JPH0734813A - 内燃機関用バルブ間隙調節装置 - Google Patents

内燃機関用バルブ間隙調節装置

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JPH0734813A
JPH0734813A JP5349520A JP34952093A JPH0734813A JP H0734813 A JPH0734813 A JP H0734813A JP 5349520 A JP5349520 A JP 5349520A JP 34952093 A JP34952093 A JP 34952093A JP H0734813 A JPH0734813 A JP H0734813A
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plunger
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combustion engine
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 一つの調節装置でもって吸気バルブ及び排気
バルブ間隙を調節する。 【構成】 内燃機関用バルブ間隙調節装置は、シリンダ
ヘッドに固定され両端に開口を有するガイド部材40
と;ガイド部材に往復運動可能に配置された第1プラン
ジャ42及び第2プランジャ44と;第1、第2プラン
ジャからの力を受けてロッカアームの先端を吸気、排気
バルブのステムと接触させる第1及び第2レバー70,
72と;第1、第2プランジャに側圧を加える圧力流体
を受け入れ、ロッカアームとバルブステムとの接触力を
一定に維持させる共通チャンバ52と;バルブの閉鎖時
に共通チャンバ内に圧力流体を再供給することができる
第1、第2プランジャの内部の独立チャンバ58,60
と;及び、共通チャンバの圧力低下時、独立チャンバ側
から共通チャンバに圧力流体を供給するチェックバルブ
手段とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用バルブ間隙調
節装置に係り、より詳しくは、一つのがた調節装置(l
ash adjuster)で吸気バルブと排気バルブ
間隙を調節できるようにする内燃機関用バルブ間隙調節
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関の吸気バルブと排気バ
ルブとの開閉作動はクランク側から動力を伝達されてな
されている。
【0003】かかる吸気バルブと排気バルブとの開閉時
期は内燃機関のパワーに影響を与えるが、吸気バルブは
ピストンの吸気行程前(排気行程の終了直前)に開放さ
れ吸気行程の死守点(BDC)を通った後に閉鎖され
る。かかる吸気バルブ開閉時期の慣性を用いて混合気を
できるだけシリンダ内に十分に流入させるためのもので
ある。これに比べ排気バルブは迅速に排気ガスを排出す
るために動力行程の終了前に開放され吸気工程の初期に
閉鎖される。
【0004】吸気バルブおよび排気バルブは、エンジン
の駆動力で回転するカム軸と、このカム軸の回転作用に
よってカム軸のノーズ部分に押されるカム軸フロアと、
このフロアの一側端部に位置してバルブのステムエンド
とカム軸フロアとの間隙(バルブ間隙)を調節するがた
調節装置を含むバルブトレーンとによって開閉されると
共にバルブの間隙は調節可能となっている。
【0005】バルブ間隙は、バルブ機構の各部品の温度
が上昇するに従い熱膨張することを考慮して決めるが、
一般にかかるバルブ間隙は調節スクリューで調節できる
構造になっている。
【0006】しかしながら、かかるバルブ間隙はエンジ
ンの駆動の際騒音を発生する一つの要因になり、またバ
ルブ間隙の調節が間違った場合には吸気バルブあるいは
排気バルブが閉鎖した状態において燃焼室内の混合気が
漏れる原因になる。
【0007】かかる問題点を改善するための方案とし
て、所謂油圧がた調節装置が開発されてバルブ間隙制御
装置として用いられている。かかる油圧がた調節装置は
米国特許第3,805,753号、同第4,098,2
40号、同第4,227,495号および同第4,78
8,947号などに開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記特許に開示されて
いる油圧がた調節装置はそれぞれシリンダヘッドに設置
されロッカアームに対し一定の方向に力を加えられる構
造を有し、シリンダヘッドに穿たれた通路を通じて供給
される油圧により作動するようになっている。
【0009】上記特許において、これから油圧がた調節
装置の共通点は、吸気バルブ及び排気バルブにそれぞれ
一個ずつ設けられるので、例えば、四気筒エンジンの場
合は8個の油圧がた調節装置を使用することである。
【0010】しかしながら、前記したように吸気バルブ
及び排気バルブにそれぞれ油圧がた調節装置を設けると
シリンダヘッドのレイアウトが複雑になり、また、部品
数の増加によりコストも上昇するという問題点がある。
【0011】したがって、本発明の目的は、一つの調節
装置をもって吸気バルブ及び排気バルブの間隙を調節で
きる内燃機関用バルブ間隙調節装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決する手段】本発明の内燃機関用バルブ間隙
調節装置は、吸気・排気バルブを開閉するバルブトレー
ンが設置されるシリンダヘッドと;シリンダヘッドに固
定され両端において側方に開かれた開口を有するガイド
部材と;ガイド部材の内側から各側方向に移動可能に配
置されて相反する第1方向及び第2方向に力を加える第
1プランジャ及び第2プランジャと;第1、第2プラン
ジャの第1方向あるいは第2方向の力を受けてロッカア
ームの先端を吸気バルブあるいは排気バルブのステムと
接触するようにする第1及び第2レバーと;ロッカアー
ムとバルブステムとの接触力を一定に維持せしめるため
に第1、第2プランジャに側圧を加える圧力流体を受け
入れる共通チャンバと;バルブの上昇により排出された
共通チャンバ内の圧力流体を再供給するため、油路と連
通することができる第1、第2プランジャの内部に設け
られた独立チャンバと;そして、共通チャンバの圧力が
低下する時、独立チャンバ側の圧力流体を共通チャンバ
側に供給するためこれらチャンバの間に設けられるチェ
ックバルブ手段と;を含む。
【0013】本発明の好ましい実施例においては、チェ
ックバルブ手段は、第1、第2プランジャに穿たれた孔
に位置するボール部材と、これらボール部材が孔に接触
するように弾性力を加える第2、第3弾性部材と、この
第2、第3弾性部材が能動的あるいは受動的に伸縮でき
るように保持するリテーナと、そして、リテーナを保持
すると共に第1、第2プランジャの急激な移動を防止す
るための第1弾性部材を含んでいる。
【0014】本発明の他の好ましい実施例においては、
第1、第2プランジャには、第1、第2レバーとの接触
部位に独立チャンバ内の圧力流体を供給できる孔が穿た
れており、それにより、その部位における摩擦抵抗を小
さくしたことを特徴とする。
【0015】本発明のさらに他の好ましい実施例におい
ては、ガイド部材には、第1、第2プランジャと当接す
るストッパが設けられており、それにより、第1、第2
プランジャの行程を制限して、ロッカアームとバルブス
テムとの過度な接触を生じさせないないようにしたこと
を特徴とする。
【0016】
【作用】本発明のバルブ制御装置は、吸気カムあるいは
排気カムのノーズ部位がロッカアームを押してバルブを
解放させると、ロッカアームの下降により第1、第2レ
バーが時計方向あるいは反対方向に回転しながら第1、
第2プランジャに対し力を加えるようになる。
【0017】このとき、第1、第2プラジャは中央方向
に力を受けるようになり、かかる作用によって、第1、
第2プラジャの間に形成された共通チャンバ内の圧力流
体が圧縮力を受けてガイド部材とプラジャとの間に漏れ
ながら共通チャンバ内の圧力は独立チャンバ内の圧力よ
り高くなる。
【0018】一方、バルブの閉鎖時は、共通チャンバの
容積が増える方向に第1、第2プラジャが移動する。共
通チャンバの独立チャンバより圧力が低くなると、独立
チャンバ内の圧力流体がボール部材を押しながら通路を
開放するようになるので独立チャンバ内の流体は共通チ
ャンバ内に移動する。このとき、移動する圧力流体によ
り共通チャンバ内の圧力が独立チャンバ内の圧力より高
くなるとボール部材が再び通路を閉鎖するようになる。
【0019】したがって、第1、第2プラジャは共通チ
ャンバ内の圧力流体により常に外側方向に移動力を受
け、この圧力によってレバーが回転しながらロッカアー
ムの一側端を上向きに押すのでバルブステムと接触する
ロッカアームの他側端部はバルブステムと常に接触した
まま移動することとなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の内燃機関用バルブ間隙調節装
置を好ましい実施例の添付図に基いて詳細に説明する。
【0021】図1及び図2は、本発明の内燃機関用バル
ブ間隙調節装置の好ましい実施例の側断面図及び分解斜
視図である。
【0022】バルブ間隙調節装置は、シリンダヘッドに
固設されるガイド部材40と、このガイド部材40の内
側にスライド可能に嵌合される第1プラジャ42及び第
2プラジャ44とを含んでいる。
【0023】ガイド部材40と第1、第2プラジャとの
間には、シーリング部材は設けられていない。これは、
第1、第2プラジャの間にある流体が圧縮時にガイド部
材40とプラジャとの間を通って漏出できるようにする
ためである。
【0024】ガイド部材40は、両側端部が開放した中
空形状に形成されており、この部材の内側に設ける第1
プランジャ42と第2プランジャ44との間には、これ
らプランジャに対し互いに反対方向に力を加えて移動さ
せることができるほどの充分な弾性力を有する第1弾性
部材46が設けられている。
【0025】第1弾性部材46は、第1、第2プランジ
ャ42,44を弾持すると共に、プランジャ42、44
の対抗面にそれぞれ配置するリテーナ48,50をその
側面に弾性的に保持する。
【0026】リテーナ48,50は、第1プランジャ4
2、44の間に形成される共通チャンバ52内に向かい
合う状態で位置する。これらリテーナ48,50は、底
部48a,50aとこの底部から折り曲げられて延長さ
れる壁部48b,50bとからなっている。
【0027】リテーナ48,50の内側には、チェック
ボール部材54、56がそれぞれ位置している。これら
チェックボール部材54、56は、第1、第2プランジ
ャ42、44の内側に形成される独立チャンバ58、6
0と共通チャンバ52とを連通して流体が流れるように
するため穿たれた通路62、64を選択的に開閉させる
役割をする。
【0028】チェックボール部材54、56が第1、第
2プラジャ42、44に穿たれた通路62、64に位置
して開閉し得るように、各リテーナ48,50の内側と
チェックボール部材54、56との間には、これらチェ
ックボール部材54、56の自重を支えるのに充分な弾
性力を有する第2弾性部材66と第3弾性部材68とが
設けられている。
【0029】かかる構造において、第1弾性部材46は
リテーナ48,50に対し力を加え、第2、第3弾性部
材66、68はこれらリテーナ48,50に第1弾性部
材46とは反対の方向から力を加える。リテーナ48,
50は、第1、第2プランジャの側面に密着維持させな
ければならないので、第1弾性部材46の弾性力は、第
2、第3弾性部材66、68の弾性力より大きくなけれ
ばならない。
【0030】共通チャンバ52内の圧力によって、第
1、第2プランジャ42,44はそれぞれ相反した外側
方向に移動しようとする力を保有しつつ、第1、第2レ
バー70、72,と接触している。従って、これら第
1、第2レバー70、72は、軸74、76を中心に回
転しようとする力を蓄積保有している。
【0031】第1、第2プランジャ42、44は直線運
動をし、この直線運動により第1、第2レバー70、7
2が回転運動をするので、第1、第2プランジャ42、
44にそれぞれ接触する第1、第2レバー70、72の
接触部位は摩擦による抵抗が生じる。
【0032】この抵抗は、本発明によるバルブ間隙の制
御上好ましくないので、この実施例においては、第1、
第2プランジャ42、44の先端部78、80を球形上
に形成し、これら先端部78、80と接触するレバー7
0、72には球形凹所82、84を形成して直線運動お
よび回転運動が個別的に行えるようにしている。
【0033】また、好ましくない摩擦抵抗をさらに小さ
くするために、第1、第2プランジャの先端部78、8
0に、独立チャンバ58、60と連通してこれらチャン
バ内の流体を先端部78、80および球形凹所82、8
4に供給して潤滑作用をできるようにする通路86、8
8を形成している。
【0034】前述したように、第1、第2プランジャ4
2、44は、互いに対向する面が第1弾性部材46で弾
持され、これらの間に共通チャンバ52が形成されて外
側方向に移動力を受けるようになっている。この力によ
って、第1、第2プランジャ42、44が過度な力を受
けてガイド部材40から離脱することを防止するため、
ガイド部材40の両側端部にストッパ90、92を設け
ている。
【0035】これらストッパ90、92は、ガイド部材
40に嵌合固定されており、第1、第2プランジャ4
2、44の移動を制御するため、ガイド部材40の内側
に突出する延長部94、96を形成している。
【0036】第1、第2レバー70、72は、シリンダ
ヘッド上に固設される軸74、76に回動可能に設置さ
れ、これらレバーはそれぞれ異なる方向に延長する第1
プロング98、99と第2プロング100、101とを
有している。
【0037】第1プロング98、99は、それぞれ第
1、第2プランジャ42、44に対し力を加えるかこれ
らプランジャから力を受ける位置にあり、第2プロング
100、101は、それぞれ図3に示すように、ロッカ
アーム20、22に対し力を与えるか受ける位置にあ
る。
【0038】図3は、本発明による内燃機関用バルブ間
隙調節装置が内燃機関のシリンダヘッド102に設置さ
れた状態を示すものである。
【0039】混合気をシリンダ内に流入させるため開放
あるいは閉鎖する吸気バルブ8及び燃焼されたガスを排
出させるため開放あるいは閉鎖する排気バルブ10のバ
ルブステム104、106は、その先端部がロッカアー
ム20、22の一側端部と接触している。
【0040】ロッカアーム20、22は、バルブステム
104、106と接触する第1接触端部108、110
と、第1、第2レバー70、72と接触する第2接触端
部112、114とを含んでいる。このロッカアーム2
0、22には、吸気カム16及び排気カム18が接触す
る部位に摩擦抵抗を小さくするためのローラ115、1
17が回転可能に設けられている。
【0041】そして、本発明による内燃機関用バルブ間
隙調節装置の第1、第2レバー70、72がロッカアー
ム20、22の第2接触端部112、114と接触して
おり、それにより、第1、第2プランジャ42、44の
移動力が伝達されてロッカアーム20、22の第1接触
端部108、110が吸気、排気バルブ8、10のステ
ムの上端部に対し一定の力で加圧しつつ接触状態を維持
できるようになっている。 内燃機関用バルブ間隙調節
装置のガイド部材40にはそれぞれ独立チャンバ58、
60の方に流体を供給するための油路116、118が
穿たれており、オイル供給手段(図示省略)からシリン
ダヘッド102に穿たれた通路120を通って流体を供
給できるようになっている。
【0042】本発明の内燃機関用バルブ間隙調節装置で
は、エンジンが駆動すると、吸気カム16及び排気カム
18は、クランク軸から回転動力を伝達されて同期して
回転するようになる。このとき、吸気カム16あるいは
排気カム18のノーズ部位がロッカアーム20、22の
ローラ115、117と接触する時点から2個のロッカ
アーム20、22のうち、いずれか一つのロッカアーム
が他のロッカアームよりも先に移動して該バルブ(吸気
バルブあるいは排気バルブ)を開放させることになる。
【0043】このとき、作動するロッカアームを吸気バ
ルブ8に関係するものにして以下説明すると、ロッカア
ーム20の第2接触端部112が第1レバー70の第2
プロング100を上方から下方に押すので、このレバー
は図面から見て反時計方向(図においてX方向)に回動
する。
【0044】かかる作用によって、第1レバー70の第
1プロング98は第1プランジャ42を第2プランジャ
44の方に押すようになる。排気バルブ10と関係する
第2プランジャ44は移動しない状態にあるので、第1
プランジャ42と第2プランジャ44との間に形成され
た共通チャンバ52内の圧力流体は圧縮力を受け、この
共通チャンバ52は高圧チャンバになる。
【0045】しかしながら、流体は圧縮しない物性を有
しているので、第1プランジャ42が移動すると共通チ
ャンバ52内の流体はガイド部材40と第1プランジャ
42との間から漏出する。その結果、共通チャンバ52
は圧力が低下するので第1プランジャ42は移動できる
ようになる。
【0046】そして、吸気行程が終了して吸気カム16
のベース円部がロッカアーム20のローラ115と接触
すると、ロッカアーム20に加わっていた押圧力が消滅
するので、吸気バルブ8はバルブスプリングにより上昇
(閉鎖)するようになる。
【0047】従って、第1レバー70の第2プロング1
00に加わっていた力がなくなる。この時、第1プラン
ジャ42の移動により圧縮されていた第1弾性部材46
の弾性力が第1プランジャ42に加わっているので、第
1プランジャ42は、吸気行程時と反対方向に、すなわ
ち、図面からみて左側に移動力を受ける。さらに、共通
チャンバ52が実質的に独立チャンバ58より圧力が低
くなった状態であるので、チェックボール部材54は、
独立チャンバ58内の流体により共通チャンバ52の方
に移動力を受けるようになる。
【0048】かかる作用によって、第1プランジャ42
に形成された通路62が開放し、これにより、独立チャ
ンバ58内の流体が共通チャンバ52の方に移動するよ
うになる。
【0049】このとき、共通チャンバ52内の圧力が独
立チャンバ58内の圧力より大きくなると、チェックボ
ール部材54は再び左側に移動して通路62を遮断す
る。このように、共通チャンバ52の圧力が高くなり、
さらに、第1プランジャ42に加わっていた力が除去さ
れることにより、第1プランジャ42は左側に移動して
第1レバー70に対し時計方向(図のX方向と逆の方
向)の回動力を伝達するようになる。
【0050】かかる作用によって第1レバー70の第2
プロング100は、吸気バルブ8の上昇と干渉すること
なく、バルブステム104の上端部と接触する。
【0051】
【発明の効果】以上のように、前記した作動説明は吸気
側について説明したものであるが、かかる作動は排気側
においても同一になされるので、吸気バルブ及び排気バ
ルブのステムの上端部とロッカアームとの間隙とを一つ
の制御装置で一定に維持させることができるという利点
がある。
【0052】かかる装置の他の特徴は、一つの制御装置
を用いるためシリンダヘッドのレイアウトを簡単にで
き、また、吸気及び排気側にそれぞれ別途の制御装置を
用いていた従来の制御装置に比べ部品数が少ないのでコ
ストが安いという経済的な利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関用バルブ間隙調節装置の好ま
しい実施例の側断面図である。
【図2】本発明の内燃機関用バルブ間隙調節装置の他の
実施例の側断面図である。
【図3】本発明による内燃機関用バルブ間隙調節装置が
内燃機関のシリンダヘッドに設置された状態を示す側断
面図である。
【符号の説明】
8 吸気バルブ 10 排気バルブ 16 吸気カム 18 排気カム 20、22 ロッカアーム 40 ガイド部材 42、44 第1、第2プランジャ 46、66、68 第1、第2、第3弾性部材 48、50 リテーナ 52 共通チャンバ 54、56 チェックボール部材 58、60 独立チャンバ 62、64 通路 70、72 第1、第2レバー 74、76 軸 78、80 先端部 82、84 球形凹所 86、88 通路 90、92 ストッパ 94、96 延長部 98、99 第1プロング 100、101 第2プロング 102 シリンダヘッド 104、106 バルブステム 108、110 第1接触端部 112、114 第2接触端部 115、117 ローラ 116、118 油路 120 通路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気・排気バルブを開閉するバルブトレ
    ーンが設置されるシリンダヘッドと;前記シリンダヘッ
    ドに固定され両端において側方に開かれた開口を有する
    ガイド部材と;前記ガイド部材の内側から各側方向に移
    動可能に配置されて相反する第1方向及び第2方向に力
    を加える第1プランジャ及び第2プランジャと;前記第
    1、第2プランジャの第1方向あるいは第2方向の力を
    受けてロッカアームの先端を吸気バルブあるいは排気バ
    ルブのステムと接触するようにする第1及び第2レバー
    と;前記ロッカアームとバルブステムとの接触力を一定
    に維持せしめるために前記第1、第2プランジャに側圧
    を加える圧力流体を受け入れる共通チャンバと;バルブ
    の上昇により排出された共通チャンバ内の圧力流体を再
    供給するため、油路と連通することができる前記第1、
    第2プランジャの内部に設けられた独立チャンバと;そ
    して、 前記共通チャンバの圧力が低下する時、独立チャンバ側
    の圧力流体を共通チャンバ側に供給するためこれらチャ
    ンバの間に設けられるチェックバルブ手段と;を含む内
    燃機関用バルブ間隙調節装置。
  2. 【請求項2】 チェックバルブ手段は、第1、第2プラ
    ンジャに穿たれた孔に位置するボール部材と、これらボ
    ール部材が孔に接触するように弾性力を加える第2、第
    3弾性部材と、この第2、第3弾性部材が能動的あるい
    は受動的に伸縮できるように保持するリテーナと、そし
    て、前記リテーナを保持すると共に第1、第2プランジ
    ャの急激な移動を防止するための第1弾性部材を含んで
    なることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用バル
    ブ間隙調節装置。
  3. 【請求項3】 第1、第2プランジャには、第1、第2
    レバーとの接触部位に独立チャンバ内の圧力流体を供給
    できる孔が穿たれており、それにより、その部位におけ
    る摩擦抵抗を小さくしたことを特徴とする請求項1に記
    載の内燃機関用バルブ間隙調節装置。
  4. 【請求項4】 ガイド部材には、第1、第2プランジャ
    と当接するストッパが設けられており、それにより、第
    1、第2プランジャの行程を制限して、ロッカアームと
    バルブステムとの過度な接触を生じさせないないように
    したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用バル
    ブ間隙調節装置。
  5. 【請求項5】 第1、第2プランジャは、それぞれ先端
    部が球形状とされてなることを特徴とする請求項1に記
    載の内燃機関用バルブ間隙調節装置。
  6. 【請求項6】 第1、第2レバーは、第1、第2プラ
    ンジャと接触して力を受けるか伝達する第1プロング
    と、ロッカアームから力を受けるか伝達する第2プロン
    グとを含むことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関
    用バルブ間隙調節装置。
  7. 【請求項7】 吸気バルブ及び排気バルブの開閉作用に
    よって連動するロッカアームの移動方向に沿って円周方
    向の変位を起こす第1、第2レバーと;一方のバルブの
    解放時に第1レバーによって移動せしめられる第一のプ
    ランジャ及び他方のバルブの閉鎖時に第2レバーによっ
    て保持固定される第二のプランジャと;前記プランジャ
    のうちいずれか1つのプランジャが、固定されたプラン
    ジャの方向に移動できるようにガイドするガイド部材
    と;いずれか1つのプランジャの移動によって前記一対
    のプランジャの間の流体が圧縮力を受け高圧チャンバに
    変換すると共にかかる流体がプランジャとガイド部材と
    の間を漏出することができる共通チャンバと;前記圧縮
    動作とは逆に、バルブの解放時に流体を圧縮していたプ
    ランジャが外側に移動して共通チャンバの体積を増加さ
    せることにより低圧に変わる共通チャンバに、液圧を供
    給するため流体供給手段と連通している独立チャンバ
    と;前記独立チャンバと共通チャンバとの間に設置さ
    れ、共通チャンバの圧力変化に応じて、独立チャンバの
    流体を共通チャンバに移動できるように通路を解放する
    チェックバルブ手段と;そして、 前記一対のプランジャの間に配置され、いずれか1つの
    プランジャが、固定されたプランジャの方向に移動する
    時、該プランジャが急激に移動しないようにすると共
    に、弾性力を蓄積して該プランジャに加えられた力が解
    放された時該プランジャの外側方向への移動を増長する
    弾性部材と;を含む内燃機関用バルブ間隙調節装置。
  8. 【請求項8】 ガイド部材の両側端の開口部には、プラ
    ンジャがガイド部材から離脱しないようにするストッパ
    が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の内
    燃機関用バルブ間隙調節装置。
  9. 【請求項9】 チェックバルブ手段は、通路の直径より
    も大きいチェックボール部材と、チェックボール部材を
    前記通路の方に押圧するように配置され、共通チャンバ
    が独立チャンバよりも低い圧力となる時、独立チャンバ
    内の圧力流体によって圧縮されるような弾性力を有する
    弾性部材と、そして、チェックボール部材及び弾性部材
    を収容して弾性部材の圧縮時に後方に離脱することを防
    止するためのリテーナとを含んでなることを特徴とする
    請求項7に記載の内燃機関用バルブ間隙調節装置。
  10. 【請求項10】 これらプランジャは、レバーと接触す
    る部位の摩擦抵抗を小さくするため、先端接触部を球状
    に形成することを特徴とする請求項7に記載の内燃機関
    用バルブ間隙調節装置。
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