JPH0733648B2 - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JPH0733648B2
JPH0733648B2 JP10713491A JP10713491A JPH0733648B2 JP H0733648 B2 JPH0733648 B2 JP H0733648B2 JP 10713491 A JP10713491 A JP 10713491A JP 10713491 A JP10713491 A JP 10713491A JP H0733648 B2 JPH0733648 B2 JP H0733648B2
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JP
Japan
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snow
orbit
snow melting
temperature
sweeper
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JP10713491A
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English (en)
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JPH04363403A (ja
Inventor
憲次 相良
正昭 西尾
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Publication date
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Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、列車軌道上の積雪を
除去するための融雪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軌道上に積雪があると列車走行に支障を
来すおそれがある。そこで、降雪時には常時積雪を監視
し、積雪を発見した場合には速やかにこれを除去しなけ
ればならない。積雪除去の方法としては、従来より、
(1) 人力によって除雪する。(2)ラッセル車を出動させ
る。(3) 温湯スプリンクラーを作動させる。等の方法が
あったが、積雪の監視は係員が目視で行っていた。この
ため、広い範囲の軌道を監視するためには多くの人員を
要し、また、発見が後れて除雪に手間取り列車走行に支
障を来すことがあった。
【0003】そこで、軌道上にフォトセンサ等を設けて
積雪を検出し、その場に設けられたスチームジェット等
を噴射して自動的に積雪を除去する融雪装置が提案され
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記融雪装置
では、フォトセンサの検出内容のみに基づいて積雪を検
出するようにしていたため、鳥や落下物体,飛来物体等
と積雪の区別が付かず誤動作する欠点があった。
【0005】この発明は、確実に積雪を検出して融雪動
作を行うことができる融雪装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、軌道上の積
雪を除去する融雪手段と、軌道上の物体を検出する物体
検出手段と、軌道面付近の温度および/または気温を検
出する温度検出手段と、前記軌道上の物体を除去する掃
引手段と、前記温度検出手段が一定値以下の温度を検出
しており、前記物体検出手段が物体が一定時間継続して
物体を検出しており、且つ、前記掃引手段を動作させて
もさらに前記物体検出手段が物体を検出したとき、前記
融雪手段を動作させる手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】温度検出手段が軌道面付近の温度および/また
は気温が一定値以下の温度を検出し、物体検出手段が物
体が一定時間継続して、且つ、掃引手段を動作させても
物体を検出し続けているとき、物体は積雪であると判断
して融雪手段を動作させるようにした。これによって、
積雪以外の物体を積雪と判断することがなくなり、ま
た、必要以上の動作遅れもなく、装置の信頼性を向上す
ることができる。
【0008】
【実施例】図面を参照してこの発明の実施例を説明す
る。
【0009】図1はこの発明の実施例である融雪装置が
取り付けられた線路のポイント付近の平面図、図2は同
ポイントの一部矢視図である。本線のレール10から支
線のレール11が分岐している。この分岐点のポイント
はポイント切換器12で切り換えられる。ポイント付近
には、2本のレール間を横切るようにフォトセンサ16
(発光器16a,受光器16b)が設けられている。ま
た、このフォトセンサ16の光路上の物体を取り除くス
イーパ21が設けられている。このスイーパ21はモー
タ駆動により左右に揺動し、光路上の物体を取り除く。
また、この線路付近には露出温度センサ17が設けられ
ている。また、図示しないこの線路付近には気温を測定
する気温センサ18(図3参照)が設けられている。気
温センサ18は雪等が付着しないように通気性の保護カ
バーを被せた温度計である。さらに、ポイント切換部に
は、接合部の積雪,凍結を防止するためのスチームジェ
ット23のノズル14が設けられている。ノズル14に
はポンプ13−パイプ15を介してスチームの熱風が送
られてくる。
【0010】図3は同融雪装置のブロック図である。こ
の融雪装置の動作はコンローラ20が制御する。コント
ローラ20はマイクロコンピュータで構成されており、
プログラムROM,ワークRAMおよび入出力インタフ
ェースが内蔵されている。このコントローラ20には、
フォトセンサ16,露出温度センサ17,気温センサ1
8の検出装置および、スイーパ21,積雪信号表示器2
2,スチームジェット23およびヒータ24が接続され
ている。ヒータ24は前記ポイント付近に設けられてお
り、積雪,凍結を解かすとともにレールの温度を上げて
積雪,着氷を防止する。
【0011】図4〜図6は同融雪装置の動作を示すフロ
ーチャート、図7は同融雪装置のタイミングチャートを
示す図である。図4はメインの割り込み動作を示してい
る。
【0012】この動作はT1 毎に実行される。T1 は1
000秒以下の適当な時間に設定される。この動作で
は、フォトセンサ16が軌道内に物体を検出しているか
否かを判断する(n1)。フォトセンサ16は軌道内の
物体が発光器16aから受光器16bへの光路を遮断す
ることにより、その物体を検出する。物体を検出してい
る場合には物体あり処理動作(n2:図5)を実行し、
物体を検出していない場合には物体なし処理動作(n
3:図6)を実行する。
【0013】図5は物体あり処理動作を示すフローチャ
ートである。この動作では、処理の段階(フェーズ)を
記憶するフェーズレジスタFを判断する。
【0014】ここで、フェーズF=0は軌道上に物体が
存在しない状態である。F=1は軌道上に何か物体が存
在していることを確認した状態である。F=2は軌道上
に積雪があることを確認した状態である。F=3は軌道
上の積雪が一定以上程度の状態である。F=4は軌道上
に積雪以外の不要物体が存在している状態である。F=
5は積雪除去後の確実化動作状態である。F=6は確実
化動作中に軌道上に何か物体が存在している状態であ
る。
【0015】F=0,5の場合には、何かしら物体が検
知されたため、フェーズを1つ進ませて(n11)リタ
ーンする。F=1,6の場合には、前回の割り込み動作
時に検出された物体がT1 の間消去しないで存在し続け
たことを意味するため、これが積雪であるか否かを判断
する。まずスイーパ21を作動させて除去動作を行い
(n12)、これで物体が除去されるか否かを判断する
(n13)。これで除去される物体は積雪ではないため
フェーズFを1つ戻して(n14)リターンする。スイ
ーパ21を動作させても除去できない場合には、路面付
近の温度および気温を読み出す(n15)。露出温度セ
ンサ17および気温センサ18の検出値は一定時間毎に
読み取られてレジスタに格納されている。ここで、積雪
する可能性がある温度は、露出温度が0℃以下で気温が
3℃以下の場合である。この条件が満たされた場合に
は、軌道上の物体が積雪であると判断される。フェーズ
Fを判断し(n17)、F=1のときにはフェーズレジ
スタFに2をセットし(n14)、係員に告知するため
積雪信号をオンし(n15)、除雪のためにスチームジ
ェットをオンする(n20)。さらに、除雪時間を計測
するためのタイマTをスタートさせる(n17)。ま
た、F=6のときには、フェーズFを一定以上の積雪状
態を表す3に戻し(n22)、積雪信号をオンする(n
23)。一方、n15で温度が一定値以上であった場合
には、軌道上に積雪以外の不要物体が除去できずに存在
する可能性があるためフェーズFを4にセットして(n
16)リターンする。
【0016】割り込み処理時に、物体がありF=2の場
合には除雪時間がT2 になったか否かを判断する(n2
5)。ここでT2 は60分以内に設定される。除雪時間
がT2 になっても未だ物体(積雪)が検出されているた
め一定以上の積雪であると判断し、フェーズFを3にす
るとともに(n26)、さらに強力に融雪するためヒー
タ24をオンする(n27)。一方TがT2 になってい
ない場合にはスチームジェット23のみの除雪を継続す
るためそのままリターンする(n25)。また、積雪が
検出されたときF=3であれば積雪が無くなるまでジェ
ット,ヒータによる除雪を継続するためそのままリター
ンする(n10)。F=4で再度物体の存在が確認され
た場合には、不要物体が除去されていないとして異常通
報して(n28)動作を停止する。
【0017】図6は物体なし処理動作を示すフローチャ
ートである。F=0のとき物体が検出されない場合に
は、そのままリターンする。F=1,4のとき物体が検
出されない場合には一旦検出された物体がすぐに(T1
以内に)検出されなくなったためそれは積雪ではないと
してFに0をセットして(n31)リターンする。ま
た、確実化動作中に一旦検出された物体がすぐに検出さ
れなくなった場合(F=6)にはそれは積雪ではないと
してFを5に戻して(n32)リターンする。また除雪
動作中(F=2,3)に物体(積雪)が検出されなくな
った場合には、除雪が完了したとして確実化動作(フェ
ーズF=5)に移行する。まず確実化動作の時間
(T3 )を計測するタイマをスタートし(n33)、フ
ェーズFを5にセットし(n34)、積雪信号をオフす
る(n35)。確実化動作中(F=5)の場合にはタイ
マTがT3 以上になったか否かを判断する(n36)。
TがT3 未満の場合には確実化動作を継続するためその
ままリターンする。TがT3 以上になった場合には確実
化動作を終了するためジェットおよびヒータをオフし
(n37)、フェーズFを0にする(n38)。確実化
動作の時間T3 は60分以内の時間に設定される。
【0018】なお、この実施例ではメイン動作をT1
の割り込み動作としたが、常時物体の有無をワッチさせ
ておき、物体を検出したのちT1ウエイトして再度物体
の有無を検出するようにしてもよい。
【0019】図8はこの発明の他の実施例を示してい
る。この実施例では掃引手段に平行移動して遮蔽物を除
去するスイーパ41を設けた。掃引手段40は、スイー
パ41,スイーパ保持台42,カム43,バネ44a,
44bおよび図示しないモータを含むスイーパ駆動部か
らなっている。スイーパ41は長方形の板状に構成され
ており、面方向に平行に摺動可能に設置されている。こ
の摺動によってフォトセンサ16の光軸を横切る。スイ
ーパ41は前記スイーパ保持台42の両側面に形成され
ている縁部42a,42bに嵌合している。縁部42
a,42bは断面コの字形に形成されており、スイーパ
41の両端下部がコの字部に摺動自在に嵌合している。
スイーパ41は、通常はバネ44の弾性力によって図示
の位置に停止しているが、フォトセンサ16が物体を検
知すると、その信号によりスイーパ駆動部のモータが駆
動され、カム43が回転することにより矢印Y方向に駆
動されフォトセンサ16の光軸上の物体を除去する。
【0020】図9はこの発明の他の実施例を示してい
る。この実施例では上記実施例のスチームジェット24
に代えてスプリンクラ30を設けている。他の構成およ
び動作は上記実施例と同様である。また、図示しないが
融雪手段としてパネルヒータを用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明の融雪装置では、
一定温度以下で一定時間以上存在し且つ送信手段でも除
去できない物体のみを積雪であると判断して融雪動作を
実行しているため、動作が確実であり、誤動作や検出遅
れも無くなる利点が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】はこの発明の実施例である融雪装置が設置され
たポイントの平面図、
【図2】は同ポイントの一部側面図、
【図3】は同融雪装置の制御部のブロック図、
【図4】は同融雪装置の動作を示すフローチャート、
【図5】は同融雪装置の動作を示すフローチャート、
【図6】は同融雪装置の動作を示すフローチャート、
【図7】は同融雪装置の制御のタイミングチャート、
【図8】はこの発明の他の実施例を示す図、
【図9】はこの発明のさらに他の実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
14−ノズル、16−フォトセンサ、17−露出温度セ
ンサ、18−気温センサ、21−スイーパ、23−スチ
ームジェット装置、24−ヒータ、30−温水スプリン
クラ、41−スイーパ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道上の積雪を除去する融雪手段と、軌
    道上の物体を検出する物体検出手段と、軌道付近の温度
    および/または気温を検出する温度検出手段と、前記軌
    道上の物体を除去する掃引手段と、前記温度検出手段が
    一定値以下の温度を検出しており、前記物体検出手段が
    物体が一定時間継続して物体を検出しており、且つ、前
    記掃引手段を動作させてもさらに前記物体検出手段が物
    体を検出したとき、前記融雪手段を動作させる手段と、
    を備えたことを特徴とする融雪装置。
JP10713491A 1991-03-29 1991-05-13 融雪装置 Expired - Lifetime JPH0733648B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10713491A JPH0733648B2 (ja) 1991-03-29 1991-05-13 融雪装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6724491 1991-03-29
JP3-67244 1991-03-29
JP10713491A JPH0733648B2 (ja) 1991-03-29 1991-05-13 融雪装置

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Publication Number Publication Date
JPH04363403A JPH04363403A (ja) 1992-12-16
JPH0733648B2 true JPH0733648B2 (ja) 1995-04-12

Family

ID=26408426

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JP10713491A Expired - Lifetime JPH0733648B2 (ja) 1991-03-29 1991-05-13 融雪装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100443751B1 (ko) * 2001-08-08 2004-08-11 정준환 철도레일 전철기의 융설방법 및 그 장치
KR20040025497A (ko) * 2002-09-19 2004-03-24 주식회사 대신상역엔지니어링 분기기 융설장치 및 “터치”식 통신제어 그 장치
JP7194505B2 (ja) * 2018-03-27 2022-12-22 ナブテスコ株式会社 除雪システム

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JPH04363403A (ja) 1992-12-16

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