JPH07335929A - 半導体光検知装置 - Google Patents

半導体光検知装置

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JPH07335929A
JPH07335929A JP6122269A JP12226994A JPH07335929A JP H07335929 A JPH07335929 A JP H07335929A JP 6122269 A JP6122269 A JP 6122269A JP 12226994 A JP12226994 A JP 12226994A JP H07335929 A JPH07335929 A JP H07335929A
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JP
Japan
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semiconductor
layer
semiconductor layer
groove
semiconductor substrate
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JP6122269A
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Koji Ebe
広治 江部
Satoshi Murakami
聡 村上
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 受光部となる半導体層に配線層を容易に、か
つ歩留り良く形成することができ、しかも、熱サイクル
を加えて使用した時、受光部となる半導体層内に熱歪を
生じ難くして素子特性の劣化を抑えることができる。 【構成】 半導体基板1上にpn接合界面が該半導体基
板1平面に対して垂直又は略垂直方向に配置された半導
体層11からなる受光部が形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体光検知装置に係
り、詳しくは、HgCdTe等の半導体受光部に赤外線
等を入射して生成した電流をSi等の信号処理回路部に
入れる光半導体装置に適用することができ、特に、受光
部となる半導体層に配線層を容易に、かつ歩留り良く形
成することができ、しかも、熱サイクルを加えて使用し
た時、受光部となる半導体層内に熱歪を生じ難くして素
子特性の劣化を抑えることができる半導体光検知装置に
関する。
【0002】近年の光デバイスは、高集積化が要求され
ており、これに伴い、熱膨張係数の異なる半導体同士を
立体的に組み合わせる技術が要求されてきている。
【0003】
【従来の技術】従来、図8に示す如く、上部にSi等の
信号処理回路が形成された半導体基板1001上に受光
部となるpn接合を有するHgCdTe等の半導体層1
002を積層した半導体装置では、pn接合の界面を半
導体基板1001平面と平行になるように配置し、pn
の電極を配線するために、半導体層1002を構成する
p層1002aと半導体基板1001上部に形成した信
号処理回路部とを接続する配線層1003を半導体基板
1001上に形成し、p層1002a上のn層1002
bと半導体基板1001上部に形成した信号処理回路部
とを接続する配線層1004を半導体層1002上から
半導体基板1001上部に形成した信号処理回路部に渡
って形成し構成している。なお、この半導体装置は、赤
外線等が半導体層1002に入射され、pn接合で発生
した電流を半導体基板1001上部に形成した信号処理
回路部に入れ、この信号処理回路部を通してpn接合で
発生した電流を外部に取り出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の半導体
装置では、半導体基板1001をSi等の半導体で構成
し、半導体層1002をHgCdTe等の半導体で構成
しており、このような材料系で構成すると、半導体層1
002による段差は、最低でも10μm以上にしなけれ
ばならない。このように、段差が大きい半導体層100
2に配線層1004を形成すると、半導体層1002の
段差が大き過ぎて半導体層1002側部に配線層100
4を堆積させるのが困難であるうえ、半導体層1002
の段差が大き過ぎて配線層1004をフォトリソグラフ
ィー工程でパターンニングするのが困難である等、歩留
りが低下するという問題があった。
【0005】そこで、上記半導体層1002による段差
に伴う配線層1004の形成が困難であるという問題を
解消する従来の半導体装置には、図9に示す如く、半導
体基板1001に予め形成した溝1110(凸部)内に
半導体層1002を埋め込む構造が提案されている。こ
の半導体装置によれば、溝1110内に半導体層100
2を埋め込んで構成しているため、半導体層1002に
よる段差が図8に示す場合よりも小さくすることができ
るため、配線層1004を容易に形成して歩留りを向上
できるという利点を有する。
【0006】しかしながら、この従来の半導体装置で
は、半導体基板1001を構成するSiと半導体層10
02を構成するHgCdTeの熱膨張係数が各々2.5
×10 -6-1、6.0×10-6-1と異なるため、例え
ば77K等の低温で使用したりして熱サイクルを繰り返
すと、特に半導体層1002の方が半導体基板1001
よりも大きく膨張、圧縮を繰り返すので、半導体層10
02内に熱歪が生じて素子特性が劣化するという問題が
あった。
【0007】そこで、本発明は、受光部となる半導体層
に配線層を容易に、かつ歩留り良く形成することがで
き、しかも、熱サイクルを加えて使用した時、受光部と
なる半導体層内に熱歪を生じ難くして素子特性の劣化を
抑えることができる半導体装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
半導体基板上にpn接合界面が該半導体基板平面に対し
て垂直又は略垂直方向に配置された半導体層からなる受
光部が形成されてなることを特徴とするものである。請
求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明におい
て、前記半導体層のp層及びn層は、前記半導体基板上
部に形成した信号処理回路部に電気的に接続されてなる
ことを特徴とするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、半導体基板上部に
溝が形成され、該溝側壁と離間し、かつ該溝底部上にp
n接合界面を有する半導体層からなる受光部が形成され
てなることを特徴とするものである。請求項4記載の発
明は、上記請求項3記載の発明において、前記pn接合
界面は、前記溝底部面に対して垂直又は略垂直方向に配
置されてなることを特徴とするものである。
【0010】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の発明において、前記半導体層のp層及びn層は、前記
溝部近傍の前記半導体基板上から前記溝上部に渡って形
成した配線層によって前記半導体基板上部に形成した信
号処理回路部に電気的に接続されてなることを特徴とす
るものである。請求項6記載発明は、上記請求項1乃至
3記載の発明において、前記pn接合界面は、前記溝底
部面に対して水平又は略水平方向に配置されてなること
を特徴とするものである。
【0011】請求項7記載の発明は、上記請求項1及至
6記載の発明において、前記半導体層は、HgCdTe
からなることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明者等は、鋭意検討した結果、受光部とな
るpn接合を有する半導体層を、そのpn接合界面が半
導体基板平面に対して垂直又は略垂直になるように、半
導体基板上に形成すれば、その半導体層を構成するp層
及びn層を直接基板上に形成することができることに着
目し、半導体基板上にpn接合界面が半導体基板平面に
対して垂直又は略垂直になるように配置された半導体層
が形成されてなるように構成したところ、その半導体層
のp層及びn層を直接半導体基板上に形成することがで
きるため、半導体層による段差部分に配線層を形成する
ことなく、半導体基板上部に形成した信号処理回路部等
と容易に電気的接続することができ、歩留りを向上させ
ることができた。
【0013】次に、本発明者等は、鋭意検討した結果、
半導体基板と受光部となる半導体層の材質が異なる場
合、半導体基板上部に形成した溝内に単に埋め込むよう
に受光部となる半導体層を形成するのではなく、溝側壁
と離間するように溝内に半導体層を形成すれば、熱サイ
クルを加えて仮に半導体層が圧縮、膨張してもその離間
した隙間で緩和することができることに着目し、半導体
基板上部に溝を形成し、溝側壁と離間し、かつ溝底部上
にpn接合界面を有する半導体層を形成して構成したと
ころ、熱サイクルを加えて使用した時、仮に半導体層が
圧縮、膨張しても、その離間した隙間で緩和することが
でき、圧縮、膨張応力による半導体層内の熱歪を生じ難
くして、素子特性の劣化を抑えることができた。
【0014】しかも、溝内に半導体層を形成して構成し
たため、従来の直接基板上にpn接合を有する半導体層
を形成し、そのpn接合界面を基板平面に対して水平に
配置して構成する場合よりも半導体層による段差を小さ
くすることができるため、配線層を容易に、かつ歩留り
良く形成することができた。また、この場合のpn接合
界面は、溝底部面に対して垂直又は略垂直方向に配置さ
れてなるように構成してもよい。この場合、半導体層の
p層及びn層は、溝部近傍の半導体基板上から溝上部に
渡って形成した配線層によって半導体基板上部に形成し
た信号処理回路部に電気的に接続されてなる装置構成を
容易に、かつ歩留り良く形成することができる。
【0015】また、上記pn接合界面は、溝底部面に対
して水平又は略水平方向に配置されてなるように構成し
てもよく、この場合も上記と同様の効果を得ることがで
き、従来の溝内に埋め込むように半導体層を形成した際
の熱歪による不具合を解消することができるうえ、従来
の直接基板上に形成するとともに、pn接合界面が基板
平面に対して水平方向に配置した半導体層を形成した際
の、配線の歩留りが低下するという不具合を解消するこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は本発明に係る実施例1の半導体装置
の構造を示す断面図、図2,3は図1に示す半導体装置
の製造方法を示す図である。図示例は、Si等の半導体
基板上に赤外線の受光部となるHgCdTe等の半導体
層と、この受光部で生成した電流を処理する信号処理回
路とを集積した光起電力型赤外検知素子に適用する場合
である。本実施例では、まず、Si半導体基板1上部に
イオン注入法等により信号処理回路部を構成するp+
域2a及びn+ 領域2bを形成し(図2(a))、CV
D法等の成長法及びRIE法等により、p+ 領域2a及
びn+ 領域2bを覆い、かつp+ 領域2aとn+ 領域2
b間の所定領域のSi半導体基板1を露出させる開口部
3を有するSiO2 マスク4を形成した後、MBEやM
OCVD等の気相成長法により、開口部3内の露出され
たSi半導体基板1上にCdTeを選択成長して膜厚5
〜10μm程度のCdTe絶縁膜5を形成する(図2
(b))。この時、SiO2 マスク4上には、CdTe
絶縁膜5は形成されない。なお、このCdTe絶縁膜5
は、全面にCdTeを成長した後でCdTeを選択的に
エッチングして形成してもよい。
【0017】次に、マスク4をエッチングにより除去
し、CVD法等によりn+領域2b間に開口部を持つS
iO2 を堆積して膜厚500nm程度のSiO2 絶縁膜
6を形成した後、n+領域2b間の開口部に熱酸化法に
より、50nm程度のゲート酸化膜6aを形成し、CV
D法等及びRIE法等により、n+ 領域2b間のSiO
2 絶縁膜6a上に膜厚300nm程度のポリシリコン、
ポリサイド等のゲート電極7を形成する。次いで、RI
E法等によりSiO2 絶縁膜6をエッチングしてp+
域2a及びn+ 領域2bが露出される開口部8を形成
し、蒸着法等及びRIE法等により開口部8内のn+
域2b及びゲート電極7とコンタクトするように膜厚1
μm程度のAlまたはポリシリコン、ポリサイド等から
なる配線層9を形成した後、CVD法等及びRIE法等
により所定の配線層9を覆うように膜厚1μm程度のS
iO2 絶縁膜10を形成する(図2(c))。
【0018】次に、MBEやMOCVD法等の気相成長
法により露出されたp+ 領域2aが形成されたSi半導
体基板1、CdTe絶縁膜5及び配線層9上にHgCd
Teを選択成長して、膜厚10μm程度のHgCdTe
半導体層11を形成する(図3(a))。この時、Hg
CdTe半導体層11は、SiO2 絶縁膜6,10上に
は形成されず、CdTe絶縁膜5上では単結晶で形成さ
れ、Si半導体基板1及び配線層9上では多結晶で形成
される。
【0019】次に、例えば360℃、12時間程度熱処
理することにより、HgCdTe半導体層11中のHg
を飛ばして膜内に空格子を形成して、HgCdTe半導
体層11をp型にした後、半導体層11のl配線層9上
側と対向する領域にイオン注入法等によりボロン等を導
入して配線層9上側と対向する領域の半導体層11部分
をn型にし、pn接合界面を形成する(図3(b))。
この時、pn接合界面は、半導体基板1平面に対して垂
直方向に形成される。そして、蒸着法等により全面に膜
厚500nm程度のZnS等の保護膜12を形成するこ
とにより、図1に示すような半導体装置を得ることがで
きる。なお、保護膜12は、全面に形成するのではなく
HgCdTe半導体層11部分のみを保護するようにR
IE法等でエッチングして形成してもよい。 このよう
に、本実施例は、上部に信号処理回路部が形成されたS
i半導体基板1上にpn接合界面が半導体基板1平面に
対して垂直になるように配置された受光部となるHgC
dTe半導体層11を形成して構成したため、その受光
部となる半導体層のp層及びn層を直接半導体基板1上
部に形成したp+ 領域2a上及びn+ 領域2bに接続さ
れる配線層9上に形成することができるため、半導体層
11による段差部分に配線層を形成することなく、半導
体基板1上部に形成した信号処理回路部と容易に電気的
接続することができ、歩留りを向上させることができ
る。
【0020】(実施例2)図4は本発明に係る実施例2
の半導体装置の構造を示す断面図、図5,6は図4に示
す半導体装置の製造方法の製造方法を示す図である。図
示例はSi等の半導体基板上に赤外線の受光部となるH
gCdTe等の半導体層と、この受光部で生成した電流
を処理する信号処理回路とを集積した光起電力型赤外検
知素子に適用する場合である。本実施例では、まず、S
i半導体基板1上部をRIE法等によりエッチングして
半導体基板1上部に溝21を形成し(図5(a))、S
i半導体基板1上部に溝21を挟むようにイオン注入法
等により信号処理回路部を構成するp+ 領域2a及びn
+ 領域2bを形成し(図5(b))、CVD法等の成長
法及びRIE法等により、p+ 領域2a及びn+ 領域2
bを覆い、かつp+ 領域2aとn+ 領域2b間の溝21
の所定領域のSi半導体基板1を露出させる開口部3を
有するSiO2 マスク4を形成した後、MBEやMOC
VD等の気相成長法により開口部3内の露出されたSi
半導体基板1上にCdTeを選択成長して膜厚5〜10
μm程度のCdTe絶縁膜5を形成する(図5
(c))。この時、SiO2 マスク4上には、CdTe
絶縁膜5は形成されない。なお、このCdTe絶縁膜5
は、全面にCdTeを成長した後でCdTeを選択的に
エッチングして形成してもよい。
【0021】次に、マスク4をエッチングにより除去
し、CVD法等によりn+領域2b間に開口部を持つS
iO2 を堆積して膜厚500nm程度のSiO2 絶縁膜
6を形成した後、n+領域2b間の開口部に熱酸化法に
より50nm程度のゲート酸化膜6aを形成し、CVD
法等及びRIE法等により、n+ 領域2b間のSiO2
絶縁膜6a上に膜厚300nm程度のポリシリコン、ポ
リサイド等のゲート電極7を形成する。次いで、RIE
法等によりSiO2 絶縁膜6をエッチングしてp + 領域
2a及びn+ 領域2bが露出される開口部8を形成し、
蒸着法等及びRIE法等により開口部8内のp+ 領域2
a,n+ 領域2b及びゲート電極7とコンタクトするよ
うに膜厚1μm程度のAlまたはポリシリコン、ポリサ
イド等からなる配線層9を形成する。この時、溝21近
傍のp+ 領域2a及びn+ 領域2bに接続される配線層
9は、溝21上部で溝21内に突出するように疵状に形
成される。次いで、CVD法等及びRIE法等により所
定の配線層9を覆うように膜厚1μm程度のSiO2
縁膜10を形成する(図6(a))。この時、溝21上
部で疵状に形成される配線層9は、露出される。
【0022】次に、MBEやMOCVD法等の気相成長
法により露出されたCdTe絶縁膜5上にHgCdTe
を選択成長して、膜厚10μm程度のHgCdTe半導
体層11を形成する(図6(b))。この時、HgCd
Te半導体層11は、配線層9上にも形成されるが、こ
れはエッチングにより除去しても除去しなくてもよい。
図6(b)ではエッチングにより除去した例を示してい
る。また、HgCdTe半導体層11は、SiO2 絶縁
膜6、10上には形成されず、CdTe絶縁膜5上では
単結晶で形成される。
【0023】次に、例えば360℃、12時間程度熱処
理することにより、HgCdTe半導体層11中のHg
を飛ばして膜内に空格子を形成して、HgCdTe半導
体層11をp型にした後、半導体層11のn+ 領域2b
に接続される配線層9側にイオン注入法等によりボロン
等を導入してn+ 領域2bに接続される配線層9側の半
導体層11部分をn型にし、pn接合界面を形成する
(図6(b))。この時、pn接合界面は、溝21底部
面に対して垂直方向に形成される。そして、蒸着法等に
より全面に膜厚1μm程度のZnS等の保護膜12を形
成することにより、図4に示すような半導体装置を得る
ことができる。なお、保護膜12は、全面に形成するの
ではなく、HgCdTe半導体層11部分のみを保護す
るようにRIE法等でエッチングして形成してもよい。
【0024】このように、本実施例では、上部に信号処
理回路部が形成されたSi半導体基板上部に溝21を形
成し、溝21側壁と離間し、かつ溝21底部上にpn接
合界面を有する受光部となるHgCdTe半導体層11
を形成して構成したため、熱サイクルを加えて使用した
時、仮にHgCdTe半導体層11が圧縮、膨張して
も、その溝21側壁と離間した隙間で緩和することがで
き、圧縮、膨張応力によるHgCdTe半導体層11内
の熱歪を生じ難くして、素子特性の劣化を抑えることが
できる。
【0025】また、溝21内にHgCdTe半導体層1
1を形成し、そのpn接合界面を溝21底部面に対して
垂直になるように構成したため、HgCdTe半導体層
11による段差部分に形成することなく、p+ 領域2
a,n+ 領域2bと接続するように溝21上部で疵状に
形成した配線層9を、HgCdTe半導体層11のp層
及びn層に容易に接続することができ、歩留りを向上さ
せることができる。
【0026】なお、上記実施例2では、HgCdTe半
導体層11のpn接合界面を溝21底部面に対して垂直
になるように構成したが、本発明はこれのみに限定され
るものではなく、図7に示す如く、HgCdTe半導体
層11のpn接合界面を溝21底部面に対して平行にな
るように構成してもよい。この場合も上記実施例2と同
様の効果を得ることができ、従来の溝内に埋め込むよう
に半導体層を形成した際の熱歪による不具合を解消する
ことができるうえ、従来の直接基板上に形成するととも
に、pn接合界面が基板平面に対して水平方向に配置し
た半導体層を形成した際の、配線の歩留りが低下すると
いう不具合を解消することができる。
【0027】なお、上記各実施例では、信号処理回路部
が形成される半導体基板1をSiで構成する場合につい
て説明したが、本発明はこれのみに限定されるものでは
なく、例えばGaAs、InAb等で構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、受光部となる半導体層
に配線層を容易に、かつ歩留り良く形成することがで
き、しかも、熱サイクルを加えて使用した時、受光部と
なる半導体層内に熱歪を生じ難くして素子特性の劣化を
抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の半導体装置の構造を示
す断面図である。
【図2】本発明に係る実施例1の半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図3】本発明に係る実施例1の半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図4】本発明に係る実施例2の半導体装置の構造を示
す断面図である。
【図5】本発明に係る実施例2の半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図6】本発明に係る実施例2の半導体装置の製造方法
を示す図である。
【図7】本発明に適用できる半導体装置の構造を示す断
面図である。
【図8】従来の半導体装置の構造を示す断面概略図であ
る。
【図9】従来の半導体装置の構造を示す断面概略図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 2a p+ 領域 2b n+ 領域 3、8 開口部 4 マスク 5、6、10 絶縁膜 7 ゲート電極 9 配線層 11 半導体層 12 保護膜 21 溝 6a ゲート酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/08 N

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板(1)上にpn接合界面が該半
    導体基板(1)平面に対して垂直又は略垂直方向に配置
    された半導体層(11)からなる受光部が形成されてな
    ることを特徴とする半導体光検知装置。
  2. 【請求項2】前記半導体層(1)のp層及びn層は、前
    記半導体基板(1)上部に形成した信号処理回路部に電
    気的に接続されてなることを特徴とする請求項1記載の
    半導体光検知装置。
  3. 【請求項3】半導体基板(1)上部に溝(21)が形成
    され、該溝(21)側壁と離間し、かつ該溝(21)底
    部上にpn接合界面を有する半導体層(11)からなる
    受光部が形成されてなることを特徴とする半導体光検知
    装置。
  4. 【請求項4】前記pn接合界面は、前記溝(21)底部
    面に対して垂直又は略垂直方向に配置されてなることを
    特徴とする請求項3記載の半導体光検知装置。
  5. 【請求項5】前記半導体層(11)のp層及びn層は、
    前記溝(21)部近傍の前記半導体基板(1)上から前
    記溝(21)上部に渡って形成した配線層(9)によっ
    て前記半導体基板(1)上部に形成した信号処理回路部
    に電気的に接続されてなることを特徴とする請求項4記
    載の半導体光検知装置。
  6. 【請求項6】前記pn接合界面は、前記溝(21)底部
    面に対して水平又は略水平方向に配置されてなることを
    特徴とする請求項3記載の半導体光検知装置。
  7. 【請求項7】前記半導体層(11)は、HgCdTeか
    らなることを特徴とする請求項1及至6記載の半導体光
    検知装置。
JP6122269A 1994-06-03 1994-06-03 半導体光検知装置 Withdrawn JPH07335929A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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