JPH073367U - 提げ手付き座卓、テーブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の座卓、テーブルは持つところが無く、
不安定な姿勢で持ち運びをするので、使用人の腰痛の原
因になっていた。その欠点を除くのが目的である。 【構成】 座卓、テーブルの天板（１）の裏面中央部付
近に提げ手（２）を固着したもの。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、提げ手を持って片手でぶら下げて持ち運び出来る座卓、テーブルに 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の座卓、テーブルは、サイズが大きく、重量が、重い軽いに拘らず、持つと ころがない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ） 重い物は、一寸した移動にも二人で持たねばならなかった。 （ロ） 軽い物でも、一人で持つ場合には、座卓やテーブルの、天板長手端側の どちらかを下に横倒立し、両脚を抱えるような姿勢で持ち運びしていた。 こういう持ち運び方は、中腰になり、腰稚部に負担がかかり、旅館やホテルの使 用人の腰痛の原因になっていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

座卓、テーブルの天板（１）の裏側中央部付近に、提げ手（２）を固設する、以 上の構成からなる、座卓、テーブルである。

【０００５】

【作用】

座卓、テーブルの天板（１）の長手端側のどちらかを下に横倒立させ、使用人（ ３）は、天板の表側に並行に立ち、提げ手（２）を、片手で握り、体側に引きつ けてぶらさげ、背筋、腰椎、膝、股の関節を伸ばした姿勢で持ち運び出来る。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。 （イ）厚さ約５０ミリ×幅約７５０ミリ×長さ約１２５０ミリの天板（１）の裏 面中央部付近に、幅約８０ミリ×長さ約１２６ミリ×深さ約２０ミリの角穴を開 け、この穴と、ほぼおなじサイズの、ステンレス製スプリング付き平面提げ手（ ２）を埋設し、首下約１５ミリのステンレス平ビスで、四隅を固着する。天板（ １）の構成は、表面材は厚さ約５ミリの化粧合板、裏面材は厚さ約５ミリの合板 で、中芯部約４０ミリの部分は、軽量化の為、約２５倍発砲の硬質ウレタンフォ ームを、充填している、又、裏面の提げ手取付けのための、開口部の四隅平ビス の取付部分の裏側は、約９ミリの合板で補強している。

【０００７】 提げ手（２）は、握り部分が天板（１）の長手方向と平行に取りつける。 不使用時には、握り部分はスプリングにより天板に平行に装着されているので、 ぶら下がることはない。 （ロ）本考案は以上のような構造で、これを使用する時は、天板（１）の長手端 側が下になるように横倒立し、使用人（３）は、天板の表面側に立ち、効手で提 げ手（２）の握り部分のスプリングを起こし握り、体側に引きつけて、ぶらさげ る姿勢で持ち運びする。 場合によっては、両手で２台の座卓、テーブルを持ち運ぶ事も出来る。 （ハ）本考案は、折りたたみ脚付き座卓、テーブルにも使用出来る。

【０００８】

【考案の効果】

提げ手を、天板の裏面中央部付近に取りつけることにより、重量の上で、バラン スが取れる。又、体側に引きつけぶら下げることにより、背筋、腰椎が伸び中腰 になることが無い。従って、使用人は安定した姿勢で容易に持ち運びでき、腰痛 を解消できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の下からの斜視図である

【図２】従来の持ち運び方の斜視図である

【図３】本考案使用の持ち運び方の斜視図である

【符号の説明】

１ 天板 ２ 提げ手 ３ 使用人

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】 天板（１）の裏側中央部付近に、提げ
   手（２）を取りつけた座卓、テーブル