JPH07334636A - 非接触情報管理システム - Google Patents
非接触情報管理システムInfo
- Publication number
- JPH07334636A JPH07334636A JP6145357A JP14535794A JPH07334636A JP H07334636 A JPH07334636 A JP H07334636A JP 6145357 A JP6145357 A JP 6145357A JP 14535794 A JP14535794 A JP 14535794A JP H07334636 A JPH07334636 A JP H07334636A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- magnetic flux
- information management
- unit
- management system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 商品等の情報管理を行う際、誤作動を極力無
くすとともに、カ−ドのような取り付けや取り外しの手
間を無くして、商品等の情報管理を簡単かつ低価格で行
うとともに省人化を図ることを目的とする。 【構成】 導電性磁性材料により電気回路を薄膜印刷し
た検知体と、発振部、検出部、受信部、判別部で構成し
た識別装置からなり、該識別装置と前記検知体とを直接
接触させることなく、前記発振部からの電磁波を前記検
知体に送信し、該検知体より放射される前記電磁波の反
射波を前記受信部で受信するとともに、前記検知体が発
する磁束を前記検出部で検出し、前記反射波の受信信号
および前記磁束の検出信号の特徴を、前記判別部で判別
するようにした構成。
くすとともに、カ−ドのような取り付けや取り外しの手
間を無くして、商品等の情報管理を簡単かつ低価格で行
うとともに省人化を図ることを目的とする。 【構成】 導電性磁性材料により電気回路を薄膜印刷し
た検知体と、発振部、検出部、受信部、判別部で構成し
た識別装置からなり、該識別装置と前記検知体とを直接
接触させることなく、前記発振部からの電磁波を前記検
知体に送信し、該検知体より放射される前記電磁波の反
射波を前記受信部で受信するとともに、前記検知体が発
する磁束を前記検出部で検出し、前記反射波の受信信号
および前記磁束の検出信号の特徴を、前記判別部で判別
するようにした構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ス−パ−マ−ケットや
売店等での商品の販売時点情報管理(POS)や工場内
での生産時点情報管理(POP)をするための非接触情
報管理システムに関するものである。
売店等での商品の販売時点情報管理(POS)や工場内
での生産時点情報管理(POP)をするための非接触情
報管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、POSやPOPで代表される情報
管理システムにはバ−コ−ドや磁気カ−ド、またICカ
−ドが使われている。バ−コ−ドは光学式センサ−によ
り、また磁気カ−ドは磁気センサ−により記録媒体と直
接接触させて情報を識別している。
管理システムにはバ−コ−ドや磁気カ−ド、またICカ
−ドが使われている。バ−コ−ドは光学式センサ−によ
り、また磁気カ−ドは磁気センサ−により記録媒体と直
接接触させて情報を識別している。
【0003】一方、非接触型としてはICカ−ドシステ
ムがよく知られている。このICカ−ドシステムには光
式と電波式があるが、光式はカ−ドの受発信部をアンテ
ナの方向に向けて作動させるリモコンと同様なものであ
り、電波式はアンテナから電波を発射し、カ−ドがこれ
を受信して返送波を発信することによりその情報を読み
取るシステムである。
ムがよく知られている。このICカ−ドシステムには光
式と電波式があるが、光式はカ−ドの受発信部をアンテ
ナの方向に向けて作動させるリモコンと同様なものであ
り、電波式はアンテナから電波を発射し、カ−ドがこれ
を受信して返送波を発信することによりその情報を読み
取るシステムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたような情報
管理システムで、バ−コ−ドや磁気カ−ドのように直接
接触させる場合では、カ−ドの表面が埃等で汚れている
ときには識別できないこともあった。
管理システムで、バ−コ−ドや磁気カ−ドのように直接
接触させる場合では、カ−ドの表面が埃等で汚れている
ときには識別できないこともあった。
【0005】従って、この欠点を無くすものとしてIC
カ−ドシステムが開発されたが、このうち光式は光を身
体や物体で遮断したり、一定の方位に向けないと作動し
ないという弱点がある。また、電波式はカ−ドにICや
電池を搭載しているのでカ−ドの厚さは1mm以上とな
り、その上カ−ド1枚の価格も1000円以上となって
POSやPOPのような用途には適さなかった。
カ−ドシステムが開発されたが、このうち光式は光を身
体や物体で遮断したり、一定の方位に向けないと作動し
ないという弱点がある。また、電波式はカ−ドにICや
電池を搭載しているのでカ−ドの厚さは1mm以上とな
り、その上カ−ド1枚の価格も1000円以上となって
POSやPOPのような用途には適さなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の非接触情報管理システムは、導電性磁性材料により電
気回路を薄膜印刷した検知体と、発振部、検出部、受信
部、判別部で構成した識別装置からなり、該識別装置と
前記検知体とを直接接触させることなく、前記発振部か
らの電磁波を前記検知体に送信し、該検知体より放射さ
れる前記電磁波の反射波を前記受信部で受信するととも
に、前記検知体が発する磁束を前記検出部で検出し、前
記反射波の受信信号および前記磁束の検出信号の特徴
を、前記判別部で判別するようにしたものである。
の非接触情報管理システムは、導電性磁性材料により電
気回路を薄膜印刷した検知体と、発振部、検出部、受信
部、判別部で構成した識別装置からなり、該識別装置と
前記検知体とを直接接触させることなく、前記発振部か
らの電磁波を前記検知体に送信し、該検知体より放射さ
れる前記電磁波の反射波を前記受信部で受信するととも
に、前記検知体が発する磁束を前記検出部で検出し、前
記反射波の受信信号および前記磁束の検出信号の特徴
を、前記判別部で判別するようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明による非接触情報管理システムは、導電
性磁性材料により電気回路を薄膜印刷した検知体が、別
に設けた識別装置の発振部より送信されたパルス状電磁
波を受けることにより反射波を放射するようにし、この
反射波と検知体から発せられる磁束の両方を、識別装置
の検出部と受信部で検出するようにしているので、検出
漏れや誤動作が起きにくく、また検知体にはICや電子
部品、電池等を搭載する必要がなく検知体の厚さを極め
て薄く安価にすることができる。
性磁性材料により電気回路を薄膜印刷した検知体が、別
に設けた識別装置の発振部より送信されたパルス状電磁
波を受けることにより反射波を放射するようにし、この
反射波と検知体から発せられる磁束の両方を、識別装置
の検出部と受信部で検出するようにしているので、検出
漏れや誤動作が起きにくく、また検知体にはICや電子
部品、電池等を搭載する必要がなく検知体の厚さを極め
て薄く安価にすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図1はこの発明の非接触情報管理システ
ムの構成を示す図である。
いて説明する。図1はこの発明の非接触情報管理システ
ムの構成を示す図である。
【0009】Aは検知体で、薄膜状の電気回路1および
1´が印刷してある。検知体Aに印刷する電気回路1、
1´としては、マグネタイトのような強磁性体を100
オングストロ−ム程度の微細粉末に加工したものに、銀
や銅またはアルミニュ−ムのような導電体の微細粉末材
を分散させ、オレイン酸のような界面活性剤で処理した
ものに、水やケロシン、ジエステルといった分散媒体で
溶液化し薄膜印刷したものである。
1´が印刷してある。検知体Aに印刷する電気回路1、
1´としては、マグネタイトのような強磁性体を100
オングストロ−ム程度の微細粉末に加工したものに、銀
や銅またはアルミニュ−ムのような導電体の微細粉末材
を分散させ、オレイン酸のような界面活性剤で処理した
ものに、水やケロシン、ジエステルといった分散媒体で
溶液化し薄膜印刷したものである。
【0010】Bは識別装置であり、発振部2、検出部
3、受信部4および判別部5により構成されている。こ
の識別装置Bの発振部2よりパルス状の電磁波Wtを電
気回路1および1´に送信する(電気回路数は任意)。
ここで、パルス波を用いた理由は、このパルス波をフ−
リエ級数展開すれば明らかなように、基本波となる周波
数成分以外に第n次高調波成分(nは整数)が含まれる
ため、容易に電気回路1および1´に第n次の共振周波
数電流を流すことができる。発振部2より送信された電
磁波Wtが、電気回路1および1´と鎖交すると電磁誘
導によってこの回路に電流が流れる。この時の周波数
は、電気回路1および1´の形状や大きさを変えること
で回路の抵抗と自己インダクタンスの値が変わるが、こ
れらの値によって定まる共振周波数となる。
3、受信部4および判別部5により構成されている。こ
の識別装置Bの発振部2よりパルス状の電磁波Wtを電
気回路1および1´に送信する(電気回路数は任意)。
ここで、パルス波を用いた理由は、このパルス波をフ−
リエ級数展開すれば明らかなように、基本波となる周波
数成分以外に第n次高調波成分(nは整数)が含まれる
ため、容易に電気回路1および1´に第n次の共振周波
数電流を流すことができる。発振部2より送信された電
磁波Wtが、電気回路1および1´と鎖交すると電磁誘
導によってこの回路に電流が流れる。この時の周波数
は、電気回路1および1´の形状や大きさを変えること
で回路の抵抗と自己インダクタンスの値が変わるが、こ
れらの値によって定まる共振周波数となる。
【0011】ここで、電気回路1および1´の自己イン
ダクタンスについて、図2と図3を基に説明する。
ダクタンスについて、図2と図3を基に説明する。
【0012】いま、電気回路1および1´が図2で示す
ような方形の偏平コイル状に配されていたとすると、こ
のコイルの自己インダクタンスLは次式で表せる。 L=10-7×aR2N2 (H) ただし、R1 :内側周辺長を等しくする円の内半径 R2 :外側周辺長を等しくする円の外半径 N :総巻数 a :コイルの半径比(R1 /R2 )の関数(図3に示
す) また、電気回路1および1´の抵抗は次式で表せる。
ような方形の偏平コイル状に配されていたとすると、こ
のコイルの自己インダクタンスLは次式で表せる。 L=10-7×aR2N2 (H) ただし、R1 :内側周辺長を等しくする円の内半径 R2 :外側周辺長を等しくする円の外半径 N :総巻数 a :コイルの半径比(R1 /R2 )の関数(図3に示
す) また、電気回路1および1´の抵抗は次式で表せる。
【0013】R=ρl/a(Ω) ただし、 ρ:コイルの抵抗率 l:コイルの長さ a:コイルの断面積 これら抵抗Rや自己インダクタンスL、更に電気回路1
および1´の配線の僅かな浮遊容量(記述を省略)によ
って定まる共振周波数の高周波電流によって、電磁波が
電気回路1および1´より放射される。この放射された
反射波Wrを識別装置Bの受信部4で受信し、この受信
された信号の大きさや周波数を判別部5で識別する。
および1´の配線の僅かな浮遊容量(記述を省略)によ
って定まる共振周波数の高周波電流によって、電磁波が
電気回路1および1´より放射される。この放射された
反射波Wrを識別装置Bの受信部4で受信し、この受信
された信号の大きさや周波数を判別部5で識別する。
【0014】一方、検知体Aより生ずる磁束Fを、識別
装置Bの検出部3(ホ−ル素子等の磁気検知素子)で検
出し、この検出磁束の大きさを判別部5で識別する。こ
の検出磁束Fおよび上述した反射波Wrの受信信号の両
方が判別部5で識別されると出力6を出力し、パソコン
など(図示しない)にデ−タが入る。
装置Bの検出部3(ホ−ル素子等の磁気検知素子)で検
出し、この検出磁束の大きさを判別部5で識別する。こ
の検出磁束Fおよび上述した反射波Wrの受信信号の両
方が判別部5で識別されると出力6を出力し、パソコン
など(図示しない)にデ−タが入る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば電磁
波と磁束の両方を検出するようにしているので、誤作動
が起きにくく、また検知体の厚さも極めて薄く安価なも
のとなる。さらにICカ−ドのような商品等への取り付
けや取り外し等の手間も不要となるため、商品等の情報
管理を省人化できるという効果を有する。
波と磁束の両方を検出するようにしているので、誤作動
が起きにくく、また検知体の厚さも極めて薄く安価なも
のとなる。さらにICカ−ドのような商品等への取り付
けや取り外し等の手間も不要となるため、商品等の情報
管理を省人化できるという効果を有する。
【図1】本発明の実施例にかかる非接触情報管理システ
ムの構成を示す図である。
ムの構成を示す図である。
【図2】偏平コイルの説明図である。
【図3】コイルの半径比の関数を示す図である。
1、1´電気回路 2 発振部 3 検出部 4 受信部 5 判別部 A 検知体 B 識別装置
Claims (1)
- 【請求項1】 導電性磁性材料により電気回路を薄膜印
刷した検知体と、発振部、検出部、受信部、判別部で構
成した識別装置からなり、該識別装置と前記検知体とを
直接接触させることなく、前記発振部からの電磁波を前
記検知体に送信し、該検知体より放射される前記電磁波
の反射波を前記受信部で受信するとともに、前記検知体
が発する磁束を前記検出部で検出し、前記反射波の受信
信号および前記磁束の検出信号の特徴を、前記判別部で
判別することを特徴とする非接触情報管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6145357A JPH07334636A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 非接触情報管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6145357A JPH07334636A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 非接触情報管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07334636A true JPH07334636A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15383328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6145357A Pending JPH07334636A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 非接触情報管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07334636A (ja) |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP6145357A patent/JPH07334636A/ja active Pending
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