JPH0734129A - 高周波焼入れ装置およびその方法 - Google Patents

高周波焼入れ装置およびその方法

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JPH0734129A
JPH0734129A JP5197952A JP19795293A JPH0734129A JP H0734129 A JPH0734129 A JP H0734129A JP 5197952 A JP5197952 A JP 5197952A JP 19795293 A JP19795293 A JP 19795293A JP H0734129 A JPH0734129 A JP H0734129A
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shoe
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pallet
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由雄 清水
Hiroaki Todo
浩昭 藤堂
Masao Shinozaki
征男 篠崎
Misao Saito
操 斉藤
Itsuo Kondo
逸生 近藤
Hiroyuki Aoki
博之 青木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】段取り時間を短縮して作業効率を向上させるこ
とができ、かつ狭いスペ−スに設置できるコンパクトな
高周波焼入れ装置およびその方法を提供する。 【構成】X、Y、Zの各軸可動体からなる三次元位置決
め装置の本体部1の最終段可動体7にトランスボックス
8を設ける。トランスボックス8の前面にクロ−ラシュ
−50の爪部用、踏み面用、およびピンボス部用の各誘
導子9、10を取付ける。トランスボックス8内に各誘
導子9、10に共用のトランス23を収容する。三次元
位置決め装置の近傍に、シュ−50を搭載するテ−ブル
34とテ−ブル34を旋回、起伏させる装置とからなる
ポジショナ2を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形状および焼入れ条件
が異なる複数箇所の被焼入れ部を有するクロ−ラシュ−
(以下シュ−と称す)を焼入れするのに好適な高周波焼
入れ装置および高周波焼入れ方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図1
5(A)は油圧ショベル等の下部走行体に使用されるク
ロ−ラの一部分を示す平面図、同(B)は側面図であ
り、該クロ−ラは鋳鉄製の複数のシュ−50を前後それ
ぞれ2本ずつの連結ピン60で連結してなる。該シュ−
50は、クローラの駆動ホールおよび従動ホイ−ルと噛
み合う爪部51と、走行フレ−ムに取付けられるロ−ラ
が転接する左右の踏み面52、52と、前記連結ピン6
0が挿入されるピンボス部54とに、これらの部分の耐
摩耗性を向上させるために高周波焼入れを行っている。
該高周波焼入れは、焼入れ装置の誘導子を焼入れ部に近
接させて、該誘導子に通電して焼入れ部にうず電流を発
生させることにより発熱させて高温化し、これに焼入れ
水を吹きつけて急冷させることにより行われる。
【0003】一般的に前記誘導子は焼入れする部分の形
状に合わせて作製され、また、該誘導子への通電条件も
焼入れする部分の焼入れ条件に合わせて設定されるもの
であるため、前記シュ−50のように、形状および焼入
れ条件が異なる複数の部分に焼入れ行う場合には、焼入
れする部分に合わせた誘導子および誘導子電源用トラン
スを備えた専用の高周波焼入れ装置が前記各部分毎に必
要となり、計3台の高周波焼入れ装置が必要であり、そ
の上、これらの焼入れ装置を設置するために広いスぺ−
スが必要であるという問題点があった。また、各部の焼
入れ工程毎に、シュ−50を位置決め用のテ−ブル(こ
のテーブルは各焼入れ装置に付属しており、焼入れする
部分が誘導子に対向するようにシュ−50を固定できる
専用のテ−ブル)に付け替えなければならず、テ−ブル
への組付け作業やテ−ブルからの取外し作業が必要であ
り、また、各焼入れ装置が離れた場所に設置されている
場合にはその間を移動させる作業等段取りに時間がかか
り、作業能率が悪いという問題点があった。また、従来
の高周波焼入れ装置は、前記誘導子の作動方向が焼入れ
部に上下方向に近接、離反するのみであるため、該誘導
子と焼入れ部との隙間調整を作業者が手動操作で該誘導
子を移動させて行っており、また、冷却水の噴出は作業
者が手持ちホースで行っており、これらのことも作業能
率を悪くしていた。
【0004】本発明は、上記した実情に鑑み、段取り時
間を短縮して作業能率を向上させることができ、かつ狭
いスペ−スに設置できるコンパクトな高周波焼入れ装置
およびその方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、X、Y、Zの各軸可動体からなる三次元位
置決め装置の最終段可動体のヘッドにクロ−ラシュ−の
爪部用、踏み面用、およびピンボス部用の各誘導子を取
付ける構造とし、前記最終段可動体のヘッドに各誘導子
に共用のトランスを設け、前記三次元位置決め装置の近
傍に、前記シュ−を搭載するテ−ブルと該テ−ブルを旋
回、起伏させる装置とからなるポジショナを備えたこと
を特徴とする。
【0006】また、本発明の高周波焼入れ方法は、上記
高周波焼入れ装置を用いた焼入れ方法であって、前記シ
ュ−を機械加工用パレットに組付けた状態で前記ポジシ
ョナのテ−ブルに固定することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の高周波焼入れ装置は、上記構成を有す
るので、最終段可動体に設けたトランスボックス等に取
付けた誘導子の位置が三次元位置決め装置の作用により
任意の位置に設定される。また、シュ−を固定したテ−
ブルを駆動すると、シュ−が回転および起伏する。これ
により、誘導子とシュ−との相対的な位置が任意に設定
される。また、最終段可動体にトランスを内蔵したトラ
ンスボックスを設け、該トランスボックスに前記誘導子
を設けた場合には、トランスと誘導子との距離が短くな
る。
【0008】また、本発明の高周波焼入れ方法は、シュ
−を組付けた機械加工用パレットをポジショナのテ−ブ
ルに固定するので、該パレットの位置を設定することに
より、シュ−の位置が設定される。
【0009】
【実施例】図1は本発明による高周波焼入れ装置の一実
施例を示す正面図、図2は側面図、図3は平面図であ
る。図1ないし図3に示すように、本例の高周波焼入れ
装置は、誘導子の位置を設定する三次元位置決め装置か
らなる本体部1とシュ−50の位置を設定するポジショ
ナ2とからなる。まず、本体部1について説明する。
【0010】3は基礎面に水平に設置されるベ−スフレ
−ムであり、これは平行な一対のフレ−ム3aの両端を
架設フレ−ム3bで一体に接合した構造を有し、該一対
のフレ−ム3aの各上面にそれぞれレ−ル3dを設け、
また片側のフレ−ム3aの上面にフレ−ム3aの長手方
向に沿ってラック3cを設けている。
【0011】4は前記フレ−ム3aに沿って移動させる
X軸可動体としてのX軸フレ−ムであり、これは平行な
一対のフレ−ム4aの両端を架設フレ−ム4bで一体に
接合した構造を有し、該フレ−ム4aの下面に公知のリ
ニアベアリング4dを取付け、該リニアベアリング4d
を前記ベ−スフレ−ム3のレ−ル3dに移動自在に組付
けている。また、該X軸フレ−ム4にX軸モ−タ12お
よびウォ−ム減速機13を設け、該ウォ−ム減速機13
の出力ピニオン14を前記ベ−スフレ−ム3のラック3
cと噛合わせている。従って、図示しない数値制御装置
(以下NC装置と称す)からの指令値に基づいてX軸モ
−タ12を作動させ、該ピニオン14を駆動および制御
することにより、X軸フレ−ム4を、ベ−スフレ−ム3
のレ−ル3dに沿って走行させ、X軸フレ−ム4の位置
を設定することができる。
【0012】5は前記X軸フレ−ム4に立設されたY軸
フレ−ムであり、これは平行な一対の縦フレ−ム5aの
上端を架設フレ−ム5bで接合した門形をなすものであ
る。6は前記Y軸フレ−ム5に沿って上下動自在に取付
けたY軸可動体としてのY軸テ−ブルであり、該Y軸テ
−ブル6は定圧で押し上げるY軸バランスシリンダ18
により支えられ、側面に設けたリニアベアリング6d、
6dを前記フレ−ム5aの側面に設けたレ−ル5d、5
dに移動自在に組付けている。また、前記Y軸フレ−ム
5の片側の縦フレ−ム5aにY軸モ−タ15およびウォ
−ム減速機16を設け、該ウォ−ム減速機16の出力ピ
ニオン17をY軸テ−ブル6の側面のラック6cと噛合
わせている。従って、図示しないNC装置からの指令値
に基づいて前記同様に、Y軸テ−ブル6を前記レ−ル5
dに沿って昇降させ、Y軸テ−ブル6の位置を設定する
ことができる。
【0013】7は前記Y軸テ−ブル6上に前記ポジショ
ナ2に対して進退自在に載置したZ軸可動体としてのZ
軸フレ−ムであり、該Z軸フレ−ム7はその下面に設け
たレ−ル7dを前記Y軸テ−ブル6の上面に設けたリニ
アベアリング6eに移動自在に組付けている。また、前
記Y軸テ−ブル6の上面に、Z軸モ−タ19およびウォ
−ム減速機20を設け、該ウォ−ム減速機20の出力ピ
ニオン21をZ軸フレ−ム7の側面に設けたラック7c
と噛合わせている。従って、図示しないNC装置からの
指令値に基づいて前記同様に、Z軸フレ−ム7をY軸テ
−ブル6上の任意の位置を設定することができる。
【0014】また、該Z軸フレ−ム7には焼入れ水供給
用の水配管や装置冷却用の水配管70、および電源供給
用のパワ−ケ−ブル配線71等が添設されており、該Z
軸フレ−ム7の前端部にトランスボックス8を設け、後
端部に該トランスボックス8と重量を釣合わせるための
バランスウエイト22を取付けている。該トランスボッ
クス8は、地面に設置したコントロ−ルボックス(図示
せず)により誘導子電源出力を調整することができるト
ランス23を内蔵し、下面に多数の水噴射孔を有する爪
部用冷却器57を該トランスボックス8に取付け、前面
の取付け板8aに、爪部51用誘導子9および踏み面5
2用誘導子11(図7、8参照)を組付けるためのブラ
ケット55と、ピンボス54用誘導子10を組付けるた
めのブラケット56を固定している。
【0015】図4は上記ブラケット55に爪部用誘導子
9を組付けた状態を示す側面図である。図5(A)は爪
部用誘導子9の正面図、同(B)は側面図、同(C)は
平面図を示す。また、図6は図3のX部(ブラケット5
5の先端部)を拡大して示す一部切断平面図であり、該
ブラケット55は誘導子のコイルへの導体を兼ねた一対
のア−ム55aを前記トランスボックス8に設けた取付
け板8aに突設し、該ア−ム55aの先端にそれぞれプ
レ−ト55bを溶接し、左右のア−ム55a、55a間
およびプレ−ト55b、55b間に絶縁材55fを挟ん
で一体化し、該プレ−ト55bにプレ−ト55cをボル
ト40、ナット41により組付けて溝部55eを形成し
ている。そして前記ボルト40を弛めた状態としておい
て、該溝部55eに後述する爪部51用誘導子9の差込
み板9b、9bまたは踏み面52用誘導子11の差込み
板11b、11bを挿入してプレート55bの下部に設
けたストッパ(図示せず)に載せ、ボルト40を締付け
ることにより、爪部用誘導子9または踏み面用誘導子1
1をブラケット55に着脱自在に取付けることができ
る。また、ブラケット56(図2、図3参照)の先端部
もブラケット55と同様の構造を有し、ピンボス用誘導
子10を着脱自在に取付けることができる。
【0016】爪部用誘導子9は、図5に示すように、前
記シュ−50の爪部51を囲めるように螺旋状に形成し
た銅製中空コイル9aと、該中空コイル9aの両端にそ
の内空部を連通させて溶接し、かつ絶縁材9dを介して
重ねた左右の銅製の縦筒9c、9cとにより導体部が形
成される。前記コイル9aはその始端、終端のみが縦筒
9cに溶接された構造であり、その間の部分が自重で垂
下するおそれがあるが、これを防止するため、コイル支
持フレーム9gと支持棒9fを設けている。該コイル支
持フレーム9gは、絶縁板でなる底板9kの両側に絶縁
板でなる側板9e、9eをL形材9pを用いてボルト付
けして結合し、該側板9e、9eの間に丸棒9mを介在
させ、ボルト73を側板9に挿通して丸棒9mのねじ孔
にねじ込んで一体化することにより構成する。また、前
記縦筒9c、9cの側面にそれぞれスペ−サ9j、9j
を溶接し、ボルト75を側板9eに挿通してスペーサ9
jの端部のねじ孔にねじ込んで締めつけることにより、
縦筒9c、9cにコイル支持フレーム9gを取付ける。
そして、コイル9aの上部に貫通してナットにより結合
した支持棒9fの上端を前記底板9kに貫通しナットで
固定することにより、コイル9aを支持している。
【0017】前記縦筒9c、9cの上端には前記ブラケ
ット55に取付けるための銅製の差込み板9bが溶接さ
れている。また、これらの縦筒9c、9cにはそれぞれ
冷却水用の入口継手9hおよび出口継手9iが溶接され
ており、該入口継手9hおよび出口継手9iに冷却水配
管を接続して、縦筒9cを介してコイル9a内部に冷却
水を循環させることにより、焼入れ部の発熱によるコイ
ル9aの温度上昇を防止するものである。
【0018】図7は踏み面用誘導子11の正面図、図8
(A)はその側面図、同(B)はコイル部の底面図であ
る。図7、図8に示すように、踏み面用誘導子11は、
前記シュ−50の左右の踏み面52、52用の左右一対
のコの字形銅製中空コイル11v、11wを備え、一方
のコイル11vの始端を、一方の縦筒11cに銅製のL
形パイプ11nを溶接によって介装することにより結合
し、該コイル11vの終端を他方のコイル11wの始端
に両者間に溶接により介装する逆U字形の銅製パイプ1
1tにより結合し、コイル11wの終端を、他方の縦筒
11dに銅製のL形パイプ11qを溶接によって介装す
ることにより結合する。左右の縦筒11c、11d間は
絶縁板11mを介在させると共に、前記パイプ11nま
たは11qとパイプ11tの間にも絶縁板を介在させ
る。11h、11iは縦筒11c、11dの上端に溶接
された冷却水用の入口継手およびは出口継手であり、こ
れらの入口継手11h、縦筒11c、パイプ11n、コ
イル11v、パイプ11t、コイル11w、パイプ11
q、縦筒11d、出口継手11iの経路で前記同様に冷
却水を循環させてコイル11aの温度上昇を防止する。
縦筒11c、11dの上端には取付け用の差込み板11
b、11bをそれぞれ溶接している。
【0019】59は焼入れ用の水を噴出する冷却器、1
1eはコイル11v、11wを支持するための絶縁材で
なる支持板である。冷却器59の取付け板11kは絶縁
材でなり、該取付け板11kは、縦筒11c、11dの
両側に溶接した取付け腕11jにねじ孔を設け、そのね
じ孔に、前記取付け板11kに挿通したボルト75をね
じ込むことにより取付ける。また前記支持板11eは、
該縦筒11c、11dに溶接されたL形材11rにボル
ト付けし、かつ前記取付け板11kにL形材11pをボ
ルト付けで介装することにより支持させる。該支持板1
1eに前記コイル11aの上部に挿通してナットにより
結合した吊り棒11fの上端をナットにより結合してコ
イル11v、11wの垂れ下がりを防止している。
【0020】前記冷却器59は直方体をなし、上面に焼
入れ水供給用継手59aを設け、下面に多数の焼き入れ
水の噴射孔59cを形成しており、該継手59aに焼入
れ水配管を接続して、噴射孔59cから焼入れ水を噴射
させるものである。
【0021】図9(A)はピンボス用誘導子10の正面
図、同(B)は側面図、同(C)は平面図を示す。図9
に示すように、ピンボス用誘導子10は、前記シュ−5
0のピン孔Aの内径に合わせて形成した螺旋状の銅製中
空コイル10aと、該コイル10aの両端に溶接しかつ
絶縁材10dを介して重ねて一体化した左右の銅製の逆
L字型の筒10c、10cとにより導体部が形成され
る。該筒10c、10cの上端水平部の端部には前記ブ
ラケット56に取付けるための銅製の差込み板10bが
溶接され、また、冷却水用の入口継手10hおよび出口
継手10iがそれぞれ溶接されている。これらの取付け
構造やコイル冷却水供給構造は前記爪部用誘導子9のも
のと同様である。
【0022】また、該ピンボス用誘導子10にはピンボ
ス用冷却器58を添設している。該冷却器58は縦筒5
8aと、該縦筒58aの上端に溶接した焼入れ水供給用
継手58bと、該縦筒58aの下端に設けられ、多数の
焼き入れ水の噴射孔を有する円筒部58cとからなる。
該冷却器58の取付けは、前記筒10cにねじ孔付き取
付け金具10gを溶接し、これらの取付け金具10gの
ねじ孔に、絶縁材でなる取付け板10kをボルト77に
よって取付けると共に、絶縁材でなるブラケット10f
をボルト77によって取付け板10kに取付け、該ブラ
ケット10fで該縦筒58aを締付けることにより、冷
却器58が前記導体部に添設される。該冷却器58の前
記継手58bに焼入れ水配管(図示せず)を接続して円
筒部58cの噴射孔から焼入れ水を噴射させて焼入れす
る。
【0023】次に、ポジショナ2について説明する。図
1ないし図3に示すように、該ポジショナ2は基礎面に
水平に設置されたベ−ス30に縦フレーム31、31を
立設し、該縦フレーム31、31の間に水平軸32を設
け、該水平軸32を中心として回動可能に、すなわち流
体圧シリンダ35の伸縮により水平、垂直姿勢をとりう
るようにベッド33を設ける。また、該ベッド33に前
記水平軸32に垂直に軸39を設け、該軸39を中心と
して円盤状のシュー搭載用テ−ブル34をモータ36お
よび動力伝達用ギヤ機構37を介して回動されるように
設けている。従って、図示しないNC装置の指令値に基
づいて、前記流体圧シリンダ35、モ−タ36を駆動お
よび制御して、テ−ブル34を起伏および回動させるこ
とにより、テ−ブル34に搭載したシュ−50の水平回
動位置を設定し、また水平、垂直姿勢をとりうるように
起伏させることができる。
【0024】なお、図2、図3において、該テ−ブル3
4は外周に焼入れ水を受けるため断面凹状の受水枠34
aを形成しており、受水枠34aに溜る使用済の焼入れ
水を樋63を通してポジショナ水槽64に流下させ、焼
入れ水中の鋳砂、スケ−ル等をフィルタ等の浄化装置6
5を通して循環させて再使用するように焼入れ水系を構
成している。
【0025】次に図10〜図12によりテーブル34へ
のパレット38の取付け並びにパレット38へのシュー
50の取付け構造について説明する。図10はシュ−5
0をパレット38を介して前記ポジショナ2のテ−ブル
34に組付けた状態を示す平面図、図11、図12はそ
れぞれ図10のA矢視図、B矢視図であり、本高周波焼
入れにおいては、シュ−50を前記テ−ブル34に直接
組付けせずに、該シュ−50を爪用パレット38または
機械加工用パレット61(図13参照)に組付け、該パ
レット38、61をテ−ブル34に組付た状態で焼入れ
を行うものである。
【0026】図10ないし図12において、80はシュ
−50を水平にかつ所定の高さに搭載するためのシュー
50の水平調整ボルトである。該調整ボルト80は3個
以上必要であり(本例は5箇所設けている)、パレット
38にその上面からの突出高さが調節可能にねじ込んで
いる。
【0027】81はシュ−50の側面を凸部81a、8
1bに当接させて水平方向の位置決めを行うブラケッ
ト、82はシュー50の側面をブラケット81に対して
押しつけて水平位置を固定するボルトである。
【0028】83はシュ−50がパレット38から浮き
上がらないように固定するクランプである。該クランプ
83はパレット38にボルトで取付けられた本体83a
に爪83bをピン89によって枢着すると共に、本体8
3aと爪83bに設けた孔の位置を合わせてピン88を
挿着すれば、爪83bが本体83aに固定され、ピン8
8を爪83bの孔から抜くことにより、下部のピン89
を中心に該爪83bが回動可能である。また、一部の爪
83bの先端部にはシュ−50締付けボルト83cが設
けてある。
【0029】シュ−50の爪用パレット38への組付け
は、まず、計5か所の前記各クランプ83からピン88
を外して爪83bを回動させて図11の2点鎖線に示す
状態にし、また、計3か所の前記締付けボルト82を2
点鎖線に示す位置に移動させる。この状態のパレット3
8へシュ−50を前記載置用のボルト80に上方から載
置し、同時にシュ−50の側面をブラケット81の凸部
81a、81bに当ててX、Y方向の位置を設定する。
この後、前記ボルト82を締め込み、その先端部をシュ
−50の側面に押しあて、前記クランプ83のそれぞれ
の爪83bを回動させてシュ−50の上面に当て、ピン
88を組付け、さらに、爪83bのボルト83cを締め
込む。これにより、シュ−50をパレット38の予め設
定された位置に組付けることができる。このようにパレ
ット38にシュー50を固定した状態において、パレッ
ト38のコーナーに設けた吊環85にクレーン(図示せ
ず)のフックをかけて吊り上げ、移動させることができ
る。
【0030】また、図10ないし図12において、90
はパレット38をテーブル34上に位置決めするブロッ
クであり、該ブロック90は四角形をなすパレット38
の2辺を当接させる位置に設けられる。91aはテーブ
ル34上において前記パレット38の他の2辺に対向す
る位置に溶接されたブロック、91は該ブロック91a
のねじ孔に螺合した締付けボルトであり、該締付けボル
ト91をねじ込むと、その先端に取付けたプレート91
bが押し出されてパレット38の側面に圧接し、これに
よりパレット38のテーブル34に対する前後左右の動
きが防止され位置決めされる。92はパレット38の浮
きを防止する固定用プレ−トである。該プレ−ト92は
その後端部をテ−ブル34に固定したピン97に載せ、
前部に形成した長穴92aをテ−ブル34にねじ込んだ
ボルト95に移動自在に嵌合してある。
【0031】パレット38のテ−ブル34への組付け
は、まず、2か所の前記締付けボルト91を2点鎖線に
示す位置に移動させ、また、計4か所の前記各ボルト9
5を弛めてプレ−ト92を2点鎖線に示す位置に移動さ
せる。この状態のテ−ブル34へ前記シュ−50を組付
けたパレット38を上方から載置し、同時にパレット3
8の直角をなす側面38a、38bをそれぞれ前記ブロ
ック90に当接させる。この後、締付けボルト91を締
め込み、また、プレ−ト92を図示位置に移動させて前
記ボルト95を締め込むことにより、パレット38をテ
−ブル34の予め設定された位置に組付けることができ
る。
【0032】このように、シュ−50をテ−ブル34に
搭載し、モ−タ36を駆動および制御して、軸39を中
心として回動させ、爪部51を所定の向きに設定する。
次に、センサー(図示せず)によりシュー50の爪部5
1の位置をセンシングしてその位置情報をコントローラ
に付帯した記憶装置に記憶し、その位置情報により、本
体1の前記X軸モ−タ13、Y軸モ−タ15、Z軸モ−
タ19を駆動および制御してZ軸フレ−ム7をX、Y、
Z方向に移動させ、図4の拡大図に示すように、前記ト
ランスボックス8に取付けた爪部用誘導子9のコイル9
aが爪部51に所定のクリアランスを保って被さるよう
にする。次に、トランスの誘導子電源出力を爪部焼入れ
条件に設定し、コイル9aに通電して爪部51を発熱さ
せて高温化する。次に、前記同様に各モ−タを駆動およ
び制御することにより、図1の2点鎖線で示す位置にZ
軸フレ−ム7を移動させ、爪部用冷却器57を高温化し
た爪部51の上部に位置させ、該冷却器57から焼入れ
水を噴射して爪部51を急冷し焼入れを行う。次に、前
記爪用パレット38をテ−ブル34から外し、また、シ
ュ−50を爪用パレット38から外し、該シュ−50を
炉に入れてテンパ−処理(焼戻し)を行い、焼入れに伴
う内部残留応力を除去する。
【0033】該テンパ−処理後、シュ−50のピン孔を
加工するために該シュ−50を機械加工用パレット61
に組付ける。該機械加工用パレット61は前記爪用パレ
ット38と同じ外形および構造を有し、かつ、機械加工
時にシュ−50がパレットからずれないようにパレット
ヘの組付けが強固にかつ精度良くできるように作製され
ており、前記同様にシュ−50を組付けできる。シュ−
50のピン孔を機械加工した後、該シュ−50を組付け
たままのパレット61を前記テ−ブル34に前記同様に
組付ける。なお、爪部51焼入れ後にピン孔加工を行う
理由は、爪部51の焼入れ時の発熱量が大きいため、こ
の熱によるピン孔の寸法変化を防止するためである。
【0034】図13はテ−ブル34を垂直にした状態で
示す側面図、図14は図13のZ矢視図である。ピンボ
ス部54の焼入れは、図13、図14に示すように、前
記ポジショナ2の起伏用流体圧シリンダ35を収縮させ
て、テ−ブル34を水平状態から垂直状態にする。次
に、センシング動作の後、前記同様にZ軸フレ−ム7を
移動させ、ピンボス用誘導子10のコイル10aをピン
孔Aの開口部の真上に位置させ、トランスの誘導子電源
出力をピンボス部焼入れ条件に調整しコイル10aに通
電すると共に、Y軸テ−ブル6を降下させてコイル10
aをピン孔Aに挿入し、該ピン孔A内壁面を発熱させて
高温化する。次に、前記ピンボス用冷却器58の円筒部
58cから焼入れ水を噴射させて高温化した部分を急冷
し焼入れを行う。続いてさらにY軸テ−ブル6を降下さ
せてコイル10aをピン孔Bに挿入し、同様に該ピン孔
Bの内壁面を焼入れする。次に、誘導子10をいったん
引上げてZ軸フレ−ム7を移動させ、前記と同様の下降
動作により他側のピン孔Dを焼入れする。次に、誘導子
10を引上げ、前記モ−タ36を駆動および制御するこ
とにより、垂直状態のままのテ−ブル34を軸39を中
心として180度回転させて、ピン孔Cおよびピン孔F
を上側にして、前記同様にピン孔C、ピン孔F、ピン孔
Eの焼入れを行う。このように、シュ−50を回転させ
て両方向から焼入れを行う理由は、シュ−50を前記ピ
ン60により連結する構造上、ピンの先端小径部を嵌合
して位置決めする小径孔G、Hが形成されており、前記
コイル10aを片側一方向から貫通させることができな
いためである。
【0035】踏み面52の焼入れは、前記ブラケット5
5に組付けてある爪部用誘導子9を前記踏み面用誘導子
11に交換し、前記ポジショナ2の起伏用油圧シリンダ
35を伸長させて、テ−ブル34を水平状態に戻し、踏
み面52のセンシングを行った後、前記モ−タ36を駆
動および制御してテ−ブル34を軸39を中心として回
動させ、踏み面52、52を所定の向きに設定する。次
に、トランスの誘導子電源出力を踏み面焼入れ条件に調
整し、前記同様にZ軸フレ−ム7を移動させて踏み面用
誘導子11を所定の位置に設定し焼入れを行う。この
後、機械加工用パレット61をテ−ブル34から外し、
また、シュ−50を機械加工用パレット61から外し、
該シュ−50にテンパ−処理を行い焼入れに伴う内部残
留応力を除去する。
【0036】このように、本体部1の各誘導子を設けた
Z軸フレ−ム7をX、Y、Z方向に移動させ、また、シ
ュ−50を固定したテ−ブル34を回転および起伏させ
ることにより、Z軸フレ−ム7に取付けた各誘導子9な
いし11とシュ−50の各焼入れ部との相対的な位置
を、各焼入れ工程に従って順次設定することができる。
また、トランス23の誘導子電源出力を各焼入れ部の条
件応じて調整することができる。従って、従来3台の高
周波焼入れ装置で行っていたシュ−50の焼入れ作業を
本発明による高周波焼入れ装置1台で行うことができ
る。これにより焼入れ装置の設置スペ−スを約1/3に
狭くすることができ、また、ピン孔機械加工後の各ピン
ボス部焼入れ工程および踏み面焼入れ工程におけるシュ
−50のテ−ブル付け替え作業が廃止でき段取り時間を
短縮できる。また、誘導子と焼入れ部との隙間調整をN
C装置のNCプログラム指令により自動的にできるの
で、さらに段取り時間を短縮できる。また、誘導子9〜
11はZ軸フレーム7のヘッドに直付けしてもよいが、
本実施例のように、トランスボックス8に各誘導子を設
ける構造とすれば、トランス23と各誘導子との距離を
短くでき、これらの間の電力ロスを少なくできる。ま
た、誘導子を着脱可能な構造としたので、常時3種類の
誘導子を取付けておく必要がなく、該誘導子取付け部の
強度および大きさを小さくして焼入れ装置をコンパクト
化でき、かつシュ−50以外の被加工物への対応も誘導
子を交換することにより可能である。
【0037】また、シュ−50をパレット61に組付け
し、該パレット61を前記テ−ブル34に組付ける構造
としたので、ピン孔を機械加工した後のシュ−50を機
械加工用パレット61に組付けた状態ままでテ−ブル3
4の所定位置に容易に組付けでき、段取り時間をさらに
短縮することができる。
【0038】なお、上記実施例においては、各誘導子を
ブラケットに着脱可能な構造としたが、各誘導子を互い
に干渉しない位置に固定した構造にしてもよく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、付加が可
能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1によれば、爪部焼入れ用、踏み
面焼入れ用、およびピンボス焼入れ用の各誘導子を設け
た最終段可動体をX、Y、Z方向に移動させ、また、シ
ュ−を組付けたテ−ブルを回転および起伏させることに
より、各誘導子とシュ−の焼入れ部との相対的な位置を
各焼入れ工程に従って順次設定することができ、また、
トランスの誘導子電源出力を各焼入れ部の焼入れ条件応
じて調整することができるので、シュ−の焼入れ作業を
1台の高周波焼入れ装置により行うことができる。従っ
て、焼入れ装置の設置スペ−スを約1/3に狭くするこ
とができ、これに伴い、シュ−の移動距離、作業を低減
して段取り時間を短縮することができ、作業能率を向上
させることができる。また、トランスを各誘導子につい
て共用したので、最終段可動体上の誘導子への電源配線
もトランス一次側のみとなり、簡単になる。
【0040】請求項2によれば、トランスボックスに各
誘導子を取付け、該トランスボックス内に前記各誘導子
に共用のトランスを収容したので、該トランスと誘導子
との距離を短くでき、これらの間の電力ロスを少なくで
きる。
【0041】請求項3によれば、シュ−を組付けた状態
の機械加工用パレットをテ−ブルに組付けて焼入れ作業
を行うので、シュ−を機械加工用パレットから外して付
け替える作業を廃止して段取り時間を短縮することがで
き、さらに作業能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高周波焼入れ装置の一実施例を示
す正面図である。
【図2】該実施例の側面図である。
【図3】該実施例の平面図である。
【図4】図1の誘導子部を示す拡大側面図である。
【図5】(A)は本実施例の爪部用誘導子を示す正面
図、(B)はその側面図、(C)はその平面図である。
【図6】図4のブラケットの先端部を示す拡大平面図で
ある。
【図7】本実施例の踏み面用誘導子を示す正面図であ
る。
【図8】(A)は本実施例の踏み面用誘導子を示す側面
図、(B)はそのコイル部の底面図である。
【図9】(A)は本実施例のピンボス用誘導子を示す正
面図、(B)はその側面図、(C)はその平面図であ
る。
【図10】本実施例において、シュ−をパレットを介し
てポジショナのテ−ブルに組付けた状態を示す平面図で
ある。
【図11】図10のA矢視図である。
【図12】図10のB矢視図である。
【図13】該実施例においてテ−ブルを垂直にした状態
で示す図2相当図である。
【図14】図13のZ矢視図である。
【図15】(A)はクロ−ラを示す平面図、(B)は側
面図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 ポジショナ 3 ベ−スフレ−ム 4 X軸フレ−ム 5 Y軸フレ−ム 6 Y軸テ−ブル 7 Z軸フレ−ム 8 トランスボックス 9 爪部用誘導子 10 ピンボス用誘導子 11 踏み面用誘導子 12、15、19、36 モ−タ 13、16、20 ウォ−ム減速機 14、17、21 ピニオン 18 バランスシリンダ 23 トランス 30 ベ−ス 32 水平軸 33 ベッド 34 テ−ブル 35 流体圧シリンダ 38 爪用パレット 50 シュ− 51 爪部 52 踏み面 54 ピンボス部 55、56 ブラケット 57 爪部用冷却器 58 ピンボス冷却器 59 踏み面用冷却器 60 連結ピン 61 加工用パレット 80 載置用ボルト 81 位置決め用ブラケット 82 締付けボルト 83 固定用クランプ 90 位置決め用ブロック 91 締付けボルト 92 固定用プレ−ト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 操 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 近藤 逸生 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 青木 博之 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X、Y、Zの各軸可動体からなる三次元位
    置決め装置の最終段可動体のヘッドにクロ−ラシュ−の
    爪部用、踏み面用、およびピンボス部用の各誘導子を取
    付ける構造とし、前記最終段可動体のヘッドに各誘導子
    に共用のトランスを設け、前記三次元位置決め装置の近
    傍に、前記クローラシュ−を搭載するテ−ブルと該テ−
    ブルを旋回、起伏させる装置とからなるポジショナを備
    えたことを特徴とする高周波焼入れ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記最終段可動体のヘ
    ッドに前記トランスを収容したトランスボックスを設
    け、該トランスボックスの前面にクロ−ラシュ−の爪部
    用、踏み面用、およびピンボス部用の各誘導子を取付け
    る構造としたことを特徴とする高周波焼入れ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の高周波焼入れ装
    置を用いた高周波焼入れ方法であって、前記クローラシ
    ュ−を機械加工用パレットに組付けた状態で前記ポジシ
    ョナのテ−ブルに固定することを特徴とする高周波焼入
    れ方法。
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