JPH0734428Y2 - 露光済み感光材料シートの回収装置 - Google Patents

露光済み感光材料シートの回収装置

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JPH0734428Y2
JPH0734428Y2 JP1989143698U JP14369889U JPH0734428Y2 JP H0734428 Y2 JPH0734428 Y2 JP H0734428Y2 JP 1989143698 U JP1989143698 U JP 1989143698U JP 14369889 U JP14369889 U JP 14369889U JP H0734428 Y2 JPH0734428 Y2 JP H0734428Y2
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material sheet
box
light
inner cylinder
photosensitive material
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菅  和真
利男 辰巳
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、画像走査記録装置や製版用複写カメラ等の
画像記録装置に配設され、画像記録装置において画像が
記録された露光済みの感光材料シート(以下、「感材シ
ート」という)を現像処理するに当たり、露光済み感材
シートを現像処理室へ運ぶために画像記録装置から感材
シートを回収する装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の目的に使用される露光済み感材シートの回収装
置としては、一般に、第7図及び第8図に示したような
装置が従来使用されている。この装置は、画像記録装置
100の感材シート送り出し部に配設された受台102に、外
箱106内に内筒108を内設してなる回収箱104を着脱自在
に装着し、感材シート送り出し部から送り出されてくる
露光済み感材シートを回収箱104に回収するように構成
したものである。
まず、画像記録装置100の本体側に固着された受台102に
回収箱104を装着すると、回収箱104の外箱106の外側面
に支軸112を中心として揺動自在に取着され、引っ張り
コイルばね114によって図の右回りに回動付勢された揺
動レバー110の右端側が、受台102の上面に突設された当
接部材116により、引っ張りコイルばね114の弾発力に抗
して押し上げられ、揺動レバー110が左回りに回動し、
揺動レバー110に固定された支軸112が回動してその支軸
112に固定されたシャッター118が動作し、外箱106の受
入口120が開く。この状態において、画像記録装置100の
送り出しローラ122により露光済み感材シート10が、回
収箱104の外箱106の受入口120及び内筒108の挿入口124
を通して内筒108内に所定長さだけ送り込まれる。次い
で、送り出しローラ122が停止した後、カッター124によ
り感材シート10を切断し、再び送り出しローラ122が駆
動して切断された感材シート10の後端部分が回収箱104
内へ送り込まれる。この後、把手126を持って回収箱104
を持ち上げると、揺動レバー110が引っ張りコイルばね1
14の復元力によって右回りに回動し、シャッター118に
よって外箱106の受入口120が閉じられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、第7図及び第8図に示したような構成の
回収装置では、送り出しローラ122によって回収箱104内
に送り込まれた露光済み感材シート10は、その終端が送
り出しローラ122の位置を過ぎた時点で送り出しローラ1
22による把持を解かれるため、終端部分が回収箱104内
に完全に入り切らず外箱106外に出た状態でシャッター1
18により受入口が閉じられてしまうことになり、この結
果、感材シート10の終端部分にいわゆる「かぶり」を生
じることになる、といった問題点がある。
このような露光済み感材シート終端部分のかぶりを防止
するための方法としては、回収箱に、その外側から外箱
内の内筒を回動操作する手動のレバー機構を取り付けて
おき、シャッターが閉塞動作する前にそのレバー機構を
手動操作して、画像記録装置の送り出しローラと回収箱
の受入口との間に残っている感材シート終端部分を強制
的に回収箱内に引き入れてしまう、といった方法が考え
られる。或いは、回収箱内部に感材シートを挾持する一
対のローラを配設しておき、シャッターが閉塞動作する
前にその一対のローラを手動等により回収箱の外側から
操作して回転させることにより、感材シートを回収箱内
に取り込む、といった方法も考えられる。
しかしながら、それら何れの方法においても、感材シー
トを回収箱内に取り込むための動作を余分に1つ必要と
し、また、作業者が、シャッターを動作させる前に感材
シートの取込み動作を行なうことを忘れたりすると、露
光済み感材シートの終端部分にやはりかぶりを生じさせ
てしまうことになる。
この考案は、以上のような事情に鑑みてなされたもので
あり、画像記録装置の感材シート送り出し部からの回収
箱の抜出し動作に伴って感材シートの終端部分を回収箱
内に自動的に引き入れてしまうことができるような露光
済み感材シートの回収装置を提供することを課題とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記課題を達成するための手段として、露
光済み感材シートの回収装置を以下のように構成した。
すなわち、この考案に係る回収装置は、画像記録装置本
体側の感材シート送り出し部に固設された遮光筺体と、
この遮光筺体に着脱自在に装着される回収箱とから構成
されており、上記遮光筺体は、一面が開口し、その開口
部を通して挿入される回収箱を収納する収納部を有する
とともに、その収納部の奥の、感材シート送り出し部に
対応する位置には感材シートの送出口が開設されてい
る。そして、遮光筺体に対する回収箱の挿入・抜出し動
作に伴って前記送出口を開放・閉塞する送出口開閉機構
が設けられている。また、上記回収箱は、その回収箱が
遮光筺体内に収納されたときに前記送出口に対向する位
置に感材シートの受入口が形成された外箱内に、その外
箱の前記受入口に対向する位置に感材シートの挿入口を
備え、内部に感材シートを収容する内筒を内設して構成
され、上記外箱には、その受入口を開閉自在に閉塞する
シャッター手段が設けられていて、そのシャッター手段
を前記遮光筺体に対する前記回収箱の挿入・抜出し動作
に伴って作動させ前記受入口を遮光筺体の奥付近で開放
・閉塞するシャッター作動手段が設けられている。一
方、回収箱の上記内筒の両側面には側板が連接され、そ
れら両側板を前記外箱に軸着して内筒が外箱に回動自在
に支持されているとともに、前記内筒をその挿入口を通
して感材シートが挿入される方向と反対方向へ回動付勢
する弾発手段、及びその弾発手段の弾発力に抗し内筒を
その挿入口が前記外箱の受入口に対向する位置に保持す
るストッパー手段が設けられている。そして、前記回収
箱を前記遮光筺体から抜き出す動作に従って、前記回収
箱の内筒を一旦前記弾発手段による付勢方向と反対方向
へ回動させた後、弾発手段の復元力により元の方向へ回
動させるカム機構を設けて構成されている。
上記カム機構は、回収箱の内筒の側板の一方もしくは両
方の、内筒の回動中心位置から偏心した位置に突設さ
れ、回収箱の外箱に形成された透孔を貫通して外箱の外
面側に突出した係合ピンと、遮光筺体の内側面の、前記
係合ピンが設けられた側の一方もしくは互いに対向する
両内側面に固着され、遮光筺体の開口部に向かって一旦
下方向へ傾斜した後上方向へ傾斜する、前記係合ピンと
係合するカム面を有するカム板とから構成することがで
きる。
〔作用〕
上記構成の露光済み感材シートの回収装置においては、
遮光筺体の開口部を通してその収納部に回収箱を挿入し
収納させると、送出口開閉機構により感材シートの送出
口が開放させられるとともに、シャッター作動手段によ
り回収箱の外箱のシャッター手段が作動させられて外箱
の受入口が開放する。この状態において、画像記録装置
の感材シート送り出し部から感材シートが送り出され、
その感材シートが、遮光筺体の送出口並びに回収箱の外
箱の受入口及び内筒の挿入口を通して内筒内に送り込ま
れ、露光部終端位置で感材シートは切断される。この
後、遮光筺体から回収箱を抜き出すと、回収箱を遮光筺
体から抜き出す動作に従って、カム機構により、回収箱
の内筒が一旦弾発手段による付勢方向と反対方向へ回動
させられ、この内筒の回動動作に伴って、内筒に収容さ
れた感材シートも内筒と共に感材シートが挿入された方
向へ移動し、その感材シートの終端部分を外箱内部へ引
き入れる。それと相前後して、送出口開閉機構により遮
光筺体の送出口が閉塞されるとともに、シャッター作動
手段によりシャッター手段が作動させられて外箱の受入
口が遮光筺体の奥付近の位置で閉塞される。その後、内
筒は弾発手段の復元力により元の方向へ回動させられる
が、このとき、外箱の受入口は既に閉塞されているた
め、一旦外箱内部へ引き入れられた感材シートの終端部
分が外箱外へ出ることが阻止される。
以上のようにして、画像記録装置の感材シート送り出し
部からの回収箱の抜出し動作に伴って感材シートの終端
部分が回収箱内に自動的に引き入れられる。
〔実施例〕
以下、この考案の好適な実施例について第1図ないし第
6図を参照しながら説明する。
第1図は、この考案の1実施例である露光済み感材シー
トの回収装置の構成を示し、左半分を縦断面で表わした
正面図である。
この回収装置は、画像記録装置2の感材シート送り出し
部に固設される遮光筺体14と、この遮光筺体14に着脱自
在に装着される回収箱16とにより構成されている。
遮光筺体14は、一面が開口しており、その開口部18を通
して回収箱16が挿入され抜き出されるようになってい
る。そして、遮光筺体14は、回収箱16の外形寸法より僅
かに大き目に形成され、回収箱16全体を完全に収納する
ことができる収納部20を有している。また、遮光筺体14
の奥の上面には、画像記録装置2の感材シート送り出し
部に対応する位置に感材シートの送出口22が開設されて
いる。
回収箱16は、第3図に示すように、前端部分の上面に、
第2図に示すように回収箱16を遮光筺体14内に収納させ
たときに送出口22に対応するよう感材シートの受入口26
が形設された外箱24内に、その外箱24の受入口26に対向
する位置に感材シートの挿入口30を備え、感材シートを
回収する内筒28を内設して構成されている。
外箱24の上面には、第3図に示す如く、両側縁部に取着
された一対の平行な案内部材34、34に案内され外箱24の
上面に沿って摺動するシャッター板32が配設されてお
り、そのシャッター板32によって受入口26が開閉される
ようになっている。シャッター板32の後端部には、当り
片36が形設されており、その当り片36の前面側にラバー
マグネット38が貼り付けられている。また、外箱24の上
面の前端縁部には、シャッター板32のストッパー40が固
着されている。さらに、外箱24の受入口26の近傍には、
回収箱16を持ち運ぶ際に、シャッター板32を吸着してそ
れを閉塞位置に保持しておくためのブロックマグネット
42が内設されている。また、外箱24の手前側には把手44
が取着されている。
回収箱16の内筒28の感材シート収容部は、第4図に示す
ように円筒形状をなし、その両側面が側板46、46によっ
て閉鎖された形状を有している。両側板46、46は、感材
シートを収容する際に感材シートが左右方向に位置ずれ
しないように案内する役目を果たす。また、感材シート
の挿入口30を挟んで対向する平面板部48及び一対の短冊
板50、50によって、感材シートが内筒28内へ案内される
ようになっている。そして、内筒28は、その各側板46の
中心位置が支持軸52を介し外箱24の内側面に軸着されて
いて、外箱24に回動自在に支持されている。また、内筒
28は、その側板46に固着された掛止ピン54と外箱24の内
側面に固着された掛止ピン56との間に掛け渡された引っ
張りコイルばね58により、その内筒28を右回りに回動さ
せる方向に付勢されている。一方、内筒28の円周面には
当り片60が固着されているとともに、その当り片60の回
動軌跡内にストッパー62が外箱24の内側面に固着されて
設けられており、常時は、内筒28の当り片60を外箱24の
ストッパー62に当接させることにより、引っ張りコイル
ばね58の弾発力に抗し内筒28が第1図に示した状態に保
持され、内筒28の挿入口30と外箱24の受入口26との両位
置を整合させるようになっている。
また、回収箱16の外箱24の両外側面には、前端部分にテ
ーパー状カム面66が形成されるとともに、それに続いて
水平カム面68が形成されたリンク作動用カム板64がそれ
ぞれ取着されている。一方、遮光筺体14には、その内側
面に固着されたリンク軸70に枢着されたL字形のリンク
72が左右に一対設けられている。このリンク72の上端部
には、送出口22を開閉自在に閉塞するシャッター板76が
取着されており、リンク72の下方側先端部には、リンク
ローラ78が枢着されている。また、リンク72は、その上
端近傍部分と遮光筺体14の内側面との間に掛け渡された
引っ張りコイルばね80によって上端近傍部分を右方向に
引っ張られている。そして、遮光筺体14内へ回収箱16を
挿入する動作に伴って、リンク72のリンクローラ78が回
収箱16側に設けられたリンク作動用カム板64のテーパー
状カム面66に乗り上げて、続いて水平カム面68に乗り上
げることにより、引っ張りコイルばね80の弾発力に抗し
てリンク72がリンク軸70を中心に左回りに回動すること
により、リンク72上端部のシャッター板76が左方向に移
動して、送出口22が開放されるようになっている。ま
た、逆に遮光筺体14から回収箱16抜き出す動作に伴っ
て、リンク72のリンクローラ78がリンク作動用カム板64
から離脱することにより、引っ張りコイルばね80の復元
力によってリンク72がリンク軸70を中心に右回りに回動
し、リンク72上端部のシャッター板76が右方向に移動し
て、送出口22が閉塞されるように構成されている。
また、遮光筺体14の開口部18に近い上部には、内壁面を
屈曲させて段付部を形成した突き当て面82が形設されて
いる。そして、遮光筺体14内への回収箱16の挿入動作に
伴い、回収箱16のシャッター板32の当り片36の前面側に
貼り付けられたラバーマグネット38が遮光筺体14の突き
当て面82に突き当たった後にシャッター板32をその位置
に止めたまま外箱24だけが左方向に移動することによ
り、外箱24の受入口26が遮光筺体14の奥付近で開放され
るようになっている。また、逆に遮光筺体14から回収箱
16を抜き出す場合には、その抜出し動作の初期におい
て、シャッター板32の当り片36に貼着されたラバーマグ
ネット38の吸着力によりシャッター板32が、その当り片
36を遮光筺体14の突き当て面82に当接させた位置に止め
られたまま、外箱24だけが右方向に移動することによ
り、受入口26が遮光筺体14の奥付近で閉塞されるように
構成されている。シャッター板32によって受入口26が完
全に閉塞されると、シャッター板32の前端面がストッパ
ー40に当接することにより、シャッター板32は外箱24と
一体的に右方向へ移動する。尚、図中の84は、遮光筺体
14の奥に固着されたマグネットであり、回収箱16の挿入
時にその前端面を吸着保持して、回収箱16を位置決め固
定する用をなすものである。
次に、遮光筺体14からの回収箱16の抜出し動作に従って
回収箱16の内筒28を回動させるカム機構について説明す
る。
このカム機構は、回収箱16の内筒28の両側板46の外面に
それぞれ突設された左右一対の係合ピン86と、遮光筺体
14の対向する両内側面に固着され、内筒28の両係合ピン
86とそれぞれ係合する左右一対のカム板88とから構成さ
れている。内筒28の側板46に突設された係合ピン86は、
内筒28の回動中心である支持軸52から偏心した位置に突
設されており、外箱24に形成された透孔90を貫通して外
箱24の外面側に突き出ている。また、遮光筺体14の内側
面に固着されたカム板88には、遮光筺体14の開口部18に
向かって下方向へ傾斜した奥側テーパー状カム面92、そ
れに続く水平カム面94、及び奥側テーパー状カム面92と
は逆に上方向へ傾斜した入口側テーパー状カム面96が形
成されている。そして、回収箱16を遮光筺体14から抜き
出す動作に従って、まず、回収箱16の内筒28の係合ピン
86が遮光筺体14のカム板88の奥側テーパー状カム面92か
らの反力を受けて下向きに押し下げられることにより、
内筒28が引っ張りコイルばね58の弾発力に抗して左回り
に回動させられた後、係合ピン86とカム板88の水平カム
面94とが係合することにより、内筒28がその回動位置に
停止した状態となり、次いで、係合ピン86がカム板88の
入口側テーパー状カム面96の位置にくると、係合ピン86
がカム面96に沿って上向きに移動することにより、内筒
28が引っ張りコイルばね58の復元力により右回りに回動
させられ、内筒28の円周面の当り片60が外箱24の内側面
のストッパー62に当接した時点で回動を停止して、第1
図に示した位置に復帰する。尚、図中の98は、感材シー
トの終端縁が当接する段付部を有する感材シートのガイ
ドであるが、このガイド98は必ずしも設ける必要は無
い。
次に、上記構成の露光済み感材シートの回収装置におけ
る動作について説明する。
まず、第1図に示した状態から、遮光筺体14の開口部18
を通してその収納部20に回収箱16を挿入することによ
り、遮光筺体14内に回収箱16を収納する。これにより、
上記したような動作で、リンク72が作動して、シャッタ
ー板76で閉塞されていた遮光筺体14の送出口22が開口す
るとともに、回収箱16のシャッター板32によって閉塞さ
れていた外箱24の受入口26が遮光筺体14の奥付近で開口
する。このときの状態を第2図に示す。
次いで、画像記録装置2が駆動され、一対のニップロー
ラ6、6で送りローラ4の周面に押圧されながら送りロ
ーラ4によって矢印方向に移送される感材シート10に対
し、図示しない画像記録用光源から一対のニップローラ
6、6間の光路を通してレーザ光12が照射されることに
より、感材シート10が露光される。露光済みの感材シー
ト10は、送りローラ4により遮光筺体14の送出口22並び
に回収箱16の外箱24の受入口26及び内筒28の挿入口30を
通して内筒28内に送り込まれ、露光部終端がロータリー
カッター8を通過した時点で一旦停止させられ、ロータ
リーカッター8によって切断される。このとき、露光済
み感材シート10の終端部分は、回収箱16内に完全には入
り切らずに外箱24の受入口26から上方に食み出た状態に
なっている。
画像記録装置2による画像記録操作が終了すると、露光
済み感材シート10を現像処理室へ運ぶために、遮光筺体
14から回収箱16が抜き出される。回収箱16の把手44を引
っ張って遮光筺体14に対し回収箱16を右方向へ移動させ
ると、回収箱16を遮光筺体14から抜き出す動作に従っ
て、カム機構による上記した動作により、第2図に示し
た状態から、まず、第5図に示したように回収箱16の内
筒28が左回りに回動させられ、次いで、内筒28がその回
動位置に暫時停止した後、第6図に示したように、内筒
28が右回りに回動させられて、内筒28の円周面の当り片
60が外箱24の内側面のストッパー62に当接した時点で回
動を停止する。この内筒28の一連の回動動作に伴い、内
筒28に収容された感材シート10も内筒28と共に移動し、
第5図に示したようにその後端部分を外箱24内部へ引き
入れ、次いで、ガイド98に終端部分を摺接させながら上
向きに移動し、終端縁がガイド98の段付部に当接して感
材シート10がその位置に停止した後も内筒28がさらに右
回りに回動することにより、感材シート10が相対的に内
筒28内に押し込まれる。それと相前後して、第5図に示
すように、上記したような動作で、回収箱16の外箱24の
シャッター板32により外箱24の受入口26が遮光筺体14の
奥付近で閉塞され、上記したような動作でリンク72が作
動し、第6図に示すようにシャッター板76によって遮光
筺体14の送出口22が閉塞される。
尚、段付部を有するガイド98を特に設けなくても、内筒
28が右回りに回動して元の位置に復帰する時点では、外
箱24の受入口26は既に閉塞されているため、一旦外箱24
内部へ引き入れられた感材シート10の終端部分が外箱24
外へ出ることは無い。
この考案の露光済み感材シートの回収装置は、上記した
ような構成を有しているが、この考案の範囲は、上記説
明並びに図面の内容によって限定されるものではなく、
要旨を逸脱しない範囲で種々の変形例を包含し得る。例
えば、遮光筺体の感材シート送出口を開閉させる機構と
しては、遮光筺体に対する回収箱の挿入・抜出し動作に
よってオンするスイッチを設け、小型の電動モータによ
りシャッター板を駆動するような構成でもよく、また、
回収箱の外箱の受入口を開閉するシャッター手段として
は、上記実施例のようなスライド式のシャッター板であ
る必要は無く、蝶番式等のものでもよい。また、上記実
施例ではカム機構を左右に一対設けるようにしたが、片
方側だけに設けるようにしてもよいし、さらに、上記実
施例では遮光筺体に対する回収箱の挿入・抜出しの方向
を水平方向としたが、鉛直方向或いは斜め方向としても
よい。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように構成されかつ作用するの
で、この考案に係る露光済み感材シートの回収装置を使
用すると、画像記録装置の感材シート送り出し部からの
回収箱の抜出し動作に伴って感材シートの終端部分が回
収箱内に自動的に引き入れられるため、回収箱内への感
材シートの取込みのための余分な動作を行なう必要がな
く作業性が良好となり、また、感材シートの終端部分が
常に確実に回収箱内に取り込まれるため、感材シートの
終端部分にかぶりを生じるといったことが皆無になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の1実施例に係る露光済み感材シー
トの回収装置の構成を、左半分を縦断面で示した正面
図、第2図は、この回収装置の遮光筺体に回収箱を収納
した状態を示す正面断面図、第3図は、この装置の構成
要素の1つである回収箱の外観斜視図、第4図は、その
回収箱の内部に収容される内筒の外観斜視図、第5図及
び第6図は、この装置における動作を説明するための模
式的正面図、第7図及び第8図は、従来の回収装置の構
成を説明するための斜視図及び縦断面図である。 2……画像記録装置、10……感光材料シート、14……遮
光筺体、16……回収箱、18……開口部、20……収納部、
22……送出口、24……外箱、26……受入口、28……内
筒、30……挿入口、32……シャッター板、36……当り
片、38……ラバーマグネット、46……側板、52……支持
軸、58……引っ張りコイルばね、60……当り片、62……
ストッパー、70……リンク軸、72……リンク、76……シ
ャッター板、78……リンクローラ、82……突き当て面、
86……係合ピン、88……カム板、90……透孔、92、94、
96……カム面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料シート(10)を受け入れる受入口
    (26)を有する外箱(24)内に、その外箱(24)の前記
    受入口(26)に対向する位置に感光材料シート(10)の
    挿入口(30)を備え、内部に感光材料シート(10)を収
    容する内筒(28)を内設してなる回収箱(16)を、画像
    記録装置(2)の感光材料シート送り出し部に着脱自在
    に装着して、露光済みの感光材料シート(10)を前記回
    収箱(16)に回収するようにした、露光済み感光材料シ
    ートの回収装置において、画像記録装置(2)本体側
    に、一面が開口し、その開口部(18)を通して挿入され
    る前記回収箱(16)を収納する収納部(20)を有すると
    ともに、その収納部(20)の奥の、感光材料シート送り
    出し部に対応する位置に感光材料シート(10)の送出口
    (22)が開設された遮光筺体(14)を固設し、その遮光
    筺体(14)に対する前記回収箱(16)の挿入・抜出し動
    作に伴って前記送出口(22)を開放・閉塞する送出口開
    閉機構(64,70,72,76,78,80)を設け、前記回収箱(1
    6)の外箱(24)の受入口(26)を、回収箱(16)が前
    記遮光筺体(14)内に収納されたときに前記送出口(2
    2)に対向する位置に形成するとともに、その受入口(2
    6)を開閉自在に閉塞するシャッター手段(32)を設
    け、そのシャッター手段(32)を前記遮光筺体(14)に
    対する前記回収箱(16)の挿入・抜出し動作に伴って作
    動させ前記受入口(26)を遮光筺体(14)の奥付近で開
    放・閉塞するシャッター作動手段(36,38,82)を設け、
    前記回収箱(16)の内筒(28)の両側面に側板(46)を
    連接し、それら両側板(46)を前記外箱(24)に軸着し
    て内筒(28)を外箱(24)に回動自在に支持するととも
    に、前記内筒(28)をその挿入口(30)を通して感光材
    料シート(10)が挿入される方向と反対方向へ回動付勢
    する弾発手段(58)、及びその弾発手段(58)の弾発力
    に抗し内筒(28)をその挿入口(30)が前記外箱(24)
    の受入口(26)に対向する位置に保持するストッパー手
    段を設け、さらに、前記回収箱(16)を前記遮光筺体
    (14)から抜き出す動作に従って、前記回収箱(16)の
    内筒(28)を一旦前記弾発手段(58)による付勢方向と
    反対方向へ回動させた後、弾発手段(58)の復元力によ
    り元の方向へ回動させるカム機構を設けたことを特徴と
    する露光済み感光材料シートの回収装置。
  2. 【請求項2】カム機構が、回収箱(16)の内筒(28)の
    側板(46)の一方もしくは両方の、内筒(28)の回動中
    心位置から偏心した位置に突設され、回収箱(16)の外
    箱(24)に形成された透孔(90)を貫通して外箱(24)
    の外面側に突出した係合ピン(86)と、遮光筺体(14)
    の内側面の、前記係合ピン(86)が設けられた側の一方
    もしくは互いに対向する両内側面に固着され、遮光筺体
    (14)の開口部(18)に向かって一旦下方向へ傾斜した
    後上方向へ傾斜する、前記係合ピン(86)と係合するカ
    ム面(92)(94)(96)を有するカム板(88)とから構
    成された請求項1記載の露光済み感光材料シートの回収
    装置。
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