JPH0734773Y2 - 固定循環式スキーリフトの搭乗支援装置 - Google Patents

固定循環式スキーリフトの搭乗支援装置

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JPH0734773Y2
JPH0734773Y2 JP1989100893U JP10089389U JPH0734773Y2 JP H0734773 Y2 JPH0734773 Y2 JP H0734773Y2 JP 1989100893 U JP1989100893 U JP 1989100893U JP 10089389 U JP10089389 U JP 10089389U JP H0734773 Y2 JPH0734773 Y2 JP H0734773Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は索道の分野において、搭乗用のコンベア装置を
そなえたスキーリフトの搭乗支援装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 索道設備は山岳、傾斜地における輸送、交通機関として
用いられるが、特に積雪地におけるスキーリフトとして
多用されている。
現行制度上、乙種特殊索道と呼称されるスキーリフトに
は、固定循環式のものと、自動循環式のものとがある。
固定循環式のスキーリフトは、循環する索条に固定式握
索機を用いて椅子式搬器を半永久的に固着して運行を行
うもので、比較的簡単な構成であり、従来から著しく多
数、実施されている。
一方、自動循環式のスキーリフトは、循環する索条に自
動式握索機を用いて椅子式搬器を脱着可能に連結して索
条と共に搬器を移動し、ターミナル(停留場をいう。以
下同じ。)においては搬器を索条から離れさせて緩速移
送し、この間に乗降を行わせるもので、運転速度を大き
くすることができるので近年は多く用いられるようにな
ってきている。しかし、設備が比較的大規模となるとい
う難点もある。
前記固定循環式スキーリフトは、構成が簡単で、経済的
に建設できる利点があるが、ターミナル内の運転速度は
索道線路中の運転速度と同一速度のため、移動中の搬器
に安全に乗降可能な速度には一定の限界があって、それ
以上に運転速度を向上することができないという問題点
があった。
このような問題点に対して、乗降位置に乗客乗降に支援
するためのコンベア装置を用いる次のような先行技術が
知られている。
実開昭47-16520号公報「チエアーリフトの乗降装置」に
は、リフトターミナルの乗り場または降り場に沿って索
条速度より遅い速度で定速循環するコンベアが設けら
れ、乗客は搬器の進行とのタイミングを見計って、静止
位置からこのコンベアに乗り移り、コンベアを経て搬器
に搭乗するようにしたものである。
特開昭48-2652号公報「リフト用の動く乗降場における
搬器に乗る方法」においても、前記のものとはほぼ同様
の索条速度に従って調整した一定速度で循環するコンベ
アを用いて乗降を行うものが示されている。
また、実開昭60-91547号公報「リフト搭乗装置」に示さ
れたものは、前記と同様のコンベアを用いると共に、こ
のコンベアのベルト面に乗り込み位置の表示が付されて
いて、この表示位置と、乗車すべき搬器の移動とが連動
関係を有するように駆動され、乗客は前記表示に従って
コンベア上に乗れば、搬器移動のタイミングと一致して
好適に搬器に搭乗できるように企図されたものである。
このような先行技術で提案されたものは、夏山用リフト
或いはスキーリフトを対象として提案されたものである
が、これらは何れも静止点から連続回転するコンベアに
まず移乗し、次いでコンベア上から搬器に搭乗するよう
にした点は共通である。ここでは「静止位置と移動する
搬器との間の速度差を、「静止位置とコンベアとの間の
速度差」と「コンベアと搬器との間の速度差」との2段
階に分割し、それぞれの速度差を小さくすることにより
乗車または降車の衝撃を緩和、解消しようとしたもので
あった。
[考案が解決しようとする課題] ところが、固定式リフト、特に固定式のスキーリフトの
運転速度が従前より向上され、また更に向上が志向され
るようになって従来提案された装置では不十分となって
きた。
前記の如きコンベア装置は、その運転速度を搬器速度の
50%程度として速度差の緩和がはかられるが、リフトが
高速化されるとこれに伴ってコンベアも高速にする必要
がある。しかしコンベア装置の速度をあまり上昇させる
と今度は静止位置からコンベア装置に移乗するときに速
度差が大きくなりすぎてショックがあったり転倒のおそ
れがあるという問題を生ずる。例えば良く知られている
ように、エスカレータ、動く歩道等にはこのような乗り
移り時の安全の問題があり、現行の設備では0.5m/s程度
とされているのと同様である。
一方、リフト、特に固定式のスキーリフトの運転速度は
日本国内において現行2.5m/s程度に制限されているが、
これをもっと高速にしたいという希求はしばしば提起さ
れている。
このような固定循環式のスキーリフトにおいては、ター
ミナルにおける降車の際は、乗客がスキー板を履いて積
雪滑走面上を搬器の速度よりも速い速度で滑走して退去
できるので、降車困難という問題は生じ難い。しかし搭
乗の場合には問題があり、搭乗のための支援装置を必要
とする。しかしながら支援装置に従来のようなコンベア
装置のみを用いてコンベアの速度も益々上昇させる必要
があり、静止位置からこのようなコンベアに移乗する時
の安全が問題となり、採用することができなかった。
本考案は、このような事情の改善のために、高速運転さ
れる固定循環式スキーリフトにおいても乗客の搬器乗車
を安全に行うことができるように支援するための装置の
提供を目的としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] この目的にそって本考案は、高速で運転される固定循環
式スキーリフトに安全に搭乗させるための共通の技術課
題に係わる第1考案と、第2考案とよりなっている。
第1考案は、両端ターミナルの滑車と滑車との間に張架
され循環する索条に搬器を咬着懸垂して前記索条の移動
と共に前記搬器を運行し、前記搬器にはスキー板を履い
た乗客を搭乗させて輸送を行う固定循環式スキーリフト
の前記ターミナルにおいて、乗客の進入路付近に配設さ
れ前記搬器の移動と連動して乗客の進入可否を指示する
乗客制御手段と、乗客の搭乗位置付近に前記搬器経路に
沿って配設され無端状に循環駆動される搭乗コンベア装
置と、前記乗客制御手段と前記搭乗コンベア装置との間
の乗客進入の経路に配設された乗客加速手段とをそなえ
てなり、前記乗客加速手段は乗客がスキー板で滑走して
零速から前記搭乗コンベア装置の速度と近似速度まで加
速することが可能な滑走面となした下降勾配区間を形成
したものである固定循環式スキーリフトの搭乗支援装置
として構成したものである。
また第2考案は、両端ターミナルの滑車と滑車との間に
張架され循環する索条に搬器を咬着懸垂して前記索条の
移動と共に前記搬器を運行し、前記搬器にはスキー板を
履いた乗客を搭乗させて輸送を行う固定循環式スキーリ
フトの前記ターミナルにおいて、乗客の進入路付近に配
設され前記搬器の移動と連動して乗客の進入可否を指示
する乗客制御手段と、乗客の搭乗位置付近に前記搬器経
路に沿って配設され無端状に循環駆動される搭乗コンベ
ア装置と、前記乗客制御手段と前記搭乗コンベア装置と
の間の乗客進入の経路に配設された乗客加速手段とをそ
なえてなり、前記乗客加速手段は乗客を零速から前記搭
乗コンベア装置の速度と近似速度まで加速するようにし
た加速コンベア装置を用いてなるものである固定循環式
スキーリフトの搭乗支援装置、として構成したものであ
る。
[作用] 固定循環式スキーリフトのターミナル内において、索条
は索道線路から導入され滑車に巻き掛け屈折されて再び
索道線路に導かれている。搬器は索条の運行と共に循環
運行する。
ターミナル内の乗客搭乗位置付近には索条に沿って搭乗
コンベア装置が設けられている。ターミナルの乗客進入
路には乗客制御手段として例えばゲート装置が設けられ
ている。かつこのゲート装置と搭乗コンベア装置との間
には乗客加速手段が設けられている。また、索条通過位
置には搬器検出器をそなえており、索条の移動量を検出
する索条移動量検出器を備えている。
ここで、前記加速手段に勾配区間を用いる場合は次のよ
うに作用する。索条の運転が行なわれている時は常時、
搭乗コンベア装置は索条速度より遅い速度で連動運転が
継続されている。また乗客制御手段は乗客の進入を阻止
するようになっており、乗客は進入路で待機している。
ここで搬器検出器の信号と及び索条移動量検出器との信
号に基づく進入適時になると乗客制御手段が開かれ、乗
客が勾配区間に滑走進入し加速され、このまま搭乗コン
ベア装置に速度差を少なく移動乗車する。乗客は該搭乗
コンベア装置で移送され、後方から追いついてくる搬器
に乗車位置付近で搭乗して索道線路へ出発する。
次に、前記加速手段に加速コンベア装置を用いた場合に
は次のように作用する。索条の運転が行なわれている時
は常時、搭乗コンベア装置は索条速度より遅い速度で連
動運転が継続されている。また乗客制御手段は乗客の進
入を阻止するようになっており乗客は進入路で待機して
いる。ここで加速コンベア装置は停止している。ここで
搬器検出器の信号と及び索条移動量検出器の信号に基づ
く進入適時になると乗客制御手段が開かれ、乗客は加速
コンベア装置に進入する。かつ、前記搬器検出器の信号
に基づいて前記乗客制御手段の開放とほぼ同時または多
少の経時後に加速コンベア装置は乗客を載せて起動し、
索条移動量検出器の信号にもとづいて搭乗コンベア装置
とほぼ同じ速度まで加速する。乗客はスキー板を履いて
加速コンベア装置で加速移送され、搭乗コンベア装置に
ほぼ速度差なく移送され、更に搭乗コンベア装置で移送
されて進行すると、後方から追いついてくる搬器に乗車
位置付近で搭乗して索道線路へ出発する。
[第1実施例] 本実施例は前記の第1考案に対応したものである。
第1図において、ターミナル1Aの領域内には滑車2が枢
設されており、索条3は索道線路4から矢印5a方向にタ
ーミナル1Aの領域内に導入され滑車2の周縁に巻き掛け
屈折されたのち矢印5b方向に再び索道線路4へ誘導され
ている。かつ、索条3の到着側3a、出発側3bはそれぞれ
地上に立設された支柱6に具えた受圧索輪7または7に
支承誘導されている。索条3には握索機11を介して椅子
式の搬器10が咬着されており、図においては該搬器10が
1台のみ示されているが、索条3には通常のとおり所定
間隔ごとに合計複数台が固着されている。
ここで、索条3の出発側3bの後方延長線上であって、か
つターミナル1Aの後方付近には点線でほぼ範囲を示した
乗客のための進入路15が定められており、乗客は矢印16
方向に進入するように誘導される。次に進入路15のb点
付近には乗客制御装置20としてゲート装置21が配設され
ている。ゲート装置21は、両側に支柱22,22を立設して
該支柱22,22にそれぞれ可動柵乃至は扉23または23をヒ
ンジで蝶動開閉可能にそなえたもので、扉23,23の閉鎖
時には実線で示した如くとなって乗客の進入を阻止し、
扉23,23の開放時には鎖線で示した扉の位置23a,23aをと
り、乗客の進入を許容するようにしたもので、公知の装
置を用いている。
次に、b点付近からc点付近に至る区間には乗客加速手
段30として勾配区間31が配設されている。この勾配区間
31は、b点からc点に向かって緩下降の勾配をなしてお
り、進入路15から進入しスキー板を履いた乗客が滑走に
よって加速され、後記の搭乗コンベア装置40に衝撃なく
移乗するために設けられているものである。この勾配区
間31には人工スキー場用のマット等を表面に貼付したも
のが好適であり、各種のものがあるがプラスチックスの
繊維状乃至フィラメント状素材を刷毛状に植毛したもの
などが知られており、このようなマットを用いて滑走し
易いように調整する。またはこれに代えて積雪面を以っ
て下降勾配の滑走面を形成することもできる。
次に、c点付近から、搭乗位置17であるd点を経てe点
付近に至る間には搭乗コンベア装置40が配設されてい
る。搭乗コンベア装置40は両端のドラム41,42間にベル
ト43を無端状に張架循環させたもので、一方のドラム42
には可変速電動機等の駆動手段44を連結して駆動するよ
うになっている。該搭乗コンベア装置40は索条3の運転
中は常時回動するようになされる。
次に前記の支柱6にそなえた支柱アーム6aにおいて索条
3の到着側3aには搬器検出器SCが備えられている。この
搬器検出器SCは索条3の移動と共に搬器10が該位置を通
過するとこれを検出して第3図の如くゲート制御器CGT
に信号を送出する。
滑車2付近には索条移動量検出器SRが配設されている。
索条移動量検出器SRは滑車2を介して索条3の移動量に
比例したパルス信号を発生するもので、例えば、滑車2
の周縁付近に等間隔に検出片を設けておき、この検出片
の通過毎にセンサで検出してパルス信号を送出するよう
にしたものなどが利用できる。パルス信号1ヶは索条3
の一定長さと対応しているので、パルス信号を計数する
ことによって索条3の移動量を知ることができる。これ
は例えば、実公平1-9732号公報「索道滑車における索条
移動量検出装置」等によって開示されている。このよう
な索条移動量検出器SRからの信号はゲート制御器CGTへ
送出されている。
次に、索条速度検出器SVは、本実施例の場合、滑車2の
軸2a付近に設けられている。滑車2の軸2aから回転を取
り出し、滑車2の回転数乃至は索条3の速度に比例した
アナログ信号例えば電圧信号等を発生するもので、該信
号は搭乗コンベア制御器CLCに送出されている。
これらは第3図に示したような伝達関係をなして結ばれ
ており、作用関係は後記する。
このような配置の配設関係及び信号の伝達関係を用いた
本第1実施例における動作関係について説明する。
索条3は索道線路4から矢印5a方向に進行し、p点付近
を経てターミナル1A内に進入し、滑車2の周縁に巻き掛
けられてq,r点を経て、更にd,e点を通って、再び索道線
路4へ矢印5b方向に導かれている。搬器10は握索機11に
より索条3を握索しており、従って搬器10は索条3と同
じ経路を経て進行する。
ゲート装置21の扉22,22は閉じており、乗客12は第2図
の如く進入路15で待機している。また搭乗コンベア装置
40のベルト43は駆動手段44によって、索条3の運転中は
矢印45a方向へ運転が継続されている。
索条移動量検出器SRは索条3の一定移動量毎にパルス信
号をゲート制御器CGTへ送出している。ここで搬器10が
索条3の移動と共にp点付近を通過すると搬器検出器SC
がこれを検出しゲート制御器CGTに信号を送出する。ゲ
ート制御器CGTにおいては搬器検出器SCからの信号を受
けたときから索条移動量検出器SRからの信号を計数し、
該計数が設定値に達するとゲート装置21の扉23,23の開
放指令を行う。ここで前記計数の設定値は、乗客が搬器
に対して乗車タイミングが合致するように定められるよ
うに調整可能とするのが好適である。
このようにゲート装置21の扉23,23の開放指令がなされ
ると扉23,23は鎖線で示された扉の位置23a,23aの如く開
放され、乗客12は、乗客加速手段30である勾配区間31へ
スキー板で滑走しながら進入する。該勾配区間31は緩下
降勾配が付されており、かつ滑車面は摩擦計数が小さく
調整されたマット材等を用いて形成されているので、乗
客12はやや加速されて進行し次の搭乗コンベア装置40の
ベルト43にそのまま移乗する。乗客12はベルト43の移動
と共に進行すると後方から進行してきた搬器10が次第に
追尾し、乗車位置であるd点付近で搬器10aが乗客12aに
図示の如く接近し、ここで乗客は搬器に腰掛け搭乗して
索道線路4へ出発する。
搭乗コンベア装置40は搭乗コンベア制御器CLCによって
運転速度を制御されており、該搭乗コンベア制御器CLC
は索条速度検出器SVの信号に基づいて索条3の速度に比
例速度で運転するよう制御を行っている。搭乗コンベア
装置40の運転速度は索条3の運転速度の例えば1/2速度
で運転するものとすれば、当該スキーリフトが可変速運
転を行う設備である場合にも、索条3の運転速度の切換
えに伴って搭乗コンベア装置40の運転速度も自動的に1/
2速度に追従させることができる。
このような搭乗の関係を第4図(ア)(イ)のダイアグ
ラム乃至搭乗線図によって説明する。
第4図(ア)は当該スキーリフトが運転速度可変の設備
の場合における高速運転の場合を示したものである。図
において横軸は時間tであり、該時間は左方から右方に
向かって進行する。縦軸は距離Sを示し上方から下方へ
向かって搬器10または乗客12は進行する。p,x,d点を経
てf点に至る右下りの直線は搬器10(10a)の進行を示
している。一方、b点からc点に至る曲線と、c点から
d点に至る右下りの直線は乗客12(12a)の進行を示し
ている。
搬器10(10a)がp点、すなわち搬器検出器SC位置を通
過してのちゲート制御器CGTにおいて索条移動量検出器S
Rからのパルス信号を設定値まで計数したとき、すなわ
ち搬器10(10a)がx点まで進行したとき、ゲート装置2
1の扉23,23が開放される。乗客12(12a)は勾配区間31
に進入し、この下降勾配によってb点〜c点間の曲線に
ほぼ相当するように滑走加速される。c点において乗客
12(12a)は搭乗コンベア装置40に移乗するが、このと
きc点附近における速度勾配は、多少のばらつきはある
としても、ほぼ近似となっており、従って乗客12(12
a)は、いわゆる足を取られたりするような衝撃なく安
全に搭乗コンベア40のベルト43に移乗することができ
る。
次に乗客12(12a)はベルト43の上にあって、この進行
と共にc点〜d点間の直線に沿って定速で進行する。該
搭乗コンベア装置40の運転速度は、前記の如く索条3の
運転速度の1/2程度に定めるのが一般的には好適であ
る。一方、搬器10(10a)はx点を経たのち乗客12(12
a)の後方から追いつくので、d点附近において搬器10
(10a)に腰掛け搭乗する。
このようにして乗客加速手段30としての勾配区間によっ
てc点付近での移乗は速度差が少なく、またd点付近に
おける搭乗も速度差が比較的少なく、従って衝撃が少な
く安全に比較的高速の搬器に乗車するとができる。d点
〜f点の直線は乗客12(12a)の搭乗搬器10(10a)の進
行を示している。
第4図(イ)はスキーリフトの運転が低速に切換えられ
た場合を前記同様に示したものである。図においてp,x,
d,f点をとおる直線は搬器10(10a)の移動を示し、該直
線の速度勾配は右下がりが緩かになっており、低速運行
であることを示している。c点〜d点間の右下り直線は
搭乗コンベア装置40の進行を示し、索条3速度に追従し
て緩速度に制御されている。b点〜c点間の滑走による
加速は先の場合と同じで変化しないが、しかしながらc
点における移乗も概ね速度差が少なく行われ、またd点
における搭乗も速度差が小さく安全に行われる。
[第2実施例] 本実施例は前記の第2考案に対応したもので、第5図に
示したものである。なお、ここでは前記第1図示のもの
と全く同一構成のものを用いる部分には同一記号を付与
している。
ターミナル1Bの領域内には滑車2が枢設されており、索
条3は索道線路4から矢印5a方向にターミナル1Bの領域
内に導入され滑車2の周縁に巻き掛け屈折されたのち矢
印5b方向に再び索道線路4へ誘導されている。かつ、索
条3の到着側3a、出発側3bはそれぞれ地上に立設された
支柱6に具えた受圧検輪7または7に支承誘導されてい
る。索条3には握索機11を介して椅子式の搬器10が咬着
されている。この場合も索条3には所定間隔毎に合計複
数台の搬器10,10…が用いられているのは勿論である。
次に、索条3の出発側3bの後方延長線上であって、かつ
ターミナル1Bの後方付近には、点線でほぼ範囲を示した
乗客のための進入路15が定められており、乗客は矢印16
方向に誘導される。次に進入路15のb′点付近には乗客
制御装置50としてゲート装置51が配設されている。ゲー
ト装置51は、両側に支柱52,52を立設して該支柱52,52に
それぞれ可動柵乃至は扉53または53をヒンジで蝶動可能
にそなえたもので、扉53,53の閉鎖時には実線で示した
如く乗客の進入を阻止し、扉53,53の開放時には鎖線で
示した扉の位置53a,53aをとり、乗客の進入を許容する
ようにした前記実施例の場合と同様の公知の装置を用い
ている。
次に、b′点付近からc′点付近に至る区間には乗客加
速手段60として、加速コンベア装置61が配設されてい
る。加速コンベア装置61は両端のドラム62,63間にベル
ト64を無端状に張架循環させたもので、一方のドラム63
には駆動手段65として可変速電動機を連結して駆動する
ようになっている。この加速コンベア装置61は乗客が前
記のゲート装置51を経て進入したとき、乗客をほぼ零速
から搭乗コンベア装置70に移乗するのに好適な速度まで
加速するためのものである。
更に次に、c′点付近から、d′点を経てe′点付近に
至る間には、搭乗コンベア装置70が配設されている。搭
乗コンベア装置70は両端のドラム71,72間にベルト73を
無端状に張架循環させたもので、一方のドラム72には可
変速電動機等を連結して駆動するようになっている。
また、前記の支柱6にそなえた支柱アーム6aにおいて索
条3の到着側3aには搬器検出器SC′が備えられており、
この搬器検出器SC′は索条3の移動と共に搬器10がこの
位置の通過を検知して第7図の如くゲート制御器CGT′
信号を送出している。
次に、滑車2付近には索条移動量検出器SR′が配設され
て、索条3の移動量に比例したパルス信号を発生しゲー
ト制御器CGT′へ送出されている。該索条移動量検出器S
R′の構成は前記第1の実施例に用いたものと同様であ
る。
また滑車2の軸2aには前記第1実施例のものと同様の索
条速度検出器SV′が配設されており、索条3の速度に比
例した信号を加速コンベア制御器CAC′と、搭乗コンベ
ア制御器CLC′とに送出されている。これらは第7図に
示したような伝達関係をなして結ばれており、動作関係
は後記する。
このような配置の配設関係及び信号の伝達関係を用いた
本第2実施例における動作関係について説明する。
索条3は索道線路4から矢印5a方向に進行し、p′点付
近を経てターミナル1B内に進入し、滑車2の周縁に巻き
掛けられて再び矢印5b方向に導かれている。搬器10は握
索機11により索条3を握索し、該索条3と共に進行す
る。
ゲート装置51の扉53,53は閉じており、乗客13は第6図
の如く進入路15で待機している。加速コンベア61は停止
しており、搭乗コンベア装置70は索道運転中は常時運転
が継続されている。
索条移動量検出器SR′は索条3の一定移動量毎にパルス
信号をゲート制御器CGT′へ送出している。いま、搬器1
0が索条3の移動と共にp′点付近を通過すると搬器検
出器SC′がこれを検出しゲート制御器CGT′に信号を送
出する。ゲート制御器CGT′においては搬器検出器SC′
からの信号を受けた時点から索条移動量検出器SR′の信
号を計数し、該計数が設定値に達すると前記第1実施例
の場合同様に扉53,53の開放指令を行う。扉53,53は開放
され、乗客13はゲート装置51を加速コンベア装置60へ進
入する。
一方、ゲート制御器CGT′は前記のゲート装置51開放指
令を行ったとき、加速コンベア制御器CAC′へも信号を
送出する。加速コンベア制御器CAC′はこの信号を受け
て直ちに、また多少の時差の後に、加速コンベア装置61
の起動指令を行い、加速コンベア装置61のベルト64は乗
客13をのせてb′点よりc′点に向かって進行する。加
速コンベア装置60の加速の上限速度は例えば、索条3の
速度の1/2となるように定めたとすれば、加速コンベア
制御器CAC′は索条速度検出器SV′よりの信号に基づい
て加速の上限速度も索条3の速度の1/2となるように加
速コンベア装置60を加速制御する。また該加速コンベア
装置60は上限速度に達したのちは、乗客13が次の搭乗コ
ンベア装置70に移乗すべき相当の時間後に運転停止され
る。或いは搭乗コンベア装置70への乗客13の移乗完了を
検出する検出スイッチを設けて、これにより運転停止す
るようにしても良い。
c′点〜e′点間の搭乗コンベア装置70は索条3の運転
中は常時回転している。かつ、第7図に示したとおり、
索条速度検出器SV′から送出された索条3の速度に関す
る信号は搭乗コンベア制御器CLC′に伝達されており、
搭乗コンベア制御器CLC′は搭乗コンベア装置70を索条
3の速度と比例した速度で運転するように指令、乃至制
御している。前記の如くc′点付近において該搭乗コン
ベア装置70に移乗した乗客13(13a)はベルト73進行と
共に進行すると、後方から進行してきた搬器10(10a)
が次第に追尾し、乗客13(13a)はd′点付近で、搬器1
0(10a)に腰掛け搭乗し、索道線路4へ出発する。
このような搭乗の関係を第8図(ア)(イ)のダイアグ
ラム乃至搭乗線図によって説明する。
第8図(ア)は前記第1実施例の場合と同様に当該スキ
ーリフトが運転速度可変の設備における高速運転の場合
を示している。横軸は時間tであり、縦軸は距離Sを示
す。p′,x′,d′点を経てf′点に至る直線は搬器10
(10a)の進行を示し、一方、b′点からc′点に至る
曲線とc′点からd′点に至る直線は乗客13(13a)の
進行を示している。
搬器10(10a)がp′点、すなわち搬器検出器SC′位置
を通過してのち、ゲート制御器CGT′において索条移動
量検出器SR′からのパルス信号を設定値まで計数する
と、すなわち搬器10(10a)がx点まで進行したとき、
ゲート装置51の扉53,53が開放される。乗客13(13a)は
ゲート装置51内に進入し、加速コンベア装置61は零速度
から上限速度まで、乗客13(13a)をのせたままb′点
〜c′点の曲線に沿って加速する。c′点において乗客
13(13a)は搭乗コンベア装置70に移乗するが、このと
きc′点附近における加速コンベア装置61と搭乗コンベ
ア装置70の速度がほぼ近似であるようにすれば安全に移
乗できる。なお、この場合は第1実施例の滑走による加
速より加速のばらつきが少ないことが期待できる。搭乗
コンベア装置70のベルト73に移乗した乗客はd′点附近
で後ろから追尾してきた搬器10(10a)に腰掛け搭乗し
てd′点〜f′点の直線に沿って出発する。
第8図(イ)は当該スキーリフトの運転が低速に切換え
られた場合を示し、図においてp′,x′,d′,f′点をと
おる直線は搬器10(10a)の移動を示し、この直線の速
度勾配は第8図(ア)のものより緩かになっている。
c′点〜d′点間の直線は搭乗コンベア装置70の進行を
示し、索条3の速度に追従して緩速度に制御されてい
る。b′点〜c′点間の加速コンベア装置61による加速
は索条速度検出に基づいてその上限速度が低く制御され
ており、c′点における加速コンベア装置61の速度勾配
と搭乗コンベア装置70の速度勾配とはほぼ近似となって
いる。従って、索条3が低速に切換えて運転された場合
にもc′点における移乗は速度差僅少で安全に行うこと
ができる。
[考案の効果] 固定循環式スキーリフトの高速化は従来から希求されて
いたが、索条と搬器とが常に同じ速度で移動するもので
あるため乗降の際の搬器速度も高速となるので、乗降の
安全、特に搭乗の際の安全問題が障害となって実現する
ことができなかった。
これに対して従来からベルトコンベアを用いてベルトと
搬器との速度差を小さくして乗降を容易にしようとする
装置乃至方法が提案され夏山リフト等においては既に実
施されている。
しかしスキーリフトのみについて言えば、降り場におい
ては、乗客はスキーで搬器より速く退出できるので、こ
の点のみからは更に高速運転可能であるが、一方乗り場
においては、たとえ従来のコンベア装置を用いても、次
には固定位置とコンベア装置との間の速度差が大きすぎ
て、安全に移乗するのが困難で、従ってスキーリフトの
更に速度向上を行うことができなかった。
本考案の装置においては、従来から知られている搭乗用
コンベア装置と乗客進入路との間に乗客加速手段をそな
えるようにし、この乗客加速手段としてスキーヤーが滑
走するための勾配区間、または、スキーヤーを加速する
ための加速コンベア装置を設けるようにしている。従っ
てスキーリフトを従来よりも更に高速で運転するように
したとき、これに伴って搭乗コンベア装置を従来より高
速で運転するようにしても、乗客は乗客加速手段によっ
て予め加速されるので、前記搭乗装置への移乗がショッ
クなく安全に行なわれるようになる。
また、搭乗コンベア装置及び加速コンベア装置は、索条
速度と連動して運転速度を可変にすることができので、
索道設備が可変速運転を行う場合にも、これに追従して
可変に運転を行うことができる。
本考案の固定循環式スキーリフトの搭乗支援装置を用い
ることによって、従来は、安全上の見地から2.0m/s乃至
2.5m/s程度が限度とされてきた固定循環式スキーリフト
の運転速度を3.0m/sまたはこれ以上に向上することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の第1実施例における全体配設関係を示
す平面図、第2図は本考案の第1実施例における全体配
設関係を示す側面図、第3図は本考案の第1実施例にお
ける信号の伝送関係を示すブロック図、第4図(ア)は
本考案の第1実施例において高速の運転の場合の搬器と
乗客の移動を示すダイヤグラム、第4図(イ)は本考案
の第1実施例において低速の運転の場合の搬器と乗客の
移動を示すダイヤグラム、第5図は本考案の第2実施例
における全体配設関係を示す平面図、第6図は本考案の
第2実施例における全体配設関係を示す側面図、第7図
は本考案の第2実施例における信号の伝送関係を示すブ
ロック図、第8図(ア)は本考案の第2実施例において
高速の運転の場合の搬器と乗客の移動を示すダイヤグラ
ム、及び第8(イ)は本考案の第2実施例において低速
の運転の場合の搬器と乗客の移動を示すダイヤグラムで
ある。 1A……ターミナル、1B……ターミナル、2……滑車、2a
……軸、3……索条、3a……到着側、3b……出発側、4
……索道線路、5a,5b……矢印、6……支柱、6a……支
柱アーム、7……受圧索輪、10……搬器、11……握索
機、12,12a……乗客、13,13a……乗客、15……進入路、
16……矢印、17……搭乗位置、20……乗客制御装置、21
……ゲート装置、22……支柱、23……扉、23a……扉の
位置、30……乗客加速手段、31……勾配区間、40……搭
乗コンベア装置、41,42……ドラム、43……ベルト、44
……駆動手段、45a,45b……矢印、50……乗客制御装
置、51……ゲート装置、52……支柱、53……扉、53a…
…扉の位置、60……乗客加速手段、61……加速コンベア
装置、62,63……ドラム、64……ベルト、65……駆動手
段、70……搭乗コンベア装置、71,72……ドラム、73…
…ベルト、74……駆動手段、a,b,c,……f……点 p,q,r……点 a′,b′,c′,……f……点 p′,q′,r′……点 SC……搬器検出器、SR……索条移動量検出器、SV……索
条速度検出器、CGT……ゲート制御器、CLC……搭乗コン
ベア制御器、SC′……搬器検出器、SR′……索条移動量
検出器、SV′……索条速度検出器、CGT′……ゲート制
御器、CAC′……加速コンベア制御器、CLC′……搭乗コ
ンベア制御器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端ターミナルの滑車と滑車との間に張架
    され循環する索条に搬器を咬着懸垂して前記索条の移動
    と共に前記搬器を運行し、前記搬器にはスキー板を履い
    た乗客を搭乗させて輸送を行う固定循環式スキーリフト
    の前記ターミナルにおいて、乗客の進入路付近に配設さ
    れ前記搬器の移動と連動して乗客の進入可否を指示する
    乗客制御手段と、乗客の搭乗位置付近に前記搬器経路に
    沿って配設され無端状に循環駆動される搭乗コンベア装
    置と、前記乗客制御手段と前記搭乗コンベア装置との間
    の乗客進入の経路に配設された乗客加速手段とをそなえ
    てなり、前記乗客加速手段は乗客がスキー板で滑走して
    零速から前記搭乗コンベア装置の速度と近似速度まで加
    速することが可能な滑走面となした下降勾配区間を形成
    したものである固定循環式スキーリフトの搭乗支援装置
  2. 【請求項2】両端ターミナルの滑車と滑車との間に張架
    され循環する索条に搬器を咬着懸垂して前記索条の移動
    と共に前記搬器を運行し、前記搬器にはスキー板を履い
    た乗客を搭乗させて輸送を行う固定循環式スキーリフト
    の前記ターミナルにおいて、乗客の進入路付近に配設さ
    れ前記搬器の移動と連動して乗客の進入可否を指示する
    乗客制御手段と、乗客の搭乗位置付近に前記搬器経路に
    沿って配設され無端状に循環駆動される搭乗コンベア装
    置と、前記乗客制御手段と前記搭乗コンベア装置との間
    の乗客進入の経路に配設された乗客加速手段とをそなえ
    てなり、前記乗客加速手段は乗客を零速から前記搭乗コ
    ンベア装置の速度と近似速度まで加速するようになした
    加速コンベア装置を用いてなるものである固定循環式ス
    キーリフトの搭乗支援装置
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