JPH0734408Y2 - 学習用のズーム観察鏡 - Google Patents

学習用のズーム観察鏡

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JPH0734408Y2
JPH0734408Y2 JP194591U JP194591U JPH0734408Y2 JP H0734408 Y2 JPH0734408 Y2 JP H0734408Y2 JP 194591 U JP194591 U JP 194591U JP 194591 U JP194591 U JP 194591U JP H0734408 Y2 JPH0734408 Y2 JP H0734408Y2
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JP
Japan
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lens
objective
lens barrel
mirror
eyepiece
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JP194591U
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JPH04109715U (ja
Inventor
信一 中村
Original Assignee
株式会社学習研究社
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Publication date
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  • Telescopes (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は教材として使用する学習
用のズーム観察鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ズーム望遠鏡と観察ルーペに転換
使用可能な観察鏡は知られているが、1台の観察鏡でズ
ーム顕微鏡,ズーム望遠鏡,スケッチ鏡及び観察ルーペ
の四態様に転換使用できるようにしたものは存在しなか
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、構成
部品の組替えなしで、ズーム顕微鏡とズーム望遠鏡とス
ケッチ鏡及び観察ルーペの四態様に転換使用できる新規
な構成で実用価値の高い学習用のズーム観察鏡を提供し
ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような四態様の転
換使用を可能とするため、本考案のズーム観察鏡におい
ては、その鏡筒1を一端に接眼覗き口2を他端に対物口
3を有する横向きに設置可能な形状に形成し、この鏡筒
1の横向き設置面4と反対側の面に長さ方向中間部位か
ら対物口側に位置して鏡筒1外方に膨出したスケッチ台
5を設けると共に、前記鏡筒1の長さ方向中間部に位置
する両側壁部に鏡筒中心部からスケッチ台5側に変位す
る軸支部6を設けたこと、この鏡筒1の接眼覗き口2及
び対物口3の内部に接眼凸レンズ7と第1の対物凸レン
ズ8を嵌め込み、前記鏡筒1のスケッチ台5に該スケッ
チ台の透光窓穴9を閉塞する投影可能なスクリーン板1
0を嵌め込んだこと、前記鏡筒1内の長さ方向中間部位
から接眼凸レンズ2側に位置する部分に凹レンズ14を
嵌め込んだ中間レンズ枠11を接眼凸レンズ7の方向に
手動操作で接離移動できるように組込んだこと、前記鏡
筒1内の長さ方向中間部位から対物凸レンズ8側に位置
する部分に反射鏡26を嵌め込んだミラーベース体25
を配置し、このミラーベース体25を前記スケッチ台5
の内部空間24に格納される不使用状態と前記反射鏡2
6が対物凸レンズ8及びスクリーン板10に斜行対面す
る使用状態とに転換できるように前記鏡筒両側壁の軸支
部6に枢支させたこと、前記鏡筒1の対物口3の外側に
嵌合係止される開閉可能な対物レンズ枠30を設け、こ
の対物レンズ枠30に第1の対物凸レンズ8と複合され
て拡大倍率を上げる第2の対物凸レンズ32を嵌め込ん
だことを特徴とする。
【0005】
【作用】前記構成のズーム観察鏡は対物レンズ枠30を
鏡筒対物口3に閉合し、ミラーベース体25をスケッチ
台5の内部空間24に格納させた図1の如き状態にする
と、接眼凸レンズ7,中間凹レンズ14,第1及び第2
の対物凸レンズ8,32の4枚レンズによる縦向き把持
のズーム顕微鏡として使用することができる。
【0006】また、図1の状態で対物レンズ枠30を同
図想像線で示す如く開放させると、接眼凸レンズ7と中
間凹レンズ14及び第1の対物凸レンズ8の3枚レンズ
による横向き把持のズーム望遠鏡として使用することが
でき、また前記レンズ枠30の開放状態で前記鏡筒1を
横向き或いは縦向きに把持し、第2の対物凸レンズ32
で被観察物を覗き見ることにより観察ルーペとして使用
することができる。
【0007】更に、対物レンズ枠30を鏡筒対物口3に
閉合した状態で、前記鏡筒1をスケッチ台5が上になる
ように机上面等の上に横向きに設置すると、ミラーベー
ス体25が自重で下方に回動して、その反射鏡26が対
物凸レンズ8,32及びスクリーン板10に図3の如く
斜行対面する状態になり、対物側の被写体像が第1及び
第2の対物凸レンズ(複合レンズ)8,32で拡大さ
れ、ミラーベース体25の反射鏡26を介してスケッチ
台5のスクリーン板10に投影されるので、このスクリ
ーン板10に写った被写体像を前記スクリーン板上に置
いたトレーシングペーパに鉛筆等で書き写すというスケ
ッチ鏡としての使用が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0009】図中1は左右一対の半割成形品1a,1b
を図2の如く突合せ接合して構成される合成樹脂製の鏡
筒で、この鏡筒1は一端に接眼覗き口2を他端に対物口
3を有する横向きに設置可能なカメラ筐形状に形成さ
れ、この鏡筒1の横向き設置面4と反対側の面には長さ
方向中間部位から対物口3側に位置して鏡筒1外方に膨
出した角錐台形状のスケッチ台5が一体的に設けられ、
また前記鏡筒1の両側壁部には長さ方向中間部に位置し
且つ鏡筒中心部(後述するレンズ光軸)からスケッチ台
5側に変位した軸支部6が設けられている。
【0010】そして、前記鏡筒1の接眼覗き口2及び対
物口3の内部に、接眼凸レンズ7と第1の対物凸レンズ
8を嵌め込み、前記鏡筒1のスケッチ台5に該スケッチ
台の透光窓穴9を閉塞する投影可能な乳白透光板で形成
したスクリーン板10を嵌め込んでいる。
【0011】11は前記鏡筒1内の長さ方向中間部位か
ら接眼凸レンズ7側に位置する部分に接眼凸レンズ7の
方向に手動操作で接離移動できるように組込んだ円形キ
ャップ型の中間レンズ枠で、この中間レンズ枠11は円
形突出口12内に嵌め込まれてレンズ押え13で保持さ
れる凹レンズ14と、鏡筒両側壁の横長孔15を摺動す
るリブ部16及び該リブ部16に連設され鏡筒両側壁の
窓穴18を介して鏡筒外面部に露出するスライド操作部
17と、鏡筒両側壁の内面突条19にスライド係合する
摺動案内部20とを有し、枠部突設のフック部21と鏡
筒突設のバネ掛部22との間に掛装した引張スプリング
23で対物凸レンズ8の方向にバネ付勢されている。そ
して、前記スライド操作部17を接眼凸レンズ7の方向
に手動操作して、レンズ枠組込の凹レンズ14を接眼凸
レンズ7に対してズーム式に接離移動させることができ
るようになっている。
【0012】25は前記鏡筒1内の長さ方向中間部位か
ら対物凸レンズ8側に位置する部分に配置されたM形状
のミラーベース体で、このミラーベース体25は開き角
90度のV形内面部に嵌め込まれた2枚の反射鏡26,
26を備え、前記スケッチ台5の内部空間24に図1の
如く格納される不使用状態と、前記反射鏡26,26が
対物凸レンズ8及びスクリーン板10に図3の如く斜行
対面する使用状態とに転換できるように、ベース体基端
部の両側突出軸28を鏡筒両側壁の軸支部6に嵌入して
枢支されている。なお、前記ベース体25の図3のよう
な転換状態は、このベース体25の一部が鏡筒1の両側
壁内面部に突設した位置決め突起29に図3の如く当接
することにより保持される。
【0013】30は前記鏡筒1の対物口3の外側に嵌合
係止される開閉可能な対物レンズ枠で、この対物レンズ
枠30は前記鏡筒1の対物口3に枢支部31を支点とし
て開閉できるようにピン支され、その内部には第1の対
物凸レンズ8と複合されて拡大倍率を上げる第2の対物
凸レンズ32が嵌め込まれ、枠内嵌合の対物レンズ押え
33によって脱落しないように保持されている。なお、
図2の符号34は鏡筒1の把持部となる鏡筒接眼側の両
側膨出部を示す。
【0014】而して、前記構成のズーム観察鏡は、対物
レンズ枠30を鏡筒対物口3に閉合し、ミラーベース体
25をスケッチ台5の内部空間24に格納させた図1の
状態で縦向き把持のズーム顕微鏡として使用できるこ
と、図1の状態で対物レンズ枠30を同図想像線で示す
如く開放させると、縦向き把持のズーム顕微鏡及び縦向
き又は横向き把持の観察ルーペとして使用できること、
対物レンズ枠30を鏡筒対物口3に閉合した状態で前記
鏡筒1をスケッチ台5が上になるように机上面等の上に
横向きに設置すると、スクリーン板10に写る被写体像
を前記スクリーン板上に置いたトレーシングペーパ(図
示せず)に鉛筆等で書き写すスケッチ鏡として使用する
ことができること、前述した作用の項に記載の通りであ
る。
【0015】
【考案の効果】以上詳記したように本考案のズーム観察
鏡によれば、構成部品の組替えをしなくても、ズーム顕
微鏡とズーム望遠鏡とスケッチ鏡及び観察ルーペの四態
様に転換使用することができる効果があり、従来には存
在しない新規な構成で実用価値の高い学習用のズーム観
察鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るズーム観察鏡を、ズー
ム顕微鏡の使用態様を実線で、ズーム望遠鏡及び観察ル
ーペの使用態様を想像線で示した中央縦断面図。
【図2】図1のAーA線に沿う横断面図。
【図3】本考案のズーム観察鏡をスケッチ鏡の使用態様
で示した中央縦断面図。
【符号の説明】
1…鏡筒、2…接眼覗き口、3…対物口、4…鏡筒の横
向き設置面、5…スケッチ台、6…軸支部、7…接眼凸
レンズ、8…第1の対物凸レンズ、9…スケッチ台の透
光窓穴、10…スクリーン板、11…中間レンズ枠、1
4…凹レンズ、17…スライド操作部、25…ミラーベ
ース体、26…反射鏡、30…対物レンズ枠、31…枢
支部、32…第2の対物凸レンズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズーム顕微鏡,ズーム望遠鏡,スケッチ
    鏡及び観察ルーペの四態様に転換使用可能な学習用のズ
    ーム観察鏡であって、その鏡筒を一端に接眼覗き口を他
    端に対物口を有する横向きに設置可能な形状に形成し、
    この鏡筒の横向き設置面と反対側の面に長さ方向中間部
    位から対物口側に位置して鏡筒外方に膨出したスケッチ
    台を設けると共に、前記鏡筒の長さ方向中間部に位置す
    る両側壁部に鏡筒中心部からスケッチ台側に変位する軸
    支部を設けたこと、この鏡筒の接眼覗き口及び対物口の
    内部に接眼凸レンズと第1の対物凸レンズを嵌め込み、
    前記鏡筒のスケッチ台に該スケッチ台の透光窓穴を閉塞
    する投影可能なスクリーン板を嵌め込んだこと、前記鏡
    筒内の長さ方向中間部位から接眼凸レンズ側に位置する
    部分に凹レンズを嵌め込んだ中間レンズ枠を接眼凸レン
    ズの方向に手動操作で接離移動できるように組込んだこ
    と、前記鏡筒内の長さ方向中間部位から対物凸レンズ側
    に位置する部分に反射鏡を嵌め込んだミラーベース体を
    配置し、このミラーベース体を前記スケッチ台の内部空
    間に格納される不使用状態と前記反射鏡が対物凸レンズ
    及びスクリーン板に斜行対面する使用状態とに転換でき
    るように前記鏡筒両側壁の軸支部に枢支させたこと、前
    記鏡筒の対物口の外側に嵌合係止される開閉可能な対物
    レンズ枠を設け、この対物レンズ枠に第1の対物凸レン
    ズと複合されて拡大倍率を上げる第2の対物凸レンズを
    嵌め込んだことを特徴とする学習用のズーム観察鏡。
JP194591U 1991-01-25 1991-01-25 学習用のズーム観察鏡 Expired - Lifetime JPH0734408Y2 (ja)

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JPH04109715U JPH04109715U (ja) 1992-09-22
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