JPH0734112U - パーティション - Google Patents
パーティションInfo
- Publication number
- JPH0734112U JPH0734112U JP6958593U JP6958593U JPH0734112U JP H0734112 U JPH0734112 U JP H0734112U JP 6958593 U JP6958593 U JP 6958593U JP 6958593 U JP6958593 U JP 6958593U JP H0734112 U JPH0734112 U JP H0734112U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価にしかも効果的に帯電を防止できるパー
ティションを提供する。 【構成】 パネル2とフレーム3との接合部に導電性可
撓部材4を介在させて、少なくともパネル2と導電性可
撓部材4とを電気的に接続し、かつ又導電性可撓部材4
の一部4aをフレーム3の設置面3aに露出させたパー
ティション。
ティションを提供する。 【構成】 パネル2とフレーム3との接合部に導電性可
撓部材4を介在させて、少なくともパネル2と導電性可
撓部材4とを電気的に接続し、かつ又導電性可撓部材4
の一部4aをフレーム3の設置面3aに露出させたパー
ティション。
Description
【0001】
本考案は、建物の内部空間、特に半導体工場におけるクリーンルームの内部を 仕切る際に用いて好適なパーティションに関するものである。
【0002】
一般に、オフィスビル等で用いられるパーティションの多くは、スチールパネ ルの4辺にアルミフレームを接合した構造をなしている。スチールパネルの表面 には絶縁塗装が施され、またアルミフレームの表面にもアルマイト処理によって 酸化防止被膜が形成されているため、双方とも実質的には絶縁性を有し、パーテ ィションとしては帯電防止機能を備えていない。
【0003】 したがって、この種のパーティションは、摩擦等による静電気の発生によって 帯電しやすい構造となっているため、静電気を極力きらう半導体製造用クリーン ルームなどで使用した場合は、静電気の放電によるチップの絶縁破壊や、電磁ノ イズの発生に伴うデジタル機器の誤動作、さらには微粒子の付着に伴うウエハの 汚染など種々の問題を引き起こし、半導体製造工程での歩留りを低下させる要因 となる。
【0004】 そこで、半導体製造用クリーンルームに使用されるパーティションとしては、 パネルの表面に導電性有機材料を焼き付け塗装して、帯電防止対策を施したもの が採用されている。
【0005】
しかしながら、パネルの表面に導電性有機材料を塗装したパーティションの場 合は、通常の絶縁塗装を施したパーティションに比較して格段にコスト高になっ てしまう。また、このパーティションでは、湿度が低くなると塗装面の導電性が 損なわれ、帯電しやすくなるという欠点も有していた。
【0006】 本考案は、上記問題を解決するためになされたもので、安価にしかも効果的に 帯電を防止できるパーティションを提供することを目的としている。
【0007】
本考案は、上記目的を達成するためになされたもので、パネルの4辺にフレー ムを接合してなるパーティションにおいて、パネルとフレームとの接合部に介在 し且つ少なくともパネルと電気的に接続された導電性可撓部材を備え、導電性可 撓部材の一部をフレームの設置面に露出させたものである。
【0008】
本考案のパーティションにおいては、パーティションを床面に設置した場合、 フレームの設置面に露出させた導電性可撓部材の一部が床面に接触するため、パ ネルが導電性可撓部材を介して床面にアース(接地)され、これによってパネル 表面における帯電が防止される。
【0009】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案に係わるパーティションの一実施例を示す斜視部であり、図2は その正面図である。 本実施例のパーティション1は、パネル2の4辺にフレーム3を接合した構造 をなしている。 パネル2は、例えばスチール板をプレス金型によって成形加工したもので、パ ーティション1の下枠となるフレーム3との突き合わせ部分には、凸片2aが形 成されている。 一方、フレーム3は、例えば断面コ字形をなすアルミ製の長尺部材を筒状に組 み合わせたもので、下枠となるフレーム3の上辺、つまりパネル2との突き合わ せ部分には、上記凸片2aに係合可能な凹溝3aが形成されている。
【0010】 ここで本実施例のパーティション1においては、パネル2とフレーム3との接 合部に導電性可撓部材(例えば薄板状の導電性ゴム)4が介在している。すなわ ち、パネル2の凸片2aは導電性可撓部材4を間に挟んだ状態でフレーム3の凹 溝3aに係合し、この状態でパネル2とフレーム3とが図示せぬビスによって留 め付けられている。 また本実施例においては、表面に絶縁塗装が施された安価なパネル2を使用し た場合でも、例えばパネル2の凸片2aの先端部分に非塗装部分(スチールの素 地部分)を露出させることで、パネル2とフレーム3とを接合した際に導電性可 撓部材4がパネル2に電気的に接続される構造になっている。
【0011】 加えて、導電性可撓部材4の一端側は、図2に示すように、下枠となるフレー ム3の端面側に一旦折り曲げられ、そこで側枠となるフレーム3に挟み込まれて いる。さらに、導電性可撓部材4の一部4aは、床面FLに対するフレーム3の 設置面3bに露出するかたちで、例えば側枠となるフレーム3側に留め付けられ ている。この場合、下枠となるフレーム3側に導電性可撓部材4の一部4aを留 め付けるようにしてもよい。
【0012】 このように本実施例のパーティション1においては、パネル2とフレーム3と の接合部に導電性可撓部材4を介在して、パネル2と導電性可撓部材4とを電気 的に接続し、さらにその導電性可撓部材4の一部4aをフレーム3の設置面3a に露出している。 したがって、パーティション1を床面FLに設置した場合は、フレーム3の設 置面3aに露出させた導電性可撓部材4の一部4aが床面FLに接触するように なるため、パネル2は導電性可撓部材4を介して床面FLにアース(接地)され る。 その結果、パネル2の表面に摩擦等によって静電気が発生しても、これが導電 性可撓部材4を通して瞬時に床面FLに放電されるため、パネル2の表面には静 電気による帯電現象が殆ど起こらない。
【0013】 図3は、実施例と従来例における帯電防止効果の比較図であり、図中(a)は 実施例の場合、(b)は従来例の場合を示し、また図中のグラフは縦軸が帯電電 圧、横軸が時間を示している。 図から明らかなように、実施例のパーティションの場合は、摩擦中において± 2.5V程度の僅かな帯電電圧が認められるものの、摩擦後は瞬時に減衰して殆 ど帯電現象が起こっていない。 これに対して、従来例のパーティションの場合は、摩擦直後に最大800V程 度のきわめて高い帯電電圧が認められ、しかも摩擦後においては緩やかに減衰し ており、顕著な帯電現象が起こっている。 こうした結果からも本実施例のパーティション1が、従来に比較して著しく帯 電防止効果が向上することが実証される。
【0014】 また、パネルの表面に導電性の有機材料を焼き付け塗装したパーティションの 場合は、湿度が下がることで帯電防止効果が低下する欠点を有していたが、本実 施例のパーティション1の場合は、パネル2が導電性可撓部材4を介して床面F Lにアースされるため、湿度の影響を殆ど受けることなく、一様に高い帯電防止 効果が得られる。
【0015】 なお、上記実施例の構成においては、導電性可撓部材4に対してパネル2側だ けを電気的に接続するようにしたが、本考案はこれに限らず、パネル2に対する フレーム3の突き合わせ部分にアルミの素地部分を露出させて、パネル2とフレ ーム3の双方を導電性可撓部材4に電気的に接続するようにしてもよい。
【0016】
以上、説明したように本考案によれば、パネルの表面に導電性有機材料を焼き 付け塗装することなく、パネルとフレームとの間に導電性可撓部材を介在させて パネルに導電性可撓部材を電気的に接続し、さらにその導電性可撓部材の一部を フレームの設置面に露出させることで、パーティションを床面に設置した際、パ ネルの表面に発生した静電気は瞬時に床面に放電されるようになるため、安価に しかも効果的に帯電を防止することが可能となる。 また本考案によれば、オフィスビル等で使用される既存のパーティションに対 しても、焼き付け塗装のような特殊処理を要することなく、施工段階で容易に帯 電防止対策を施すことができる。
【図1】本考案に係わるパーティションの一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本考案に係わるパーティションの一実施例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図3】帯電防止効果の比較図である。
1 パーティション 2 パネル 3 フレーム 3a 設置面 4 導電性可撓部材
Claims (1)
- 【請求項1】 パネルの4辺にフレームを接合してなる
パーティションにおいて、 前記パネルと前記フレームとの接合部に介在し且つ少な
くとも前記パネルと電気的に接続された導電性可撓部材
を備え、 前記導電性可撓部材の一部を前記フレームの設置面に露
出させたことを特徴とするパーティション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993069585U JP2554058Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | パーティション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993069585U JP2554058Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | パーティション |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734112U true JPH0734112U (ja) | 1995-06-23 |
JP2554058Y2 JP2554058Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=13407056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993069585U Expired - Lifetime JP2554058Y2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | パーティション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554058Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023003836A (ja) * | 2021-06-24 | 2023-01-17 | 株式会社明光商会 | パーティションユニットおよび空気清浄システム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02957U (ja) * | 1988-06-14 | 1990-01-08 | ||
JPH0362439A (ja) * | 1989-07-28 | 1991-03-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像表示装置 |
JPH055334A (ja) * | 1991-04-22 | 1993-01-14 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | マスキングパーテイシヨン |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP1993069585U patent/JP2554058Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02957U (ja) * | 1988-06-14 | 1990-01-08 | ||
JPH0362439A (ja) * | 1989-07-28 | 1991-03-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像表示装置 |
JPH055334A (ja) * | 1991-04-22 | 1993-01-14 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | マスキングパーテイシヨン |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023003836A (ja) * | 2021-06-24 | 2023-01-17 | 株式会社明光商会 | パーティションユニットおよび空気清浄システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2554058Y2 (ja) | 1997-11-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |