JPH0734403Y2 - 光ファイバー線 - Google Patents

光ファイバー線

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JPH0734403Y2
JPH0734403Y2 JP1985156878U JP15687885U JPH0734403Y2 JP H0734403 Y2 JPH0734403 Y2 JP H0734403Y2 JP 1985156878 U JP1985156878 U JP 1985156878U JP 15687885 U JP15687885 U JP 15687885U JP H0734403 Y2 JPH0734403 Y2 JP H0734403Y2
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JP
Japan
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optical fiber
buffer layer
insulating medium
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hole
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JP1985156878U
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JPS6265617U (ja
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達生 岡本
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、高電圧機器の絶縁媒体を包蔵したタンク内で
使用される光ファイバー線、ことにその外被構造に関す
る。
〔従来技術とその問題点〕
光ファイバー線は、高い絶縁性,非電磁誘導性を活かし
て、高電圧電気機器の高電圧充電部に配された電流セン
サ、温度センサなどの出力信号を大地電位部に伝送する
光信号線として利用されている。
第6図はSF6ガス絶縁開閉装置(以下GISと略称する)へ
の適用例を示す概略側断面図である。図において、SF6
ガスなどの絶縁媒体9を包蔵した密閉容器1内には絶縁
スペーサ3により絶縁支持された大電流を導く高電圧導
体2が収納されている。また4はファラデー効果素子か
らなる電流センサ部であり、密閉容器1に突設されたポ
ケット6に設けられた接続部7Aおよび光ファイバー線5A
を介して外部から光センサ部4に送られ、光ファイバー
線5Bおよびコネクタ7Bを介して外部で受光される光信号
が電流センサ部4において高電圧導体2に流れる電流に
対応して変化することを利用して電流を定量的に測定で
きるよう構成されている。したがって、光ファイバー線
5には光信号の伝送と、絶縁媒体9中の高電界に耐える
絶縁機能とが求められる。
第7図は単心形の光ファイバー線の一例を示す断面図、
第8図は一部破砕断面図であり、合成樹脂被覆層12を有
する光ファイバー11からなる光ファイバー心線10と、光
ファイバー心線10の外側に配された合成繊維の束からな
り繊維間に空隙を有する緩衝層13と、緩衝層13を覆う合
成樹脂からなる被覆層(外被)14とからなり、機械的に
強固でかつ取扱い易いコード状に形成されている。ま
た、第6図における光ファイバー線5は前述の光ファイ
バー線を所定の長さに切断した後、両端部にコネクタが
取り付けられ、電流センサ部4および接続部7A,7Bに配
された固定側コネクタに連結される。
第9図は光ファイバー線のコネクタへの取り付け状況の
一例を示す側断面図であり、光ファイバー線5の端末部
へのコネクタの取り付け作業はつぎのように行われる。
まず、袋ナット21およびテーパスリーブ22に光ファイバ
ー線5の端末部を挿入した後、外被14および緩衝層13の
合成繊維をそれぞれ端末から所定の長さで切断し、デー
パスリーブ22を外被14の切口に近接した位置に例えばエ
ポキシ樹脂系接着剤で接着するとともに、緩衝層の合成
繊維の端をテーパスリーブ22の傾斜面に沿って折り返
し、光ファイバー線10に嵌挿されたアダプター24を袋ナ
ット21にねじ込むことにより、緩衝層13の端をコネクタ
に固定する。また、必要に応じて袋ナット21の端を外被
14の表面に接着する。ついで、心線10の先端部分の合成
樹脂被覆層12を切取って光ファイバー11を僅かに露出さ
せ、中子25の先端に形成された小孔に光ファイバー11の
端末を挿通し、光ファイバー11を小孔の内側で接着した
後、ガイド筒26をアダプター24にねじ込むことにより、
中子25が一体化されたコネクター20を組立てることがで
きる。組立を終ったコネクター20は中子25の端面25Aを
研摩仕上げすることにより、接続部における光ファイバ
ーの光軸と接続面における端面の平行度が保持されたコ
ネクター付光ファイバー線を得ることができる。ところ
で、長い合成繊維の束からなる緩衝層13には当然のこと
ながら繊維間に空気層が介在する。したがって第6図に
おいて密閉容器1を真空にした後、SF6ガスを所定の圧
力で封入する工程において、緩衝層13中の空気は部材2
1,22,24,25,26相互間の極めて小さな隙間を介して排気
またはSF6ガスと置換されることになり、SF6ガスとの置
換が充分行われ難いか、あるいは処理時間が長びくとい
う問題がある。さらに、テーパスリーブ22の傾斜面に沿
って緩衝層13を折返す場合、合成繊維が弾力性に富んで
いるために、テーパスリーブに容易になじませることが
できず、多くはテーパスリーブ22を外被14に接着するた
めの接着剤により、合成繊維をテーパスリーブ22に接着
することにより作業を容易化し、かつ緩衝層の固定を完
全にする手段がとられるために、緩衝層13の端が接着剤
によって塞がれてしまい、緩衝層13中の空気をSF6ガス
に置きかえることを一段と困難にするという問題があ
る。
SF6ガスの封入圧力を高めて高電界に耐えるよう構成さ
れたSF6ガス絶縁機器、あるいは絶縁液体の優れた耐高
電界性を活かした油入電器等に使用される光ファイバー
線の内部に前述のような空気層が残存すると、空気を含
む緩衝層内部で部分放電が比較的低い電圧で発生し、光
ファイバー線に損傷を与えるとともに、光ファイバー線
を介して高電圧導体が地絡するなどの危険性があるため
に、その改善が求められている。
〔考案の目的〕
本考案は前述の状況に鑑みてなされたもので、緩衝層を
包囲する被覆層を有する光ファイバー線において前記緩
衝層の空気を絶縁媒体に容易に置換することができ、し
たがって絶縁信頼性の高い絶縁媒体中で使用される光フ
ァイバー線を提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は、光ファイバー心線の外側に配された合成繊維
からなる緩衝層を包囲する被覆層が絶縁媒体空間と前記
緩衝層とに連通する貫通孔または溝を備えるよう構成し
たことにより、絶縁媒体空間を排気することにより緩衝
層中の空気を貫通孔または溝を介して容易に排出できる
とともに、排気された緩衝層に絶縁媒体を容易に充填で
きるようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案を実施例に基づいて説明する。
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は実施例
における一部破断側面図である。図において、11は光フ
ァイバー、12は変成シリコーン樹脂,ウレタン樹脂,エ
ポキシ樹脂などの合成樹脂被覆層、10は光ファイバー11
および合成樹脂被覆層12からなる光ファイバー心線、13
は光ファイバー心線10の外側を包囲するよう形成され
た、ナイロン繊維,芳香族ポリアミト繊維等束状の長繊
維からなる緩衝層、34は緩衝層13を包囲するよう形成さ
れた貫通孔35を有する被覆層である。被覆層(外被)34
としては、例えばナイロン系樹脂,ポリエチレン,ふっ
素樹脂などからなり、貫通孔35を後加工するか、あるい
は貫通孔35より大きい打抜孔があらかじめ形成された合
成樹脂熱収縮チューブを緩衝層13の外側に被せつつ、熱
収縮チューブを所定温度に加熱して熱収縮させることに
より形成することができる。
光ファイバー線を上述のように構成することにより、両
端末部をコネクターに接続する際緩衝層の端が接着樹脂
により塞がれるようなことがあっても、緩衝層13は複数
の貫通孔35により絶縁媒体空間9に連通しているので、
緩衝層13の排気および絶縁媒体の充填を極めて容易に行
うことができる。なお貫通孔35の間隔および大きさは、
絶縁媒体の種類により異なるが、数cmに1個所程度、直
径1mm以下の貫通孔を形成することにより、その目的を
十分達成できるとともに、外被としての機械的強度を保
持させることができる。
第3図は本考案の異なる実施例を示す一部破砕側断面図
であり、緩衝層13を包囲する被覆層44が合成繊維からな
る編組層で形成された点が前述の実施例と異なってお
り、編組層の網目を介して排気および絶縁媒体の充填を
容易に行うことができるので、粘度の高い液状の絶縁媒
体を使用する油入電器などに適している。
第4図は本考案のさらに異なる実施例を示す一部破砕側
断面図であり、小孔55があらかじめ形成された絶縁テー
プを巻回することにより被覆層(外被)54を形成した点
が前述の各実施例と異なっており、テープの縁が僅かに
重なるようラップ巻きすることにより、前述の実施例と
同様な目的を達成することができる。
第5図は本考案の他の実施例を示す一部破砕断面図であ
り、緩衝層13を包囲する被覆層64を所定の幅の絶縁テー
プ65を各巻回間に間隙(溝)66を保持するよう複数層重
ね巻きすることによって形成した点が前述の各実施例と
異なっており、螺旋状の溝66を介して緩衝層13の排気お
よび絶縁媒体の充填(含浸)を行うことができる。
〔考案の効果〕
本考案は前述のように、高電圧のガス絶縁機器,油入電
器機器などの絶縁媒体を包蔵した密閉容器に内設され
て、高電界の絶縁媒体中で使用される光ファイバー線
を、光ファイバー心線の外側に配された合成繊維からな
る緩衝層を包囲する被覆層(外被)が絶縁媒体空間と緩
衝層とに連通する貫通孔あるいは溝を備えるよう構成し
た。その結果、光ファイバー線の両端部がコネクターに
接続されて緩衝層の端が塞がれた状態になった場合にお
いても、緩衝層中の空気の排出および絶縁媒体の充填
(含浸)を前記貫通孔または溝を介して容易に行うこと
が可能になり、従来技術で問題となった緩衝層に耐電界
性の低い空気が閉じ込められることによって生ずる部分
放電や火花放電の発生が阻止され、したがって絶縁信頼
性の高い光ファイバー線を提供することができる。ま
た、緩衝層の排気が容易になったことにより、密閉容器
の真空排気処理時間を緩衝層の排気のために延長するな
どの処理時間の無駄を排除できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は実施例
における一部破砕側断面図、第3図は異なる実施例を示
す一部破砕側断面図、第4図はさらに異なる実施例を示
す一部破砕側断面図、第5図は他の実施例を示す一部破
砕側断面図、第6図はGISへの適用状況を示す概略側断
面図、第7図および第8図は従来技術の一例を示す断面
図および一部破砕側断面図、第9図は従来技術における
コネクターへの接続状況を示す側断面図である。 1……密閉容器、2……高電圧導体、4……電流センサ
部、5,5A,5B……光ファイバー線、7A,7B……接続部、11
……光ファイバ、12……合成樹脂被覆層、10……光ファ
イバー心線、13……緩衝層、14,34,44,54,64……被覆層
(外被)、20……コネクター、35,55……貫通孔、66…
…溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバー心線の外側に配された合成繊
    維からなる緩衝層を包囲する非金属性の被覆層が、絶縁
    媒体空間と前記緩衝層に連通する貫通孔または溝を備え
    ていることを特徴とする高電圧機器内の絶縁媒体中で使
    用される光ファイバー線。
JP1985156878U 1985-10-14 1985-10-14 光ファイバー線 Expired - Lifetime JPH0734403Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985156878U JPH0734403Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14 光ファイバー線

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985156878U JPH0734403Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14 光ファイバー線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6265617U JPS6265617U (ja) 1987-04-23
JPH0734403Y2 true JPH0734403Y2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=31078906

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JP1985156878U Expired - Lifetime JPH0734403Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14 光ファイバー線

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5625641A (en) * 1979-08-10 1981-03-12 Yoshizumi Hiroshi Heat collecting element serving also as roofing tile and its construction method
JPS56164210U (ja) * 1980-05-12 1981-12-05

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JPS6265617U (ja) 1987-04-23

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