JPH0733694U

JPH0733694U - 筆記具

Info

Publication number: JPH0733694U
Application number: JP6557793U
Authority: JP
Inventors: 秀雄後藤
Original assignee: 株式会社渡辺工務店
Priority date: 1993-12-08
Filing date: 1993-12-08
Publication date: 1995-06-20

Abstract

(57)【要約】【目的】製図等に用いられるシャープペンシルや鉛筆
等の筆記具に於て、製図板等の上に転げ落ちずに置く事
ができる様にする。【構成】筆記具１の握り部２に板状の永久磁石３を取
付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば製図等に用いられるシャープペンシルや鉛筆等の筆記具の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の筆記具としては、例えば図２に示したものが知られている。当該筆記具５０は、基本的には、握り部５１を備えている。而して、この様なものは、握り部を把持して製図等に用いられる。ところが、この様なものは、例えば傾斜した製図板の上に置くと、転げ落ちるので、製図板下の溝型のボックスに逐一置いて、次の作業に取り掛からなければならなかった。この為、大変不便であると共に、時間のロスが大きかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その目的とする処は、製図板等の上に転げ落ちずに置く事ができる様にした筆記具を提供するにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の筆記具は、基本的には、握り部を備えた筆記具に於て、前記握り部に板状の永久磁石を取付けた事に特徴が存する。

【０００５】

【作用】

筆記具は、握り部を把持して製図等に用いられる。筆記具は、握り部に板状の永久磁石を取付けたので、磁性体を備えた製図板やこれに貼られた図面やスチール机等の上の任意の場所に磁着する事ができ、所謂転げ落ちずに置く事ができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。図１は、本考案の実施例に係る筆記具を示す斜視図である。筆記具１は、握り部２と永久磁石３とを備えている。筆記具１は、この例では、ノック式のシャープペンシルにしてあり、周知の如く、円錐状の先部４と円筒状の軸部５と円筒状の頭部６と鉤状のクリップ７とを備え、頭部６をノックする事に依り図略したスプリング等から成る内部機構に依って内蔵した芯が先部４から繰り出す様になっている。握り部２は、筆記具１に設けられたもので、この例では、軸部５の前側に設けられて居り、その前半が凹凸にされて所謂滑り止めに為されている。而して、クリップ７とは反対側の握り部２の一部分には、永久磁石４の大きさと厚さに呼応した窪所８が削設してある。永久磁石３は、握り部２に取付けた板状のもので、この例では、市販のシート状のものが用いられ、これが所定の大きさに切断され、その表面が軸部５の表面と面一になる様に湾曲されて窪所８に嵌合され、接着剤や粘着剤等（図示せず）に依り貼着されている。次に、この様な構成に基づいて作用を述解する。筆記具１は、握り部２を把持して製図等に用いられる。筆記具１は、握り部２に板状の永久磁石３を取付けたので、マグネットボードと呼ばれる磁性体を備えた製図板やこれに貼られた図面やスチール机等の上の任意の場所に磁着する事ができ、所謂転げ落ちずに置く事ができる。筆記具１は、製図作成と同じ目の高さに置く事ができるので、手探りで捜したり図面から目を放す事も無く、イメージした製図を一気に書き上げる事ができる。この様な筆記具１は、デザインや図面等の制作に携わる者にとって、作業の充実と工程のスムーズな進行が行なえ、制作者の労働時間の短縮と疲労の軽減を図る事ができるものになる。

【０００７】尚、筆記具１は、先の実施例では、シャープペンシルであったが、これに限らず、例えば鉛筆等でも良い。永久磁石３は、先の実施例では、その表面を軸部５の表面と面一にしたが、これに限らず、例えば軸部５の表面より埋没させたり、逆に突出させても良い。永久磁石３は、先の実施例では、握り部２の一部分に設けたが、これに限らず、例えば握り部２の全周に設けても良い。この様にすれば、一層の機能充実を図る事ができる。

【０００８】

【考案の効果】

以上、既述した如く、本考案に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。（１）筆記具の握り部に板状の永久磁石を取付けたので、製図板等の上に転げ落ちずに置く事ができる。この為、非常に便利であると共に、製図等の作成時間の短縮を図る事ができる。（２）筆記具の握り部に板状の永久磁石を取付けたので、持ち替えたり、置き換えたりする事なく、スムーズに作業が行なえる。筆記具全体のバランスが良く、使用するに当たっての安定感が得られる。付属品を介在させていないので、大変スマートで機能的なものにできる。（３）筆記具の握り部に永久磁石を取付けたので、筆記具を把持している際には、永久磁石の磁気が体内に働いて手や腕や肩等の血行を促し、疲労の軽減を図る事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例に係る筆記具を示す斜視図。

【図２】従来の筆記具を示す斜視図。

【符号の説明】

１，５０…筆記具、２，５１…握り部、３…永久磁石、
４…先部、５…軸部、６…頭部、７…クリップ、８…窪
所。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｂ４３Ｋ 23/02 Ｐ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】握り部を備えた筆記具に於て、前記握り
部に板状の永久磁石を取付けた事を特徴とする筆記具。