JPH0733612U - 練りロール機 - Google Patents
練りロール機Info
- Publication number
- JPH0733612U JPH0733612U JP6530493U JP6530493U JPH0733612U JP H0733612 U JPH0733612 U JP H0733612U JP 6530493 U JP6530493 U JP 6530493U JP 6530493 U JP6530493 U JP 6530493U JP H0733612 U JPH0733612 U JP H0733612U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- adjusting
- motor
- drive
- kneading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 練りロール機の安全性を向上させる。
【構成】 駆動ロール1と調整ロール2とを平行に設け
る。間隙調整用モータ16を有し、そのモータ16の回
転により調整ロール2を駆動ロール1に対して移動させ
る間隙調整機構10を設ける。作業者自ら操作し得る非
常停止用スイッチ20の作動により制御装置30を動作
させ、駆動ロール1を回転させるロール駆動用モータ3
を停止させると同時に、間隙調整用モータ16を作動さ
せて調整ロール2を駆動ロール1から瞬時に離反させ
る。
る。間隙調整用モータ16を有し、そのモータ16の回
転により調整ロール2を駆動ロール1に対して移動させ
る間隙調整機構10を設ける。作業者自ら操作し得る非
常停止用スイッチ20の作動により制御装置30を動作
させ、駆動ロール1を回転させるロール駆動用モータ3
を停止させると同時に、間隙調整用モータ16を作動さ
せて調整ロール2を駆動ロール1から瞬時に離反させ
る。
Description
【0001】
この考案は、ゴム、ゴム化合物、合成樹脂等の練り原料を練る練りロール機に 関するものである。
【0002】
駆動ロールと調整ロールとの間にゴム等の練り原料を載置し、上記両ロールを 互に逆回転させて練り原料を圧延する練りロール機においては、練り効果を高め るため、ロールの外周に形成される圧延生地を駆動ロールの軸方向に切断し、そ の切断縁をもって左右を逆にする、所謂練り返し作業を行なっている。その練り 返し時、手や指が駆動ロールと調整ロールに挾み込まれる危険がある。その安全 対策として、非常の際に、作業者が自ら操作することができる急停止装置の取付 けが義務づけられている。
【0003】 急停止装置として、非常停止用スイッチの作動によってロール駆動用モータを 停止させるようにしたバンドブレーキ方式あるいは逆相制動装置が従来から知ら れている。
【0004】
ところで、従来の練りロール機においては、急停止装置の作動によって駆動ロ ールおよびその駆動ロールと連動回転する調整ロールを単に停止させる構成であ るため、両ロール間に手が挟まれた場合には、挟まれた状態に保持されることに なり、挾み込みを作業者自ら解除することができない問題があった。
【0005】 この考案は、上記従来の問題点を解決し、作業者自ら挾み込みを解除し得るよ うにした安全性に優れた練りロール機を提供することを技術的課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、この考案においては、駆動ロールと、その駆動 ロールに平行に設けられた調整ロールと、間隙調整用モータを有し、その間隙調 整用モータの駆動により調整ロールを駆動ロールに対して移動させる間隙調整機 構と、前記駆動ロールのロール駆動用モータを停止させる非常停止用スイッチと から成り、駆動ロールと調整ロールを互に逆回転させて両ロール間に置かれたゴ ム等の練り原料を練るロール機において、前記非常停止用スイッチの作動により ロール駆動用モータを停止させると同時に、間隙調整用モータを、調整ロールが 駆動ロールから離反させる方向に回転させる制御装置を設けた構成としている。
【0007】
上記のように構成すれば、非常停止用スイッチを作動させると、駆動ロールの ロール駆動用モータが停止し、同時に、間隙調整用モータが作動して調整ロール を駆動ロールから離反させるため、両ロール間に手が挟まれた場合、その手を両 ロール間より簡単に引き抜くことができる。
【0008】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0009】 図示のように、駆動ロール1と調整ロール2は平行に配置され、駆動ロール1 は、ロール駆動用モータ3、減速装置4およびトルク伝達機構5を介して図1の 矢印方向に回転される。また、駆動ロール1の回転は、ギヤ機構6を介して調整 ロール2に伝達され、調整ロール2が駆動ロール1に対して逆方向に回転する。
【0010】 調整ロール2のロール軸2aは一対の軸受7によって回転自在に支持されてい る。軸受7はハウジング8によって調整ロール2の軸心に対して直交方向に移動 自在に支持されている。
【0011】 軸受7は、間隙調整機構10の作動より移動され、その軸受7の移動によって 調整ロール2が駆動ロール1に対して平行移動し、両ロール1、2間の間隙が調 整される。
【0012】 間隙調整機構10は、一対の固定のナット11のそれぞれにねじ係合された一 対のねじ軸12の一端部を軸受7のそれぞれに回転自在に連結し、各ねじ軸12 の他端部にウォームホイール13を固定し、一対のウォームホイール13のそれ ぞれと噛合する一対のウォーム14を駆動軸15に取付け、その駆動軸15を間 隙調整用モータ16の駆動により減速装置17を介して回転させるようにしてい る。
【0013】 前記駆動ロール1の下方には、作業者自らが操作し得る非常停止用スイッチ2 0が設けられており、この非常停止用スイッチ20を作動させると、制御装置3 0が作動する。
【0014】 制御装置30は、非常停止用スイッチ20が作動したとき、ロール駆動用モー タ3を停止させて、駆動ロール1を瞬時に停止させるブレーキ装置(図示省略) を作動させると共に、同時に、間隙調整用モータ16を、調整ロール2が駆動ロ ール1から離反する方向に高速度で回転させるようになっている。
【0015】 実施例で示す練りロール機は上記の構造から成り、練り原料の練りに際しては 、駆動ロール1と調整ロール2との間に練り原料を置き、ロール駆動用モータ3 の作動により、駆動ロール1および調整ロール2を図1の矢印方向に回転させる 。
【0016】 この場合、練り原料の種類あるいは原料の練り具合に応じて、駆動ロール1と 調整ロール2間の間隙を調整する。その間隙調整に際しては、間隙調整用モータ 16を駆動して一対のねじ軸12を回転させ、各ねじ軸12をナット11との係 合により軸方向に移動させて調整ロール2を駆動ロール1に対して移動させる。
【0017】 練り原料の練り込み時に駆動ロール1と調整ロール2との間に手が挾み込まれ ると、非常停止用スイッチ20を作動させる。
【0018】 非常停止用スイッチ20を作動させると、制御装置30はロール駆動用モータ 3を停止させ、同時に、間隙調整用モータ16を高速度で回転させる。その間隙 調整用モータ16の高速回転により、調整ロール2が駆動ロール1から瞬時に離 れ、その調整ロール2の移動によって両ロール1、2間より手を引き抜くことが できる。
【0019】
以上のように、この考案に係る練りロール機においては、非常停止用スイッチ が動作されると駆動ロールが停止し、同時に調整ロールが駆動ロールから離反す るため、両ロール間に挾み込まれた手や指先、あるいは衣服等を両ロール間より 簡単に取外すことができ、安全である。
【図1】この考案に係る練りロール機の一実施例を示す
概略図
概略図
1 駆動ロール 2 調整ロール 3 ロール駆動用モータ 10 間隙調整機構 16 間隙調整用モータ 20 非常停止用スイッチ 30 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動ロールと、その駆動ロールに平行に
設けられた調整ロールと、間隙調整用モータを有し、そ
の間隙調整用モータの駆動により調整ロールを駆動ロー
ルに対して移動させる間隙調整機構と、前記駆動ロール
のロール駆動用モータを停止させる非常停止用スイッチ
とから成り、駆動ロールと調整ロールを互に逆回転させ
て両ロール間に置かれたゴム等の練り原料を練るロール
機において、前記非常停止用スイッチの作動によりロー
ル駆動用モータを停止させると同時に、間隙調整用モー
タを、調整ロールが駆動ロールから離反させる方向に回
転させる制御装置を設けたことを特徴とする練りロール
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6530493U JPH0733612U (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 練りロール機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6530493U JPH0733612U (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 練りロール機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733612U true JPH0733612U (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=13283043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6530493U Pending JPH0733612U (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 練りロール機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733612U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000044541A1 (fr) * | 1999-01-29 | 2000-08-03 | Daikin Industries, Ltd. | Melangeur de caoutchouc ne produisant pas de poussiere |
JP2011161917A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-08-25 | Nippon Roll Seizo Kk | ロール装置の安全装置 |
KR102335227B1 (ko) * | 2021-05-21 | 2021-12-03 | 유지현 | 실리콘 배합기 |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP6530493U patent/JPH0733612U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000044541A1 (fr) * | 1999-01-29 | 2000-08-03 | Daikin Industries, Ltd. | Melangeur de caoutchouc ne produisant pas de poussiere |
JP2011161917A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-08-25 | Nippon Roll Seizo Kk | ロール装置の安全装置 |
KR102335227B1 (ko) * | 2021-05-21 | 2021-12-03 | 유지현 | 실리콘 배합기 |
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