.01デニール未満の糸は工業的に
生産することが困難であると共に極めて高価である。ま
た、10デニールを超えると水分移動性が悪くなり、好ま
しくない。地組織は三次元的変形に対する自在性の点か
ら編物であることが必要である。
本考案の立体メッシュ編物の構成の第2は上記式の空隙
係数Kが0.50〜0.97であることである。なお、繊維素材
が2種以上の場合は平均密度C(g/cm3)は加重平均で
算出する。空隙係数Kが0.50未満であると糸状の密度が
高く、メッシュ形状を呈することが難しくなると同時に
軽量化に対してもフ不利であり、また空隙係数Kが0.97
より大きい場合は編物を形成する糸条密度が低すぎて形
態安定性が乏しく、立体メッシュ形状を保持することが
困難で、いずれの場合も安定な立体メッシュ編物が得ら
れない。
また、本考案の立体メッシュ編物を形成する糸条は各用
途における要求性能に適合した糸条を配すれば良い。た
とえば、高吸水性が必要な場合はセルロース系繊維ある
いは吸水アクリル繊維などの糸条を用いれば良い。
作用 本考案の立体メッシュ編物は上記の構成により、軽量で
空隙率が高く、しかも三次元的変形に自在に対応でき、
かつ良好な水分移動性を有している。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例の水分移動性の良好な立体メ
ッシュ編物の要部を示す概略斜視図である。第1図に示
す水分移動性の良好な立体メッシュ編物は4角形状のメ
ッシュ組織1と地組織2を連結糸3で連結した構造を有
している。前記メッシュ組織1は500デニール/96フィラ
メントのポリエステルマルチフィラメント糸を用い、4
角形状の一辺を5コースで編成した。前記地組織2は10
番手の綿糸を用い、また連結糸3は220デニールのナイ
ロンモノフィラメントと150デニール/96フィラメントの
ポリエステルマルチフィラメント糸を用いて編成した。
編成はダブルラッセル編機:タイプRD6PLM−6(カール
マイヤ社製)を使用して行なった。編成した立体メッシ
ュ編物は目付Wが1400g/m2,繊維の平均密度Cが1.27g/
cm2,体積Tが7000cm3/m2であり、空隙率Kが0.84であ
った。
上記の立体メッシュ編物は上記の構成により、空隙率が
高く軽量で、三次元的変形に自在に対応でき、しかも水
分移動性が良好で、バスマット,台所マットなどのマッ
ト類や、靴中敷などの用途に好適であった。
考案の効果 以上のように本考案の立体メッシュ編物においては、片
面側が4角または6角形状で一辺が2〜60コースのメッ
シュ組織で、これと他面の地組織とを単糸繊度100デニ
ール以上の糸と短糸繊度0.01〜10デニールからなる連結
糸で連結しているので、空隙率が高く、軽量で、三次元
的変形に自在に対応でき、しかも極細繊維の毛管現象に
より表面に付着した水分がすばやく移動する特性を有
し、バスマットや台所マットなどのマット類や靴中敷な
どの広汎な用途に用いることができ卓越した性能を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の立体メッシュ編物の要部を
示す概略斜視図である。 1…メッシュ組織、2…地組織、3…連結糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メッシュ形状が4角または6角形状で一辺
    が2〜60コースのメッシュ組織と地組織とを単糸繊度が
    100デニール以上の糸と単糸繊度が0.01〜10デニールの
    糸からなる連結糸で連結し、下記式で示す空隙係数Kが
    0.50〜0.97である立体メッシュ編物。 K=1−(W/C・T) ただし、W:編物の目付(g/m2),C:繊維素材の平均密度
    (g/cm3),T:編物の体積(cm3/m2
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