JPH0734634B2 - 電動機の固定子 - Google Patents
電動機の固定子Info
- Publication number
- JPH0734634B2 JPH0734634B2 JP1341605A JP34160589A JPH0734634B2 JP H0734634 B2 JPH0734634 B2 JP H0734634B2 JP 1341605 A JP1341605 A JP 1341605A JP 34160589 A JP34160589 A JP 34160589A JP H0734634 B2 JPH0734634 B2 JP H0734634B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic pole
- inner ring
- stator
- outer ring
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、外輪ヨーク部と内輪磁極部とに分割されて
なる電動機の固定子に関するものである。
なる電動機の固定子に関するものである。
第６図〜第８図は例えば特開昭63−299739号公報に示さ
れた従来の電動機の固定子を示す断面図であり、図にお
いて（１）は固定子、（２）はこの固定子の外輪部を形
成する外輪ヨーク部で、内壁に複数個の凹部（３）を有
する。（４）はこの外輪ヨーク部に嵌合される内輪磁極
部で、複数の磁極片（５）が内側となる一端にて連結部
（5a）を介して連結されてなる。（６）はこの内輪磁極
部の磁極片（５）の他端に位置する嵌合部で、上記凹部
（３）に嵌合される。（７）は上記固定子（１）上に装
着される端子台、（８）はこの端子台に接続されるケー
ブルである。
れた従来の電動機の固定子を示す断面図であり、図にお
いて（１）は固定子、（２）はこの固定子の外輪部を形
成する外輪ヨーク部で、内壁に複数個の凹部（３）を有
する。（４）はこの外輪ヨーク部に嵌合される内輪磁極
部で、複数の磁極片（５）が内側となる一端にて連結部
（5a）を介して連結されてなる。（６）はこの内輪磁極
部の磁極片（５）の他端に位置する嵌合部で、上記凹部
（３）に嵌合される。（７）は上記固定子（１）上に装
着される端子台、（８）はこの端子台に接続されるケー
ブルである。
従来の電動機の固定子は上記のように構成され、外輪ヨ
ーク部（２）の凹部（３）に図示されないコイルが巻回
された内輪磁極部（４）の嵌合部（６）が圧入により嵌
合され、固定子（１）が形成される。次に、端子台
（７）が固定子（１）に装着され、ケーブル（８）が端
子台（７）に接続された後、図示されない電動機の外筐
内に組み込まれる。
ーク部（２）の凹部（３）に図示されないコイルが巻回
された内輪磁極部（４）の嵌合部（６）が圧入により嵌
合され、固定子（１）が形成される。次に、端子台
（７）が固定子（１）に装着され、ケーブル（８）が端
子台（７）に接続された後、図示されない電動機の外筐
内に組み込まれる。
上記のような従来の電動機の固定子では、外輪ヨーク部
（２）の凹部（３）にコイルが巻回された内輪磁極部
（４）の磁極片（５）が嵌合され固定子（１）を形成し
ているが、外輪ヨーク部（２）と内輪磁極部（４）とを
図示されない抜き型を用いて鉄心より打ち抜いて作成す
る場合において、第７図および第８図に示すように抜き
型のクリアランス分がそれぞれ内輪磁極部（４）におけ
るＬ部は大きく、外輪ヨーク部（２）におけるＲ部は小
さく打ち抜かれた形状となる。例えば、抜き型のクリア
ランスを10μｍとすると、内輪磁極部（４）のＬ部は外
輪ヨーク部（２）のＲ部に対し10μｍ×２＝20μｍ大き
くなって打ち抜かれる。そして、内輪磁極部（４）を外
輪ヨーク部（２）に嵌合すると外輪ヨーク部（２）と内
輪磁極部（４）との重合部分が20μｍとなり、嵌合後に
おいて内輪磁極部（４）の外径および内径の変形が生じ
内径真円度が確保できなく、連結部（5a）が細い場合は
特に内径の変形が大きくなり、電動機の効率、騒音、振
動等の特性が悪くなるという課題があった。
（２）の凹部（３）にコイルが巻回された内輪磁極部
（４）の磁極片（５）が嵌合され固定子（１）を形成し
ているが、外輪ヨーク部（２）と内輪磁極部（４）とを
図示されない抜き型を用いて鉄心より打ち抜いて作成す
る場合において、第７図および第８図に示すように抜き
型のクリアランス分がそれぞれ内輪磁極部（４）におけ
るＬ部は大きく、外輪ヨーク部（２）におけるＲ部は小
さく打ち抜かれた形状となる。例えば、抜き型のクリア
ランスを10μｍとすると、内輪磁極部（４）のＬ部は外
輪ヨーク部（２）のＲ部に対し10μｍ×２＝20μｍ大き
くなって打ち抜かれる。そして、内輪磁極部（４）を外
輪ヨーク部（２）に嵌合すると外輪ヨーク部（２）と内
輪磁極部（４）との重合部分が20μｍとなり、嵌合後に
おいて内輪磁極部（４）の外径および内径の変形が生じ
内径真円度が確保できなく、連結部（5a）が細い場合は
特に内径の変形が大きくなり、電動機の効率、騒音、振
動等の特性が悪くなるという課題があった。
この発明は係る課題を解決するためになされたもので、
固定子形成時に内輪磁極部の変形が生じることなく内径
真円度が確保され、電気特性を安定させる電動機を得る
ことを目的とするものである。
固定子形成時に内輪磁極部の変形が生じることなく内径
真円度が確保され、電気特性を安定させる電動機を得る
ことを目的とするものである。
この発明に係る電動機の固定子は、環状の外輪ヨーク部
の内壁に設けられた嵌合凹部に一端が圧入嵌合される複
数の磁極片と、この磁極片の他端側を連結し環状の内径
を有する連結部とを備えた内輪磁極部を有する電動機の
固定子であって、上記内輪磁極部の内径は、上記内輪磁
極部を上記外輪ヨーク部に圧入嵌合する前は複数の平面
を有する円形状であり、上記内輪磁極部を上記外輪ヨー
ク部に圧入嵌合した後は上記磁極片の移動によりほぼ真
円状の輪郭を呈することを特徴とする。
の内壁に設けられた嵌合凹部に一端が圧入嵌合される複
数の磁極片と、この磁極片の他端側を連結し環状の内径
を有する連結部とを備えた内輪磁極部を有する電動機の
固定子であって、上記内輪磁極部の内径は、上記内輪磁
極部を上記外輪ヨーク部に圧入嵌合する前は複数の平面
を有する円形状であり、上記内輪磁極部を上記外輪ヨー
ク部に圧入嵌合した後は上記磁極片の移動によりほぼ真
円状の輪郭を呈することを特徴とする。
この発明では、内輪磁極部を外輪ヨーク部に圧入嵌合す
ると、磁極片の移動により若干の変形が生じるが、この
変形は内輪磁極部の内径に設けられた複数の平面が吸収
し、内輪磁極部の内径形状をほぼ真円状の輪郭にする。
ると、磁極片の移動により若干の変形が生じるが、この
変形は内輪磁極部の内径に設けられた複数の平面が吸収
し、内輪磁極部の内径形状をほぼ真円状の輪郭にする。
第１図〜第５図はこの発明の一実施例を示す図であり、
図において（10）は固定子、（11）はこの固定子の外輪
部を形成する外輪ヨーク部で、フープ状に巻回された電
気鋼帯が高速自動プレス（図示せず）により後述される
内輪磁極部と回転子鉄心（図示せず）とに分割して打ち
抜きされ、同時にかしめにより所定厚さに積層される。
（12）はこの外輪ヨーク部内径に設けられた嵌合凹部
で、複数個設けられている。（13）は内輪磁極部で、一
端に上記嵌合凹部（12）との嵌合部（14）を有する磁極
片（15）がこの嵌合部（14）を外側として極数のみ円状
にスロット（16）を有して配設され、内側にて連結部
（17）を介して連結された形状よりなる鉄心が複数枚積
層されている。（18）は内輪磁極部の内径で、第４図に
示される複数の平面（19）を有し、内径（18）全体は第
1,2,5図に示すようにほぼ真円状となっている。第５図
では内径（18）において平面（19）を点で示してある。
図において（10）は固定子、（11）はこの固定子の外輪
部を形成する外輪ヨーク部で、フープ状に巻回された電
気鋼帯が高速自動プレス（図示せず）により後述される
内輪磁極部と回転子鉄心（図示せず）とに分割して打ち
抜きされ、同時にかしめにより所定厚さに積層される。
（12）はこの外輪ヨーク部内径に設けられた嵌合凹部
で、複数個設けられている。（13）は内輪磁極部で、一
端に上記嵌合凹部（12）との嵌合部（14）を有する磁極
片（15）がこの嵌合部（14）を外側として極数のみ円状
にスロット（16）を有して配設され、内側にて連結部
（17）を介して連結された形状よりなる鉄心が複数枚積
層されている。（18）は内輪磁極部の内径で、第４図に
示される複数の平面（19）を有し、内径（18）全体は第
1,2,5図に示すようにほぼ真円状となっている。第５図
では内径（18）において平面（19）を点で示してある。
上記のように構成された電動機の固定子においては、外
輪ヨーク部（11）の嵌合凹部（12）に図示されないコイ
ルが巻回された内輪磁極部（13）の嵌合部（14）が圧入
により嵌合されることにて固定子（10）が形成される。
この場合、嵌合にて内輪磁極部（13）の内径（18）側お
よび外径側に発生する変形は内径（18）に加わり、内径
（18）が有する平面（19）形状にて変形量が調整され、
変形力が内径全体に伝わるのを抑えるから、内径（18）
がより真円に近くなる。
輪ヨーク部（11）の嵌合凹部（12）に図示されないコイ
ルが巻回された内輪磁極部（13）の嵌合部（14）が圧入
により嵌合されることにて固定子（10）が形成される。
この場合、嵌合にて内輪磁極部（13）の内径（18）側お
よび外径側に発生する変形は内径（18）に加わり、内径
（18）が有する平面（19）形状にて変形量が調整され、
変形力が内径全体に伝わるのを抑えるから、内径（18）
がより真円に近くなる。
なお、この発明では内輪磁極部（13）の平面（19）の数
を24平面としたが、実験値よりスロット（16）の整数倍
の数の平面が最も有効であり、８平面あるいは16平面で
も上記実施例と同様の効果が得られる。。
を24平面としたが、実験値よりスロット（16）の整数倍
の数の平面が最も有効であり、８平面あるいは16平面で
も上記実施例と同様の効果が得られる。。
また、内輪磁極部（13）の内径を多角形にて形成しても
上記実施例と同様の効果が期待できる。
上記実施例と同様の効果が期待できる。
この考案は以上説明したとおり、外輪ヨーク部に内輪磁
極部が結合された時発生する内輪磁極部の変形が内輪磁
極部の内径に加わり、内径の有する複数の平面により変
形が収容され内径の真円度が向上し回転子外径とのエア
ーギャップが狭められ、電動機の効率、騒音、振動等の
特性がよくなる。
極部が結合された時発生する内輪磁極部の変形が内輪磁
極部の内径に加わり、内径の有する複数の平面により変
形が収容され内径の真円度が向上し回転子外径とのエア
ーギャップが狭められ、電動機の効率、騒音、振動等の
特性がよくなる。
第１図はこの発明の一実施例を示す固定子の平面図、第
２図は同じく内輪磁極部の平面図、第３図は同じく外輪
ヨーク部の平面図、第４図は同じく内輪磁極部の内径の
部分拡大図、第５図は同じく内輪磁極部を示す平面図、
第６図は従来の電動機の固定子を示す斜視図、第７図は
従来の内輪磁極部の平面図、第８図は従来の外輪ヨーク
部の平面図である。 なお、（11）は外輪ヨーク部、（12）は嵌合凹部、（1
3）は内輪磁極部、（14）は嵌合部、（15）は磁極片、
（17）は連結部、（18）は内径、（19）は平面である。
２図は同じく内輪磁極部の平面図、第３図は同じく外輪
ヨーク部の平面図、第４図は同じく内輪磁極部の内径の
部分拡大図、第５図は同じく内輪磁極部を示す平面図、
第６図は従来の電動機の固定子を示す斜視図、第７図は
従来の内輪磁極部の平面図、第８図は従来の外輪ヨーク
部の平面図である。 なお、（11）は外輪ヨーク部、（12）は嵌合凹部、（1
3）は内輪磁極部、（14）は嵌合部、（15）は磁極片、
（17）は連結部、（18）は内径、（19）は平面である。
Claims (1)
- 【請求項１】環状の外輪ヨーク部の内壁に設けられた嵌
合凹部に一端が圧入嵌合される複数の磁極片と、この磁
極片の他端側を連結し環状の内径を有する連結部とを備
えた内輪磁極部を有する電動機の固定子であって、 上記内輪磁極部の内径は、上記内輪磁極部を上記外輪ヨ
ーク部に圧入嵌合する前は複数の平面を有する円形状で
あり、上記内輪磁極部を上記外輪ヨーク部に圧入嵌合し
た後は上記磁極片の移動によりほぼ真円状の輪郭を呈す
る ことを特徴とする電動機の固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1341605A JPH0734634B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 電動機の固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1341605A JPH0734634B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 電動機の固定子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03203556A JPH03203556A (ja) | 1991-09-05 |
| JPH0734634B2 true JPH0734634B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=18347372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1341605A Expired - Lifetime JPH0734634B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 電動機の固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734634B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101764437A (zh) * | 2008-12-25 | 2010-06-30 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 电机的组合定子结构 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63174531A (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-19 | Shibaura Eng Works Co Ltd | モ−タの固定子鉄心部材 |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP1341605A patent/JPH0734634B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63174531A (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-19 | Shibaura Eng Works Co Ltd | モ−タの固定子鉄心部材 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101764437A (zh) * | 2008-12-25 | 2010-06-30 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 电机的组合定子结构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03203556A (ja) | 1991-09-05 |
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