JPH0734298A - 表面処理用バレルの蓋板ロック機構および該蓋板ロック機構を備えたバレルに被処理物を出入れする方法 - Google Patents

表面処理用バレルの蓋板ロック機構および該蓋板ロック機構を備えたバレルに被処理物を出入れする方法

Info

Publication number
JPH0734298A
JPH0734298A JP19793093A JP19793093A JPH0734298A JP H0734298 A JPH0734298 A JP H0734298A JP 19793093 A JP19793093 A JP 19793093A JP 19793093 A JP19793093 A JP 19793093A JP H0734298 A JPH0734298 A JP H0734298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrel
opening
lid plate
locking
locking mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19793093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2797285B2 (ja
Inventor
Tadashi Kirisawa
忠 桐澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON ENBAIRO KOGYO KK
NIPPON ENVIRO KOGYO
Original Assignee
NIPPON ENBAIRO KOGYO KK
NIPPON ENVIRO KOGYO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON ENBAIRO KOGYO KK, NIPPON ENVIRO KOGYO filed Critical NIPPON ENBAIRO KOGYO KK
Priority to JP5197930A priority Critical patent/JP2797285B2/ja
Publication of JPH0734298A publication Critical patent/JPH0734298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2797285B2 publication Critical patent/JP2797285B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的はメッキ、燐酸亜鉛処理等の表面
処理に用いられるバレルに対する被処理物の出入れを自
動的に行なうことにある。 【構成】枠体に回転可能に支持される多孔容器1Aの周
胴部2Aに開口部6Aを設け、該開口部6Aの一方の縁
部11Aに外方に向かって開く蓋板7Aの根縁部を蝶着
した表面処理用バレル14Aに取付けられる蓋板ロック
機構であって、該蓋板ロック機構は該多孔容器1Aの開
口部6Aの他方の縁部11Bに設けられた係止鈎部13
Aと、該蓋板7Aに設けられた係止片8Aとからなり、
該係止鈎部13Aは該縁部11Bに左右摺動自在に取付
けられたロッド16A上に設けられ、かくして該ロッド
16Aは該バレル14Aの両側方に配置されている一対
の押圧手段48,48により左右摺動せしめられること
により該ロッド16Aの係止鈎部13Aと、該蓋板7A
の係止片8Aとが係合かつ離脱する表面処理用バレル1
4Aの蓋板ロック機構を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメッキ、燐酸亜鉛処理等
の表面処理に用いられる表面処理用のバレルに関するも
のである。
【0002】
【発明の背景】メッキ、燐酸亜鉛処理等の表面処理を連
続的に行なうには表面処理用バレルが用いられる。該表
面処理用バレルとは一般に横断面多角形状(通常6角形
状)の多孔容器であり、枠体に回転可能に支持されてい
る。該多孔容器内に被処理物を入れ枠体を介して搬送手
段により所定の処理槽まで搬送し、該処理槽内の処理液
中に該バレルを浸漬すると処理液は孔から多孔容器内に
流入し、この状態でバレルを回転もしくは揺動させると
多孔容器内の被処理物は攪拌されて処理液と均一に接触
し、メッキの場合には更にバレル内の被処理物を陰極と
して通電すると該被処理物表面にメッキあるいはその他
の表面処理が施される。処理後は枠体を介して搬送手段
により該処理槽からバレルを取出し、更に次の所定の処
理槽まで移送し次の処理を行なう。
【0003】表面処理用バレルはこのように一連の処理
槽に逐次搬送されて逐次表面処理を自動的に行なうため
に極めて有用なものである。例えば亜鉛メッキの場合に
は予備洗浄槽→脱脂槽→水洗槽→メッキ槽→水洗槽が配
列され、該バレルは逐次上記各槽に搬送浸漬されて一連
の処理が自動的に行なわれるのである。
【0004】
【従来の技術】従来のバレルの構造を図13に示す。図
において、(1) は容器であり横断面多角形をなし該容器
(1) には多数の孔(3) が形成せられ、両側面(4,4) には
リード線挿入孔(5,5) が設けられている。該周胴部(2)
の一辺には開口部(6) が設けられ、該開口部(6) には蓋
(7) が着脱可能に取付けられており、該蓋(7) の上面に
は係止片(8,8) が軸(9,9) を中心として回動可能に取付
けられており、該係止片(8,8) の両端部は開口部(6) の
前後縁(10,11) に設けられている係止孔(12,12,13,13)
に嵌入するようになっている。そして上記構成のバレル
(14)に被処理物を出入れする時には蓋(7) を開口部(6)
から着脱する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成におい
て、蓋(7) で開口部(6) を閉鎖する時には蓋(7) を開口
部(6) に嵌合し、係止片(8,8) を回して開口部(6) の前
後縁(10,11) の係止孔(12,12,13,13) に該係止片(8,8)
の両端を嵌入せしめ(図13実線位置)、係止片(8,8)
の軸(9,9) に螺着されているボルト(15,15) を締付けて
係止片(8,8) を固定し、蓋(7) を開口部(6) から取り外
す時にはナット(15,15) をゆるめてから係止片(8,8) を
回動させて係止片(8,8) の両端を係止孔(12,12,13,13)
から離脱せしめる(図13点線位置)。
【0006】このような蓋(7) の着脱はすべて作業員の
手仕事によらねばならずしたがってバレル(14)からの被
処理物の出入れは極めて手間のかゝるものであり、表面
処理用バレルを用いる表面処理の連続完全自動化の大き
なネックになっていた。例えばメッキの場合には工程の
最後にバレルから被処理物を取出して後処理と乾燥を行
なうのであるが、この際、バレルの開閉、被処理物の取
出しは人力で行なわねばならず、連続メッキ工程の完全
自動化が不可能な状態であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決する手段として、枠体に回転可能に支持される多
孔容器(1A)の周胴部(2A)に開口部(6A)を設け、該開口部
(6A)の一方の縁部(11A) に外方に向かって開く蓋板(7A)
の根縁部を蝶着した表面処理用バレル(14A) に取付けら
れる蓋板ロック機構であって、該蓋板ロック機構は該多
孔容器(1A)の開口部(6A)の他方の縁部(11B) に設けられ
た係止鈎部(13A) と、該蓋板(7A)に設けられた係止片(8
A)とからなり、該係止鈎部(13A) は該縁部(11B) に左右
摺動自在に取付けられたロッド(16A) 上に設けられ、か
くして該ロッド(16A) は該バレル(14A) の両側方に配置
されている一対の押圧手段(48,48) により左右摺動せし
められることにより該ロッド(16A) の係止鈎部(13A)
と、該蓋板(7A)の係止片(8A)とが係合かつ離脱する表面
処理用バレル(14A) の蓋板ロック機構を提供し、更に枠
体に回転可能に支持される多孔容器(1A)の周胴部(2A)に
開口部(6A)を設け、該開口部(6A)の一方の縁部(11A) に
外方に向かって開く蓋板(7A)の根縁部を蝶着し、更に蓋
板ロック機構を取付けた表面処理用バレル(14A) に被処
理物(51)を出入れする方法であって、該蓋板ロック機構
は該多孔容器(1A)の開口部(6A)の他方の縁部(11B) に設
けられた係止鈎部(13A) と、該蓋板(7A)に設けられた係
止片(8A)とからなり、該係止鈎部(13A) は該縁部(11B)
に左右摺動自在に取付けられたロッド(16A) 上に設けら
れており、該ロッド(16A) が左右摺動することによって
係止鈎部(13A) と、該蓋板(7A)の係止片(8A)とが係合お
よび離脱するものであり、該バレル(14A) に被処理物(5
1)が入っている状態で蓋板ロック機構のロッド(16A) を
バレル(14A) の一側方の押圧手段(48)により押圧摺動せ
しめることによって係止鈎部(13A) を係止片(8A)から離
脱させて該ロック機構を解除状態としてバレル(14A) を
蓋板(7A)蝶着側とは反対側の方向に回転させ、開口部(6
A)が下方に移動するにしたがって該蓋板(7A)を自重によ
り開いて被処理物(51)を自重により開口部(6A)から落下
排出せしめ、更にバレル(14A) の回転につれて開口部(6
A)を上方に移動せしめて被処理物(51)を該開口部(6A)か
らバレル(14A) 内に投入し、更にバレル(14A) 回転を行
なって蓋板(7A)を自重により倒して該開口部(6A)を閉塞
せしめるとともに蓋板ロック機構のロッド(16A) をバレ
ル(14A) の他側方の押圧手段(48)により押圧摺動せしめ
ることによって係止鈎部(13A) を係止片(8A)に係合させ
て該ロック機構をロック状態とするバレル(14A) に被処
理物(51)を出入れする方法を提供するものである。
【0008】
【作用】本発明の作用は下記の通りである。蓋板ロック
機構のロッド(16A) をバレル(14A) の一側方の押圧手段
(48)により押圧摺動せしめることによって係止鈎部(13
A) を係止片(8A)から離脱させて該蓋板(7A)のロックを
解除して多孔容器(1A)を回転せしめると開口部(6A)が下
方に移動するにつれ該蓋板(7A)は自重により自然に開
き、そのまゝ開いた状態で開口部(6A)が上方に移動す
る。そこで開口部(6A)が上方に移動し該蓋板(7A)が自重
で倒れて開口部(6A)を閉じる直前でバレル(14A) の回転
を一時停止して該開口部(6A)からバレル(14A) 内に被処
理物(51)を投入し、再びバレル(14A) の回転を開始して
該蓋板(7A)が自重によって倒れて開口部(6A)を閉塞した
ら蓋板ロック機構のロッド(16A) をバレル(14A) の他側
方の押圧手段(48)によって摺動せしめることによって係
止鈎部(13A) を係止片(8A)に係合して該蓋板(7A)をロッ
クする。
【0009】この状態でバレル(14A) を処理液に浸漬す
ると該処理液は孔を介して容器(1A)内に流入して被処理
物(51)と接触する。そこでバレル(14A) を回転もしくは
揺動させると被処理物(51)はバレル(14A) 内で攪拌され
て均一に処理液と接触して燐酸塩処理や通電によってメ
ッキ等の表面処理が施される。処理後バレル(14A) を処
理液から取出して蓋板ロック機構によって蓋板(7A)のロ
ックを解除してバレル(14A) を回転させると開口部(6A)
が下方に移動するにつれ該蓋板(7A)は自重により自然に
開きバレル(14A) 内の被処理物(51)は自重により該開口
部(6A)から外部へ落下して所定の受取り手段に収容され
る。
【0010】
【発明の効果】したがって本発明においては蓋板ロック
機構のロックおよび解除が該蓋板ロック機構のロッドを
バレル両側方の押圧手段によって押圧するだけの簡単な
手段によって行なわれるので、バレルへの被処理物の出
入れを自動的に行なうことが容易に出来、バレルを用い
る表面処理の完全な連続自動化を実現することが出来
る。そしてバレルから被処理物を取出す場合開口部が大
きいからバレル内に被処理物が残存することが少なく、
また回転の方向を問わず同じ動作を行なわせることが出
来る。
【0011】
【実施例】図1〜図12は本発明の一実施例を示すもの
であり、(1A)は容器であり横断面多角形をなし、該容器
(1A)には多数の孔(3A)が形成せられ、両側面(4A,4A) に
はリード線挿入孔(5A,5A) が設けられまた一方の側面(4
A)にはリミットスイッチの検出片(58A,58B,58C) が取付
けられている。容器(1A)の周胴部(2A)の一辺には開口部
(6A)が設けられ、該開口部(6A)には蓋板(7A)が開閉可能
に被着せられ、該蓋板(7A)の根縁部は開口部(6A)の一方
の縁部(11A) に蝶番(20A) を介して蝶着されている。
【0012】該縁部(11A) には更に受止片(21A) が立設
されており、蓋板(7A)を全開した時、蓋板(7A)は該受止
片(21A) により図2に示すように開口部(6A)と所定の角
度θをなして受止される。本実施例ではθは90°より
若干大きく設定されている。
【0013】上記蓋板(7A)のロック機構としては蓋板(7
A)から係止片(8A,8A) が差出され、一方容器(1A)の開口
部(6A)の一方の縁部(11B) の上面にはブラケット(19A,1
9A,19A')を介してロッド(16A) が左右摺動可能に取付け
られており、該ロッド(16A)には係止鈎部である係止鈎
(13A,13A) が取付けられいてる。そして該ロッド(16A)
の両端には折曲げ部(18A,18A) が形成されており、該折
曲げ部(18A,18A) の外面には後記する被処理物(51)の出
入れ枠(40)に左右一対に配置されている押圧手段として
のエアシリンダー(48)のピストンロッド(49)先端に形成
されている当接板(50)が当接するようになっており、エ
アシリンダー(48)によってロッド(16A)を折曲げ部(18A,
18A) を介して押圧して左右摺動させることにより係止
片(8A,8A) から係止鈎(13A,13A) を係合したり離脱させ
たりする。
【0014】図6に示すようにブラケット(19A')におい
て中央部にはキャップ(52)に内蔵されるスプリング(53)
により下方に付勢されるボール(54)が取付けられてお
り、該ボール(54)に近接してロッド(16A) には凸部(56)
が形成されており、図3に示すロック状態ではロッド(1
6A) の凸部(56)がボール(54)に当接してロッド(16A) の
左方への摺動が阻止される。ロックを解除するためにエ
アシリンダー(48)によりロッド(16A) を左方に押すとス
プリング(53)の弾性に打克ってボール(54)がロッド(16
A) の凸部(56)を乗越え図4に示すロック解除状態にな
る。
【0015】上記バレル(14A) は図7に示すように支持
棒(25,25) が差出されている頭部(23)と脚部(24)とから
なるT字型の支持枠(22)の脚部(24)下部に軸(26)を介し
て回転自在に吊下される。そしてバレル(14A) の一方の
側面には歯車(27)が取付けられ、該歯車(27)は該支持枠
(22)の一方の内側面に取付けられている歯車(28)に噛合
し、該歯車(28)は更に支持枠(22)の一方の内側面に取付
けられている歯車(29)に噛合し、該支持枠(22)の一方の
外側面には該歯車(29)と共軸になっている歯車(30)が取
付けられている。
【0016】バレル(14A) には被処理物(51)を充填して
蓋板(7A)を閉じ上記したように支持枠(22)に吊り下げら
れて予備洗浄槽、脱脂槽、水洗槽、メッキ槽、あるいは
燐酸処理槽、クロメート処理槽等の所定の処理槽に適当
な搬送手段によって搬送され処理液に浸漬される。図8
には該バレル(14A) をメッキ槽(31A) に浸漬した状態が
示される。即ちメッキ槽(31A) においては両側からアー
ム(31B,31B) が差出され、該アーム(31B,31B) の上端に
は受止片(31C,31C) が取付けられ、バレル(14A) の支持
枠(22)の支持棒(25,25) を該アーム(31B,31B) の受止片
(31C,31C) に受止させることによってバレル(14A) は支
持枠(22)を介してメッキ槽(31A) 内に懸架され、バレル
(14A) の両側面(4A,4A) のリード線挿入孔(5A,5A) から
リード線(32,32) が挿入される。この際一般にはアーム
(31B,31B) の受止片(31C,31C) に図示しない陰極ブスバ
ーが接続され、該リード線(32,32) はバレル(14A) の支
持枠(22)の支持棒(25,25) に接続している。
【0017】そしてバレル(14A) の支持枠(22)の歯車(3
0)はメッキ槽(31A) の一方の外側面に取付けられている
スプロケット(33,34) に懸架されているチェーン(35)に
噛合する。スプロケット(34)には共軸のスプロケット(3
6)が取付けられており、該スプロケット(36)はチェーン
(37)を介してモーター(38)に接続する。このようにして
バレル(14A) をメッキ槽(31A) に浸漬すると該メッキ槽
(31A) のメッキ液(39)はバレル(14A) の孔(3A)からバレ
ル(17A) 内に流入し、モーター(38)によってチェーン(3
7)を介してスプロケット(36)を回転させ、更にスプロケ
ット(33,34) を介してチェーン(35)を回転させる。
【0018】一連の表面処理工程を逐次行なう場合に
は、該チェーン(35)は該工程に用いられる複数個の処理
槽にわたって張設されるが、この場合は該処理ラインの
前端と後端にスプロケット(33,34) が取付けられる。チ
ェーン(35)が回転すると該チェーン(35)に噛合する支持
枠(22)の歯車(30)も回転し、したがって該歯車(30)と共
軸の歯車(29)も回転し、該歯車(29)の回転は歯車(28)、
歯車(27)を介してバレル(14A) に伝達され、バレル(14
A) は図7矢印方向に回転する。バレル(14A) の回転に
つれて被処理物はバレル(14A) 内で混合されてメッキ液
(39)と均一に接触し、陰極ブスバーからアーム(31B,31
B) の受止片(31C,31C) 、バレル(14A) の支持枠(22)の
支持棒(25,25) を介してリード線(32,32) に通電すれば
被処理物表面にはメッキが施される。
【0019】メッキ等の処理が終わったらバレル(14A)
を支持枠(22)を介してメッキ槽(31A) から取出し搬送し
て水洗した後図9および図10に示すように出入れ枠(4
0)に懸架する。即ち出入れ枠(40)上縁には受止片(41,4
1) が取付けられ、支持枠(22)の頭部(23)支持棒(25,25)
を出入れ枠(40)上縁の受止片(41,41) に受止させる。
この状態で支持枠(22)の歯車(30)は出入れ枠(40)のスプ
ロケット(42,43) に懸架されているチェーン(44)に噛合
する。そしてスプロケット(43)には共軸のスプロケット
(45)を取付け、該スプロケット(45)はチェーン(46)を介
してモーター(47)に接続する。
【0020】バレル(14A) から被処理物を取出すには蓋
板(7A)を開いてモーター(47)によりチェーン(46)を介し
てスプロケット(45)を回転させ、更にスプロケット(42,
43)を介してチェーン(44)を回転させる。チェーン(44)
が回転すると該チェーン(44)に噛合する支持枠(22)の歯
車(29)が回転し、したがって該歯車(29)と共軸の歯車(2
8)も回転し、該歯車(28)の回転は歯車(28)、歯車(27)を
介してバレル(14A) に伝達され、バレル(14A) は図10
矢印方向即ち蓋板(7A)蝶着側とは反対側の方向に回転
し、バレル(14A) がさかさになった時被処理物は自重に
よりバレル(14A)内から落下する。
【0021】出入れ枠(40)に懸架されているバレル(14
A) に被処理物を出入れする際のバレル(14A) の動作手
順は図11に示される。即ちバレル(14A) を回転させて
イの状態にするとバレル(14A) は停止してエアシリンダ
ー(48)が作動して上記したようにバレル(14A) の蓋板(7
A)のロックを解除せしめ、この状態で更に矢印方向にバ
レル(14A) を回転させると、バレル(14A) の回転につれ
て蓋板(7A)は自重が開きロに示す状態になる。ロに示す
状態ではバレル(14A) 内の被処理物は自動的に落下す
る。
【0022】被処理物を取出した後は更にバレル(14A)
を矢印方向に回転させてハの状態を経て蓋板(7A)が略垂
直になるニの状態にする。この状態においてバレル(14
A) を停止して被処理物(51)の投入を行なう。バレル(14
A) がニの状態から更に矢印方向へ若干回転すると蓋板
(7A)は自重にて開口部(6A)上に倒れ開口部(6A)を閉鎖し
てホの状態になり、この状態で出入れ枠(40)のエアシリ
ンダー(48)を作動させて蓋板(7A)を図3に示すロック状
態として被処理物(51)の出入れ動作手順が完了する。こ
のようにして蓋板(7A)がロック状態となったバレル(14
A) を出入れ枠(40)から取出し所定の処理槽へ搬送す
る。
【0023】前記したように蓋板(7A)は全開時図2に示
すように開口部(6A)と角度θをなすように受止片(21A)
によって受止される。したがって蓋板(7A)が略垂直にな
るニの状態では開口部(6A)はθ−90°だけ傾いた状態
にある。被処理物(51)をバレル(14A) に投入し易い開口
部(6A)の角度は水平から35°傾むいた状態であるから
θを略125°に設定することが望ましい。
【0024】このような被処理物のバレル(14A) に対す
る出入れ動作手順を自動化するには、図1に示すように
バレル(14A) の側面(4A)の下部に検出片(58A,58B,58C)
を取付け、更に図12に示すように出入れ枠(40)には該
検出片(58A,58B,58C) に接触しモーター(47)および一対
のエアシリンダー(48,48) に連絡するリミットスイッチ
(57A,57B,57C) を載置した架台(57)を矢印方向に摺動可
能に取付ける。即ちバレル(14A) を出入れ枠(40)に架乗
して回転させると架台(57)が前進してリミットスイッチ
(57A,57B,57C) がバレル(14A) の検出片(58A,58B,58C)
に夫々当接することが可能になり、このような状態で蓋
板(7A)が上方に位置する状態(図11イ)でバレル(14
A) の検出片(58A) と出入れ枠(40)のリミットスイッチ
(57A) が接触すると該リミットスイッチ(57A) が作動し
てモーター(47)の運転を停止せしめてバレル(14A) の回
転を一時停止し、一対のエアシリンダー(48,48) が作動
し一方のエアシリンダー(48)がバレル(14A) の蓋板ロッ
ク機構のロッド(16A) を押圧摺動させてバレル(14A) の
蓋板(7A)のロックを自動的に解除する。バレル(14A)が
再び回転を開始して図11に示す状態に従って動作して
ニの状態になると、バレル(14A) の検出片(58B) と出入
れ枠(40)のリミットスイッチ(57B) が接触して再びバレ
ル(14A) の回転が停止し、図示しない投入機が作動して
バレル(14A) 内に被処理物を投入し、更にバレル(14A)
は再び回転を開始してホの状態になると蓋板(7A)が自重
により倒れて開口部(6A)を閉鎖するとともにバレル(14
A) の検出片(58C) と出入れ枠(40)のリミットスイッチ
(57C) が接触して再びバレル(14A)の回転が停止し、一
対のエアシリンダー(48,48) を作動せしめ、一方のエア
シリンダー(48)がバレル(14A) の蓋板ロック機構のロッ
ド(16A) を押圧摺動させてバレル(14A) の蓋板(7A)のロ
ックを自動的にロックする。このようにして出入れ動作
手順は自動化される。
【図面の簡単な説明】
図1〜図12は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】斜視図
【図2】蓋板部分断面図
【図3】蓋板ロック機構のロック状態部分平面図
【図4】蓋板ロック機構の解除状態部分平面図
【図5】蓋板ロック機構部分一部切欠正面図
【図6】ブラケット正断面図
【図7】支持枠取付け状態の側面図
【図8】処理槽浸漬状態の正面図
【図9】出入れ枠懸架状態の正面図
【図10】その側面図
【図11】イ、ロ、ハ、ニ、ホはバレル出入れ動作説明
【図12】バレルの検出片とリミットスイッチ部分の斜
視図
【図13】従来例の斜視図
【符号の説明】
1A 容器 2A 周胴部 6A 開口部 7A 蓋板 8A 係止片 11A,11B 縁部 13A 係止鈎部 14A バレル 16A ロッド 48 エアシリンダー(押圧手段) 51 被処理物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体に回転可能に支持される多孔容器の周
    胴部に開口部を設け、該開口部の一方の縁部に外方に向
    かって開く蓋板の根縁部を蝶着した表面処理用バレルに
    取付けられる蓋板ロック機構であって、該蓋板ロック機
    構は該多孔容器の開口部の他方の縁部に設けられた係止
    鈎部と、該蓋板に設けられた係止片とからなり、該係止
    鈎部は該縁部に左右摺動自在に取付けられたロッド上に
    設けられ、かくして該ロッドは該バレルの両側方に配置
    されている一対の押圧手段により左右摺動せしめられる
    ことにより該ロッドの係止鈎部と、該蓋板の係止片とが
    係合かつ離脱することを特徴とする表面処理用バレルの
    蓋板ロック機構
  2. 【請求項2】枠体に回転可能に支持される多孔容器の周
    胴部に開口部を設け、該開口部の一方の縁部に外方に向
    かって開く蓋板の根縁部を蝶着し、更に蓋板ロック機構
    を取付けた表面処理用バレルに被処理物を出入れする方
    法であって、該蓋板ロック機構は該多孔容器の開口部の
    他方の縁部に設けられた係止鈎部と、該蓋板に設けられ
    た係止片とからなり、該係止鈎部は該縁部に左右摺動自
    在に取付けられたロッド上に設けられており、該ロッド
    が左右摺動することによって係止鈎部と、該蓋板の係止
    片とが係合および離脱するものであり、該バレルに被処
    理物が入っている状態で蓋板ロック機構のロッドをバレ
    ルの一側方の押圧手段により押圧摺動せしめることによ
    って係止鈎部を係止片から離脱させて該ロック機構を解
    除状態としてバレルを蓋板蝶着側とは反対側の方向に回
    転させ、開口部が下方に移動するにしたがって該蓋板を
    自重により開いて被処理物を自重により開口部から落下
    排出せしめ、更にバレルの回転につれて開口部を上方に
    移動せしめて被処理物を該開口部からバレル内に投入
    し、更にバレル回転を行なって蓋板を自重により倒して
    該開口部を閉塞せしめるとともに蓋板ロック機構のロッ
    ドをバレルの他側方の押圧手段により押圧摺動せしめる
    ことによって係止鈎部を係止片に係合させて該ロック機
    構をロック状態とすることを特徴とするバレルに被処理
    物を出入れする方法
JP5197930A 1993-07-14 1993-07-14 表面処理用バレルの蓋板ロック機構および該蓋板ロック機構を備えたバレルに被処理物を出入れする方法 Expired - Fee Related JP2797285B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5197930A JP2797285B2 (ja) 1993-07-14 1993-07-14 表面処理用バレルの蓋板ロック機構および該蓋板ロック機構を備えたバレルに被処理物を出入れする方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5197930A JP2797285B2 (ja) 1993-07-14 1993-07-14 表面処理用バレルの蓋板ロック機構および該蓋板ロック機構を備えたバレルに被処理物を出入れする方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0734298A true JPH0734298A (ja) 1995-02-03
JP2797285B2 JP2797285B2 (ja) 1998-09-17

Family

ID=16382654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5197930A Expired - Fee Related JP2797285B2 (ja) 1993-07-14 1993-07-14 表面処理用バレルの蓋板ロック機構および該蓋板ロック機構を備えたバレルに被処理物を出入れする方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2797285B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101116567B1 (ko) * 2009-08-05 2012-02-28 장인호 표면처리설비용 바스켓 제어장치
CN106926151A (zh) * 2017-04-06 2017-07-07 陕西群力电工有限责任公司 金属罩壳零件酸洗夹具
CN109576755A (zh) * 2019-01-17 2019-04-05 浙江东网健康科技有限公司 全自动双排上挂机

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6338600A (ja) * 1986-07-31 1988-02-19 Kiyoshi Kida メッキ装置におけるバレルの蓋開閉装置
JPS6342400A (ja) * 1986-08-06 1988-02-23 Nippon Enbairo Kogyo Kk 表面処理用バレルの蓋板ロック機構および該蓋板ロック機構を備えたバレルに被処理物を出入れする方法
JPH01168556U (ja) * 1988-05-14 1989-11-28

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6338600A (ja) * 1986-07-31 1988-02-19 Kiyoshi Kida メッキ装置におけるバレルの蓋開閉装置
JPS6342400A (ja) * 1986-08-06 1988-02-23 Nippon Enbairo Kogyo Kk 表面処理用バレルの蓋板ロック機構および該蓋板ロック機構を備えたバレルに被処理物を出入れする方法
JPH01168556U (ja) * 1988-05-14 1989-11-28

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101116567B1 (ko) * 2009-08-05 2012-02-28 장인호 표면처리설비용 바스켓 제어장치
CN106926151A (zh) * 2017-04-06 2017-07-07 陕西群力电工有限责任公司 金属罩壳零件酸洗夹具
CN109576755A (zh) * 2019-01-17 2019-04-05 浙江东网健康科技有限公司 全自动双排上挂机
CN109576755B (zh) * 2019-01-17 2023-11-28 浙江东网健康科技有限公司 全自动双排上挂机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2797285B2 (ja) 1998-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112064099B (zh) 一种铝合金滚镀硬铬生产线及其生产工艺
EP0723604B1 (en) Method and apparatus for the surface treatment of parts
US5562810A (en) Automated electrodeposition line
JPH0734298A (ja) 表面処理用バレルの蓋板ロック機構および該蓋板ロック機構を備えたバレルに被処理物を出入れする方法
JPS6338600A (ja) メッキ装置におけるバレルの蓋開閉装置
JP2797283B2 (ja) 表面処理用バレルに被処理物を出入れする方法
JPH0244919B2 (ja)
GB2241248A (en) Removing drag-out solutions from barrel and load after electroplating or chemical surface treatment
JPH0332640B2 (ja)
JPH0699816B2 (ja) 表面処理用バレルおよび該バレルに被処理物を出入れする方法
US2239904A (en) Tumbling machine
EP2865788B1 (en) System for surface chemical or electrochemical treatment of small metal parts
JP2808381B2 (ja) ワーク取出し方法および装置
JP4391101B2 (ja) 連続めっき装置
CN219297652U (zh) 紧固件去油磷化设备
CN212476928U (zh) 电镀用圆形摇摆机构
JPH0366399B2 (ja)
CN211765805U (zh) 一种便于出货的泡货车
SU1446199A1 (ru) Лини дл гальванической и химической обработки изделий
US6306269B1 (en) Method and apparatus for efficiently wet plating and processing small parts
JPS634027Y2 (ja)
CN117297127A (zh) 瓜子投料分拣一体机
JPH0121979Y2 (ja)
JPH06299397A (ja) メッキ処理方法
JPH03120396A (ja) ハンガー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960716

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees