JPH073418U

JPH073418U - 額縁

Info

Publication number: JPH073418U
Application number: JP4171393U
Authority: JP
Inventors: 詩子越智
Original assignee: 詩子越智
Priority date: 1993-06-22
Filing date: 1993-06-22
Publication date: 1995-01-20

Abstract

(57)【要約】【目的】額縁に収めると、平面状の作品が立体的に、
実際よりも、大きく見えるので、額縁の大きさを小さい
平面形状とすることができる。その為、狭い壁面にも掛
けられ、飾れる場所、機会が増える。又、実際よりも、
枠に収めた方が、柄が複雑になり、存在感が強まるの
で、高価な絵画、等の芸術作品でなく、ハンカチ、スカ
ーフ、包装紙、等の日常品を、季節、インテリアに合わ
せて、手軽に作品として飾ることができる楽しみがあ
る。そして、見る角度によって、異なる像が映し出され
る、マジック性により、話題を起こす、きわめて有効な
額縁を提供する。【構成】額縁において、枠（１）の内面（２）を鏡面
で形成することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、鏡を使用し、実物と異なる作品のように見せる額縁に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、木枠、金属枠、等の収めた作品を映さない素材で額縁の枠は構成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは、次のような欠点があった。（イ）壁面が狭く、大きな額縁を掛けられない場合があった。（ロ）小さな作品でも、存在感のあるものとして飾りたい場合があった。（ハ）インテリア、季節に応じて、作品を変えて、額縁を飾りたいが、高価な絵画、等を数多く、所持することは、困難であった。（ニ）ハンカチ、スカーフ、その他の適当な日常品を、効果的に飾る手段がなかった。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

枠（１）の内面（２）を鏡面で形成する。本考案は、以上のような構成によりなる額縁である。

【０００５】

【作用】

額縁に作品を入れ、適所に設置すると、枠（１）の内面（２）の鏡面に、作品の一部が映り込み、作品は、その像と一体化して見える。

【０００６】

【実施例】以下、本考案の実施例について説明する。（イ）所要の大きさのほぼ中空四角柱の枠（１）を形成し、それに合う正方形の裏板（４）を、フック、等により、着脱自在に設ける。枠（１）の形状は、中空多角柱、円柱、その他、中心部を空洞化した、あらゆる形状とすることができ、それに伴って、裏板（４）の形状は変わる。枠（１）の高さに、変化を設けてもよい。（ロ）枠（１）の内面（２）を、多少、正面から見える、直角より、やや広い、適当な角度に傾けて設け、そのほぼ全面に鏡（３）を装着する。内面（２）の角度は、裏板（４）に作品を置いて、通常の角度から見た時、鏡（３）に映る像が、その作品の一部である範囲とし、それには、直角も含まれる。鏡（３）は、高さ方向に曲線状としたり、異なる角度を、複数個設け、複数面としたり、同一角度を連続して設け、複数面とすこともできる。又、内面（２）の縁に沿って、波型を設けたり、連続した山型として、鏡（３）を形成することもできる。鏡（３）は、着色されたものでも良く、各内面（２）を異なった色として形成することもできる。又、金属板、等を鏡面仕上げにしたり、樹脂、等にアルミ、銅、等を蒸着メッキして、鏡（３）とすることもできる。そして、複数の内面（２）の内、いずれか一面に、鏡（３）を装着する場合もある。額縁に収めた作品の前面に、透明板を保護のために設けたり、所要の形状の台紐で、枠（１）内の作品を収めることもできる。額縁の本体は、壁掛け型、壁埋め込み型、台上に置く型、等とすることができる。又、枠（１）の高さは、その平面形状にもよるが、１〜２０ｃｍ程と、通常より、高くする方が効果的である。本考案の実施例は、以上のような構造で、これを使用する時は、裏板（４）の表面に、ほぼ平面状の作品を置いた状態で、枠（１）を取り付ける。枠（１）の内面（２）の鏡（３）には、作品の一部が映り込み、作品は、その像と一体化して見え、額縁内には、実際より大きく、立体的な像ができる。鏡（３）を複数面にしたり、連続した波型、山型とした場合は、多数の像が、各々の鏡（３）の面に映り、鏡（３）を曲線状にした場合は、像が歪んで映る。壁面が、装飾的な絵柄のクロスやタイルで仕上げられている場合、裏板（４）を設けず、枠（１）のみを壁面に掛けると、作品を収めた時と同じように、内面（２）の鏡（３）に枠（１）内の壁面の絵柄の一部を、映すことができる。

【０００７】

【考案の効果】

額縁に収めると、平面状の作品が立体的に、実際よりも、大きく見えるので、額縁の大きさを小さい平面形状とすることができる。その為、狭い壁面にも掛けられ、飾れる場所、機会が増える。又、実際よりも、枠に収めた方が、柄が複雑になり、存在感が強まるので、高価な絵画、等の芸術作品でなく、ハンカチ、スカーフ、包装紙、等の日常品を、季節、インテリアに合わせて、手軽に作品として飾ることができる楽しみがある。そして、見る角度によって、異なる像が映し出される、マジック性により、話題を起こす、きわめて有効な額縁である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す正面図である。

【図２】本考案の実施例を示す断面図である。

【符号の説明】

１枠２内面３鏡４裏板

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】枠（１）の内面（２）を鏡面で形成した
額縁。