JPH0733668U - ピン付きクリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木製等の掲示板にクリップを取付け、掲示物
の交換を素早く行うことを可能としたピン付きクリップ
等を実現させる。 【構成】 クリップ１の一辺に複数のピン２、複数のピ
ンを取り付ける穴３、粘着テープＡ、吸盤Ｂを取り付け
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、掲示板に掲示物を留める押しピン及びクリップに関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来、掲示板に掲示物を留める場合、押しピンで留めたり、裏に磁石を設けた クリップで留めたりしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、たとえばこれらの方法については下記に示したような解決しな ければならない課題がある。

【０００４】 押しピンで掲示物を留めるとその掲示物にピンで穴が開くという問題、押しピ ンで留めた掲示物に触れると、ピンで留めたところが破れるという問題がある。 また、押しピンを掲示板等に留める場合や、押しピンを抜く場合には強い力を 必要とするうえ、押しピンを抜くときは爪が傷みやすく、掲示物の交換は嫌われ やすい作業となっている。 さらに、クリップの裏に磁石を設けたものが知られているが、このクリップの 使用においては掲示板の材質を磁石がつくものであることを前提としている。 この発明は、以上の諸問題に鑑みて、使用者の手間を軽減するピン付きクリッ プ等を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

第１の手段は、クリップの一辺に複数のピンを設けたものである。

【０００６】 第２の手段は、クリップに複数のピンを取り付ける穴を設けたものである。

【０００７】 第３の手段は、クリップに粘着テープを取り付けたものである。

【０００８】 第４の手段は、クリップに吸盤を取り付けたものである。

【０００９】

【作用】

第１の手段である、クリップのピンを掲示板等に留めることでクリップを固定 しておくと、掲示物をこのクリップに挟むことで留めることができる。

【００１０】 第２の手段である、クリップの穴に押しピン等を突き立て、掲示板等にクリッ プを固定しておくと、掲示物をこのクリップに挟むことで留めることができる。

【００１１】 第３の手段である、クリップの裏に設けられた粘着テープで掲示板等にクリッ プを固定しておくと、掲示物をこのクリップに挟むことで留めることができる。

【００１２】 第４の手段である、クリップの裏に設けられた吸盤で掲示板等にクリップを固 定しておくと、掲示物をこのクリップに挟むことで留めることができる。

【００１３】

【実施例】

以下、図面に沿って実施例を示し、この考案のピン付きクリップについて、さ らに詳しく説明する。 第１図は、この考案の一実施例を示したピン付きクリップの斜視図であり、第 ２図は、ピン付きクリップの側面図、第３図は、この考案の一実施例を示した穴 付きクリップの斜視図、第４図は、穴付きクリップの側面図、第５図は、この考 案の一実施例を示した粘着テープ付きクリップの側面図、第６図は、この考案の 一実施例を示した吸盤付きクリップの側面図である。

【００１４】 たとえば、この第１図に示した考案におけるクリップ１には複数個のピン２が 設けてある。 このピン２の数は、何本でも構わないが、２〜４本が好ましい。

【００１５】 本考案のピン付きクリップは以上のような構成で、これを使用するときは第２ 図に示したように、クリップ１のピン２を掲示板４等に留めることでクリップ１ を固定しておくと、掲示物をこのクリップ１に挟むことで留めることができる。 一度クリップ１を掲示板４に固定しておくと、次からは掲示物の交換をクリッ プ１の開閉によって行なうことができる。

【００１６】 この結果、クリップ１で掲示物を留める事になるので、掲示物にピンで穴が開 く事がなく、クリップで留めた掲示物に触れても、ピンで留めるのと違って、掲 示物が破れる心配がない。 また、掲示物を押しピンで掲示板等に留める場合や、押しピンを抜く場合には 強い力を必要とするが、掲示物を交換する度にこの作業を繰り返して行なう必要 がなく、押しピンを抜くときに爪を傷めることもない。

【００１７】 たとえば、第３図に示した穴付きクリップの場合は、クリップ１に複数のピン を取り付ける穴３を設けてある。 この穴３の数は、何個でも構わないが、２〜４個が好ましい。

【００１８】 本考案の穴付きクリップは以上のような構成で、これを使用するときは、クリ ップ１の穴３に、押しピン５等を突き立て、掲示板４等にクリップ１を固定して おくと、掲示物をこのクリップ１に挟むことで留めることができる。 一度クリップ１を掲示板４に固定しておくと、次からは掲示物の交換をクリッ プ１の開閉によって行なうのは、請求項１のクリップと同じである。

【００１９】 この他に、用紙を挟む透明なカード型のケースに複数のピンを設け、また複数 のピンを取り付ける穴を設けるのは均等物であって、以上説明したクリップと同 じような目的が果たせる。

【００２０】 また、第５図に示した粘着テープ付きクリップの場合は、クリップ１に粘着テ ープＡを設けてある。 本考案の粘着テープ付きクリップは以上のような構成で、これを使用するとき は、クリップ１の裏に設けられた粘着テープＡの台紙を剥ぎ取り、掲示板４等に クリップ１を粘着テープＡの粘着力で固定しておくと、掲示物をこのクリップ１ に挟むことで留めることができる。 一度クリップ１を掲示板４に固定しておくと、次からは掲示物の交換をクリッ プ１の開閉によって行なうのは、請求項１のクリップと同じである。

【００２１】 さらに、第６図に示した吸盤付きクリップの場合は、クリップ１に吸盤Ｂを設 けてある。 本考案の吸盤付きクリップは以上のような構成で、これを使用するときは、ク リップ１の裏に設けられた吸盤Ｂの作用により、掲示板４等にクリップ１を固定 しておくと、掲示物をこのクリップ１に挟むことで留めることができる。 一度クリップ１を掲示板４に固定しておくと、次からは掲示物の交換をクリッ プ１の開閉によって行なうのは、請求項１のクリップと同じである。

【００２２】

【考案の効果】

以上、説明したように、この考案によって、掲示物を留めるときに穴が開かな い、掲示物がピンで破れることがない、掲示物を交換するとき繰り返して強い力 を必要としない、掲示物を交換するとき爪が傷まない、木製等の掲示板にクリッ プが取付けられるという効果のあるピン付きクリップを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案の一実施例を示したピン付きクリッ
プの斜視図である。

【図２】 この考案の一実施例を示したピン付きクリッ
プの側面図である。

【図３】 この考案の一実施例を示した穴付きクリップ
の斜視図である。

【図４】 この考案の一実施例を示した穴付きクリップ
の側面図である。

【図５】 この考案の一実施例を示した粘着テープ付き
クリップの側面図である。

【図６】 この考案の一実施例を示した吸盤付きクリッ
プの側面図である。

【符号の説明】

１ クリップ ２ ピン ３ 穴 Ａ 粘着テープ Ｂ 吸盤

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 クリップに複数のピンを取り付けたこと
   を特徴とするピン付きクリップ
2. 【請求項２】 クリップに複数のピンを取り付ける穴を
   設けることを特徴とする穴付きクリップ
3. 【請求項３】 クリップに粘着テープを取り付けること
   を特徴とする粘着テープ付きクリップ
4. 【請求項４】 クリップに吸盤を取り付けることを特徴
   とする吸盤付きクリップ