JPH0734479Y2 - 揺動に伴ない音を発する発音体 - Google Patents

揺動に伴ない音を発する発音体

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JPH0734479Y2
JPH0734479Y2 JP11565689U JP11565689U JPH0734479Y2 JP H0734479 Y2 JPH0734479 Y2 JP H0734479Y2 JP 11565689 U JP11565689 U JP 11565689U JP 11565689 U JP11565689 U JP 11565689U JP H0734479 Y2 JPH0734479 Y2 JP H0734479Y2
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hollow body
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sounding body
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良子 加藤
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良子 加藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は揺動々作に伴ない、断続的に音を発する中空形
状の発音体に関するものである。
〔考案の目的〕
本考案は例えば玩具,楽器,インテリヤ,さらにはイベ
ント等のエクステリヤ等に広い用途適性を持った、従来
見受けられなかった新規な発音体を提供することを目的
とするものである。
〔考案の構成〕
かかる目的を達成するために本考案の発音体は次のよう
に構成される。即ち、本考案の発音体は中空体よりな
り、該中空体は底部の外形を円弧状にして揺動自在なる
ように形成すると共に、その内底面にバラストを固設し
て常には起立状態を保持するようにし、さらに中空体内
部は下端が開放した隔壁を垂設して連通状の左右二室に
区画すると共にこれらの二室に夫々連通するように中空
体上部壁面の隔壁を挟む位置に通孔と笛体とを設けてな
るものである。
〔作用〕
先ず、中空体内部に隔壁の下部が埋設して左右二室が隔
離されるように水等の液体を注入し、自力でもって起立
している発音体の肩部あたりを押して揺動させれば、そ
の揺動々作に伴ない中空体内部で液体が傾動し、隔壁の
下方を開放して液体で隔離していた左右二室を連通さ
せ、開孔から一方の室へ空気を吸引し、吸引した空気は
他室へ流入して該室内を昇圧し、笛体から吹き出される
空気で音を発生する。これらの一連の動作は発音体が揺
動を繰返す都度行なわれて、断続的に音を発し、しかも
その音量は発音体の揺動の大きさに比例する。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面と共に説明する。第1図
に示したものは中空体で形成される発音体であり、図示
例では外形が球形状をなす。この中空体1の底部2の外
形は揺動自在なるように円弧状となし、また、中空体1
の内部は第2図に示すように底部2にバラスト3を固設
して中空体1が常には起立状を保持できるようにしてい
る。さらにこの中空体1の内部は隔壁4を垂設して左右
対称の二室5,6に区画するが、これらの二室5,6は隔壁4
の下部を開放して連通させている。さらにこれらの二室
5,6の上部には隔壁4を挟むようにして中空体1壁面に
夫々通孔7と笛体8とを設ける。
このように構成される本考案の発音体は、ガラス,陶磁
器,ゴム,合成樹脂等の材料により形成される。
そして、中空体1内部に第2図に示すように隔壁4の下
部が埋設する深さに水等の液体Lを注入して使用に供さ
れるが、この状態で中空体1は起立静止して、左右の二
室5,6は互いに隔離されており、これを第2図に矢示す
る如く肩部を押してやると底部2を支点にして揺動する
と共に、内部の液体Lが鎖線L′のように傾動して隔壁
4の下方を開放し、左右の二室5,6を連通させて、通孔
7から右室6へ空気を吸引すると共に、該右室6の空気
を連通している左室5へ流入させ、上昇した空気圧で笛
体8から空気を吹き出す際に音を発生させる。この際に
発生する音量は中空体1を揺動させる動作の強弱で隔壁
4の下部と液体Lとの間に形成される隙間の大きさが変
わって通風量が変化したり、隙間が現われるインターバ
ルが変化すると共に、音色も変化する。さらにこれらの
一連の動作は中空体1内へ注入する液体Lの量及び隔壁
4の長短によって微妙に変化するものであり、例えば複
数個の中空体1に一定量ずつ液体Lの量を違えて注入し
たもの長短の隔壁4を有するものを組合わせることで音
階を持つ音を発生させ、一種の楽器としても使用するこ
とができる。
また、このように内部に液体Lを注入したものを水槽,
プール,池等に浮かべて、小波等の波動を受けさせると
揺動して前記同様に音を発生させることができる。
第4図に示したものは中空体1の中間胴部9に凹部を周
設して変形させたものであるが、このような変形体であ
っても底部2が揺動自在の円弧形状をなしていれば前記
した球形状のものと同様に動作して揺動に伴ない音を発
生させることができる。
また第5図は前述の球形状に形成したものの通孔7から
花Fの茎を挿し込んで、一輪挿した使用した使用例を示
すものである。
さらに、第6図は他の使用例を示すものであり、中空体
1の底部2に吸着盤10を吸着させ、この吸着盤10に結び
つけた紐11の先端に錘り12をくくりつけている。これを
第7図に示すように水Wに浮かべてやると、中空体1の
揺動が錘り12に拘束されるために、池や川に浮かべて突
然強い風を受けたりしても、略安定した揺動を行なわせ
ることができる。
なお、本考案の発音体は室内で小型の水槽に浮かべた
り、第5図のように一輪挿しに使ったりする、所謂、イ
ンテリヤ的に使うものでは極く小型に形成すればよく、
プールや池や川等に浮かべて、所謂、エクステリヤ的に
使ったり、大きな音量がえたいような使い方の場合は大
型に形成したものがよく、大型であれば見栄えもよく、
ボリューム感も増大する。
〔考案の効果〕
以上に述べたように本考案の揺動に伴ない音を発する発
音体は、中空体の内部を隔壁で連通可能に二室に区画し
てさらに区画した二室には上部壁面に夫々通孔と笛体と
を設けてなり、中空体内に適量の液体を注入して常には
二室の連通を封止させ、中空体を揺動させることで液体
を傾胴させて二室を短時間連通状態にして通孔から外部
の空気を吸引し、余剰の空気を笛体から排出させる際に
音を発生するものであり、机上や床上や地上に置いた
り、或いは水槽,プール,池,川等の水面に浮かべて揺
動させるに伴ない音を発生させることができる玩具,楽
器,インテリヤ,エクステリヤ等に広い使用適性のある
新規なものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例に係わるもので第1図は外観斜視
図、第2図は縦断面図、第3図は第2図の一部拡大図、
第4図は第1図に示すものと外観形状が異なる実施例の
外観斜視図、第5図は一輪挿しとして使用する状態を示
す斜視図、第6図及び第7図は他の使用例を示す斜視図
である。 1……中空体、2……底部、3……バラスト、4……隔
壁、5,6……左右二室、7……通孔、8……笛体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空体よりなり、該中空体は底部の外形を
    円弧状にして揺動自在なるように形成すると共に、その
    内底面にバラストを固設して常には起立状態を保持する
    ようにし、さらに中空体内部は下端が開放した隔壁を垂
    設して連通状の左右二室に区画すると共にこれらの二室
    に夫々連通するように中空体上部壁面の隔壁を挟む位置
    に通孔と笛体とを設けて構成される揺動に伴ない音を発
    する発音体。
JP11565689U 1989-09-29 1989-09-29 揺動に伴ない音を発する発音体 Expired - Lifetime JPH0734479Y2 (ja)

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JPH0352800U JPH0352800U (ja) 1991-05-22
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