JPH0734169Y2 - 内燃機関の排気管装置 - Google Patents
内燃機関の排気管装置Info
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- JPH0734169Y2 JPH0734169Y2 JP14256189U JP14256189U JPH0734169Y2 JP H0734169 Y2 JPH0734169 Y2 JP H0734169Y2 JP 14256189 U JP14256189 U JP 14256189U JP 14256189 U JP14256189 U JP 14256189U JP H0734169 Y2 JPH0734169 Y2 JP H0734169Y2
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- exhaust pipe
- pipe
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、内燃機関の排気装置に係わり、特に、V型
8気筒又はV型10気筒の内燃機関に好適した排気装置に
関する。
8気筒又はV型10気筒の内燃機関に好適した排気装置に
関する。
(従来技術) 例えば、V型8気筒の内燃機関は、その8つの気筒を2
つのグループ、つまり、2つのバンクに分け、両バンク
をV字形に配置したものである。そして、この種の内燃
機関は、各バンク毎に独立した排気管を有しており、従
って、各排気管は、対応するバンク内の4つの気筒に、
その排気ポートを介して接続されることになる。
つのグループ、つまり、2つのバンクに分け、両バンク
をV字形に配置したものである。そして、この種の内燃
機関は、各バンク毎に独立した排気管を有しており、従
って、各排気管は、対応するバンク内の4つの気筒に、
その排気ポートを介して接続されることになる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述したV型8気筒の内燃機関に於いて、各
気筒の点火は、必ずしも各バンク毎に交互に実施される
ものではなく、その点火順序でみたとき、同じバンクの
隣接した気筒での点火が連続して実施されるような場合
もある。このような場合、同じ排気管内に連続して、排
ガスが排出されるから、排ガスに逆流が生じたり、ま
た、排ガスの流れが悪くなる等の,所謂、排気干渉を引
き起こすことになる。この排気干渉は、排気効率を低下
させるばかりでなく、気筒への混合気の吸入が損なわれ
て、燃焼効率をも低下させることになる。尚、上述の不
具合は、V型10気筒の内燃機関の場合でも同様に生じる
虞がある。
気筒の点火は、必ずしも各バンク毎に交互に実施される
ものではなく、その点火順序でみたとき、同じバンクの
隣接した気筒での点火が連続して実施されるような場合
もある。このような場合、同じ排気管内に連続して、排
ガスが排出されるから、排ガスに逆流が生じたり、ま
た、排ガスの流れが悪くなる等の,所謂、排気干渉を引
き起こすことになる。この排気干渉は、排気効率を低下
させるばかりでなく、気筒への混合気の吸入が損なわれ
て、燃焼効率をも低下させることになる。尚、上述の不
具合は、V型10気筒の内燃機関の場合でも同様に生じる
虞がある。
この考案は、上述した事情に基づいてなされたもので、
その目的とするところは、排ガスの排気干渉を可能な限
り少なくして、排気効率を向上することのできる内燃機
関の排気管装置を提供することにある。
その目的とするところは、排ガスの排気干渉を可能な限
り少なくして、排気効率を向上することのできる内燃機
関の排気管装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この考案は、複数の気筒を列にして配置し、この列の各
気筒に共通の排気管を接続してなる内燃機関の排気管装
置に適用され、この排気管装置は、排気管の内部をこの
排気管の管軸に沿い第1排気通路部と第2排気通路部と
に区画する区画壁と、排気管に設けられ、第1排気通路
部を点火時期が互いに所定の間隔だけ離間した少なくと
も2つの気筒に夫々接続する分岐接続管とを備えてい
る。
気筒に共通の排気管を接続してなる内燃機関の排気管装
置に適用され、この排気管装置は、排気管の内部をこの
排気管の管軸に沿い第1排気通路部と第2排気通路部と
に区画する区画壁と、排気管に設けられ、第1排気通路
部を点火時期が互いに所定の間隔だけ離間した少なくと
も2つの気筒に夫々接続する分岐接続管とを備えてい
る。
(作用) この考案の上述した排気管装置によれば、第1排気通路
部は、分岐接続管部を介して、点火時期が所定の間隔だ
け離間した気筒に接続されているから、第1排気通路部
に排出された排ガスは、排気干渉を受けることなく、排
気されることになる。
部は、分岐接続管部を介して、点火時期が所定の間隔だ
け離間した気筒に接続されているから、第1排気通路部
に排出された排ガスは、排気干渉を受けることなく、排
気されることになる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図乃至第3図を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図は、V型8気筒の無過給内燃機関を上方から模式
的に示したもので、この内燃機関は、並列に配置された
一対のバンクL,Rを有しており、これらバンクL,Rは、内
燃機関を正面からみた場合、V字状をなすように傾斜し
て配置されている。
的に示したもので、この内燃機関は、並列に配置された
一対のバンクL,Rを有しており、これらバンクL,Rは、内
燃機関を正面からみた場合、V字状をなすように傾斜し
て配置されている。
バンクL,Rは、4つの気筒を夫々備えているとともに、
これら4つの気筒に接続される1本の排気管と組をなし
ている。
これら4つの気筒に接続される1本の排気管と組をなし
ている。
各バンクの気筒には、第1図に示されるように、1乃至
8の参照番号が付されている。従って、バンクLの気筒
2,4,6,8は、排気管12と組をなしており、これに対し、
バンクRの気筒1,3,5,7は、排気管14と組をなしてい
る。
8の参照番号が付されている。従って、バンクLの気筒
2,4,6,8は、排気管12と組をなしており、これに対し、
バンクRの気筒1,3,5,7は、排気管14と組をなしてい
る。
ここで、気筒2乃至8の点火順序を、その参照番号で示
せば、1-2-7-3-4-5-6-8となっている。
せば、1-2-7-3-4-5-6-8となっている。
排気管12には、その内部に区画壁16が一体に形成されて
おり、この区画壁16により、排気管12内は、第1及び第
2排気通路部18,20に分割されている。排気管12は、そ
の下流側がマフラ(図示しない)を介して、外気に解放
されているが、この実施例の場合、排気管12の第1及び
第2排気通路部18,20は、図示しないけれども、区画壁1
6により分離された状態で、マフラまで導かれている。
おり、この区画壁16により、排気管12内は、第1及び第
2排気通路部18,20に分割されている。排気管12は、そ
の下流側がマフラ(図示しない)を介して、外気に解放
されているが、この実施例の場合、排気管12の第1及び
第2排気通路部18,20は、図示しないけれども、区画壁1
6により分離された状態で、マフラまで導かれている。
排気管12に於ける第1排気通路部18には、2つの分岐接
続管部22が接続されている。これら分岐接続管部22は、
バンクLの長手方向に離間して位置付けられ、第1図か
ら明らかなように、気筒4,8の夫々に、その排気ポート
を介して接続されている。
続管部22が接続されている。これら分岐接続管部22は、
バンクLの長手方向に離間して位置付けられ、第1図か
ら明らかなように、気筒4,8の夫々に、その排気ポート
を介して接続されている。
ここで、第2図を参照すれば、排気管12の一部の構造が
より具体的に示されている。第2図に示されるように、
排気管12は、実際には、その気筒への接続部が複数の排
気管ユニットとして構成されており、これら排気管ユニ
ットは、排気管12の本体側にフランジ継手や差し込み式
の継手を介して接続可能となっている。従って、第2図
の排気管ユニットの内部には、前述した区画壁16の一部
を構成する隔壁16aが一体に形成されており、この隔壁1
6aにより、排気管ユニットの内部は、第1及び第2排気
通路部18,20の一部を夫々構成する通路18a,20aに分割さ
れている。従って、前述した分岐接続管部22は、通路18
aに接続されている。
より具体的に示されている。第2図に示されるように、
排気管12は、実際には、その気筒への接続部が複数の排
気管ユニットとして構成されており、これら排気管ユニ
ットは、排気管12の本体側にフランジ継手や差し込み式
の継手を介して接続可能となっている。従って、第2図
の排気管ユニットの内部には、前述した区画壁16の一部
を構成する隔壁16aが一体に形成されており、この隔壁1
6aにより、排気管ユニットの内部は、第1及び第2排気
通路部18,20の一部を夫々構成する通路18a,20aに分割さ
れている。従って、前述した分岐接続管部22は、通路18
aに接続されている。
この実施例の場合、第1及び第2排気通路部18,20の流
路断面積は、第3図に示した排気管12の横断面から明ら
かなように、その管軸に沿ってほぼ同一となっている。
路断面積は、第3図に示した排気管12の横断面から明ら
かなように、その管軸に沿ってほぼ同一となっている。
一方、第2排気通路部20にも、2つの分岐接続管部24が
接続されている。これら分岐接続管部24もまた、排気管
12の管軸方向に離間して位置付けられ、そして、バンク
Lの残りの気筒2,6にその排気ポートを介して夫々接続
されている。尚、排気管12に於ける分岐接続管部24の部
位は、前述した排気管ユニットと同様な排気管ユニット
となっているが、ここでは図示しない。また、気筒4か
ら気筒2に向かって延びる排気管12の部位には、区画壁
16が設けられておらず、この部位は、第2排気通路部20
のみからなっている。
接続されている。これら分岐接続管部24もまた、排気管
12の管軸方向に離間して位置付けられ、そして、バンク
Lの残りの気筒2,6にその排気ポートを介して夫々接続
されている。尚、排気管12に於ける分岐接続管部24の部
位は、前述した排気管ユニットと同様な排気管ユニット
となっているが、ここでは図示しない。また、気筒4か
ら気筒2に向かって延びる排気管12の部位には、区画壁
16が設けられておらず、この部位は、第2排気通路部20
のみからなっている。
尚、他方のバンクRの排気管14に於いても、排気管12の
場合と同様に、その内部が区画壁26により、第1及び第
2排気通路部28,30に分割されている。第1排気通路部1
8は、2つの分岐接続管部32を介して、気筒5,7に夫々接
続されており、第2排気通路部30は、2つの分岐接続管
部34を介して、気筒1,3に夫々接続されている。
場合と同様に、その内部が区画壁26により、第1及び第
2排気通路部28,30に分割されている。第1排気通路部1
8は、2つの分岐接続管部32を介して、気筒5,7に夫々接
続されており、第2排気通路部30は、2つの分岐接続管
部34を介して、気筒1,3に夫々接続されている。
V型8気筒の内燃機関が上述した排気管装置を備えてい
れば、各気筒での点火が前述した点火順序で実施されて
も、排気管12,14内に各気筒から排ガスが連続して排出
されることはない。この点に関して詳述すると、各気筒
の点火がその参照番号で、1-2-7-3-4-5-6-8の順序で実
施されると、気筒6,8に関しては、その点火が連続して
実施され、しかも、これら気筒6,8は、同一のバンクL
に属する気筒である。従って、従来の場合のように、バ
ンクL側の排気管が1本であると、この排気管内で前述
した排気干渉が生じることになるが、しかしながら、こ
の考案の場合、気筒6,8は、第1図から明らかなよう
に、排気管12の第1及び第2排気通路部18,20に振り分
けて接続されていることから、これら第1及び第2排気
通路部18,20内、つまり、排気管12内での排気干渉を防
止することができる。また、排気管14の側でみても、気
筒7,3での点火が連続してなされることになるが、この
考案の場合、気筒7,3もまた、排気管14の第1及び第2
排気通路部28,30に振り分けて接続されていることか
ら、これら第1及び第2排気通路部28,30内、つまり、
排気管14内での排気干渉を防止することができる。
れば、各気筒での点火が前述した点火順序で実施されて
も、排気管12,14内に各気筒から排ガスが連続して排出
されることはない。この点に関して詳述すると、各気筒
の点火がその参照番号で、1-2-7-3-4-5-6-8の順序で実
施されると、気筒6,8に関しては、その点火が連続して
実施され、しかも、これら気筒6,8は、同一のバンクL
に属する気筒である。従って、従来の場合のように、バ
ンクL側の排気管が1本であると、この排気管内で前述
した排気干渉が生じることになるが、しかしながら、こ
の考案の場合、気筒6,8は、第1図から明らかなよう
に、排気管12の第1及び第2排気通路部18,20に振り分
けて接続されていることから、これら第1及び第2排気
通路部18,20内、つまり、排気管12内での排気干渉を防
止することができる。また、排気管14の側でみても、気
筒7,3での点火が連続してなされることになるが、この
考案の場合、気筒7,3もまた、排気管14の第1及び第2
排気通路部28,30に振り分けて接続されていることか
ら、これら第1及び第2排気通路部28,30内、つまり、
排気管14内での排気干渉を防止することができる。
従って、この考案の一実施例の場合には、各排気管12,1
4内での排気干渉を防止できるから、排気効率を高める
ことができ、しかも、このことから、各気筒への混合気
の吸入効率、並びに、その燃焼効率を改善することがで
きる。
4内での排気干渉を防止できるから、排気効率を高める
ことができ、しかも、このことから、各気筒への混合気
の吸入効率、並びに、その燃焼効率を改善することがで
きる。
また、この実施例の場合、第1及び第2排気通路部は、
独立した管によって形成されるのでなく、1本の排気管
内を区画壁により分離して得られるものであるから、排
気系が必要以上に大きくなることはないし、また、狭い
エンジンルーム内のでの排気管の配置も容易になる。
独立した管によって形成されるのでなく、1本の排気管
内を区画壁により分離して得られるものであるから、排
気系が必要以上に大きくなることはないし、また、狭い
エンジンルーム内のでの排気管の配置も容易になる。
この考案は、上述した一実施例に制約されるものではな
く、種々の変形が可能である。例えば、一実施例の場
合、各排気管に於ける第1及び第2排気通路部の流路断
面形状は、第3図に示すように円形をなしているが、こ
の円形の代わりに、その流路断面形状を第4図に示すよ
うに、半円形としてもよいし、又は、半楕円形としても
よい。
く、種々の変形が可能である。例えば、一実施例の場
合、各排気管に於ける第1及び第2排気通路部の流路断
面形状は、第3図に示すように円形をなしているが、こ
の円形の代わりに、その流路断面形状を第4図に示すよ
うに、半円形としてもよいし、又は、半楕円形としても
よい。
また、第5図を参照すれば、V型10気筒の無過給内燃機
関が示されている。この内燃機関の場合、一方のバンク
Lには、気筒2,4,6,8,10が配置されており、他方のバン
クRには、気筒1,3,5,7,9が配置されている。そして、
バンクL側の排気管42内は、第1実施例の場合と同様
に、区画壁36により、第1及び第2排気通路部48,50に
分割されており、一方、バンクR側の排気管44内もま
た、区画壁46により、第1及び第2排気通路部58,60に
分割されている。そして、第5図の内燃機関に於ける各
気筒の点火順序が、参照符号で、1-2-7-8-5-6-3-4-9-10
であるとすると、この場合、排気管42に於ける第1排気
通路部48は、夫々、分岐接続管部52を介して、気筒6,10
に接続されており、その第2排気通路部50は、夫々、分
岐接続管部54を介して、残りの気筒2,4,8に接続されて
いる。
関が示されている。この内燃機関の場合、一方のバンク
Lには、気筒2,4,6,8,10が配置されており、他方のバン
クRには、気筒1,3,5,7,9が配置されている。そして、
バンクL側の排気管42内は、第1実施例の場合と同様
に、区画壁36により、第1及び第2排気通路部48,50に
分割されており、一方、バンクR側の排気管44内もま
た、区画壁46により、第1及び第2排気通路部58,60に
分割されている。そして、第5図の内燃機関に於ける各
気筒の点火順序が、参照符号で、1-2-7-8-5-6-3-4-9-10
であるとすると、この場合、排気管42に於ける第1排気
通路部48は、夫々、分岐接続管部52を介して、気筒6,10
に接続されており、その第2排気通路部50は、夫々、分
岐接続管部54を介して、残りの気筒2,4,8に接続されて
いる。
一方、排気管44側では、第1排気通路部58は、夫々、分
岐接続管部62を介して、気筒7,9に接続されており、第
2排気通路部60は、夫々、分岐接続管部64を介して、気
筒1,3,5に接続されている。
岐接続管部62を介して、気筒7,9に接続されており、第
2排気通路部60は、夫々、分岐接続管部64を介して、気
筒1,3,5に接続されている。
ここで、従来のように、各バンクの気筒が共通の排気管
に夫々接続されている場合、前述した点火順序では、各
バンクの気筒が交互に点火されることになり、従って、
片側のバンクの排気管でみた場合には、この排気管内に
は、1つの気筒分の間隔を存して、排ガスを排出される
ことになる。しかしながら、この考案の場合には、バン
クL側の排気管42に於いて、第1排気通路部48が気筒6,
10に接続され、また、その第2排気通路部50が残りの気
筒2,4,8に接続されているので、点火順序でみて、第2
排気通路部50側の気筒2と気筒8との間での排ガスの排
出間隔のみが従来と同様であるものの、他の気筒間での
排ガスの排出間隔に関しては、充分に長くすることがで
き、第2排気通路部48内での排気干渉を防止することが
できる。尚、気筒2,8間の第2排気通路部48の長さは充
分に長いので、例え、これら気筒2,8間での排ガスの排
出間隔が従来の場合と同じでも、第2排気通路部48内に
於いて排気干渉が生じることはなく、この結果、排気管
42での排気効率を高めることができる。
に夫々接続されている場合、前述した点火順序では、各
バンクの気筒が交互に点火されることになり、従って、
片側のバンクの排気管でみた場合には、この排気管内に
は、1つの気筒分の間隔を存して、排ガスを排出される
ことになる。しかしながら、この考案の場合には、バン
クL側の排気管42に於いて、第1排気通路部48が気筒6,
10に接続され、また、その第2排気通路部50が残りの気
筒2,4,8に接続されているので、点火順序でみて、第2
排気通路部50側の気筒2と気筒8との間での排ガスの排
出間隔のみが従来と同様であるものの、他の気筒間での
排ガスの排出間隔に関しては、充分に長くすることがで
き、第2排気通路部48内での排気干渉を防止することが
できる。尚、気筒2,8間の第2排気通路部48の長さは充
分に長いので、例え、これら気筒2,8間での排ガスの排
出間隔が従来の場合と同じでも、第2排気通路部48内に
於いて排気干渉が生じることはなく、この結果、排気管
42での排気効率を高めることができる。
また、バンクR側の排気管44に於いても、第1排気通路
部58が気筒7,9に接続され、一方、第2排気通路部60が
気筒1,3,5に接続されていることから、この場合でも、
第1及び第2排気通路部58,60内、つまり、排気管44内
での排ガスの排出間隔を充分且つ適切に長くして、その
排気効率を向上することができる。
部58が気筒7,9に接続され、一方、第2排気通路部60が
気筒1,3,5に接続されていることから、この場合でも、
第1及び第2排気通路部58,60内、つまり、排気管44内
での排ガスの排出間隔を充分且つ適切に長くして、その
排気効率を向上することができる。
尚、この場合、第2排気通路部60於ける気筒3,5間での
排ガスの排出間隔のみは、従来の場合と同様であるが、
これを避けるには、排気管44の第1排気通路部58を気筒
1,5,9に接続し、また、その第2排気通路部60を気筒3,7
に接続するようにすればよい。この点に関し、排気管42
側での気筒2,8間の排ガスの排出間隔を考慮すると、そ
の第1排気通路部48を気筒2,6,10に接続し、第2排気通
路部50を気筒4,8と接続するようにすればよい。
排ガスの排出間隔のみは、従来の場合と同様であるが、
これを避けるには、排気管44の第1排気通路部58を気筒
1,5,9に接続し、また、その第2排気通路部60を気筒3,7
に接続するようにすればよい。この点に関し、排気管42
側での気筒2,8間の排ガスの排出間隔を考慮すると、そ
の第1排気通路部48を気筒2,6,10に接続し、第2排気通
路部50を気筒4,8と接続するようにすればよい。
また、各排気管に於いて、第1及び第2排気通路部と組
をなす気筒は、上述した例のみに制約されるものでばな
く、気筒の点火順序に応じて、適切に決定されるもので
ある。
をなす気筒は、上述した例のみに制約されるものでばな
く、気筒の点火順序に応じて、適切に決定されるもので
ある。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案の排気管装置によれば、
複数の気筒と組をなす内燃機関の排気管に於いて、排気
管の内部を区画壁により、第1排気通路部と第2排気通
路部とに区画し、そして、排気管に、第1排気通路部を
点火時期が互いに所定の間隔だけ離間した少なくとも2
つの気筒に夫々接続する分岐接続管部を設けてあるか
ら、第1排気通路部内に各気筒から排出される排ガスの
排出機関を充分に長くでき、第1排気通路部、即ち、排
気管内での排気干渉を防止して、その排気効率を高める
ことができ、このことから、各気筒への混合気の吸入効
率及びその燃焼効率をも向上できる等の優れた効果を奏
する。
複数の気筒と組をなす内燃機関の排気管に於いて、排気
管の内部を区画壁により、第1排気通路部と第2排気通
路部とに区画し、そして、排気管に、第1排気通路部を
点火時期が互いに所定の間隔だけ離間した少なくとも2
つの気筒に夫々接続する分岐接続管部を設けてあるか
ら、第1排気通路部内に各気筒から排出される排ガスの
排出機関を充分に長くでき、第1排気通路部、即ち、排
気管内での排気干渉を防止して、その排気効率を高める
ことができ、このことから、各気筒への混合気の吸入効
率及びその燃焼効率をも向上できる等の優れた効果を奏
する。
第1図乃至第3図は、この考案の一実施例を示し、第1
図は内燃機関を模式的に示す平面図、第2図は排気管の
一部を構成する排気管ユニットを一部破断して示す斜視
図、第3図は排気管の横断面図、第4図は、この考案の
他の実施例を示す排気管の横断面図、第5図は、この考
案の更に別の実施例を示す内燃機関の模式的平面図であ
る。 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10……気筒、12,14,42,44……排気
管、18,28,48,58……第1排気通路部、16,26,36,46……
区画壁、20,30,50,60……第2排気通路部、22,24,32,3
4,52,54,62,64……分岐接続管部、L,R……バンク。
図は内燃機関を模式的に示す平面図、第2図は排気管の
一部を構成する排気管ユニットを一部破断して示す斜視
図、第3図は排気管の横断面図、第4図は、この考案の
他の実施例を示す排気管の横断面図、第5図は、この考
案の更に別の実施例を示す内燃機関の模式的平面図であ
る。 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10……気筒、12,14,42,44……排気
管、18,28,48,58……第1排気通路部、16,26,36,46……
区画壁、20,30,50,60……第2排気通路部、22,24,32,3
4,52,54,62,64……分岐接続管部、L,R……バンク。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の気筒を列にして配置し、この列の各
気筒に共通の排気管を接続してなる内燃機関に於いて、
排気管の内部をこの排気管の管軸に沿い第1排気通路部
と第2排気通路部とに区画する区画壁と、排気管に設け
られ、第1排気通路部を点火時期が互いに所定の間隔だ
け離間した少なくとも2つの気筒に夫々接続する分岐接
続管部とを具備したことを特徴とする内燃機関の排気管
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14256189U JPH0734169Y2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 内燃機関の排気管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14256189U JPH0734169Y2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 内燃機関の排気管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0382826U JPH0382826U (ja) | 1991-08-23 |
JPH0734169Y2 true JPH0734169Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=31689386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14256189U Expired - Lifetime JPH0734169Y2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 内燃機関の排気管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734169Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE602004006698T2 (de) | 2003-12-01 | 2007-10-04 | Nissan Motor Co., Ltd., Yokohama | Abgaskrümmer für eine Brennkraftmaschine |
JPWO2006101125A1 (ja) * | 2005-03-24 | 2008-09-04 | 日立金属株式会社 | 排気系部品 |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP14256189U patent/JPH0734169Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0382826U (ja) | 1991-08-23 |
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