JPH07335269A - 充電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単独の充電器によって複数種類のバッテリー
パックの充電が可能であり、バッテリーパック専用の充
電器を用意するよりも経済的で設置スペースが少なくて
すみ、異なったバッテリーパックに即対応可能な充電器
を提供することである。 【構成】 充電器本体１に対して着脱可能な端子ユニッ
ト２を充電器本体に装着したときに、前記端子ユニット
２に備えられた充電器端子８ａ，８ｂとコネクタ１１
ａ，１１ｂが、充電器本体１の接続部６ａ，６ｂと電気
的に接続される。その端子ユニット２の上部にバッテリ
ーパック３０を装着することによって、バッテリーパッ
ク３０に備えられたバッテリー端子３３ａ，３３ｂと前
記充電器端子８ａ，８ｂが接触することにより、バッテ
リーパック３０に充電される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等の電子
機器に用いられるバッテリーパックの充電を行なう充電
器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ビデオカメラ等の電子機器に用い
られるバッテリーパックを充電する充電器が広く知られ
ている。これらの充電器では、バッテリーパックに設け
られたバッテリー端子と充電器本体に設けられた充電器
端子とを接触させて、バッテリーパックの充電を行なっ
ている。

【０００３】しかし、バッテリーパックに設けられたバ
ッテリー端子の位置は、メーカーによって異なってい
る。そのため、異なった種類のバッテリーパックを充電
しようとする場合には、それぞれのバッテリーパックに
対して専用の充電器を使用して充電していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バッテ
リー端子の位置が異なっている複数種類のバッテリーパ
ックを充電しようとするために、充電器端子位置の異な
る複数の充電器を用意することは、不経済であり、充電
器を設置あるいは保管するスペースも余分に必要とな
る。また、複数種類の充電器を保管しておいて、使用す
るときに充電するバッテリーパックに対応した充電器を
選択して準備し、バッテリーパックを充電しなければな
らず、突然異なった種類のバッテリーパックを充電しよ
うとしても、対応し難く使い勝手が悪いといった問題点
があった。

【０００５】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、単独の充電器によって複数種類
のバッテリーパックの充電が可能であり、バッテリーパ
ック専用の充電器を用意するよりも経済的で設置スペー
スが少なくてすみ、異なったバッテリーパックに即対応
可能な充電器を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の充電器では、複数種類のバッテリーパックを
前記充電器本体に対して交換装着可能に構成すると共
に、充電器本体に対して着脱可能な端子ユニットを備
え、前記各のバッテリーパックには、互いに異なる位置
にバッテリー端子を有しており、前記端子ユニットに、
各バッテリーパックの前記バッテリー端子に各別に接続
される複数の充電器端子と、前記充電器本体の接続部に
電気的に接続可能なコネクタとを備えている。

【０００７】また、前記端子ユニットは、表裏いづれの
向きの状態でも前記充電器本体に対して着脱できるよう
に構成され、その表裏に前記充電器端子を配置してもよ
い。更に、前記端子ユニットを前記充電器本体に対して
スライドさせることによって着脱可能に構成してもよ
い。

【０００８】

【作用】上記の構成を有する本発明の充電器は、充電器
本体に対して着脱可能な端子ユニットを充電器本体に装
着したときに、前記端子ユニットに備えられた充電器端
子とコネクタが、充電器本体の接続部と電気的に接続さ
れる。その端子ユニットの上部にいずれかのバッテリー
パックを装着することによって、そのバッテリーパック
に備えられたバッテリー端子が対応する前記充電器端子
に接触することにより、バッテリーパックを充電する。

【０００９】また、端子ユニットの表裏を変更して充電
器本体に装着し、充電器端子を表裏で変更し、異なった
バッテリーパックを充電する。

【００１０】更に、端子ユニットを充電器本体に対して
スライドさせることによって、着脱する。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の充電器を具体化した一実施例
を図面を参照して説明する。

【００１２】まず始めに、図２を参照して本実施例の充
電器により充電される２種類のバッテリーパック３０と
バッテリーパック４０について説明する。

【００１３】バッテリーパック３０の側面には、充電器
に装着するための溝３１ａ，３１ｂ，３１ｃ，３１ｄが
設けられている。また、バッテリーパック３０の装着面
３２には、バッテリーパック３０内部のバッテリー（図
示せず）に接続された一対のバッテリー端子３３ａ，３
３ｂが設けられている。

【００１４】バッテリーパック４０の側面には、充電器
に装着するための溝４１ａ，４１ｂ，４１ｃ，４１ｄが
設けられている。また、バッテリーパック４０の装着面
４２には、バッテリーパック４０内部のバッテリー（図
示せず）に接続された一対のバッテリー端子４３ａ，４
３ｂが設けられている。

【００１５】バッテリーパック３０とバッテリーパック
４０とでは、それぞれの装着面３２，４２の大きさや、
充電器に装着するための溝３１，４１の形状等は、略等
しくなっているが、バッテリー端子３３，４３の位置が
異なっている。

【００１６】次に、図１を参照して本発明の充電器の構
成について説明する。

【００１７】図１に示すように、本発明の充電器は、充
電器本体１と充電器本体１に対して着脱可能な端子ユニ
ット２とが分離可能に構成されている。充電器本体１
は、機器上面に端子ユニット２を取り付けるための凹部
３と、バッテリーパック３０、またはバッテリーパック
４０を装着するバッテリー装着部４とを備えている。凹
部３の側面には、端子ユニット２を取り付けるための溝
５ａ，５ｂと、充電器本体１内部の電源（図示せず）に
接続される充電器本体の接続部としてのコネクタ６ａ，
６ｂが設けられている。バッテリー装着部４の側面に
は、バッテリーパック３０，またはバッテリーパック４
０を装着するための４個の突起７ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄ
が設けられている。

【００１８】図１において、端子ユニット２の上面側に
は、バッテリーパック３０のバッテリー端子３３ａ，３
３ｂ位置と対応する一対の充電器端子８ａ，８ｂが設け
られている。また、図１において、端子ユニット２の底
面側には、バッテリーパック４０のバッテリー端子４３
ａ，４３ｂ位置と対応する一対の充電器端子９ａ，９ｂ
が設けられている。端子ユニット２の側面には、ガイド
１０ａ，１０ｂとコネクタ１１ａ，１１ｂが設けられて
いる。コネクタ１１ａは、充電器端子８ａと充電器端子
９ｂとに電気的に接続されている。また、コネクタ１１
ｂは、充電器端子８ｂと充電器端子９ａとに電気的に接
続されている。

【００１９】端子ユニット２は、充電器端子８ａ，８ｂ
を上面側とし、ガイド１０ａ，１０ｂをそれぞれ溝５
ａ，５ｂに合わせて凹部３に取り付けると、コネクタ１
１ａ，１１ｂが、それぞれコネクタ６ａ，６ｂと嵌合す
る。そして、充電器端子８ａ，８ｂが、充電器本体１内
部の電源（図示せず）に電気的に接続される。

【００２０】また、端子ユニット２は、充電器端子９
ａ，９ｂを上面側とし、ガイド１０ｂ，１０ａをそれぞ
れ溝５ａ，５ｂに合わせて凹部３に取り付けると、コネ
クタ１１ｂ，１１ａが、それぞれコネクタ６ａ，６ｂと
嵌合する。そして、充電器端子９ａ，９ｂが、充電器本
体１内部の電源（図示せず）に電気的に接続される。

【００２１】次に、本発明の充電器の動作について説明
する。

【００２２】まず、バッテリーパック３０を充電する場
合には、図３に示すように、バッテリー端子３３ａ，３
３ｂと対応した位置に充電器端子８ａ，８ｂが配置され
ている面を上面側として、端子ユニット２を充電器本体
１に取り付ける。このとき、充電器端子８ａ，８ｂは、
コネクタ６ａ，６ｂとコネクタ１１ａ，１１ｂを介して
充電器本体１内部の電源（図示せず）に電気的に接続さ
れる。そして、バッテリーパック３０の溝３１ａ，３１
ｂ，３１ｃ，３１ｄを、それぞれ充電器本体１の突起７
ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄに嵌合させ、バッテリーパック３
０を充電器本体１に装着する。すると、充電器端子８
ａ，８ｂがバッテリー端子３３ａ，３３ｂに接触し、バ
ッテリーパック３０が充電される。

【００２３】一方、バッテリーパック４０を充電する場
合には、図４に示すように、バッテリー端子４３ａ，４
３ｂと対応した位置に充電器端子９ａ，９ｂが配置され
ている面を上面側として、端子ユニット２を充電器本体
１に取り付ける。このとき、充電器端子９ａ，９ｂは、
コネクタ６ａ、６ｂとコナクタ１１ａ，１１ｂを介して
充電器本体１内部の電源（図示せず）に電気的に接続さ
れる。そして、バッテリーパック４０の溝４１ａ，４１
ｂ，４１ｃ，４１ｄを、それぞれ充電器本体１の突起７
ａ，７ｂ，７ｃ，７ｄに嵌合させ、バッテリーパック４
０を充電器本体１に装着する。すると、充電器端子９
ａ，９ｂがバッテリー端子４３ａ，４３ｂに接触し、バ
ッテリーパック４０が充電される。

【００２４】以上説明したことから明らかなように本実
施例の充電器は、端子ユニット２の上下面を反転して充
電器本体１に取り付けることにより、単独の充電器によ
ってバッテリーパック３０、バッテリーパック４０の二
種類のバッテリーパックの充電が可能である。そのた
め、二種類の充電器を用意するよりも経済的であり、充
電器を設置あるいは保管するスペースが少なくてすむ。

【００２５】また、例えば、バッテリーパック３０を充
電する充電器として使用していても、バッテリーパック
４０用の充電器端子９ａ，９ｂを紛失する恐れが無い。
そして、端子ユニット２を反転して充電器本体１に取り
付けるだけで、バッテリーパック３０を充電する充電器
が即座にバッテリーパック４０を充電する充電器として
使用可能となる。そのため、二種類の充電器を保管して
おく必要がなく、二種類のバッテリーパックに容易に対
応できる。

【００２６】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ことなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変
更を加えることができる。

【００２７】例えば、本実施例では端子ユニット２に設
置した一対の充電器端子８ａ，８ｂ及び充電器端子９
ａ，９ｂは、それぞれ１本ずつで構成されているが、複
数本用いて構成してもよい。また、端子ユニット２と充
電器本体１とにコネクタを追加して、端子ユニット２に
バッテリーパック３０及びバッテリーパック４０の温度
検出用の端子を設けてもよい。

【００２８】更に、端子ユニット２の表面に、各バッテ
リーパック３０、４０のバッテリー端子３３ａ，３３
ｂ，４３ａ，４３ｂに接続される充電器端子８ａ，８
ｂ，９ａ，９ｂを設け、その各充電器端子８ａ、８ｂ、
９ａ、９ｂを、端子ユニット２の表面に対して出没可能
であって常には、ばね作用により突出するように装置し
てもよい。この場合、いずれか一方のバッテリーパック
を充電器本体１に装置すると、そのバッテリーパックの
バッテリー端子が対応する充電器端子のみに電気的に接
続され、他の充電器端子はバッテリーパックの下側面に
当接して端子ユニット２の表面から内側に没する。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の充電器によれば、端子ユニットに各バッテリーパ
ックのバッテリー端子に各別に接続される複数の充電器
端子を備えているため、単独の充電器によって複数種類
のバッテリーパックを充電することができる。

【００３０】また、端子ユニットが表裏いづれの向きの
状態でも充電器本体に対して着脱でき、その表裏に充電
器端子を配置しているため、更に多くの種類のバッテリ
ーパックを充電することができる。

【００３１】更に、端子ユニットを充電器本体に対して
スライドさせることによって着脱できるため、簡単な構
成で、容易に着脱することができる等の効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】充電器を示す斜視図である。

【図２】充電器で充電されるバッテリーパックを示す斜
視図である。

【図３】第一のバッテリーパックを充電する充電器を示
す図である。

【図４】第二のバッテリーパックを充電する充電器を示
す図である。

【符号の説明】

２ 端子ユニット ６ａ コネクタ ６ｂ コネクタ ７ａ 突起 ７ｂ 突起 ７ｃ 突起 ７ｄ 突起 ８ａ 充電器端子 ８ｂ 充電器端子 １１ａ コネクタ １１ｂ コネクタ ３０ バッテリーパック ３３ａ バッテリー端子 ３３ｂ バッテリー端子

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 バッテリーパックを充電器本体に装着
   し、前記バッテリーパックに設けられたバッテリー端子
   と前記充電器に設けられた充電器端子とを接触させて、
   前記バッテリーパックの充電を行なう充電器において、 複数種類の前記バッテリーパックを前記充電器本体に対
   して交換装着可能に構成すると共に、前記充電器本体に
   対して着脱可能な端子ユニットを備え、 前記バッテリーパックには、互いに異なる位置にバッテ
   リー端子を有しており、 前記端子ユニットに、各バッテリーパックの前記バッテ
   リー端子に各別に接続される複数の充電器端子と、前記
   充電器本体の接続部に電気的に接続可能なコネクタとを
   備えたことを特徴とする充電器。
2. 【請求項２】 前記端子ユニットは、表裏いづれの向き
   の状態でも前記充電器本体に対して着脱できるように構
   成され、その表裏に前記充電器端子を配置したことを特
   徴とする請求項１に記載の充電器。
3. 【請求項３】 前記端子ユニットを前記充電器本体に対
   してスライドさせることによって着脱可能に構成したこ
   とを特徴とする請求項１に記載の充電器。