JPH07337030A - インバータの過電流防止方法および過電流防止装置 - Google Patents

インバータの過電流防止方法および過電流防止装置

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JPH07337030A
JPH07337030A JP6130713A JP13071394A JPH07337030A JP H07337030 A JPH07337030 A JP H07337030A JP 6130713 A JP6130713 A JP 6130713A JP 13071394 A JP13071394 A JP 13071394A JP H07337030 A JPH07337030 A JP H07337030A
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JP
Japan
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inverter
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set value
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Application number
JP6130713A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Oguri
浩 小栗
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CPUの処理速度を上げなくてもインターバ
ル周期中の過電流停止を防止することができるインバー
タの過電流防止方法および過電流防止装置を提供する。 【構成】 インバータの直流側電流を検出する変流器1
5の検出電流を、通常の過電流設定値よりも低い過電流
設定値に設定された駆動過電流コンパレータ19、回生
過電流コンパレータ20に導入する。駆動運転時の前記
検出電流値が駆動過電流コンパレータ19の設定値を超
えたときは、接点23がオン制御され、ΔV1設定器2
1の負電圧が加算器25に導入される。このためインバ
ータの電圧指令値は急減し、モータ13の誘起電圧がイ
ンバータ出力電圧実効値よりも高くなって、電流の方向
は回生方向となる。これによって駆動過電流は回生電流
となり、波高値が下がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インバータの過電流
防止方法および過電流防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインバータの制御装置は例えば図
2のように構成されていた。図2において、1は周波数
設定回路、2はクッション回路、3は過電流制限回路、
4はf/v変換回路、5はインバータのPWM制御回路
である。前記過電流制限回路3は、インバータによるモ
ータ駆動中に発生する一過性の過電流を防止するため
に、図3のようにV/Fの関係を一定に保ちながら減速
を行っていた。
【0003】すなわち図3の時刻t1で過電流を防止す
るため、V/Fを一定に保ちながら電圧及び周波数を低
下させる。これにより出力電流の上昇は抑えられ過電流
は防止される。そして出力電流が低下して時刻t2にな
ると再び最初の設定に戻り、同様にV/F一定で加速す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の制御方
法は過電流制限を実施する周期(インターバル)が問題
となる。このインターバルが長い場合には過電流制限回
路3が動作しているにも拘わらず過電流停止に至ってし
まうことがある。またこの過電流制限を実施する周期を
短くすれば前記問題点は解決するが、周期にも下限値が
あり、それ以下に設定することはできない。そこで応答
を良くするためにはCPUの処理速度を上げたりするこ
とが必要となる。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
その目的は、CPUの処理速度を上げなくてもインター
バル周期中の過電流を防止することができるインバータ
の過電流防止方法および過電流防止装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)インバ
ータの直流側又は交流側の電流を検出し、該検出電流と
通常の第1の過電流設定値よりも低い第2の過電流設定
値とを比較し、前記インバータの駆動運転時の前記検出
電流値が前記第2の過電流設定値を超えたときは前記イ
ンバータの制御回路の電圧設定値を急減せしめ、前記イ
ンバータの回生運転時の前記検出電流値が前記第2の過
電流設定値を超えたときは前記インバータの制御回路の
電圧設定値を急増させることを特徴とし、(2)インバ
ータの直流側又は交流側の電流を検出する電流検出部
と、前記インバータの駆動運転時の前記電流検出部の検
出電流と、通常の第1の過電流設定値よりも低い第2の
過電流設定値とを比較する駆動過電流比較器と、前記イ
ンバータの回生運転時の前記電流検出部の検出電流と、
通常の第1の過電流設定値よりも低い第3の過電流設定
値とを比較する回生過電流比較器と、前記インバータの
駆動運転時の前記検出電流値が前記第2の過電流設定値
を超えたときは前記インバータの制御回路の電圧設定値
を急減せしめ、前記インバータの回生運転時の前記検出
電流値が前記第3の過電流設定値を超えたときは前記イ
ンバータの制御回路の電圧設定値を急増させる設定値可
変制御部とを備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】例えば駆動過電流発生時に出力電流が上昇する
と、通常の第1の過電流設定値に到達する前にインバー
タの制御回路の電圧設定値が急減する。すると、負荷
(例えばモータ)側の誘起電圧がインバータ出力電圧実
効値よりも高くなって、電流の方向は回生方向となる。
これによって駆動過電流は回生電流となり、波高値が下
がることになる。これによって過電流停止に至る前に過
電流は確実に抑制される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1において図2と同一部分は同一符号を
もって示している。図1において、11はインバータの
順変換部、12は逆変換部、13はモータ、14は電解
コンデンサである。インバータの直流電路には変流器1
5が介挿されている。変流器15の出力は絶対値検出回
路16を介して、インバータの通常の過電流設定値に設
定されているコンパレータ17に導入される。18はコ
ンパレータ17の出力によりインバータのゲートの遮断
動作を行うゲート遮断回路である。
【0009】19,20は前記変流器15の出力と、コ
ンパレータ17よりも低い値に設定された設定値とを各
々比較する駆動過電流コンパレータ、回生過電流コンパ
レータである。21は負電圧に設定されたΔV1設定
器、22は正電圧に設定されたΔV2設定器である。こ
れら設定器21,22の電圧量は前記コンパレータ1
9,20の出力によりオン、オフ制御される接点23,
24を介して、f/v変換回路4の出力電圧が入力され
る加算器25に加算される。
【0010】上記のように構成された装置において、イ
ンバータの駆動過電流か回生過電流かは前記コンパレー
タ19,20によって判定される。そして駆動過電流コ
ンパレータ19が動作した場合は接点23がオンし、Δ
1設定器21の負電圧が加算器25に導入される。こ
のためインバータの電圧指令値は急減し、モータ13の
誘起電圧がインバータ出力電圧実効値よりも高くなっ
て、電流の方向は回生方向となる。これによって前記駆
動過電流は回生電流となり、波高値が下がることにな
る。その後は駆動過電流コンパレータ19がオフし、P
WM制御はクッション回路2の特性に沿って前回の設定
電圧に上昇する。
【0011】このようにインターバル周期間に発生する
瞬時過電流について電圧指令値を急変させることによっ
て、出力電流が停滞し、最終的にはインターバル処理内
の過電流制御により過電流停止は防止される。尚回生過
電流の場合は前記動作と逆の動作となるものである。ま
た電流検出部は変流器15に限らずインバータの交流側
電流を検出するものであっても良い。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、イ
ンバータの直流側又は交流側の電流を検出し、該検出電
流と通常の第1の過電流設定値よりも低い第2の過電流
設定値とを比較し、前記インバータの駆動運転時の前記
検出電流値が前記第2の過電流設定値を超えたときは前
記インバータの制御回路の電圧設定値を急減せしめ、前
記インバータの回生運転時の前記検出電流値が前記第2
の過電流設定値を超えたときは前記インバータの制御回
路の電圧設定値を急増させるようにしたので、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0013】(1)瞬時過電流の方向を、電圧指令値を
急変させることにより変化させ、波高値が上がらないよ
うにすることで、インターバル周期間で発生する過電流
について過電流停止が確実に防止される。 (2)高速処理対応のCPUを使用する必要がなくな
る。 (3)従来の制御と併用することで上記効果はさらに高
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】従来の制御回路の一例を示す回路図。
【図3】過電流抑制の様子を表す出力電流、出力周波
数、出力電圧の特性図。
【符号の説明】
1…周波数設定回路 2…クッション回路 3…過電流制限回路 4…f/v変換回路 5…PWM制御回路 15…変流器 16…絶対値検出回路 17,19,20…コンパレータ 25…加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータの直流側又は交流側の電流を
    検出し、該検出電流と通常の第1の過電流設定値よりも
    低い第2の過電流設定値とを比較し、前記インバータの
    駆動運転時の前記検出電流値が前記第2の過電流設定値
    を超えたときは前記インバータの制御回路の電圧設定値
    を急減せしめ、前記インバータの回生運転時の前記検出
    電流値が前記第2の過電流設定値を超えたときは前記イ
    ンバータの制御回路の電圧設定値を急増させることを特
    徴とするインバータの過電流防止方法。
  2. 【請求項2】 インバータの直流側又は交流側の電流を
    検出する電流検出部と、 前記インバータの駆動運転時の前記電流検出部の検出電
    流と、通常の第1の過電流設定値よりも低い第2の過電
    流設定値とを比較する駆動過電流比較器と、 前記インバータの回生運転時の前記電流検出部の検出電
    流と、通常の第1の過電流設定値よりも低い第3の過電
    流設定値とを比較する回生過電流比較器と、 前記インバータの駆動運転時の前記検出電流値が前記第
    2の過電流設定値を超えたときは前記インバータの制御
    回路の電圧設定値を急減せしめ、前記インバータの回生
    運転時の前記検出電流値が前記第3の過電流設定値を超
    えたときは前記インバータの制御回路の電圧設定値を急
    増させる設定値可変制御部とを備えたことを特徴とする
    インバータの過電流防止装置。
JP6130713A 1994-06-14 1994-06-14 インバータの過電流防止方法および過電流防止装置 Pending JPH07337030A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015011941A1 (ja) * 2013-07-23 2015-01-29 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 インバータ装置
JP2018061394A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 富士電機株式会社 電力変換装置及び電力変換システム

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WO2015011941A1 (ja) * 2013-07-23 2015-01-29 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 インバータ装置
US9571026B2 (en) 2013-07-23 2017-02-14 Aisin Aw Co., Ltd. Inverter apparatus
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