JPH0733729U - エアモータ駆動車両 - Google Patents

エアモータ駆動車両

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JPH0733729U
JPH0733729U JP6487093U JP6487093U JPH0733729U JP H0733729 U JPH0733729 U JP H0733729U JP 6487093 U JP6487093 U JP 6487093U JP 6487093 U JP6487093 U JP 6487093U JP H0733729 U JPH0733729 U JP H0733729U
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JP
Japan
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air
air motor
motor
compressor
traveling
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Pending
Application number
JP6487093U
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English (en)
Inventor
正 遠山
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関や電気モータを使用せずに車両を走
行させる。 【構成】 外部から供給される圧縮空気を低圧エアタン
ク4及び高圧エアタンク6に蓄圧し、この圧縮空気をア
クセルレギュレータ19を介して走行用エアモータ2に
供給することにより車両を走行させる。走行用エアモー
タ2の排気流でエジェクタ8を作動させ、このエジェク
タ8により吸引された空気でコンプレッサ駆動用エアモ
ータ9を駆動する。コンプレッサ駆動用エアモータ9に
接続されて駆動されるコンプレッサ10で圧縮した空気
を、前記高圧エアタンク6に蓄圧することにより、走行
用エアモータ2の排気流中に残留するエネルギーを回収
し、走行可能距離の延長を図る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧縮空気でエアモータを駆動して走行するエアモータ駆動車両に関 する。
【0002】
【従来の技術】
圧縮空気で作動するエアモータを走行用動力源とする車両が、実開昭58−5 4923号公報により公知である。この車両は、電気モータ又は内燃機関により 駆動されるコンプレッサでエアタンクに蓄圧し、このエアタンクから供給される 圧縮空気でエアモータを駆動して走行するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のエアモータ駆動車両は、内燃機関でコンプレッサを駆動 した場合には、騒音や排気ガスが発生してエアモータを走行用動力源とする無公 害車両としての意味合いが薄れてしまう問題がある。また、電気モータでコンプ レッサを駆動した場合には、重量の大きいバッテリを搭載する必要が生じて車両 の走行性能が低下する問題がある。
【0004】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、内燃機関や電気モータを必要と しないエアモータ駆動車両を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、外部から圧縮空気の供給を受けて蓄圧 可能なエアタンクと、このエアタンクから供給される圧縮空気で駆動されて車両 を走行させる走行用エアモータと、この走行用エアモータから排出される排気流 で作動するエジェクタと、このエジェクタで吸引された空気で駆動されるコンプ レッサ駆動用エアモータと、このコンプレッサ駆動用エアモータにより駆動され て前記エアタンクに蓄圧するコンプレッサとを備えたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0007】 図1〜図3は本考案の一実施例を示すもので、図1はエアモータにより走行す る自動二輪車の側面図、図2は空気圧回路図、図3は作動フロー図である。
【0008】 図1に示すように、スクータ型の自動二輪車Vは車体前部に操向ハンドル1に より操舵される前輪Wfを備えるとともに、車体後部に走行用エアモータ2によ りベルト3を介して駆動される後輪Wrを備える。走行用エアモータ2を作動さ せる圧縮空気に蓄圧すべく、大型(例えば、容量20リットル)の低圧エアタン ク4がシート5の下部に設けられており、その下方に小型(例えば、容量5リッ トル)の高圧エアタンク6が設けられる。これら、低圧エアタンク4及び高圧エ アタンク6は、チャージ用継手7を介して車体外部の圧縮空気供給源から圧縮空 気の供給を受けることにより蓄圧される。
【0009】 更に、シート5の下部には、前記走行用エアモータ2の排気流により駆動され るエジェクタ8及びコンプレッサ駆動用エアモータ9と、このコンプレッサ駆動 用エアモータ9により駆動されて前記低圧エアタンク4及び高圧エアタンク6に 蓄圧するコンプレッサ10とが設けられる。
【0010】 図2及び図3を併せて参照すると明らかなように、前記チャージ用継手7はチ ェック弁11、フィルタ12及び増圧弁13を介して前記低圧エアタンク4に接 続され、更に前記フィルタ12の下流位置がチェック弁14及び増圧弁15を介 して前記高圧エアタンク6に接続される。従って、外部からチャージ用継手7を 介して供給された5kg/cm2 の圧縮空気は、増圧弁13で10kg/cm2 に増圧されて低圧エアタンク4に蓄圧されるとともに、増圧弁15で20kg/ cm2 に増圧されて高圧エアタンク6に蓄圧される。このように、大型の低圧エ アタンク4と小型の高圧エアタンク6とを併設することにより、車体の内部空間 を有効利用することができる。
【0011】 低圧エアタンク4の下流には、フィルタ16と、低圧エアタンク4からの10 kg/cm2 の圧縮空気を5kg/cm2 に調圧するレギュレータ17と、圧縮 空気中に走行用エアモータ2及びコンプレッサ駆動用エアモータ9を潤滑するた めのオイルを混入させるオイラー18と、ライダーにより操作されるアクセルグ リップに接続されたアクセルレギュレータ19とが順次配設される。また高圧エ アタンク6は、該高圧エアタンク6からの20kg/cm2 の圧縮空気を10k g/cm2 に減圧するレギュレータ20と、チェック弁21とを介して低圧エア タンク4の下流位置に接続される。従って、アクセルグリップを操作することに より、低圧エアタンク4及び高圧エアタンク6からの圧縮空気を所定の流量で走 行用エアモータ2に供給し、該走行用エアモータ2の回転数を制御することがで きる。
【0012】 走行用エアモータ2はベルト3を介して後輪Wrを駆動することにより自動二 輪車Vを走行させるとともに、補機用のバッテリを充電すべくジェネレータ22 を駆動する。
【0013】 走行用エアモータ2の下流には、該走行用エアモータ2の排気流により作動す るエジェクタ8と、排気中のオイルミストを除去するエキゾーストクリーナ23 とが直列に設けられており、更に前記エジェクタ8と走行用エアモータ2の下流 位置との間に走行用エアモータ2の排気流により作動する前記コンプレッサ駆動 用エアモータ9が設けられる。また、走行用エアモータ2の下流位置には、排気 中のオイルミストを除去するエキゾーストクリーナ24が絞り25を介して接続 される。従って、走行用エアモータ2からの排気流の一部はエジェクタ8及びエ キゾーストクリーナ23を通過して大気に排出され、その際にエジェクタ8に発 生する負圧により前記排気流の残部を吸引してコンプレッサ駆動用エアモータ9 を効率的に駆動する。自動二輪車Vの低速走行時のように、走行用エアモータ2 の回転数が小さくて排気流が弱い場合、その排気流は絞り25及びエキゾースト クリーナ24を介して大気に排出される。
【0014】 コンプレッサ駆動用エアモータ9の駆動力により作動するコンプレッサ10の 下流には、チェック弁26と、サブタンク27と、チェック弁28とを介して前 記高圧エアタンク6の増圧弁15の上流位置に接続される。従って、コンプレッ サ10により圧縮された空気は一旦サブタンク27に蓄圧され、そこから増圧弁 15を介して高圧エアタンク6に蓄圧される。
【0015】 而して、外部から供給されて低圧エアタンク4及び高圧エアタンク6に蓄圧さ れた圧縮空気により走行用エアモータ2を駆動して自動二輪車Vを走行させてい るので、内燃機関や電気モータが不要となって騒音の発生、排気ガスの発生、バ ッテリの搭載による重量増加等の問題が回避される。また、走行用エアモータ2 の排気流中に残留するエネルギーをコンプレッサ駆動用エアモータ9及びコンプ レッサ10で回収して高圧エアタンク6に蓄圧しているので、自動二輪車Vの走 行可能距離を増加させることができる。このとき、エジェクタ8で走行用エアモ ータ2の排気流を吸引することにより、コンプレッサ駆動用エアモータ9の駆動 性能を向上させているので、エネルギー回収効率が向上する。
【0016】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、種々の設計変更を行うことが可能である。
【0017】 例えば、実施例では自動二輪車Vを例示したが、本考案は三輪車や四輪車に対 しても適用することが可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、エアタンクに蓄圧された圧縮空気で走行用エア モータを駆動して車両を走行させているので、内燃機関でコンプレッサを駆動し てエアモータを作動させる場合に発生する騒音や排気ガスの問題がないばかりか 、電気モータでコンプレッサを駆動してエアモータを作動させる場合に発生する バッテリ重量の問題がない。しかも、走行用エアモータの排気流でコンプレッサ 駆動用エアモータを作動させて前記エアタンクに蓄圧しているので、車両の走行 エネルギーを効果的に回収して走行可能距離を延長することができる。また、エ ジェクタでコンプレッサ駆動用エアモータの駆動性能を向上させているので、エ ネルギー回収効率を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアモータにより走行する自動二輪車の側面図
【図2】空気圧回路図
【図3】作動フロー図
【符号の説明】
2 走行用エアモータ 4 低圧エアタンク(エアタンク) 6 高圧エアタンク(エアタンク) 8 エジェクタ 9 コンプレッサ駆動用エアモータ 10 コンプレッサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から圧縮空気の供給を受けて蓄圧可
    能なエアタンク(4,6)と、このエアタンク(4,
    6)から供給される圧縮空気で駆動されて車両を走行さ
    せる走行用エアモータ(2)と、この走行用エアモータ
    (2)から排出される排気流で作動するエジェクタ
    (8)と、このエジェクタ(8)で吸引された空気で駆
    動されるコンプレッサ駆動用エアモータ(9)と、この
    コンプレッサ駆動用エアモータ(9)により駆動されて
    前記エアタンク(4,6)に蓄圧するコンプレッサ(1
    0)とを備えたことを特徴とする、エアモータ駆動車
    両。
JP6487093U 1993-12-03 1993-12-03 エアモータ駆動車両 Pending JPH0733729U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024455A1 (en) * 2008-08-27 2010-03-04 Tama-Tlo, Ltd. Hybrid vehicle
WO2010073665A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 東保 エアー増幅器、エアー循環回路
CN113944514A (zh) * 2021-10-28 2022-01-18 郭亮 一种节能型气体驱动装置

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